2010年04月01日

素晴らしき日々 高島ざくろのビックハザードが来ます!

『素晴らしき日々~不連続存在~』高島ざくろちゃんがスパイラルマタイ決行前に立てた電波スレッドを茶化したあれ。元ネタAAはNO THANKYOU!と布団ダイブ。

素晴らしき日々~不連続存在~ こっちくんなAA


 テキスト版はこちら。

1: 高島ざくろ 2012/07/11(土) 22:02:13 ID:zakuro
封印されたアザは物理特化符虫(外径魔法暗黒召喚虫)を
使い、私達人類に悪しき考えを植えつけようとしてきた。
それが人類の長い歴史に見られた狂王達(ヒットラー・ハー
ン・マリーアントワネット.etc)と我々(市民、革命軍、人
民)の闘いの正体です。
城山翼さんはその物理特化符虫に犯されていました。
彼は私を堕落(負的衝動エナジーダウン現象)させるために
アザがそう仕向けていたのです。
なぜならば、アザはもうすぐ目覚めるからです。ビック
ハザードが来るんです。

大いなる災いが訪れます!

2: 名無したちの北校生 2012/07/11(土) 22:10:15 ID:KAERA
ビックハザードこっちくんな
  /\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|
\  `ニニ´  .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
       .n:n    nn
      nf|||    | | |^!n
      f|.| | ∩  ∩|..| |.|
      |: ::  ! }  {! ::: :|
      ヽ  ,イ   ヽ  :イ  

3: 名無したちの北校生 2012/07/11(土) 22:16:25 ID:KAERA
>>2
ワロタ

4: 名無したちの北校生 2012/07/11(土) 22:21:13 ID:KAERA

  ∧∧ ∩こ
 ( ´∀`)/ ∧∧ ∩っ
⊂   ノ  ( ´∀`)/
 (つ ノ  ⊂   ノ  ∧∧ ∩ち
  (ノ    (つ ノ  ( ´∀`)/
        (ノ   ⊂   ノ
             (つ ノ  ∧∧ ∩く
             (ノ  ( ´∀`)/
                _| つ/ヽ-、_
              / └-(____/
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                  <⌒/ヽ___ん
                /<_/____/な

5: 高島ざくろ 2012/07/11(土) 22:17:23 ID:zakuro
ふざけないでください!


素晴らしき日々 体験版の感想
素晴らしき日々 いいかげんな攻略
素晴らしき日々 いいかげんなレビュー
素晴らしき日々 正史考察・解説
素晴らしき日々 高島ざくろのビックハザードが来ます!


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 社会人になって更新頻度もきりもみ落下すると思いますが、どうかこれからも「とっぽい。」をよろしくお願いいたします。去年は就活で死んでたんですわ~。四月一日はテキスト以外の更新をしたいですわ~。来年のネタはもう決まってるんですわ~。

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2010年03月30日

素晴らしき日々~不連続存在~ 正史考察・解説

※以下、『素晴らしき日々~不連続存在~』のネタバレに一切考慮していない。







 人格間には認識のズレがあり、新しい由岐は記憶を捏造しているので怪しいところもちらほらある。
 佐奈実の血に死者の魂を吸い寄せる能力があることを前提とする。

 沢衣村の近隣にある村が廃村になる。村には死者の魂が集まるという佐奈伎神社があり、そこの娘である佐奈実琴美が、神道系古流柔術の流れを汲む間宮の家に引き取られる。
 琴美は古い価値観の残る村で気味悪がれ迫害されるが、間宮浩夫だけがそれをかばう。二人は次第に愛し合うようになり、東京に駆け落ちして結婚する。やがて二人の間に皆守が誕生する。

 浩夫が癌を患う。元々の持病のせいで病気が進んで衰弱する。
 琴美は浩夫を救いたい一心でカルト宗教「白蓮華協会」に入信する。教祖の白連太郎は琴美の持つ佐奈実の血と美貌に目をつけ、甘言で誑かす。救世主の話を真に受けた琴美は教祖と性交渉し、羽咲と卓司が生まれる。琴美に飽きた教祖は、子どもが双子だったので救世主の資格を失ったと言いがかりをつけ、琴美を捨てる。
 琴美は次第に精神を病んでいく。卓司と琴美による羽咲への虐待が続く。それを許せない皆守は二人に暴力を振るう。ある日、皆守が錯乱した母親に刃物で襲われるが、逆に負傷させてしまう。皆守は父親の実家がある沢衣村に移される。
 琴美は卓司を救世主として育てるべく英才教育を施し、一方で躾として熱湯をかけたり風呂に沈めたりして虐待する。

 三年後、浩夫の癌が悪化し、検査入院のために羽咲も沢衣村に預けることに。
 間宮兄妹と由岐の交流。しばらくして浩夫が息を引き取る。
 浩夫の一年祭に琴美と卓司が村を訪れる。二人は羽咲たちを夜の山で襲う。由岐は突き飛ばされた羽咲をかばって墜落死。皆守はナイフを持った卓司ともみ合いになり、拍子で卓司の胸にナイフが付き刺さる。しかし、皆守は死の間際の卓司に取り憑かれてしまう。同時に由岐も皆守の身体に取り憑く。羽咲は身体と心に深い傷を負う。
 皆守は以後、自分を間宮卓司だと認識するようになってしまう。卓司の死が受けいれられない琴美も、皆守の学校関連の書類を間宮卓司の名前で提出する。

 由岐が目を覚ます。

 卓司は北校に入学した当初から城山、西村たちにいじめられる。その憂さ晴らしに北校SAWAYAKA掲示板を設立する。

 一年ほど前、卓司は城山たちにざくろの制服を盗むよう命令される。それを着せられて嬲られているときに悠木皆守が目を覚まし、城山たちを完膚無きまでに叩きのめす。皆守がざくろに制服を返す。その一時間ほど後に由岐が現れ、自分内格闘で皆守をしごいた後に、自分たちの状況について説明する。
 皆守が不良たちから麻薬をカツアゲすることで、卓司の名前が裏に知れわたる。

 ざくろが北校に編入してくる。めぐと聡子がいじめの標的を希実香から空気の読めないざくろに変える。
 めぐたちはC棟の屋上を彼氏との逢い引きといじめに使うために美術部を設立し、瀬名川が名前だけの顧問になる。誰も来ない屋上でざくろへのいじめが続けられていたが、瀬名川は見て見ぬふりをする。
 ある時、聡子がざくろの希実香からもらったストラップを奪い、それを取り戻そうとしたざくろが屋上から転落する事故が起こる。

