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2018年12月09日

良作にかち合ったらかんたんなレビューも書かないといけないし(FATAL TWELVE)

 今年の新年一発目の記事を読み返したら、百合ゲーのレビューまとめ記事を完成させると豪語していた……! 今のうちに謝っておくけれど、申し訳ない、このペースだとどう考えても間に合いそうにない。社会人はいろいろあるし、新作百合ゲーが出たらネタバレを喰らう前にやらんといかんのだわ。『アオイシロ』の再構成レビューともう一本絶賛系のレビューを書いたら完了させるのは本当なので、もうちょっと待っていてくだされ。
 最近のはやりは、仕事上がりに映画館に寄ってレイトショー価格で映画を観ること。料金もけっこう変わるのだが、それ以上に平日の時間を有効活用したという自己満足度が大きいんだと思う。

トリアージ - Wikipedia

  大事故・災害などで同時に多数の患者が出た時に、手当ての緊急度に従って優先順をつけること。


レーテー - Wikipedia

 古代ギリシア語では、「忘却」あるいは「隠匿」を意味する。レーテーは、「真実」を意味するギリシア語、つまり「非忘却」「非隠匿」を意味する a-lethe-ia (αλήθεια) と関連がある。


コーヒー豆の焙煎

浅いほうから「ライトロースト」、「シナモンロースト」、「ミディアムロースト」、「ハイロースト」、「シティロースト」、「フルシティロースト」、「フレンチロースト」、「イタリアンロースト」


鳶目(えんもく)の意味 - goo国語辞書

  鳶 (とび) の目。転じて、よく見える目。他人の欠点などのよく見える目。


「浅はかな人間の安い台本」「こんな面白い地獄はない」バーチャル蠱毒の地獄を満喫する九条林檎No.5がキワモノすぎる - Togetter
 企画自体はおぞましいと思ったが、地獄のような状況を逆にキャラクターへと落とし込むこの人の機転と胆力は凄い。もしこのオーディション落ちても、他の業界に行ったとしてもうまくやってけるよ。


 世代ではないが、グッと来た。
 原作未プレイだが、悪を蹴散らして滅ぼして示す「正義」っておっとろしいな。


 作画がし、死んでる……と思ってたら、体育倉庫のシークエンスにカロリーを注ぎ込んでいて笑った。

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2018年12月02日

FATAL TWELVE レビュー・感想 練られたデスゲームと真摯なドラマを両立させた力作

 ものっそい力作同人百合ゲーでした。ここをご覧の百合ゲーマーにおかれましては、ぜひプレイいただいた上で感想をうかがいたいです。

「ようこそ、運命の奴隷の皆サマ――」
喫茶ライオン館のマスター代理を務める女子高生・獅子舞凛火は後輩・日辻直未との帰宅途中、突然、電車内で爆発に巻き込まれる。
直未をかばった凛火は、虚しくも命の終わりを迎えた。
だが、気付けば凛火の死はなかったかのように、いつもと変わらず喫茶店で直未たちと談笑をしていた。

数日後、凛火は夢の世界で女神・パルカと出会う。
一度迎えた死の運命は改変され、≪女神の選定≫と呼ばれる12人が12週間の間に脱落させ合うという儀式の参加者になっていたことが明らかとなった。
戸惑う凛火たっだが、選定の参加者の中に友人・未島海晴の姿を見つけ……?

必要なのは、現実世界で参加者の「氏名・死因・未練」の情報を集め、相手を「指名」することだった。

凛火自身の死の真相と未練。
彼女に命を捧げると宣言した海晴の動向。
自らが生き残るため、それぞれの手段をとる他の参加者たち。

凛火に訪れるのは、様々な想いとの直面。

そして、いくつもの生と死の果てに待つ凛火の決断とは――?

