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2019年09月08日

キズナアイと赤月ゆに 持ち味(設定・種族)をイカせッッ

赤月ゆにに失望した話
 
 観測範囲で上の怪文書がいろいろ話題になっていた。これを読んで、キズナアイも最近担当が増えたことを連想し、合わせて何か書こうと思っていたらあっという間に別の方向から火が付いて燃え広がってしまった。遅きに失した感があるがちょろちょろ書く。

 怪文書の要点、この人が赤月ゆにのどんなところが好きで、なぜ失望したのかを引っ張っておく。

けれど、友達のひとりがしょっちゅうRTしてきた赤月ゆにの放送を試しに聞いてみたら、ドハマりした。過去のラジオアーカイブを漁りまくった。

鈴を転がすような声と知性に溢れウィットに富んだ語り口。一気にファンになった。ゆにちゃん様、すこだ……というモードになっていた。ゆに様.mp3が出たら絶対課金しようと思っていたしゆにたん萌え~hshsとつぶやいていた。

でも、その友達と話をしていて、赤月ゆにの「中身」は何人かのスタッフで、あの声の持ち主は渡された原稿を言われたままに読んでいるだけの声優である、ということを聞いてしまった。

ショックだった。

残念だった。

もちろん本気で不老不死の吸血鬼なんてものがいるとは思っていなかったし、色々なテーマを扱っているからリサーチを補助するスタッフのようなものはいるのかもしれないくらいは思っていた。ゆにクリエイトという会社があるのも知っていたけれど、本人が説明しているように「仕事とか事務、営業、あとコミケのスタッフで動いてる」ものだと思っていた(動画の作業とか、一人でできるとは思えないし)。文京区住みというのも,まあ,半分くらいは本当じゃないかもしれないとは想像していた。

でも、声と中身は一致してるんだと思ってた。

あの声とあの知性を兼ね備えた存在が日本のどこかに実在していることまでは流石に疑ってなかった。

おっさんが考えた美少女に声優さんが声をあてているだけ、というのはアニメやエロゲのキャラもそうなんだけど、アニメやエロゲのキャラの殆どはそもそもが架空の人物であることが自明なのに対して、VTuberとかそういうのはある程度「中の人」のキャラが出てるんじゃない? って思ってた。エーリカ・ハルトマンや暁切歌や二階堂サキや時雨亜沙は実在していなくておっさん含む何人かで考えたセリフを声優さんが喋っているだけ、というのはわかってたけど、赤月ゆにの人格と声は一致していると思っていた。

でも一致してなかったなんて。ショックだ。


 私はVTuberなら、電脳少女シロやかえみと(月ノ美兎・樋口楓)のような知識や体験やスキルを駆使するアドリブ芸人タイプが圧倒的に好きなので、この人のがっかりもわからんでもない。しかしながら、赤月ゆにのチーム体制は彼女の特性ゆえに「アリ」だと思っている。ついでに、キズナアイの複数担当も、舵取りの方向性が間違っていなかったら「アリ」だったと思う。

 赤月ゆにについては、「吸血鬼」という種族がミソではないか、というのが個人的な意見だ。華やかな見た目とはうらはらに、個々人のパーソナリティとアビリティ、いわゆる「魂」の強さが最重要視されるVTuber界では、主人格(声優)と脚本担当や技能担当が分かれている形式はいろいろ物議を醸すものだ。そして、今まさに生きていて一緒に成長していく感覚、ライブ感が強烈なウリの一つなので、連続性が途切れるのは重いハンデになる。私は同じタイプの藤崎由愛は不気味で好かないし、成功例はあんまり聞かない。数少ない成功例の猫宮ひなたですらゲームガチ勢からいろいろ言われているし、ゲーム部は別の事情で消し炭になった。しかし、赤月ゆには魔女でも獣人でもゾンビでも鬼でもなく、吸血鬼だからこそうまいこと成立していると思う。
 吸血鬼の何が分業型のVTuberとマッチしているかと言えば、複数の人格や姿を取り込んでいる群体型であることだ。私が赤月ゆにの存在を知って連想したのは、オーガスト、『Chu×Chuアイドる』、『となりの吸血鬼さん』、そして『ヘルシング』のロリ形態アーカードだ。嗜好性・指向性と知識を担当するおっさんの人格と、姿形と会話・交渉を担当する美少女の人格が同居する吸血鬼、というのは大いにアリだと思う。あとは、VTuberの半人間・半キャラクターの性質と、不老不死の特性も噛み合っているね。現代を生きる吸血鬼が、現代に適合する形で眷属を獲得するために流行りに乗ってバーチャル・アイドルをやっているっちゅうのは、シチュエーションだけで笑ける。これはもう着眼点が素晴らしい。発想の勝利だ。
 赤月ゆにはいろんな面で「人気ライターが書いた美少女キャラ」「吸血鬼もののギャグ作品」のニュアンスを感じさせて、アイドル文化や生主文化に馴染みがない人にも身近に感じるのではないだろうか。私の観測範囲で人気が高いのは、たぶんこの性質ゆえにだろう。
 ちなみに、はてなブックマークには怪文書の人のがっかりについて「特撮ヒーロー」や「ドラマやアニメの台本」を持ち出してくさしているコメントがあったが、レイヤーが違う話で当を得ていないと思う。「アニメやエロゲのキャラの殆どはそもそもが架空の人物であることが自明」と書いているし。この人のがっかりはつまるところ、タレント性の喪失に対するそれではないだろうか。