□2012/7/02
 卓司が秘密基地に漫画を持ち込もうとするが、旧プールの前で皆守に絡まれ自分内喧嘩で痛めつけられる。卓司は漫画を皆守に燃やされたと認識するが、おそらくヒロインがビッチだったことにキレて自分で燃やしている。
 ざくろが城山たちから逃げている時に、火が上がっているのを見かけて旧プール前に来る。卓司に匿ってもらい、秘密基地も見せてもらう。
【18:30過ぎ】
 悠木皆守がバーでアルバイト。
【18:58】
 羽咲がバーに来店。

□2012/7/03
 卓司が二限から秘密基地に篭もる。皆守に交代。
 皆守がB棟屋上でさぼっているところに由岐が現れる。由岐は自分が切り離されつつあり、記憶の断片化が進んで羽咲や皆守を認識できなくなってきていることを語る。
 昼休みにざくろが屋上に来る。由岐が応対する。知的で人当たりがいい由岐に惹かれるざくろ。羽咲が弁当を届けに来る。
 卓司に交替。秘密基地のパソコンで、裏掲示板を瀬名川に紹介してもらった清川を承認する。
 卓司は学校にいた羽咲を冷たくあしらい、兄からうさぎの人形を貰ったという思い出話も聞き流す。
 夕方、ざくろは秘密基地の前で卓司に会うが、由岐との雰囲気の違いに戸惑いすぐに帰ってしまう。
 秘密基地前で由岐に交替、帰宅。
 家で悠木皆守が目を覚ます。隠れていた羽咲が顔を出し、皆守と由岐姉と羽咲で談話。温めなおしたご飯を食べる。
 ざくろのいじめコミュニティーへの書き込みを見たという宇佐見から意味深なメールが届く。「石の塔の闘い、この言葉に聞き覚えはありませんか。あなたにこれから大きな変化があります。」

□2012/7/04
 ざくろが屋上で由岐と会話する。ますます彼女に惹かれる。
 ざくろが帰ったあとに皆守が目を覚ます。羽咲が弁当を届けに来る。由岐がうさぎのほつれを直す。
 羽咲はバーに出勤、皆守はそのまま授業を消化する。放課後に校舎裏で沼田たちから覚醒剤をカツアゲする。
 皆守はカツアゲの成果を公園の公衆便所に流したあとに、誰かに尾行されていることに気付き、横道で捕まえる。詰問するが、途中で腕時計に仕込まれたフラッシュを喰らい逃げられる。
 帰宅。羽咲のいないうちに思いっきりゲームをする予定だったが、ゲームを起動した直後にマスターの誕生日の準備が終わった(?)羽咲が帰宅する。下ネタで追い返そうとするが食いつかれ、結局ゲームには集中できずじまい。

□2012/7/05
 ざくろ、電車の中で由岐と出逢い、遊園地でデートすることに。その後バーで食事をし、ピアノも聞かせてもらう。
 演奏中に皆守が目を覚まし自分内会話。その後もざくろと軽妙な会話をしつつも、皆守とエロトークを繰り広げる由岐さん。
 デート後にそのままバイト。羽咲とマスターと四人でオナヌーや萌えについて語る。
 三人で帰路につく。由岐は自分内会話で、記憶の連続性を保ち、意識が途切れないよう、出来事を明確に記憶できるよう努力していることを語る。
 三人で川の字になって眠る。誰に欲情するかしないかで揉める。

□2012/7/06
 皆守は授業中に羽咲が弁当を届けにきて慌てる。言い争っているところに美羽が話に入ってくる。皆守は羽咲が教室に入れるように、美羽がドアを開けてくれていたことを知る。また間宮卓司がクラスで意外に受けいれられていることに驚く。
 皆守は杉ノ宮までの道で尾行者に気付き、再び路地裏で待ち受ける。あっさり捕まってカメラを粉砕される木村。卓司の身辺を洗い、白蓮華協会教祖の隠し子であることをつきとめたと白状する。木村は前回と同じく目を眩ませて皆守を振り切る。
 皆守がバーに出勤。マスターの策略にはまって女装させられる。
 帰宅。身体を洗いながら、卓司の存在感が強くなっているのを考えている時に由岐が出現。無意識にいるときや人格として存在しないときに、皆守や卓司の考えが聞こえるようになったと語る。その後羽咲が乱入してきてカオス空間に。
 のぼせた羽咲をベッドに運ぶ。皆守はその後四日間の眠りにつく。

□2012/7/08
 めぐたちが小遣い稼ぎにざくろと希実香でAVを撮るとする。希実香はざくろを助けようと立ち向かうも、城山たちに囲まれて敗北。ざくろは騙されてクスリを使ってしまい、気分がよくなっているところを撮られてしまう。
 ざくろ、宇佐見のメールに返信する。

□2012/7/09
 希実香は怪我で欠席。
 ざくろへのいじめが続く。ざくろは帰り道にめぐたちに集団で襲われ、ホテルで輪姦された後放置される。
 宇佐見からの返信。「あなたは間違いなくわたしたちの仲間です。近いうちにあなたを悩ましていた問題が一つ消え去ります。」
 深夜に聡子とめぐみが壊れはじめたざくろについて掲示板に書き込む。

□2012/7/10
 ざくろはドラッグの影響とレイプのショックから幻覚を見はじめる。秘密基地で「ビッチ死ね」という落書きを見たときのショックがフラッシュバックする。
 卓司がSAWAYAKA掲示板で聡子とめぐのスレッドを調べる。高島に何かがあったことを知った卓司は教室に向かう。ちょうど皆守が目を覚まし、強くなる卓司の存在を消そうと必死に痛めつける。意識が途切れるときに聞いた「また……殺す気なの?」は無意識にいた由岐のつぶやき。
 卓司が秘密基地に戻ろうとしたときに、屋上で神の幻覚を見ているざくろを目撃。屋上に向かうがすれ違いになる。
 卓司は代わりに城山たちがフェンスを乗り越えてハイになっているところを見る。引き返す途中で羽咲に出会う。冷たくスルー。
城山は屋上のふちでけんすいしているときに手を滑らせて転落死する。卓司はそれを知ることなく秘密基地に戻り、誰かと交替する。
 ざくろは城山の死でメールを信用し、宇佐見に返信をする。

□2012/7/11
【00:20】
 ざくろが裏掲示板の「転落事故について語るスレ」にコテハンで書き込む。「彼が死ぬのは必然。」
 名無したちから総スカンを食らう。「マジお前自重。」「てめぇが殺したんだろ」
【01:50】
 ざくろが同スレッドに書き込み。「彼が死ぬのは始まりでしかない。」
【02:00】
 ざくろが同様に書き込み。「だって……これって予言通りなのだから……。」
 ざくろ、駅前で宇佐見と亜由美に会う。完全に正常な判断力を失っていたざくろは、二人を前世の仲間だと信じ切り、彼女らと力を取りもどすための儀式「スパイラルマタイ」を行うことを決心する。
【22:02】
 ざくろが裏掲示板に「ビックハザードが来ます。」のスレッドを立てる。「なぜならば、アザはもうすぐに目覚めるからです。ビックハザードが来るんです。」
 しばらくビックハザードをバカにするやりとりが続く。「ビックハザードこっちくんな」「ふざけないでください!」