http://fatal12.com/#story



 物語の中心になっているのは、主人公である凛火たちが巻き込まれる超常の生き残り(正確に言うと生き返り)の儀式「女神の選定」なのですが、いわゆる「デスゲーム」としてよく出来ているのに加えて、ストーリー展開や人物の掘り下げとがっぷり噛み合っているんですよ。
 まず、儀式の参加者のキャラが抜群に立っています。主人公の組はもちろん、手段を問わない武闘派、油断ならない穏健派、そして序盤でドロップアウトする端役に至るまで、その人なりの信念や意地や背景を感じせます。私が特に好きなのは、名前がよすぎる凛火と、憎みきれない小悪党のフェデリーコですかね。また、相手を脱落させる条件が生前の「氏名」「死因」「未練」を暴くことなのですが、人間洞察や探り合いの情報戦が熱かったです。ある人の何気ない振る舞いや一見ギャグのような描写にヒントが隠されていて、ハッとさせられたのは一度や二度じゃありませんでした。条件の達成はカードの取得という形で可視化されていますが、カードは儀式の開始時に誰かのものがランダムで配られていて、それも駆け引きの緊張感に一役買っています。
 また、3つの条件のうち秘められた「未練」を探るのが最難関なのは言うまでもなく、必然的にシナリオもそれの解明に分量が割かれています。そこでの、相手のセンシティブな内面を知る過程で生まれる人間ドラマも熱かったですね。単なる参加者同士の蹴落としに終わらず、パーソナリティがぶつかり合って展開を作っていくさま(劇中では「交差する感情の連鎖」と表現されていた)はとにかく読ませてくれました。
 その他、デスゲームのお約束である前○の○○○りの存在や、華である○ー○○○○ーへの反抗の展開も盛り込まれています。ツボを押さえていますね。また、人間の生死が覆ることで遡及的な辻褄合わせ、運命の改変も引き起こされるのですが、それもストーリー展開に組み込まれていてよく練られているなと感心しました。かてて加えて、はらはらさせつつも真摯な恋愛劇が話の主軸にあって、百合ゲーとしても大満足な出来でした。脚本は総じて満足度が高かったです。
 シナリオ以外の要素について。ビジュアルは相変わらず美しく、塗りは前作からさらによくなっています。もちろん劇伴は全てオリジナルで、ボーカル曲も完備、今作でついにフルボイスになりました。UIやTIPSの細かい作り込みも嬉しい。あえてけちを付けるなら、画面効果やSEでの演出が若干伴っていないところが惜しかったでしょうか。特に場面転換でのフェードイン・アウトやBGMの切り替え、女神の選定の舞台や格闘シーンの演出がちょっと物足りなく感じました。ビジュアルがよいだけに……。例えば、指名の順番が廻るシーンで歯車が駆動するSEがあったら、それだけで臨場感が違うんじゃないですかね。それと、私の環境だとバックログがまともに機能しなくて「?」でした。

 制作のあいうえおカンパニーは、過去作『しずくのおと』がおそろしいクオリティだったので勝手にハードルを上げていたのですが、今作はその期待に真っ向から応える出来でした。お値段脅威の¥2500(私はSteamのセールで買ったので¥1875だった)なので、みなさんもぜひ購入してみてください。

FATAL TWELVE(フェイタルトゥエルブ)- 公式WEBサイト
FATAL TWELVE [あいうえおカンパニー] | DLsite 同人



【関連記事】
『SeaBed』『しずくのおと』 力作同人百合ゲーの紹介

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2018年11月17日

バーチャルYouTuberの面白さがわかる(といいな)動画10選ちょっと

 うちの閲覧層とバーチャルYouTuberのファン層がぜんぜん被っていない気がするので、また宣伝の記事でも書いてみようと思った。かく言う私も3月頃に企業勢が3Dモデルを引っさげて参入してきたあたりで知識が止まっているのだが。

トーク
 いつの時代でもフリートークは芸の華だ。洋の東西や老若男女を問わず、人は理路整然としたしゃべりやエスプリとアドリブの効いたしゃべくりに憧憬を抱かずにはいられない。
 トーク力のあるVTuberと言われて真っ先に思い浮かぶのは、やはり月ノ美兎だ。委員長はとにかく説明好きで、サブカルの好き語りだけでなく興味が広くて話の引き出しが多い。そして不測の事態に出会した時のアドリブ力やひねり出されるパワーワードが素晴らしい。