 ものはついでにキズナアイの騒動についても語っておく。あの件で何がファンの不興を買ったのかというと、キズナアイのモデルを①別の担当が演じている識別子を付けずに②オリジナルの声に寄せた別人が演じた、という点だと思う。アニメキャラの声優交替で後任が前任の声に寄せるのとはぜんぜん事情が違う。推しのキャラクターのボイスが変わるのはあくまで一構成要素が変わるに留まるが、推しのVTuberの演者が変わるのは、推しが入れ替わっているのと完全にイコールだ。無理に寄せれば寄せるほど白々しくなるし、「見た目が同じで似たような声なら一緒だろ」とバカにしていると取られかねない。自分も声まねに関しては、はっきりとグロテスクに感じたクチだ。
 言うまでもなく、ファンがもっとも満足する方法は、オリジナルのキズナアイにトークもゲームも企画も学習もすべてチャレンジしてもらうことだろう。しかし、個人の体力にはどうしたって限界がある。会社がオリジナルの負担を減らしたかったならば、功を焦らずスケジュールを調整するべきだったし、あるいはもっと早くから、同じくらいの仕事を任せられる後進のタレントを平行して育てておくべきだったのではないだろうか。キズナアイと同じくらい明るくてしゃべれて愛嬌がある人はそうそういないと思うが。
 どうしても「キズナアイ」ブランドとして企画を拡大させたかったなら、せっかく自我を持ったAIというおもしろい性質があるんだから、ゲームが得意なゲーマーモード、英語や中国語が堪能なバイリンガルモードというようにはっきりと切り分ければよかったのではないだろうか。「キズナアイに新しいモードが搭載されました」と表現し、動画には今回どのモードなのかをはっきりと記載し、それぞれを好きになってもらえるように動画やイベントを展開していたら、また違った結果になったと思う。少なくとも、誤魔化された、オリジナルが軽んじられて冒とくされたと思う人は劇的に減ったはずだ。完全に素人意見だが、どうでっしゃろか。

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2019年08月22日

返信

>東方の質問
 私は十字キーのゲームパッド使用です。やっすいやつですが。XBOXのコントローラも持っているんですが、東方やるときは付け替えてますね。
 ちなみに、地霊殿ノーマルクリア&藍を倒す対応力があるなら、紫と他のEXボスも対策すればどうにかなると思いますよ。

>ボイスドラマだそうですよ
>百合作品を企画・制作するサークル 「katalilio(カタリリオ)」 の 処女作品 「ランドリー」
>https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ246088.html

 情報提供ありがとうございます。……が申し訳ありません、ボイスドラマまで抑えようとすると収拾が付かなくなるので、見送るつもりです。何はさておき、笛絵はよいですね。

>久遠長文さん
 明けましておめでとうございます。お互い頑張っていきましょう。

>通りすがりさん
 長らくメールを見落としていて申し訳ありません。
 結論から言うと、人違いです。私は他人のブログにコメントすることは最近じゃあほとんどありません(するにしてもはてブで遠巻きにコメント)。基本的に専守防衛、うちにのこのこ乗り込んでくるあほをあしらうのだけで、あほに啓蒙活動するのは時間の無駄だと思っているからです。なんか、イメージと違っていたらごめんなさい。もうね、同じ土俵で議論をするのが面倒くさいんですよ。精神すり減らすだけで得る物がない。

>pokapokaさん
 意図的に禁止に入れた記憶がないので、たぶん荒らしのIPの頭とたまたま被ってたんだと思います。お騒がせしました。
>すべての真実はネットが普及した頃に知りましたが、
>色々な噂を生んで皆が楽しんだ一因となった点では、
>あのバグ技も奇跡的に面白さに貢献していましたね。

 単純な完成度の高さでは当然現在のゲームの方が上ですけど、バグのような拙い部分も偶然味方してこその社会現象だったんでしょうね。にしても一作目から個体値・努力値という隠しパラメータの基本構想は盛り込まれていたのは凄いと言わざるを得ません。

>アカの記事見せてもらいました。

>ここのサイトのお蔭で
>ドラマCD発売前に公式のアイコン掲示板で
>こもっていたあの当時の気持ちを思い出せた気がします。
>ありがとうございました。

 ありがとうございます。
 私、声優と言う概念に対しては特に思い入れがないのですが、やはり松来さんの死は衝撃でしたね。やはり桂ちゃんの声を脳内再生するときはあのボイスです。

>【リトルバスターズ! 考察・解説Ⅱ 棗鈴は直枝理樹の別人格説】
>数年前、上記の記事を読ませていただいて、とても強い印象を受けました。

 それはどうもありがとうございます。
 文章はどんな人でも書いて書けないことはないはずです。根気さえあればマンセーレビューは誰でも書けるはずです。れっつちゃれんじ。

>白衣性愛情依存症はしないんですか?
>FLOWERSよりイノグレしてますよ

 君がVitaをくれるならやるよ。

>気が向いた時でいいんすけど、
>「それでも私が百合ゲーをやり続ける理由」
>みたいなタイトルで一つ書いてみてはくれませんかね?