□2012/7/12
【09:02】
 ざくろが「ビックハザードが来ます。」のスレッドに最後の書き込みをする。「もうすぐにビックハザードが来ます!」
 卓司が杉ノ宮駅前でアニメ声優のCDを買う。デパートの屋上で眠ったところで新しい由岐と交替する。新しい由岐はタワレコファンでお気に入りのバンドの新譜を買ったと認識しているが、これは由岐が後で記憶に不整合が起きるようにわざとCDを買った記憶を残しておいたため。
 夕方、新しい由岐は駅前でスパイラルマタイ決行前のざくろに出会い、話をしたあとにキスをされる。意識が残っていて、それを俯瞰視点で見ていた卓司は嫌な予感がして、一度電車に乗るも駅前に引き返す。
【18:42】
 ざくろと宇佐見と亜由美が駅近くのビルでスパイラルマタイという名の集団飛び降り自殺をする。卓司は自殺の現場に鉢合わせし、ざくろの霊が皆守たちの身体に取り憑いてしまう。
(ここでざくろが皆守たちの身体と激突した場合は一章Ⅰに分岐)
 ざくろの携帯で救急車を呼び、現場の写真を撮ったあと、混乱して携帯を持ったまま逃げ出してしまう。
 卓司は秘密基地に向かい、気持ちを落ち着けるためにアニメを見るが、リルルちゃんとざくろの最後の光景がごっちゃになる。ざくろの死体に襲われる幻覚を見て意識を失う。
【19:02】※Down the Rabbit-Holeより、まだ高島メールが始まっていないので日付誤り?
 瀬名川が高島メールに返信。「なんのいたずらですか? 高島さんのメールを装って不謹慎すぎます」
【22:30】
 皆守が二日ぶりに目を覚ます。秘密基地を出たところで声優のCDを持っていることに気付きぞっとするが、由岐の物であることを考えて捨てずに持ちかえる。
【22:44】(Down the Rabbit-Holeでざくろがこの時間にメールを送信している)
 皆守の身体に取り憑いていたざくろの霊が、学校裏掲示板の登録情報を使って、自分の携帯でメールを画像付きで一斉送信する。「わたしはしぬ事によりせんしとしてうまれかわりました のはずですが いたいです みんなしにます 8にちごにしにます ぜんいんかならずしにます」(ざくろが戦士に生まれかわるために飛び降りたことを知っているのは本人だけ)
【22:52】
 ざくろのメールを受信した誰かが裏掲示板に「なんかキタんですけど(lll▽ ̄)」コワヒ~」スレッドを立てる。スレは自分にもメールが来たという書き込みであふれかえる。
 新しい由岐が帰宅。買ってきた新譜を聴こうとしてアニメのCDであることに驚く。皆守は自分を認識できない新しい由岐の姿に涙を流す。
 由岐は記憶の不整合で存在に亀裂が入り、かろうじて連続性を取りもどす。皆守を抱きしめる。
 皆守と由岐で作戦会議を行う。由岐は切り離されている間も、卓司に衝撃を与えた事件についての調査を出来るよう心構えをする。お互いに情報交換できるように、自室のノートにメモを取ることを決める。

□2012/7/13
【01:40】
 聡子が「なんかキタんですけど(lll▽ ̄)」コワヒ~」スレッドに書き込む。「あのメール本当に高島ざくろのものだと思う……。アドレスが携帯に入ってるから分かる」
【01:42】
 めぐがスレッドに返信する。「あれ間違いなく高島のメールだよ。あの子が持っていた携帯のカメラの写りと同じだもん。」
 皆守が羽咲に起こされる。羽咲が持ったお盆で朝食を食べながら登校する。皆守の昔と変わらない「俺が嘘言ったことがあるか? でも、この約束は絶対だ」にほろりとする羽咲。校舎は異様な雰囲気に包まれている。
 羽咲と別れて校門をくぐろうとしたところで意識下に引っ張られそうになる。由岐に話を聞いてた皆守はすんでの所で踏みとどまるが、新しい由岐の認識に支配されかけて混乱する。
 教室に入るとクラスが異様にざわついている。美羽に「今日も可愛い二人連れてるね」と褒められる。クラスメイトの女子からざくろの自殺について聞かされる。
 HRが始まり、清川からもざくろの自殺を告げられたところで、今度は卓司の認識に襲われる。皆守は卓司の世界にチューニングを合わせて、彼を消滅させようと徹底的にいたぶる。蹴り飛ばそうとしたところで完全に意識化に引き込まれ、その際に封印した記憶の一部を見る。
 卓司に交替し、物理の授業を受ける。休み時間に羽咲と出会ったところで意識が途切れて新しい由岐に交替。(ここ、順番があいまい)
 一限の終了後、新しい由岐は屋上でサボうろうとして彩名と出逢う。『空飛ぶ二十面相』と『純粋理性批判』を読んで雑談。
 何の気無しに3組の教室に入ると、瀬名川に声を掛けられる。瀬名川は由岐(卓司)から自殺する直前のざくろと会ったことを伝えられて取り乱したが、彼女が死の直前に自分の名前を出していなかったかびびっていた。
 卓司に交替。3組の教室でざくろの机とセックスしたあと、2012年7月20日に世界が空に還り、全ては終えるというラクガキを見つけて衝撃を受ける。それは琴美に刷り込まれてた予言の内容と一致していた。
 秘密基地へ戻る途中で由岐と自分内会話をする。
 卓司は秘密基地で音無に出会い、その後再びリルルちゃんとざくろたちの幻覚を見る。
 再び由岐に交替し、羽咲と一緒に帰宅する。家の前で卓司と自分内会話(?)。
 希実香はざくろの呪いを成就させて、多くの人間に償いをさせるために、掲示板にメールのスレッドを立てて積極的に恐怖を煽る。これはざくろの呪いで、全ての人間がざくろの呪いで死ぬと主張する。