 漫談だと輝夜月が強い。声だけで面白い、開始五秒で面白いというのはあまりにも強すぎる。おまけに編集をぎんぎんに利かせているから動画時間に対する内容の密度が凄まじい。


 私の知っている範囲だと、他に剣持刀也とかWEATHEROIDアイリ(ポン子)も口が達者だね。前者は自分の好きなコトやモノを言い表す言語化能力が高く、突っ込みのテンポやワードチョイスが尖っている。後者はしゃべりが理路整然としていて聞きやすく、日常の些事をすらすら面白く聞かせてくる。お天気ネタはガチの知識に裏打ちされて、それを絡めて展開されるトークもまた楽しい。ほか、私のTLでは皇牙サキあたりの評判がよい。

コミュニケーション
 VTuberの強みとして双方向性(インタラクティビティ)があるのは通説だ。キャラクター本人から返ってくるレスポンスの鮮度、SNSでの交流やファン活動への反応といった距離の近さは、今までのキャラクターコンテンツに無かったものだろう。あと、モーションキャプチャや表情認識の技術が反映された、身振り手振りやころころ変わる表情もキャラクターの魅力に寄与している。もしキズナアイやミライアカリが静止画や立ち絵のパターンしかなかったら、絶対にここまでの人気は出なかったと思う。
 VTuberの強みがもっとも表れたイベントとして、ニコニコの企画「超バーチャルYouTu“BAR”」を紹介したい。企画の概要は、バーテンダー役のVTuberがスペースに来場者を招き、1分程度の時間でお悩み相談に乗るというもの。

 どの出演者もパフォーマンスに個性が出ていて面白かったが、白眉はミライアカリの捌きっぷりだ。私の観測範囲ではこの人の評価はあんまり高くなく、かく言う私もそこまで買っていなかったのだが、このイベントでの堂々たる立ち回りで見る目が変わってしまった。情報開示の返報性や共感の姿勢を自然と理解しているように見える。この人について「下ネタのお姉ちゃん」という認識しかない人はぜひ見てほしい。

キャラクター・ロールプレイ・自己実現
 VTuberの構造で面白いのは、2Dだ3Dだという以前に「キャラクター」がわれわれと同様に動画を配信したり、ゲームやアプリで遊んだり、SNSでアカウントを作っているところだ。キズナアイのTwitterに日本で何位というもの凄い数のフォロワーがいて、夢咲楓がポケモンシングルレートのランキングに名を連ねていて、輝夜月のファッションブランドが立ち上がっている現状には未来を感じる。


 受け手側はキャラがやっているからこそより親しみを感じたり気軽に応援できたりする側面があると思う。ぽんこつもいいところである「インテリジェントなスーパーAI」や、サブカルクソっぷりを隠そうとも隠しきれない「正当派ツンデレ清楚委員長」はそれだけで愛嬌の塊だ。演者の側としても、キャラになりきる面白さや気楽さがあるんじゃあないだろうか。顔出しはしたくないけれど発信したい、表現したい、交流したい人の選択肢として、VTuberはこれから存在感を増していくと思われる。
 また、VTuberはバーチャル空間で性別も容姿も声も自由に変えてなりたい自分になれる、好きなキャラを動かせてしゃべらせられるという自己実現の一つの形だと思う。2017年における黎明期の英雄の一人であるのらきゃっとちゃんさんは、長年の修行や投資によって理想の姿やKAWAIIムーブを手に入れた凄い存在である。ガチRP勢には珍しくプロデューサーという上位存在・演者の存在をおおっぴらにしていて、のらきゃっと名義とは別でアカウントも持っているので、興味がある人は覗いてみるといい。


歌・ダンス
 あえて説明するまでもなく、素晴らしい歌や踊りは言葉の壁をものともしない。動画サイトで世界に対して発信しているVTuberには強力な武器になり得るものだ。じっさいヒナヒメは海外でも認知されて、爆発的に登録者や再生数を伸ばしている。
 富士葵のこぶしの利かせ方は素人の耳にも凄いとわかる。この人は3Dモデルの新調のためにクラウドファンディングを募って達成し、人気を順当に伸ばして大成功した人としても有名だ。