 めんどくさいので嫌です。

>そういや4月終わりに少年画報社さんから百合アンソロジーなる「メバエ」が創刊されましたよ。
>玄鉄絢さんも参加してるので興味があれば一読してみてはいかがでしょうか。

>あまり貴方好みな雰囲気ではなさそうでしたが。

 私好みの雰囲気って何やねんな。

>FLOWERSという百合系ミステリィADV(Window専用)が明後日の4/18に発売されるようです。体験版をダウンロードしながらこのメールを書いています。
 あーいえいえ、情報ありがとうございます。このメーカー、絵と音楽は文句なしにいいんですよね……。他はコメントに困りますが。

>アカイイトは貴方の理想そのものでしょうか? 間違いでなければ、貴方はアカイイトを中心に推しているようです。アカイイトは貴方の理想そのものでしょうか? また足りうるものでしょうか
それとももっと、こうすれば良かったと思慮されているのでしょうか

 吸血ゲージシステムを取っ払って、無駄な死亡エンドを省いて、ノゾミルートの導入をもう少しスマートにして、テキストの加筆を行って(シナリオの加筆はいりません)、もっと金を掛けてCGと演出を強化したら言うこと無しですかね。まあ現在でも100点満点で100点ですが。

>くろもちさん
 トラックバックもありがとう御座いました。補足範囲ははてブなので察知できるかわかりませんが、よろしくお願いします。

>緋鷹凜淋さん
 どうもこんにちは。訪問いただきありがとうございます。あんなネタだったらジャンジャンネタに使ってやってください。

>久遠長文さん
 今年もよろしくお願いします。

リトルバスターズの攻略ルートを教えてくれ
 攻略ルート、攻略のことでしたら作品名 攻略でググった方が詳しいサイトが出て来ますよ。私がどのルートを攻略したのかという意味ならば、エクスタシー追加ヒロイン以外はクリアしてますよ。

はじめまして、こんにちは。
スパイシーソフト株式会社の大谷と申します。

弊社は「マンガ★ゲット」(http://mang.jp/)という
WEBマンガの共有、投稿のソーシャルサービスを運営しており、
私はそのサイト運営を担当しております。

現在、マンガ40,000話が登録されており、全て無料で、
パソコン、スマートフォン、携帯電話で閲覧することが可能です。

※弊社サイトはこちら(http://www.spicysoft.com/)です。


今回ご連絡をさし上げたのは、実はあるご本を「献本」したいからです。
その本のタイトルは「ナン様とレン(1)」と言います。

ユーザ数100万のマンガ★ゲットで行われる“マンガ・オブ・ザ・イヤー”というコンテストで
昨年度、最優秀賞を獲得した作品で、アスキー・メディアワークス社から書籍化を果たし、
8月27日に発売いたしました。
WEBマンガが評判を博し、書籍化まで漕ぎ着けた1つの事例です。

そして、このマンガは4コマギャグがベースになっているのですが、
多分に“百合”の成分を含んでいます。

サイト「とっぽい。」を運営してらっしゃるtoppoi様にお送りして、読んでいただければ、
お楽しみいただけるのでは?と考えました。


既にウェブでレビューが書かれたり、twitterでも話題になっている作品です。
ぜひ「ナン様とレン(1)」をお手にとっていただければ幸いです。

※ご連絡先をお送りいただければ、元払いにて発送いたします。
※いただきました個人情報は、発送以外に利用せず、発送後に削除いたします。
 (弊社はプライバシーマークを取得しています)

どうぞよろしくお願いいたします。

 全然ステルスになってないステマやがな。

>長文メールの人
 本来は名無しの突コメなんて適当に返信して終わりなんですが、わりと本気で悩んでそうなのでそこそこ真面目にレスします。
「好きなものを酷い言葉で否定された」ですか? 甘ったれないでください。もしあなたがお金を払って買った雑誌にこんなレビューが書いてあったら、文句をつける正当な理由もありそうですが、うちはあくまで非営利のいちサイトに過ぎないです。あなたの注文を聞いてやる義理はこれっぽっちもありません。甘ったれないでください。そもそも、いちサイトのレビューに流されるようでは理論武装が全く足りていません。あなた、本当にこの作品が好きなんですか? 手前味噌で申し訳ないですが、私は大好きな『アカイイト』の評価を少しでも上げるために、血を吐く思いで考察・解説を書き上げたました。大好きなキングの面白さをファンの人にも再確認してもらいたくて『刑務所のリタ・ヘイワース』のレビューを半月近くかかって書きました。あなたが作品の価値を少しでも高めたいと思うなら、まずてめーで行動するべきです。甘ったれないでください。この記事がむかつくんなら、こんなのぶっ飛ばすくらいの質と分量のレビューをてめーで書けばいいと思います。
 それで、もんのすっっげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! 驚いたことなんですが、あなた、あのサイトのビュワーだったんですか!? それでいてなぜ無邪気に『百合霊さん』のような作品を楽しめるんですか? しかも『百合の功罪』のところにリンクを張ってましたよね。それでなぜこんな作品を楽しめるんでしょうか? ちょっと意味がわかりません。「今もどういう風に考えを改めて、どういう風に考えていけばいいのか分からずに悩んでいます」ですって? 知りません! うちはこどもでんわ相談室ではありません。てめぇで答えを出してください。「重ね重ねになりますが本当にすみませんでした」って私に謝ってどうするんですか! 意味がわかりません。「言い方はともかくあながち間違いではないともえるようになった」そうなので、あのサイトのコラムをもう一度、舐めるように読み返して、それから『百合霊』を再読されてはいかがでしょうか。そうすれば作品に対する見方もまるで変わるかと思います。何度でも言いますが、甘ったれないでください。自分で情報収集して、自分でマンセーレビューの一つも書いてください。甘ったれないでください。