□2012/7/14
 卓司が秘密基地のパソコンで(?)聡子とめぐのスレッドをさらに調べ、ざくろが屋上から転落した事件を知る。好意を持っていた少女の死のショックによって、次第に精神を病んでいく。琴美の狂気じみた教育もフラッシュバックし、自分が神の子、救世主だと信じ込みはじめる。世界が自分の思い通りになると強く信じることで、由岐や皆守に対しての支配力が強くなる。
 クラスに行くと、裏掲示板から伝播したWeb Bot Projectや七月二十日に世界が終わるという不穏な噂で盛り上がっている。
 丸一日意識が飛んでいた皆守が目を覚ます。皆守は卓司に必死で絡んで二十万を請求するが、自信に充ちた卓司は動じない。事情を知らない西村たちは、二十万あげると言われたかと思えば、独り占めすると凄まれたりで混乱する。
 卓司は皆守を屋上へ連れ出す。皆守は自信満々の卓司、死と隣り合わせの場所という沢衣村の時と似たシチュエーションに不安を感じる。屋上での自分内喧嘩。皆守は不安を隠すために大見得を切るが、皆守の合気道の経験を使った卓司に返り討ちにされてしまう。
 新しい由岐に交替、羽咲と屋上で弁当を食べる。司と鏡から(?)学校の裏掲示板や、ざくろが死んだのは7月20日の世界滅亡に備えるためという話を聞く。ざくろや城山の死について調査を開始する。
【15:33】
 ざくろたちの死体の写真が添付されたメールが、裏掲示板の登録者宛に一斉送信される。「わたしはしぬ事によりせんしとしてうまれかわりました のはずですが いたいです みんなしにます 6にちごにしにます ぜんいんかならずしにます」
 教室で潔にフリーメールのアドレスを渡し、裏掲示板のアドレスなどを教えることと紹介者になることを頼む。代わりに「合コン」に参加ことを承諾。
 ざくろのことを調べるために3組の教室に向かう途中でやす子に会う。世界が今月の20日に滅びるのか、世界の終わりが近付いているのは本当なのか聞かれ、携帯に届いたざくろのメールを見せられる。メールは撮影者の影が映っていることなどからいたずらだと説明し、近い将来に滅びることもあり得ないと言う。
 3組の教室で、探偵セットを使ってざくろの机を調べる。アタマリバース、ハル・メキドなどの落書き。かすれた部分を微細アルミニウムで浮き上がらせて「間宮くん」を解読し、ついでに机に付いていた指紋(昨日自分が付けた間宮皆守の指紋)を採取しておく。その様子を意識が残っている卓司が目撃する。机の中にあったぬるぬるしたものは、昨日射精した自分の精液。
 卓司を探しに屋上へ行き、彩名と会う。「ご精が出ますねぇ」「はい、精液出しまくりです。水上さんに合わせてみました」旧プールの方に向かう卓司を見かける(?)。
 旧プールに向かい、卓司と新しい由岐が会話する。卓司は自信満々で、新しい由岐は心を読まれて恐怖を感じる(肉体を共有しているから思考が読めただけ)。卓司は救世主の能力だと勘違いする。
 卓司、旧プールの下で音無と会話中に気を失う。リルルちゃんとの会話。
 新しい由岐に交替して帰宅。家の前で卓司と自分内会話。「君は体の人なんだ。ボクみたいに理を学ばなければならない。高次元の認識に向かい! 上りたまえ!」
 自宅のパソコンで潔からのメールを受け取り、裏掲示板への参加を申請する。しばたかついえ、生年月日は大永2年の487歳。

□2012/7/15
 SAWAYAKA掲示板の登録者にメールが届く。「あたまからちをながします ひとがまたあたまからちをながしてたおれます」※
 卓司が家のパソコンでSAWAYAKA掲示板を見る。新しい由岐の申請を承認する(自分が出した申請を自分で承認している)。
 卓司はざくろ事件の責任者である瀬名川を救世主のための生け贄にすることを考える。ざくろの携帯を使って予言のメールを出す。あたまがちだらけになります。きょうまたちがとびちります。
 卓司が登校。新しい由岐は遅刻して三限の終わりに登校したと認識。
 クラスでは昨日と打って変わって、誰もざくろの自殺や世界の終わりを話題にしない。羽咲が学校に来る。
 卓司がクラスの皆が不安になるような発言をする。4限の授業で、卓司が自分を注意した世界史の飯田を花瓶で殴り、予定とは違うが予言を成立させる。
 卓司が演説する。城山と高島は自分が救世主に生まれかわるために神が生け贄にした。世界はあと五日で終わる。救われない者は永遠に地獄の業火で焼かれる。次いで三つの予言をする。もう一つの死によって死の濃度はさらに明言される。多くの者がその死をもう一度目撃する。死者はすべての終局を語る。隣のクラスでは希実香と清川がその演説を聞いている。
 卓司は教室を飛びだし、秘密基地の前で希実香に出くわす。希実香は卓司がざくろの呪いを終わらせるつもりなら、ナイフで殺す算段だったが、瀬名川が死ぬ運命にあることを聞いて笑顔を浮かべる。その後も希実香の演技を交えた瀬踏みは続き、聡子とめぐのことは承伏しかねるが結局卓司の手下になる。
 希実香が瀬名川の監視を開始する。
【11:23】
 卓司がめぐと聡子を釣るために、本名で裏掲示板に「救われる者と救われない者」というスレッドを立てる。「私は、今ここに立っている。救世主として。」「今こそ、救われる者と救われない者はふるいにかけられるであろう。」
 屋上でリルル大戦を目撃する。
【15:30】
 新しい由岐が屋上で彩名と会話。「人はなぜ……いろんなものを隠そうとするんだろう……」「……世界には何人の魂があれば足りるか……」
 帰宅してメールをチェックし、北校SAWAYAKA掲示板の会員登録完了メールを受信する。掲示板で「救われる者と救われない者」スレッドを開き、卓司がバカにされているのを見てほっとする。「警察に通報しまつた。」
 新しい由岐は古いスレッドを探り、「ビックハザードが来ます。」「なんかキタんですけど(lll▽ ̄)」コワヒ~」を読む。「なんかキタんですけど」のレスに張られていたURLをクリックして、新白蓮華教会Webbot研究所(羽咲と琴美の家)のサイトにアクセスする。所在地をプリントアウトしておく。
【21:01】※送信者は希実香?
 瀬名川宛に高島メール。「あのときちゃんとみてたのに なにもしなかった」
【21:06】
 瀬名川が高島メールに返信。「違います。私は本当に知らなかったんです 赤坂さんと北見さんが部活で写生のため屋上使うから 私は鍵を用務員さんからあずかっていただけなんです」
【22:01】
 瀬名川宛に高島メール。「しーとうでいつもいじめられてたのを しってたはず」
【22:08】
 瀬名川が高島メールに返信。「そこでイジメが行われたなんて本当に知らなかったんです。ごめんなさい高島さん」
【23:01】
 瀬名川宛に高島メール。「おくじょうからわたしのにんぎようすてられた あれがないとわたし じょうぶつできない」
【23:09】
 瀬名川が高島メールに返信。「本当に先生は知らなかったんです。人形は明日必ず先生が調べますから。」
【23:13】
 めぐと聡子が、裏掲示板の「救われる者と救われない者」スレッドで卓司に対してざくろの呪いを止めるよう書き込む。
 卓司が意識を失っている間に、由岐が皆守を意識化から引っ張り出す。皆守は卓司に勝って羽咲を守るために、明晰夢についての訓練を受けることに。結果、世界が思い通りになることを疑わない卓司から、イニシアチブを奪う力を身につける。由岐は目が覚めたら最終決戦の場になっていると予言したが、皆守は強い意志で、その前に羽咲に会うと宣言する。※