 MVとして見ると、明らかにクオリティが高いのが田中ヒメ&鈴木ヒナや岩本町芸能社だ。ヒメヒナはデュエットとしても聞かせるし、ちゃんとした振り付け師が付いているらしく動きがキレッキレだ。岩本町のはトラッキングどうなってるんだアレ。


ゲーム
 ゲームプレイについても上に同じ。シンプルにゲーミングスキルが高い人だと、猫宮ひなたやヨメミ、ゲーム部などがいる。

 電脳少女シロはキャラクター性を前面に押し出した(勝手に前面に出てきた)ゲームプレイでファンを魅了している。アイドル志望でぽわぽわした雰囲気の少女が、硬派なFPSをやり始めた途端に豹変し、底冷えするような声で物々しい発言をこぼしながら残虐プレイをしていくというギャップの面白さ、素が透けて見える面白さ。これは鈴木史朗のバイオハザードプレイ(「チクショ~この野郎」「焼きます」)なんかに通じるものがあるかもしれない。下記の2回はプレイも上手く回っていて見応え有りまくり、ブレイクのきっかけになったのもわかる。


 突っ込みどころ満載のバカゲーのプレイなら、委員長の右に出るものなし。リアクションがいちいち面白くてかわいいし、突っ込みの言葉選びもセンスを感じる。コメントを拾って視聴者を巻き込んでいく手腕もお見事だ。


制作、企業と個人
 このコンテンツの特徴として、企業と個人の垣根が比較的低いことがある。ある程度の知識と技術があってそれなりにお金を掛ければ、企業と同程度のものを作るのも不可能ではない。人気の上位陣ともなるとやはり企業勢が多いが、一芸(主に話芸や声芸)に秀でたり強烈な個性を持っていたり地固め(コネ)がすごかったりする個人勢が、カネをふんだんに使った企業のお抱えを人気でしのぐこともままある。

 この動画は個人勢の起源としても重要だし、ロールプレイやジェンダーといった様々なものを内包している。このおじさんが自作のアバターを操り、ボイチェンを通さない生のたどたどしい声で「はいどうもー」とあいさつした時に、バーチャルYouTuberの歴史が生まれたと言っても過言ではない。ロールプレイを徹底して、美麗な3Dモデルやボイチェンの機材やキャラ設定にがちがちに凝って理想を追求してもよいし、のっけから素を出している雑さで、次作の2D絵や3Dモデルで、おっさんの声のままで、気軽に始めてもよい。VTuber界隈にはそんなおおらかさがある。のじゃおじは既にYouTuberを引退しているそうだが、その功績は語りつがれていくべきだろう。
 個人が主導した企画で紹介したいのは、ピーナッツくんとぽんぽこの24時間動画だ。質量ともにとんでもない。

 これだけの番組を、片田舎に住む妙ちきりんな兄妹がパソコン一台で作り上げたという事実にまず感動する。個々の出演者だと、不測の放送事故に動じずにフリートークで悠々と繋ぐ委員長と、無茶ぶりの寸劇をアドリブトーク力とガチの気象知識の合わせ技で華麗にいなすポン子が流石のひと言だった。あと、名取さなはこの企画で初めて見たのだが、あまりにもかわいくてちょっとびびった。個人勢で銀盾を取るだけのことはある。

バーチャル“リアリティ”
 バーチャルYouTuberはよく2.5次元と表現される。ネット上で活動するキャラクターだけれども、確かにわれわれの現実を生きている。自分の能力や特技や人生経験を頼りに、他でもない自身の価値観や信念やキャリアを賭けて、よりよい仕事やエンターテイメントのために日々活動している。そこに筋書きのないドラマがリアルタイムで生まれるわけだ。