>どんどん薄っぺらいブログになっちゃうね。
 ご期待に添えず誠に申し訳御座いません。

>久遠長文さん
 今年もよろしくお願いします。

>銃、剣祭りに定評のある虚淵玄先生だったらなぁ…
 虚淵はまどマギで知名度うなぎのぼっりすなぁ。

>遊鬱さん
 死に行く者への鎮魂歌……。

「アオイシロ」で色々検索しててたどり着きました。アオシロのレビュー面白かったです!ふむふむ、参考になりました~。
 ありがとうございます、参考になったのでしたら幸いです。

>うまく働いて職場をコントロール下におけば、毎日ブログ更新もコミケ参加もデキマス、、、
 励ましのお言葉ありがとうございました。何事も慣れですよね。

>百合ゲ好き管理人さん
 リンクありがとうございます。うちはリンクフリーなので大丈夫です。

>ばぐさん
 お久しぶりです。ばぐさんはアカイイト関連でここに来て下さったんでしたっけ? それともKeyでしたっけ。コンシューマーにも詳しいですね。
 サクセスはもともと安かろう悪かろうの代名詞みたいな会社らしいですね。ラインナップを見てもしょっぱいというか。やっぱりどこかに肩を借りないと作れない状況なんじゃないですか。片神名……その言い方だと誉められた出来じゃあないんですね(笑)。

>ナナシさん
 公式サイト見に行ってみました。
 PSPもXBOXも持ってないんですが、それ以前に安易なオチモノにしか見えないです。Halさんの絵については、絵心がないので申し訳ないです。劣化というほどは気にならないんですが、確かにぴんと来ませんね。塗りがよくないのはわかります、ソフマップの特典はちょっと泥人形みたいですね。わたしこういう意味不明な絡みの特典絵きらいなんですよね。それとピンクの人の離れた爬虫類目はいくらなんでもこわいです。確かにこの色はイモっぽい。
 「辞典モード」って……あのおじさん全く懲りてないぜ。

>DG-Lawさん
 久しぶりにゲームらしいゲームやってるんですごい楽しいんですよw
 私は星が最難だと思います。絶賛苦戦中。どうしてもユーフォーに意識が向いて注意散漫になって道中でポコポコ死ぬんですよ。紅は弾幕密度、速度自体はそうでもなくて、ランダムばらまきと当たり判定がしんどい。地は慣れると安定。
 霊夢使ってると「あー今の霊夢だったら当たらなかったんじゃね……」とうじうじすることがないので精神的に楽です。マリアリはマリス砲というシステムの穴を付いた技のおかげで簡単らしいですよ。攻略サイト封印してるんでよくわからんのですが。
 智代アフターの記事読みたいです。余裕と余力がありましたら……。確かに晴子ミュージカルに代表されるように、Keyは全般的にあざといし説明口調のところもあるんですよね。

>久遠長文さん
 リンクありがとうございます。

>ぱぐさん
 ギャルゲーは読み物です。そこで言うゲームの範疇に入れてないですよ(Keyは確かに考察を読んで評価を百八十度変える人もいますもんね)。半端なゲーム性やどうでもいい何たらシステムや無駄な分岐、EDはいらねー派です。
 今のポケモンをやる子供たちはつまんねーだろーなーと思うのですよ。ぱぐさんはポケモンは全部で何匹の世代ですか?
 IOはロミオ企画の奴ですよね。ふぁいなる~はアカイイトと同時期だったので覚えています。らきすたは原作がふ~んあっそ~って感じだったので厳しいかなぁ……。

>自分のブログも、YahooはGoogleに比べてブログ名検索でだいぶ弱い~
 わざわざありがとうございます。やっぱり何らかの理由がないとこんだけ偏った数字は出ないですよねぇ。それともGoogleに極端に相性が良いだけなんでしょうか。

>ぱぐさん
 私は声優やらで攻略順を決めるタイプの人とは合わないですよ。ギャルゲーは割かしシステマチックに見ていますから。何度か書いていますが、私は正しい攻略順(というのは先日書いた内容)を守らないでギャルゲーをプレイするのは、小説で真ん中から読み始めるとかそれくらい駄目なことだと、個人的には思っとります。
 それとまぁ、他人がどうするああする、というのよりおれはこういうのが好き! おれはこうする! ということを独善的に語るのがうちのスタンスなんで、その辺はあしからずご容赦下さい。あんまり物事事象の分析得意じゃないんですよ。

>ばぐさん
 う~ん、そもそも四コマ漫画という分野自体にあまり興味がないんですが。トリコロぐらいは読みましたけど。あ~、たかひろ的研究館はよく読んでましたよ。懐かしい。

>ばぐさん
 どうもお久しぶりです。内定はどうにか取れましたよ。
>咲」の休載位で騒ぐようでは「GA-芸術科アートデザインクラス」はとてもじゃないが読めないですよ。
 名前は聞いたことありますけど、脱力系四コマの類ですか? 咲はクライマックス(県予選決勝の大将戦オーラス)で二回三回と落としているからめっちゃ焦れてるのですよ。
>あそこの管理人さんも昔から翔泳社・プリンセスソフトなどの傍流ゲームメーカーのゲームを多数こなしているため、普通のレビュアーとは違った意見が聞けるかと。
 あ~、私その辺りのコンシューマは門外漢です。KIDとトンキンハウスと、チュンソフトのサウンドノベルぐらいのもんで。落胆してエロゲに移行しました。