□2012/7/16
【01:01】
 瀬名川宛に高島メール。「くろいにんぎょう わたしのくろいにんぎょう」
【01:37】
 卓司はめぐと聡子に、ざくろの自殺現場に髪の毛の束が落ちているはずだ、それを持ち帰れと命令し、自転車で先回りして携帯にへばり付いていたざくろの遺髪を置く。
【02:01】
 瀬名川宛に高島メール。「すてられたにんぎょうがさむいっていってる わたしといっしょにかえるの」
【02:16】
 二人がざくろの髪の毛の束を拾う。
 意識が途切れた卓司に変わり、希実香が遺髪を焼くように指示を出し、それから呪いのメールの配信を止める。
【03:01】
 瀬名川宛に高島メール。「わたしはにんぎょうをつれいか おまえつれいく」【05:01】「いっしょにきて」
【05:05】
 めぐと聡子がスレッドにメールが止まったことを書き込む。多くの人間が卓司の能力を信じるようになる。
【06:01】
 瀬名川宛に高島メール。「いっしょにいきたいのでこれからいきます」
【06:06】
 瀬名川が高島メールに返信。「だめ部屋にはこないで、お願い。すぐに人形さがしにいくから。」
【07:00】
 瀬名川宛に高島メール。「せっかくあなたのへやにきたのに なんでいない?」
【07:09】
 瀬名川が高島メールに返信。「忘れ物箱探したけどなかったみたい。でも、もう少ししたら用務員さんが来るから、そしたら人形の事きいてあげるから」
【08:03】
 瀬名川宛に高島メール。「わたしからだない からだこわれた にんぎょうか あなたがひつよう」【09:02】「からだないからだない からだこわれた」
【09:20】
 新しい高島メール。「またしにます おくじょうからなかにわです あとすこしでほんとうにおわりです」
 卓司が登校すると、秘密基地の前に人だかりができている。卓司は信じる者は救われる、救いたい者は誰でもここに連れてきていい、ただし一人でも自分を信じないなら誰も助からないと伝える。(やす子が「卓司が予言なんて成立しないと言っていた」と語るが、そう言っていたのは新しい由岐)
 希実香がホワイトマターで出来た服を卓司に渡す(卓司はリルルちゃんだと認識)。
【10:02】
 瀬名川宛に高島メール。「どこにいるの? わたしはおまえひつよう いっしょいけ」【11:01】「いたい」【12:04】「いたいからだいたい」【13:01】「わたししっぱい うでおれて のうでて いたい」
【12時過ぎ】
 新しい由岐に交替。電車で新白蓮華教会Webbot研究所に行き、アパートの部屋の入り口で羽咲と鉢合わせる。「今……誰ですかっ」
 部屋に招かれて、新白蓮華教会と白蓮華教会の関係や家族に起きた不幸について聞く。この時、木村は押入れに隠れている。
 胸騒ぎがして学校に帰ると、生徒の気配がしない。教室で自分の机を調べる希実香と出会し、捕まえようとするがナイフとフラッシュを使われて取り逃がす。
【14:03】
 瀬名川宛に高島メール。「ちがあるくとでて さむい さむいよ」【15:01】「ろうかですがたみた? すぐにいくよ」【16:02】「ろうかですがたみた? すぐにいくよ」【17:01】「いましょくいんしつでしゃがんでる あなたみてる」
【17:08】
 瀬名川が高島メールに返信。「もしかしたらまだC棟の屋上に残ってるかもあそこのひさしとかに引っかかってるかもしれないから先生見てきてあげるから」
 瀬名川は用務員室に行き、鍵を借りてC棟に向かう。
【17:58】(Down the Rabbit-Holeでざくろがこの時間にぬいぐるみを落としている)
 瀬名川は屋上のフェンスの向こうに置かれた人形を拾おうとするが、そこで高島メールを受信。「あなたのうしろ ほらつかまえた」
 瀬名川は恐怖で屋上から墜落する。新しい由岐がちょうど墜落した彼女と鉢合わせる(瀬名川が「ま、まみぃ」と呟いたのは、まさに目の前に間宮卓司がいたから)。由岐が瀬名川の携帯を使って救急車を呼ぶが、いつの間にか近付いていた希実香に携帯を奪われる。
 職員室に向かおうとしたところで卓司に交替。気付くと既に瀬名川が死んでいる。
 卓司はヤクザから麻薬を強奪するよう生徒たちに命令する。めぐたちが城山と3Pしたことを知っていたのは、城山の死の直前に屋上でその話を聞いていたから。
 希実香はやす子がリルルちゃんのポスターを買いに行くのに同行する。
 希実香らが清川を連れて帰ってくる。めぐたちが収穫のクスリとヤクザに刺された西村を連れてくる。
 卓司が西村に施したいんちき治療と演説で、信者がさらにエキサイトする(おそらくこの時既に希実香がクスリをばらまいている)。
 新しい由岐に交替して帰宅。パソコンに高島メールが届いている。「またしにます おくじょうからなかにわです あとすこしでほんとうにおわりです」
 北校SAWAYAKA掲示板で「高島メール総合」「救われる者と救われない者3」スレッドをチェック。

□2012/7/17
 新しい由岐が登校して教室で清川に会う。「あ、あの……名前確認して良いかしら?」
 清川が職員室に呼び出された際に、彼女の鞄の中に希実香に奪われた瀬名川の携帯があることに気付き、奪って帰宅する。
 瀬名川の携帯に入っているメールをチェック。彼女が高島メールに誘導されてC棟の屋上から落ちたことを知る。
 携帯のアドレス帳にざくろが登録されているので、試しに電話を掛けると、机の引き出しの中にあるざくろの携帯が震える。驚いた新しい由岐は、机の上にあった探偵セットの微細アルミニウムをこぼす。ざくろの机にあった指紋(卓司が付けたもの)と部屋中にある間宮皆守の指紋が同一であることに気付き、ざくろかその関係者が部屋に入って携帯を置いたと勘違いして動転する。部屋に入ってきた羽咲のことを黒い影と認識し、意識を失う。※羽咲であってる?