 この動画はオフラインコラボの最傑傑作の一つで、妙に熱いポットや合わない視線といった同室だからこそのネタで取れ高が盛りだくさんだ。単体でもバリクソ面白いが、この前に月ノ美兎と樋口楓の二人に何があったのか、二人がどんな選択をした結果ここに至ったのかを把握していると、胸に迫ってくるものがある。
 オフラインで会っていたらバーチャルの意味がない、という了見の狭い意見も聞く。私は、住んでいる地域から年代も性格も趣味もまったく違う二人が時間と空間を共有して、仕事や遊びの中で仲良くなって新しい関係を作っていくという、その過程に未来と普遍性を感じた。

アイドル
 上に挙げた要素以外には、生まれたばかりのコンテンツや出てきたばかりの新人が認められて成長していき、大きな案件を成功させたりいろんな分野に進出していったりするというライブ感やサクセスストーリーの要素も、今時点での魅力の一つではないかと思う。この辺は既存のアイドル文化と共通項が見受けられる。ファン層もラブライブやアイマス、アイカツやプリパラの履修者が多いようだし、ライバー本人にも好きな人が多い(キズナアイは有名なラブライブと欅坂狂い)。
 黎明期をたまたま見ていた人間のはしくれとして、業界の行く末だけでも見守っていきたい。

【関連記事】
かえみとを見てください、よろしくおねがいします。
バーチャルYouTuberに学ぶトーク力・コミュニケーションスキル(ニコニコ超会議2018)
前編(ミライアカリ・樋口楓)
中編(ねこます・のらきゃっと)
後編(月ノ美兎・ばあちゃる)
藤崎由愛(YUA)という不気味な「失敗作」

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2018年11月05日

東方と月の水企画のおっとろしい費用対効果

 月の水企画の新作『ナイトメアガールズ』が全然終わらない。20時間を超えてようやく最終盤に突入した感覚だ。月の水はクリア後のお楽しみダンジョン&エクストラボスが用意されているのが恒例だからあと5~10時間は遊べるな。これが1500円だってんだからおそろしい価格破壊だ。



 カックイイことを言おうとしてとんでもないことをほざいているのに気付いた(前後の文脈でわかっていてほしい)。

ソリスト(そりすと)とは - コトバンク

1 独唱者。独奏者。2 物語性のあるバレエで、プリマやコール・ド・バレエと区別され、一人、または二、三人で踊る踊り手。



中華ゲーム見聞録:実際の中国漁船虐殺事件が題材のADV『One-Way Ticket / 単程票』登場人物は全員日本人? | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
  政治問題には触れないが、背景は綺麗なもんだな。


  「人当たり」「安定感」っていうのは得がたい才能だよな。
 あの騒動の後も、ヒカキンとのコラボ、ニコニコのイベントでの歌、シングルリリースととでかい案件を次々こなしていて、さっぱりへこたれてなさそうなので安心した。

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2018年10月11日

かえみと24時間が見られる日まで死ねない

 青年期から今に至るまでアニメを真剣に見る習慣がなかったため、それの見方がいまいちわからないマンです。なので私のアニメ評は根本的に当てになりません。小学生の時は午後6時からのテレビ東京を欠かさず見ていたんですが(年がばれる)、そっから中高大とまったく努力値を振っていなかった。だからせめて、1クールに1本くらいはオリジナルアニメを見て経験値を積もうと思います。
 そろそろ『アオイシロ』の再レビューにとっかからないといけなくて、めちゃくちゃ気が重いです。
 バーチャルYouTuberだと、最近ではぽんぽこ・ピーナッツくんの24時間がバリクソ面白かったですね。ライバーのパフォーマンスで白眉だったのは、不測の放送事故に動じずにフリートークで悠々と繋ぐ月ノ美兎と、無茶ぶりの寸劇をアドリブトーク力とガチの気象知識の合わせ技で華麗にいなすポン子(ウェザーロイドAiri)でした。あの人たちからは圧倒的な場慣れを感じましたね。