>kanonの考察が見れなくなっているんですが
 琥珀色の南風さんの考察ですか? 私も好きだったのに残念です。

>DGさん
 二重影のバレは公式ホームページですね。あまりのバレっぷりに一瞬ファンサイトかと思いましたよ。十兵衛もいちおう名前伏せておけと。
>古事記はリアルに八百万柱いるんじゃないかって感じで神様出てきますね。まあそのうち覚えなくちゃいけないのは百柱もいませんが。
 あ~、聖書の長ったらしい家系図みたいなもんですね(笑)。
 水月と二重影は引用箇所が被ってましたね。伝奇はこういうところが面白い。

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2019年08月10日

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー レビュー・感想 おまえこそ しんの ゆうしゃだ!(シャドウゲイト)

 世にごまんとある、皮相なメタフィクションの失敗作。それ以上でもそれ以下でもない。
 比較するのもおかしいが、『8 1/2』のような奔放さもないし、『さよならを教えて』のようなこっけいさもなく、『カイロの紫のバラ』のような悲しさもない。既にいろんなところで言われているが、先に挙げた作品には身を切る自虐や内省、いかんともしがたい愛憎があった。『ユア・ストーリー』には、そのようなものはこれっぽっちも見受けられなかった。ただただ感じられるのは、作り手のゲーマーに対する嘲笑だけだ。安全地帯から投げかけられる一方的な嘲り。
 別に今さらメタフィクションや入れ子構造のどんでん返しを取り込んでもよいし、ゲームに興じる主人公の痛々しい姿を描写してもよい。ゲームの体験は無駄ではないという周回遅れもよいところのメッセージを投げかけたいなら、別に止めやしない。だが、そのメッセージにまっとうな説得力を与えたいなら、ゲームを終えたあとの主人公の姿を描写しなければならなかったと私は思う。現実の妻や子どもとふれあうところ、昔の友だちとドラクエの思い出話に花を咲かせるところ、……あるいは、いやな仕事に向かう表情が少し明るくなっているとか、そんなちょっとしたところ。そんな描写が最後にあれば、印象は多少良くなっていただろうし、振り上げたこぶしを下した人も多かっただろう。だが、この物語は、主人公がただのデータだと知らされたゲームキャラに囲まれて、ただのデータだと知らされた故郷に思いを馳せるところで幕が閉じてしまう。主人公はゲームの世界にとどまったまま……捕らわれたまままなのだ。ゲーマーに対する嘲りが強調される構成だと感じるのは、邪推でも何でもないだろう。無駄に尺を取った割にはお粗末な恋愛・結婚パート(原作もたいがいひどいと思うけど)もその印象を強くしている。
 ちなみに、悪夢のラスト10分がクローズアップされているが、全体を通しても『ドラクエ』の映画としてかなりしんどかった。ディズニーかぶれの大仰な身振り手振りと抑揚、おちゃらけた主人公が作風と致命的に合っていなかった。セリフ回しもひどいもの。原作との関連性が一切認められない「うんこがくさい」レベルのギャグをこすっていたが、脚本を書いたのは本当にプロなのか? 開始10分くらいから帰りたくなったので、やっと画面がフリーズしたときにちょっと嬉しかったのは内緒だ。ちなみにあそこは映画館の空気もフリーズしていたぞ。

 子どものときから背中を預けられるのはお前だけ? その子供時代はゲーム画面をひねりもなく流用したダイジェストですっとばされたんだけど……?
 子ども時代の主人公が青年の主人公に、ぼくはパパスの息子だ、どんなにツライことがあってもめげないぞと啖呵を切っていたが、旅に出たかと思えばうだうだ言って、魔物を倒しにいくかと思えばうじうじしていたのは何だったんだ……? こいつのちゃらけ具合が、無言っぷりが静かな決意や行動力を感じさせるドラクエの主人公像と乖離していて違和感しかなかった。
 スライムがやにわにおっさんの声でしゃべりだし、物語をたたむための説明セリフをまくしたてるところ、あそこで思わず吹いてしまった。ごめんなさい。
 よかったところは、シリーズを通してろくなことをしていないトロッコのおっさん(プサン)が働いていたこと。バギ系の呪文が活躍していたこと。おわり。

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tags: 映画 
2019年07月28日

警察が単なる妨害装置なのも気になった

 TLに百合界隈の歴史なるものが流れてきて、本筋について特に言うことはないのだが、情報源としてみやきちさんのサイトを挙げつつ「基本どこも更新速度が遅いので」とのたまっていてびっくりした。社会人かつ自分でブログなりサイトなりやっている人ならとうてい言えない言葉だな。みやきちさんのサイトが更新が遅いという誹りを免れないなら、われわれのサイトなんて存在すら認められないレベルだぞ。(ついでに「石壁」じゃなくて「BLND(みやきち日記)」じゃないのか)
 『天気の子』はおおむね面白かったし、画は文句なしだし、いちエロゲーマーとして心を大きく動かされた部分も大いにあったのだが、やっぱり脚本の粗が気になるところは無性に気になるんだよな。主人公がたまたま鉄砲を拾ってたまたまお守り代わりに持っていて、たまたま弾が装填されていた結果警察に追われることになって、クライマックスでたまたま主人公の手に戻ってきて状況を打破するってガバのガバじゃないかい。作品の雰囲気からも浮きまくっている。