□2012/7/18
 早朝、新しい由岐が羽咲から逃げるように屋上に行き、彩名と会話する。「人は隠したものをすぐにまた掘り返す」「逃れるために隠すのではなく……その甘美なものとより深く戯れるために隠す……」「最後に見たものを……次に会った時に……教えて……」
 卓司がふたなりの彩名をレイプする夢を見る。彩名の魂に触れようとした卓司は同一性にひびが入ってしまう。
 新しい由岐が目を覚まし、気力を取り戻す。財布がないため教室の自分の机に仕込んだ五百円玉を回収しようとするが、若槻姉妹の机に一昨日の教科書が入れっぱなしであることに気付く。※本当は誰の机だ
 帰宅途中に若槻家(長谷川さん家)の部屋にカーテンが掛かったままなことに気付く。自室でざくろの携帯に指紋が残っているのに思い至り、指紋の採集セットを使って、五つの指紋のうち二つはざくろの机で採取したものと一致するのを確認する。※ざくろ、清川、希実香、間宮皆守であと一つは?
 新しい由岐が、卓司が姿を消していた旧プールに向かう。マンホールから下水と排水タンクを経由して新校舎の土台のスペースに着き、切り刻まれた鏡(うさぎのぬいぐるみ)と羽咲を発見する。羽咲と共にぬいぐるみを背負って長谷川さん家に届けるが、困惑される。

【22:30】
 皆守が強い意志で身体の主導権を奪い返す。

□2012/7/18
【00:00】
 新しい由岐が校門前で彩名と会う。彩名に新プールの土台下スペースに連れられ、ぬいぐるみの綿と卓司が柱に描いたリルルちゃんの絵を目にする。
 建築時に使われたハシゴからC棟の屋上に出る。※本当にあったことか?
 希実香が屋上から飛び降りる。

□メモ
 卓司は父は胃ガンで死に、母親も死んだと認識している。
 親戚のおじさんが癌で死んだ時に立ち会ったと言っているが、父親である浩夫の死の記憶を改変していると思われる(誰が?)。

 まだまだ完成には遠いですが、ここが間違ってる、ここはこうじゃねという意見がありましたらコメントでお気軽にどうぞ。

素晴らしき日々 高島ざくろのビックハザードが来ます!

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2010年03月27日

素晴らしき日々~不連続存在~ レビュー・感想 いいかげん

素晴らしき日々 体験版の感想
素晴らしき日々 いいかげんな攻略
素晴らしき日々 いいかげんなレビュー
素晴らしき日々 正史考察・解説
素晴らしき日々 高島ざくろのビックハザードが来ます!