メリーバッドエンドとは (メリーバッドエンドとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

読者や観客側の解釈と劇中の登場人物側の解釈によって幸福と不幸が入れ替わる物語の形式を指す言葉。略称は「メリバ」。



自分の考える百合のど真ん中ー『やがて君になる』仲谷鳰先生インタビュー – 百合ナビ

恋愛のお話は好きなんですが、人を好きになる気持ちがあまりにも当たり前で説明不要なものとして描かれている作品には、私はずっとどこかで引っかかりを感じていました。その点、同性愛を題材とした恋愛作品には、相手を好きになる理由や葛藤、あるいは理屈をねじ伏せてしまうような強い関係性が描かれていることが多い気がして惹かれていきました。

別に異性間の恋愛描写に根拠がとぼしいとか、同性間の恋愛描写にはより強度が必要だということは決してないので、自分の言っていることがおかしいとは思っています。ただ、私個人にとっては、同性愛を扱った作品が、物語で描かれる恋愛感情に納得を与えてくれるものだったという体験があるのは仕方のないところです。

BLも好きですし描いたこともあるんですが、いま百合ばかり描いているのは単に女の子が描きたいだけです。女の子ばっかり描いていたいから百合! で描く理由なんて十分かもしれません。


 作品の評価とは別ですが、上段・中段の月並みな認識はわりと残念ですね。下段は率直すぎて好感しか持てないですが。

アニメ『プリンセス・プリンシパル』スパイ作品へのオマージュの数々を読み解く | on the move
 元ネタの解説も為になる上、作品のエッセンスも的確に捉えている良記事。


 つくづく、つくづくよい曲ですね。ケロQライブでも原曲で単独演奏されていたようですが、それだけ別格の扱いがされて然るべきの曲でしょう。


 届木ウカ様が制作中のノベルゲームか、覚えておかなきゃ。ウカ様ってどんなエロゲー・ギャルゲーやってるのかしらん。昔『アバドーン』に言及してたのは覚えてるけど。

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2018年10月01日

少女歌劇 レヴュースタァライト レビュー・感想 ふわふわなオブジェクティブが作劇をへたらせる

 歌劇という絢爛で高慢で嘘っぱちで真実を秘めた題材、大仕掛けの舞台設定(超常の舞台劇・バトルロイヤル・ループ)、カックイイ映像表現やキーフレーズと、小娘たちの頑是無い約束や犬も食わないじゃれあいが致命的に噛み合っておらず、観客を劇にのめり込ませるフックがない。嫌な言い方だが、「なんでぇ、イクニかい」「なんでぇ、ほむほむ(まどマギ)かい」という底の浅い決め付けを突っぱねるだけのパワーが感じられなかった。

 別にね、超常の奪い合いゲーム(レヴュー)とそのゲームマスター(キリン)に理屈付けやバックボーンが無くてもいいんだよ。舞台はあくまで舞台であって、そこで誰が何のためにどうやってどうするかで作品の面白さが決まるわけだからね。だけど、戦いに挑まんとする人間の想いは真に迫っていないと駄目だし、勝ち取らんとするものは善悪はさておき共感を喚ぶものでないと駄目だろうよ。同様に、映像表現が現実の事象に即している必要は一切ないし、むしろ現実を侵食していても一向に構わないんだよ。だけど、それで発露される情動や象徴性は作風や作劇やキャラクターに結びついていないと駄目だろう。
 まず、主人公の華恋とその変身バンクシーンについて。「ワタシ、再生産」って言うけど、あんたは炉にくべられて生まれ変わらなきゃならんくらいのちゃらんぽらんな毎日を送ってたの? 幼馴染との約束は「色褪せた約束」になっちゃってたの? その割には演劇の名門校にちゃっかり入っていて、思い出の髪留めを大事に付けていてよくわからんのだけど。歌劇という主題から、日常の平凡な自分からの変身願望を表しているのかとも思ったが、いずれにしろキャラの性質に噛み合っておらず、映像先行で宙ぶらりんになっているように感じた。あと、幼なじみのひかりもそうだけど「トップスタァ」になるっつったって、いったい全体何をもってそれが定義されるんだ? あの学校の首席になること? ゲームで序列一位を勝ち取ること? 将来大女優になること? 彼女らにとって「スタァ」が何だったのかはエンディングの直前も直前になって明かされるが、そこに至るまでオブジェクティブがふわっふわなのは作劇としてどうなんだよ。この物語が序盤から最終盤に掛けて訴求力に欠けているのは、この構造的な欠陥に起因しているとしか思えない。小さい頃の友だちとの約束、という頑是無い動機が、歓喜や欲望や愛憎や栄枯や虚実が入り乱れる歌劇という舞台に出し負けている。
 他のメンバーについても、中坊のときに所属していた演劇部が廃部になってさびしかったってのはまだわかるけど、それで本当に周囲の人間を巻き込んでループ時空に閉じ込める狂気に至ってしまうのかい? 相棒に対するかまっちょや行き過ぎた嫉妬心が、自らの歌劇少女としての命を賭けて、他人を蹴落とすゲームに参加する動機たり得るのかい? そういった疑問や違和感がひたすら物語への没入を妨げていた。