侍者 (キリスト教) - Wikipedia

侍者(じしゃ)は、特にカトリック教会と聖公会でミサの時、司祭に付き添う奉仕者のこと。正教会の堂役、聖公会のサーバーに相当する。
アコライト (acolyte)、侍祭(じさい)ともいう。英語の「アコライト」はギリシャ語で従者を意味するアコルトス (ἀκόλουθος) に由来する。


 何かのRPGで聖職者のヒーラーがアコライトって名前だったのは覚えていたが、あこちゃーに繋がる言葉だとは思わなかったな。

「私たちがゲーム部プロジェクトを立ち上げた経緯と、ゲーム部プロジェクトが目指す未来について」 ? ゲーム部プロジェクト
 たかだか「声優スタッフ」ごときが出しゃばって騒ぎやがって、という怨嗟を随所から感じる。
 CTuber(キャラクターユーチューバー)で大爆笑、ポエムと造語病はブラック企業の十八番。

【UPDATE】『ファイアーエムブレム 風花雪月』には、同性愛要素が存在する。一部キャラを対象に | AUTOMATON
Nintendo Switch Lite | 任天堂
 過去作の描写が酷かった記憶があったが、そういやこんなだった。

 ただ一方で、こうした試みが実験的な導入であったことは否めず、同性愛要素自体がかなり限定的であったことや、ラズワルドの娘として生まれる「かわいいもの好き」の女性ユニットソレイユが、“男性が女性に見えようになる粉のはいった薬を飲むこと”で男主人公と結婚できるようになるという演出が問題となり、欧米版ではローカライズのプロセスでこの演出が削除されていた。前作における同性愛は、批判も含めて盛んに議論された要素のひとつでもあった。


 ゲーム部分の評判はすこぶるよいが、こっちはどうなんだろうか。


 続編決定の報を受けて最後まで観たが、何一つ情報が得られなくて笑った。

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2019年07月06日

2019年後半戦の新作百合ゲーム 『Heart of the Woods』『じんるいのみなさまへ』『N1RV Ann-A』『夏空あすてりずむ』『星詠みと流星のステラ』

 毎度おなじみ、流浪の新作百合ゲー下馬評記事なのだが、紹介できる作品があんまりない。他にめぼしい作品があったら教えてほしい。
 前回分はこちら。
2019年の新作百合ゲーム 『きみから』『いつかのメモラージョ』『夢現ReMaster』『クダンノフォークロア』『FunctionW』『星詠みと流星のステラ』

 前半戦の作品はけっこうやったので、ひと言コメントを載せておく。
『きみから』
 思い込みからの強引なすれ違い、急に主張するSFチックな設定に前作の血を感じる。
『クダンノフォークロア』
 類型的な人物造型と謎ミステリィ、ちょこざいな表現が『FLOWERS』の精神的続編。
『ゆりマスター』
 作風をぶっ壊すトンデモ設定、鬱エンド・バッドエンドノルマがいつもの工画堂スタジオ。

Heart of the Woods(2019/2/15にリリース済み)
https://store.steampowered.com/app/844660/Heart_of_the_Woods/

 魔法と妖精、そして幽霊の少女が登場するファンタジー百合ビジュアルノベル。マディーとその親友のタラが、不可思議な伝承を調べるために辺鄙で緑深い村に向かい、予想だにしなかったものに出くわす。


 既に発表済みの作品だが、紹介するタイミングがなかったので宣伝。北欧系の伝承とおぼしき背景や、バタ臭くなくて垢抜けたキャラデザにかなり興味を惹かれているのだが、残念ながら今のところおま語だ。Switchにも配信されるらしいのに……。日本語に対応したら速やかにプレイしたいが、本当にやるものがなくなったらGoogle翻訳でも使いながら挑戦してみようかしらん。
 Twitterで教えてもらったが、Steamで購入後に適用できるごほんごほんなパッチも配布されているらしい。

じんるいのみなさまへ(2019/6/27)
https://nippon1.jp/consumer/minasamae/

 公称ジャンルは「ガールズアドベンチャー」。既にゲーム部分のやべー噂を聞いているのだがどうなんだろうか。
 舞台には何やら謎がありそうだが、荒廃した世界を征くのがぴらぴらした服を着たねーちゃんという絵面に魅力をあんまり感じないのもあって、ワゴン待ちかな。

N1RV Ann-A: Cyberpunk Bartender Action(近日登場)
https://store.steampowered.com/app/914210/N1RV_AnnA_Cyberpunk_Bartender_Action/

 『N1RV ANN-A: Cyberpunk Bartender Action』(”Nirvana”/「ニルヴァーナ」)とは、お酒、オタクの恋愛、テクノロジー、そしてディストピア的バブル経済の日常を描いたゲームです。

ヒット作『VA-11 HALL-A』の続編となる『N1RV ANN-A』の舞台は、『VA-11 HALL-A』のグリッチ・シティではなく、高級バー「N1RV ANN-A」が存在する理想郷のパラダイス、セイント・アリシア島。その人工島ではディストピア的な経済組織が暗躍しており、島民の日常生活のあらゆるところに影響を及ぼしています。また、バーを訪ねる多様な客らはマフィア組織による恐喝や人身・麻薬売買など、様々な犯罪や悪業に悩まされ続けています。