微妙にネタバレなんですわ~。眠い頭で書いているんで支離滅裂なんですわ~。
 思っていたよりずっとよかった。ホロリとさせられた。すかぢは本当に、魅力的な人間と、いい意味で普通のシナリオが書けるようになったな。百合ゲーとしてもまずまず悪くないと思う。ただし体験版部分、てめーはだめだ。あれは誰が夢見た光景なんだろうか? まぁ結果的に釣られて正解だったんだけどさ。
 キャッチーな一章は非常によい。『ひぐらしのなく頃に』の出題編くらいの勢いはあったんじゃないの。『終ノ空』をほぼ踏襲した展開だが、インターネットやメール、学校裏掲示板、web bot project、集合的無意識などのガジェットを使って、うまく現代的にアレンジしている。卓司がいんちき救世主に成り上がっていくからくりは、冷静に考えればすぐにわかるが、盛り上げ上手なのであまり気にならない。
 しかし二章に入ってからが辛かった。二章はある人物についての真相が明らかにならない、歯の間に小骨が挟まったようなエンドで、三章は救いのかけらもないいじめ→ザ・レイプ→スパイラルマタイエンド。のちのち考えてみた結果、この二つを先に見てよかったことが判明したのだが。凄惨な描写が長らく続いたせいで、気が弱くて陵辱ゲーが苦手な私はすっかりモチベーションが下がってしまった。そんな奴が電波ゲーやってんじゃねぇよって話だが。二章と三章がひたすら苦痛だったところに、四章の冒頭で私が大嫌いなトリックが使われていることが判明したのがとどめだった。あれはお手軽かつ強引に読者に衝撃を与えられる甘ったれた技法で、今までの物語や登場人物を否定するから大嫌いなんだ。
>第一印象は“『らきすた』の百合エロ同人”だった。風貌はCLANNADの藤林姉妹との合いの子だけど。司(つかさ)と鏡(かがみ)って狙ってるのか。
 体験版の感想でこんなこと書いていたんだが、ほとんどこの通りだったという。
>羽が咲く…少女……天使か何かかな?
>なんかそういうアニメあったなぁ……あれゲームだっけ?
>この空のどこかには羽根が生えた少女が一人でいる……んで……。
>あんまりアニメとか詳しくないから分からないや……。
>詳しくないというわりには細かい設定まで知っとるね。
 自分なかなか鋭いやん。ぶっちゃけ、今どき統合失調症とか解離性同一性障害とか多重人格とか叙述トリックとかどんでん返しとかまじっすか。こんなもん『カリガリ博士』以降『マルホランド・ドライブ』やら『シャッターアイランド』やら『さよならを教えて』やら『水夏』やら『CARNIVAL』やらでさんざん使い回されたネタで、もはや目新しさのかけらもないじゃないっすか。ちょっと待てよ、ということは体験版のあれはそういうことなのか!? クソッたれ(自分が悪い)とここで一旦この作品に対する評価は最低まで下がったのだった。しかし、四章、五章と読み進めて、また三章や二章の分岐を埋めていくうちに、事件の裏に登場人物のさまざまな行動、さまざまな思いがあることがわかって、加速度的に評価が上がっていった。例のトリックも存外練り込まれた設定で、くそっ一本取られたと思えるシーンも少なくなかったので、あんまり目くじらは立てないことにした。すかぢは本当に人間を書けるようになったな。私はいわゆる三大電波ゲーム(『さよならを教えて』『終ノ空』『ジサツのための101の方法』)はそこまで評価していないんだが、この中では『終ノ空』が一番気に入っていた。あの作品は、いくら不条理や不合理や超展開があろうとも、芯の部分に人間がいたからだ。周囲が狂気に犯されていても決して揺るがない、行人と琴美の強い絆がよかったんだ。幼馴染みが主人公に背負われながら、幼い頃の思い出を語り、主人公は私が泣いているときはいつでも来てくれた……と述懐するという、拙いながらもこれ以上ないクサさが良かったんだ(だからあれを茶化すようなカットには一瞬ピキッときたのだが)。巧みに描かれた集団心理の恐ろしさや、哲学・文学その他の蘊蓄衒学趣味、クトゥルフの要素、電波、超展開、スパイラルマタイなどのネタ要素などと比べてもなお、あの実直な日常賛美の構図は光っていた。私は過去の偉人や哲学者のご高説よりずっと、あの神話的、原型的とまでいっていいお約束の構図に説得力を感じた。私のように感じた人間にとっては『素晴らしき日々』は『終ノ空』の正統な進化系になるんだと思う。あのクサさを倍増しにした感じだ。本当にクサい。
 ほんと、ルートの選び方によって心証が変わるゲームだな。特に三章、スパイラルマタイルートに最初に進んだ人と素晴らしき日常に進んだ人では印象がまるっきり違う。
 声優名をエンディングまで非公開にして、司と鏡と羽咲の声を同じ声優さんに声質を変えて演じさせても面白かったんじゃないかな。声優さんが死ぬか。
 ある事件をさまざまな人物の視点から読み解いていく作品なので、必然的に何度も同じ場面が繰り返されるのだが、読者の理解度に応じてまるっきり違った光景に見える演出は素晴らしいと思った。屋上での皆守と卓司の決闘は、二章で見たときと最終章で見たときは感慨がまるで違うよな。だが、既読済みのコピペ文章を二度三度と読まされるのがしんどいところもかなりあった。ところどころピックアップするとかもう一工夫ほしかったかな。
 二章の狂気の描写が、目新しくないわりにくどいのでだるかった。あそこは容量の三分の一くらいカットしてもよかったよ。脈絡のない言葉が画面を埋めつくす演出も、壊れたレコードのように同じ言葉を呟く演出も、平仮名を片仮名に変えるのも、校舎が異形の者で埋めつくされているCGも、二回も三回も見せるもんじゃない。そうでなくともこっちは『終ノ空』で体験済みなんだから。清川女史がちょっぱった自転車のサドルで放尿したあたりで強烈な睡魔に襲われたぞ。二章は読み返してみて驚くほど伏線が張られていることに気付いたが、その分を加味しても冗長だと思う。
 すかぢの衒学趣味は安定しておもしろいな~。文学や哲学、戯曲、アニメみたいなサブカルチャーから星座、合気道まで何でもござれだ。織姫と彦星はニートになったせいで引き裂かれたっつう話は覚えておこう。『シラノ・ド・ベルジュラック』の引用は効果的だったな、ちょっと読んでみたくなった。
 『終ノ空』で体験済みだったが、スパイラルマタイのメンバー勧誘はうまかったな。まあ宇佐見たちも意識してやったんじゃあないだろうけど。誰にも当てはまるような抽象的なことを尋ねて、あたかも人の心を読んだかのように振る舞うのは、占い師なんかも使うテクニックらしい。「あなたは今、なにかに苦しんでいますね?」「何か辛いことがあったんでしょう」「何か変わった物が見えたんじゃないですか?」「何か変化がありませんでしたか?」これもうまい。「ざくろさんは何度か考えなかった? 世界が滅んでしまえばいいとか、自分自身が消えてしまえば良いとか……」SNSのいじめコミュニティーに相談するほど深刻な悩みを抱えている人は、一度や二度はこんなことを考えたことがあるだろう。
 百合ゲーとしていいところは、主人公と相手の両方に行動原理がしっかりあるところだな。単純だが大事なことだと思う。エロシーンが10年くらい前のノリなのはこの際目をつぶる。全部が全部「ハァハァ、私もう我慢できない、○○ごめんね、親友or幼馴染みがこんな変態でごめんね……アンッアンッ」というワンパンだったのは気のせいか。なんか倦怠期のカップルとかこんなプレイしてそう。
 クトゥルフってググってもよくわかんないんだよな。音無彩名ってそれに関係した名前なのか? 今回も音無ちゃんはいい存在感をしていた。
 音楽いいわ。音にできること、夏の大三角形、夜の向日葵みたいなピアノ曲が特にいい。コンプすれば音楽鑑賞モードが出るんで頑張りましょう。
 『モエかん』を積みっぱなしで『終ノ空』『二重影』のイメージしかなかったから、ケロQ=システムが史上最悪という先入観があったんだが、『素晴らしき日々』は特に問題なかったかな。欲を言えばクイックセーブか、いっそのことシーンジャンプがほしかった。あとはコンフィグ、OK押さなくても反映してほしいな。めんどくさい。そうそう、二重影あたりのイメージでどうせ総当たりの一本道ADVなんだろ、と思っていたら予想を裏切ってくれた。

「私の知っている方で、シナリオと原画とCGと演出用素材から背景まで、自分が出来るからと言う理由で全部やろうとしてしまう方がいますが……」
「正直人間としてどうしようもないですっ」
「なんでも自分でやろうとするから発売が遅れるんです! と私は皆様を代表していいたいです!」
「だいたい収録予定日なんかもどんどん移動しましたし……当日台本受け渡しとかチェックできないんでやめて頂きたいんですよ。正直迷惑なんです……」
「“ふ、ふひ、し、シナリオを書くのが久しぶりなんでいまいち調子が上がらないんですよwwふひwふひひひ”とか変な鼻息で説明されても困ります」
「これはお仕事なのですから、そんな身勝手な都合など知ったことではありませんっっ……まったく」


 体験版だけの悪乗りかと思ったら……(^q^#)。

「あのな、希実香……あれ知ってるか? 四天王」
「あ! 色々ありますよね! お笑い四天王とか! アイドル四天王とか! でないゲーム四て……」
「はうっ」
「神々の怒りをくらいたいのか……お前は」


 おい、キミタチはいつまで同人サークルの気分を引きずっているんかね。ベルギー。ケロQの『サクラの詩』ってこの四天王にはいってるよな。『おまかせ! とらぶる天使』とあと二つがわからん。

解離性同一障害。
その言葉でかたづけるのは簡単だ……でも人の心はもっと複雑だ。
そこに宿る魂はもっと複雑だ。
「ふふふ……少しあの子の面影があるわね……」
「あの子?」
「あ、いや、こっちの話よ……こっちの話……」


 このクサさ、ロマンティックさがケロQだと思うのよ。

「エロゲとかだとさ……実は生き霊で由岐さんは実は生きてましたーとかあるんだけどね……」


 五割はどこかの病院で意識不明だった患者が目を覚まし(Kanon、CLANNAD、みずいろ)、三割は前世の記憶を取りもどした幼稚園児が主人公のところにやってくる(もしらば、とらハ)。

「信じるという問題じゃない。それは確定的に明らかな真実!」


 ブロント?