 いつもの感想と逆の構成で、あえてよかった探しをしてみよう。純那は舞台や歌劇に対する憧れや渇望がストレートに書かれていて、物語途中でも比較的感情移入しやすかった。それと、アラレちゃんメガネを付けたまま舞台に上がって立ち回りを演じているのは格好良かったね。メガネってよく未成熟とか内向のシンボルに使われちゃうんで。憑き物が落ちたばななとの会話もよかったな。あと、ペアの中では真矢とクロディーヌの組がわりと好きだった。私のTLでも人気だったのはこの二人だ。何より自分のトレーニングやパフォーマンスに自信と自負とを持っているのがよいし、京都組へそれぞれ協力するところは群像劇としての面白さもあった。そいで口説き文句の「泣き顔も可愛いですよ、私のクロディーヌ」、あれはよかった! ちょいとサディスティックで独占欲を匂わせていて、何とも言えず官能的だった。そんなところかな。 
 本筋から外れるが、私のように集中力が欠けていて、アニメをあまり見ない層の人間を引き込むには、早い話数で(できれば第一話の中で)作品のエッセンスを提示できないと厳しいなと思った。その辺、最近見た作品だと『プリンセス・プリンシパル』『ゆるキャン△』はうまくやっていたかな。

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2018年09月14日

のんのんびより ご注文はうさぎですか? きんいろモザイク いいかげんなレビュー・感想

 本棚の整理をするため、積みっぱなしだった有名どころの日常系ゆるふわ百合漫画を雑に十把一絡げにして消化する。アニメ化された作品だけあって女の子はとてもかわいく、やりとりはほのぼのとしていて、キャラクターの中に恋愛寄りの強い感情を持っている子がいるのは共通している。しかし、やはりというか何というか、食い足りなかった。

 私は何も、あまねくエンターテイメントに重厚なビルドゥングスロマンや胸を打つラブロマンスや手に汗握るストーリーテリングがなきゃあダメだなどど言うつもりはない。変わらない日常の大切さをマイペースに描いた作品や、生活やアクティビティの中のちょっとした楽しみや喜びを切り取った作品は素晴らしいと思う。しかし、私はキャラクターを食べて、エピソードを食べて、関係性を食べて、掛け合いを食べて、情報を食べて生きている人間だ。女の子が「かわいい」「おばか」「シュール」だけではやっぱり物足りない。だから、欲は言わないので、『ゆるキャン△』のキャンプ描写や旅の描写と同程度には田舎暮らしや風物詩をいきいきと描いてほしかったし、『NEW GAME!』と仕事や創作に対する姿勢と同程度には飲食店の経営要素や住み込み労働の描写に力を入れてほしかったし、『ゆるゆり』の百合要素と同程度には国際交流の面白おかしさや金髪へのフェチズムが話の中核にあってほしかった。こんなことを書くと「お前、欲深すぎじゃねぇか」と言われそうだけど。
 雑な記事を雑にまとめると、私は日常作品に対する熱意はあんまり高くなく、上で引き合いに出した作品は格別の評価しているということだ。

のんのんびより 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
あっと
404066521X

ご注文はうさぎですか? (1) (まんがタイムKRコミックス)
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きんいろモザイク (1) (まんがタイムKRコミックス)
原 悠衣
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