バーテンダーのサムもその一人。恋人のレオンはヤクザとしての顔を持ち、二人の関係には亀裂が深まりつつありますが、8歳の息子トニーのため、彼女は日々努力を重ねています。そんなサムとレオンが、この作品の主人公なのです。

ゲームプレイとしては、常連たちと仲を深めながら、ウオッカやフルーツジュースなどといった材料を使って実存のレシピに従って作ったカクテルを客に提供していきます。しかも本作の舞台となるセイント・アリシア島では、貧しいグリッチ・シティと違ってアルコールの合成代替物ではなく、本物のウィスキーや、ウオッカ、ラムなどを使って「本物」のカクテルを作ることができ、また注文に従ってただ言われた通りにドリンクを作るだけではなく、様々な材料を使って色々な実験的なカクテルを作ることもできます!どのカクテルを提供するか、そしてそれにより誰の人生がどう変わるかによって異なる様々な展開が待ち受けています。


 公称ジャンルは「サイバーパンク(まあわかる)・バーテンダー(わかる)・アクション(?)」。シニカルな台詞回しとカウンター越しに見える人間模様が楽しかった『VA-11 HALL-A』の続編。カクテル作りもいいあんばいの作業感だったな。
 たぶん同性愛者がどこかで出てくる。一人もいなかったら空き缶を投げてくれてよい。

星詠みと流星のステラ(?)
http://studiopolaris.jp/stella/

――あなたに、あえてよかった。

傷つきながら「星」を採りつづける
ひとりの孤独な少女がいた。
少女の名は アリス・ブリストル

彼女は「星」を取るときの事故で親友、
ソフィア・ロジュを失ったが、
数年たったいまでも、
その事を受け入れられずにいた。

誰よりも速く。
どこまでも飛べば、
また彼女に会える気がした。

自らを燃やし尽くす「流星」のように、
誰よりも苛烈に輝きを放つアリス。

他の誰よりも成果を挙げ
【最輝星(エトワール)】と称えられるようになっても、
彼女はただただ、孤立していた。

ある日、彼女は「星」の中で眠る
正体不明の少女と出会う。
自由で、幼く、そして優しい。
しかし自分の名前すら
思い出せない少女に、
アリスは「スピカ」という名を付ける。

スピカとの日々はアリスの心に、
ふたたび灯りをともす。
その出会いは思いもがけぬ
「真実」をアリスに降らすことになる。

これは、傷を背負い、
でも「星」を採り続けた少女が、
大切な人ともう一度、
出会うまでの物語。


 公称ジャンルは「空戦百合ファンタジービジュアルノベル」らしい。男のコの好きなもの全部盛りじゃんか。キーワードもどこかで聞き覚えがあるな。

夏空あすてりずむ(2014年予定→?)
http://natukon.mints.ne.jp/natu-as/

青春×田舎×乙女!!
明るく元気だけが取り得で、天体観測が趣味の女の子『椿沢 科乃(つばきさわ しなの)』
今年の夏もめいっぱい楽しもう!! と、思っていたのに……。
あれれ、今年の夏は去年までの夏と違うっ!?
趣味に進路に友情に、そして――もしかしたら恋に!?

星がゆっくりと夜空を流れていくように、
ゆっくりでも、確実に変わらなきゃいけない夏。
その先にある未来へと繋がる星座を形作るために。


 公称ジャンルは「爽やか青春系百合ADV(18禁)」。驚いたことに5年前くらいの百合ゲー記事にも名前が載っていた。エターなったのかと思ったが、ブログを読むと夏コミで完成版を発表する芽が出てきたらしい。ひょっとして、スタンダードな恋愛ゲームに見せかけた超大作なのだろうか。


 『Heart of the Woods』に一緒に挑戦してくれる友だちを捜しています。

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2019年06月22日

夢現Re:Master レビュー・感想 コンプリート後に売リマスター

 ゲーム制作会社でがんばる新人の物語ということで勝手に『NEW GAME!』を期待していましたが、頭から尾っぽまでいつもの工画堂スタジオでした。つまり、作風はむちゃくちゃでだいたいつまんなかったです。唯一、竹内なおゆき(『蒼い海のトリスティア』)担当とおぼしきさきルートだけは熱量を感じました。

 私が『夢現Re:Master』のどこに工画堂スタジオらしさを感じたかというと、とっちらかりっぷりと無駄にひねって読者を混乱させる設定です。『白衣性愛情依存症』ばりに謎の人格憑依や謎の入れ替わりが錯綜するおかげで、脳内の人物相関図はしっちゃかめっちゃかになります。また、あるルートではイメージビデオ・AV業界の闇が、あるルートではとっぴな国家転覆の陰謀が明らかになり(ゲーム制作はどこいった)、しまいにゃあ別のレイヤーのキャラクターまで因果律に介入してきます。ここまで超展開のレパートリーを揃えた超展開ゲーはあんまりないと思います(ぜんぜん、ほめてない)。
 テキストについても、共通パートと各個別ルートで筆致がぜんぜん合っていなくてやばみを感じます。特にななルートのテキストがおっそろしく生硬で読みづらく、悪い意味で一読の価値があります。共通パートの文は『白衣性』シリーズの流れを汲んでゆるゆるなので(このブランドは読者の読解のレベルをどのへんに設定しているんだ?)落差に笑ってしまいました。ここの担当は志水はつみ(『FLOWERS』『クダンノフォークロア』)でFAです。病んだ女からの呪縛の描写が過去作とモロ被りでした。外れていたら、審美眼のないバカと罵ってもらってよいです。
 一方、読み応えを感じたのはさきルートでした。やはり竹内なおゆき(外れていたら謝罪します)はベテランだけあって抜群にうまいですね。テキストがよいのはそれだけでよい。過剰なライトオタクネタがうっおとしくもリズムを生んでいます。ヒロインのさきについては、社会人としてはどうしようもないクズで、不必要に辛辣で、だけど作家としては本物で、実は誰よりも優しくて、おまけに顔がよいうというやっかいな愛おしさが狂おしく表現されていたと思います。そんな極めて扱いの難しい女が、鈍くさい女にまめまめしく世話を焼かれて要所でケツを叩かれるうちにほだされて、ずるずる関係を持っていく過程が生々しかったです。もう一つのプロットの骨子となる、退路を断って臨む真ルートのリライトについても、物語を書くこと、作品を作り上げることの悲喜こもごもが織り込まれていて読ませました。みなで一心不乱に物作りにいそしむ高揚感や共謀感もよかったです。あと、こころがいらだちから思わずさきに手を挙げるシーンについてもひと言。あそこが印象深いフックになっているのは、事件のショッキングさだけでなく、さきを心配するあいの心が最愛の妹から彼女に移りつつあるのを端的に表現していたり、後のさきに対するこころの理解(和解、とまでは一生行かないんだろう)の布石になっていたりするからではないでしょうか。いちエピソードで物語や心情がぐいぐい動くのが感じられて、作劇のレベルの高さを察しました。
 マリーはとっぴもとっぴでいつもの工画堂、ななは思い違いの強引さや類型的なキャラクターが『FLOWERS』の系譜という印象です。グランドルートのこころはフィクションレベルが許容を逸脱していいて、テキストやシナリオがどうという以前ですわ。
 向坂氷緒(『あなたを月にさらったら』『白衣性愛情依存症』)か西川真音(『シンフォニック=レイン』)のセンスだと予想しますが、その人の真名が生き方や在り方にまで影響を与えるという劇中作「ニエと魔女と世界の焉わり」の設定が、本編の登場人物にも当てはまっているのはきれいだと思いました。マリーは結婚して(marry)母(Maria)になり、ななは義母にあたらえられた名前(はなこでしたっけ)から脱却してあいを実らせ、さきはみさき(見先)の意志を半ば引き継いだ、と。
 毎度おなじみ、お家芸の鬱エンドは、睡眠薬での心中は想定の範囲内で、精神崩壊が被っていてちょっと物足りなかったです。おっ、と思ったのは幼児退行赤ちゃんプレイぐらいですかね。
 システムについて、いまだにコンフィグでメッセージ送りでのボイスの継続が設定できなかったり、選択肢でバックログが使えなかったりするのは酷いです。劇中で、新人のあいに対してゲームのユーザーインタフェースについて講釈を垂れるシーンがあったのですが、このざまでご高説賜るなと毒づきたくなりました。

 これは『ゆりマス』だけの話ではないし、毎回似たような話を書いていて申し訳ないんですが、無駄にひねった設定や置いてけぼりになるどんでん返しは別にいらないので、一読で読者の腑に落ちるシナリオを書き、各ルートの統率を取って、一本の作品に創り上げてもらいたいです。作風や根本の設定の軸がずれたルートを4本、五本ただ用意したところで、それは単なる寄せ集めでしかありません。

 廉価版かワゴンのどちらかを待ってもよいという評価です。

夢現Re:Master

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2019年06月16日

蒼い海のトリスティアのライターは抜群にうまいと思う

 最近観た映画の雑感。
『名探偵ピカチュウ』
 私はそんなに評価できない。相棒ポケモンとの友情と親父との和解がストーリーの骨子になるはずだが、あのオチのせいで焦点がぼやぼやっとしてしまった。ポケモンがわちゃわちゃ暮らしてる描写だけはめちゃくちゃよい。
『海獣の子供』
 なんでこの映画観たんだっけ……。知らないワンクールアニメの劇場版総集編を見せられてるかのような、怒濤の意味深キャラ意味深セリフ意味深映像の奔流。人類と宇宙の話に対して「あれだろ、結局コスモゾーンだろ?」としか思わないつまらない人間には、まったく向かない。へんてこMVと言っても差し支えなく、早く言えば、電波。

 百合ゲーは『夢現Re:Master』をぼちぼちやっている。始めに無難そうなマリールートをやって、毎度お馴染みの突拍子もない設定とおやつ感覚バッドエンドに、いよいよこのブランドを切る決意をしていたのだが、続くさきルートの熱量が段違いでびびっている。筆力が明らかに違って感じられるが、担当ライターは同じなのか?


  TLにたまたま流れてきた。爽やかなメロディ、80年代風サウンドとサイテーなリリックが不協和音を起こしていて最高。MVとしてもよく出来てて、サングラスを上げる仕草が実に映画的。


 増田ァ!がけっこう面白いこと言ってる。制限の中での楽しさ、か。
 朝4時に入れられるミュウで笑った。


 死ぬんじゃねぇぞ……。

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