 本当は、邪気眼とか厨二病とか末期少女病とか言いたいところではあるけど……そりゃ怒られそうだ。

(Down the Rabbit-Hole)


「やれハ○マーブロス! マ○オを倒せ! マ○オを倒せ! マ○オ様の偉業を否定する精神科医をぶっ倒せ! ぶっ壊すんだぁぁあああ!」


 まさかのさよ教ネタ。あれを伏せ字なしでやったクラフトワークは命知らず。

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2010年03月26日

素晴らしき日々~不連続存在~ いいかげんな攻略

 スパイラルマタイもアタマリバースもハル・メキドもエンジェルアドバイズも物理特化符虫もリルルちゃんもふたなりも女装男の娘も出てくるが『終ノ空』とは毛色がかなり違う。単純なリメイク・焼き直しではないのでその点はご安心を。音楽鑑賞モードは全エンディングを見れば出る。

Down the Rabbit-Hole
キスをする
セーブ1
一番を選択する(鏡)
ロード1
二番を選択する(司)
ロード1
三番を選択する
(さてと、すぐ目的を果たさないとな)
鏡に今日の予定を聞く
屋上へ
教室へ
体育館
説明してみる
十日間
鏡のことを考えてた
屋上へ
体育館へ
高島の教室へ
自分の教室へ

It's my own Invention
セーブ2
いける!
現実は思いの外簡単だ
こんな現実を望んでいた
黒波動の発生源を押さえる
おしりでしますか?(最果ての空へ)

ロード2
妄想だろう……
黒波動の発生源を押さえる(希実香)

Looking-grass Insects
セーブ3
そのまま自分の教室に戻る(スパイラルマタイ)
ロード3
どうしよう……(素晴らしき日常)

Jabberwocky
セーブ4
それだけじゃない……(由岐)
Which Dreamed It
JabberwockyII
向日葵の坂道

ロード4
当たり前だろ(羽咲)
JabberwockyII
素晴らしき日々

Jabberwocky
どうでも良い……そんな事……
JabberwockyII
終ノ空Ⅱ

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2010年02月02日

素晴らしき日々~不連続存在~体験版  レビュー・感想 百合ゲーアタマリバース

http://www.keroq.co.jp/suba/index.html
 
 ダウンロードしてみたけれど、百合ゲー、レズゲーと呼んでも語弊がないくらいは要素があるな。ぶっちゃけそれとして見ると過剰な期待はできなそうだけど。本格的濃厚百合ん百合んサイト「とっぽい。」の管理人としてはやってみるかな。

 第一印象は“『らきすた』の百合エロ同人”だった。風貌はCLANNADの藤林姉妹との合いの子だけど。司(つかさ)と鏡(かがみ)って狙ってるのか。

 あらためて『終ノ空』との名前の類似が多いなぁ。プレイしたのはだいぶ前なんで正直あやふやなんだが。『素晴らしき日々』の登場人物や世界は、『終ノ空』で存在以上、それ以後(だったっけ)を迎えたあとの話、でいいのかな。『ストーンオーシャン』のメイド・イン・ヘブンで一巡したあとの世界をイメージしている。前作のメインヒロイン格、音無さんちの彩名さんは『終ノ空』と同じ存在みたいだ。エンポリオか『火の鳥』の火の鳥みたいなものか? おしかけメイドのざくろも同姓同名か、たしか物語の冒頭でスパイラルマタイした子だったかな。『終ノ空』の記憶があるみたいだが本当にアタマリバースでもしたのか。前作でも音無ちゃんを一方的に敵視していたよな。主人公は凶悪そうなツラで恐ろしいほどのなで肩だったのに、ずいぶん可愛くなったな。もとよんの絵もいまや普通の萌え絵で通じるものな。

 そうそう、メタフィジカルな言動が多いところも「らきすたっぺーなー」と感じた理由だ。登場人物が自分から「幼馴染みキャラ~」「双子属性~」「ツンデレ~」と言いはじめる。しまいには作者の自虐ネタまでやりはじめる。それと哲学、文学については前作でも節々で語っていたが、今回はアニメ、ゲームなどのサブカルチャーまで出てくる。『天空の城ラピュタ』から果ては『涼宮ハルヒ』『AIR』など。

 羽が咲く…少女……天使か何かかな?
 なんかそういうアニメあったなぁ……あれゲームだっけ?
 この空のどこかには羽根が生えた少女が一人でいる……んで……。
 あんまりアニメとか詳しくないから分からないや……。


 詳しくないというわりには細かい設定まで知っとるね。観鈴ちんってこう見ると初対面の往人に対してなかなかトバしてるね。 

 文学、戯曲や哲学に対する言及や、蘊蓄語り、不思議ちゃん組の思わせぶりで持って回った台詞は面白かった。これはすかぢの持ち味だろう。ただし、キャラクターの造詣や恋愛描写はあまりにも酷かった。安易で平々凡々、それこそ藤林姉妹や柊姉妹のパチモノでしかない。主人公はありがちな無気力くんだし。脚本も、ハッとさせられるような印象的なエピソードがほとんど無かった。最初から周りの好感度MAXだしなぁ。夏の大三角形と世界そのものの少女に関する話はわりかしよかったけれど、由岐の家でのラッキースケベラブコメパートが酷すぎる。酒をかっくらっての王様ゲームとか、誰が主人公にあーんさせるかで揉めたりとか、誰がお風呂で主人公の背中を流すのかで一悶着あったりとか……。三流のライトノベルだって今時あんなテンプレのクソ萌えイベントはやらないぞ。

 テキストが締まりないなぁ。すかぢって元々筆力でグイグイ引っ張るタイプの物書きではなかったと思うが……『二重影』の殺陣も「スバッ! ビシュ! シュンッ!」みたいだったし……この気の抜けたビールのような味気なさはどうなのよ。

この人ってやっぱり本当に危ない系な人?

 やっぱりと本当にで意味が被っているわ、~系なんて死語を平気で使うわ。おっさんが精いっぱいなりきって書いた女子学生風味の文章ほどイタいものはないぞ。

「私の知っている方で、シナリオと原画とCGと演出用素材から背景まで、自分が出来るからと言う理由で全部やろうとしてしまう方がいますが……」
「正直人間としてどうしようもないですっ」
「なんでも自分でやろうとするから発売が遅れるんです! と私は皆様を代表していいたいです!」
「だいたい収録予定日なんかもどんどん移動しましたし……当日台本受け渡しとかチェックできないんでやめて頂きたいんですよ。正直迷惑なんです……」
「“ふ、ふひ、し、シナリオを書くのが久しぶりなんでいまいち調子が上がらないんですよwwふひwふひひひ”とか変な鼻息で説明されても困ります」
「これはお仕事なのですから、そんな身勝手な都合など知ったことではありませんっっ……まったく」


 作中の登場人物が脈絡もなくこんなことを喋りはじめる。……これって『CROSS†CHANNEL』みたいな体験版だけの悪乗りだよね? そうだよね? こういうノリやめてくださいよ。後書きで作者とキャラクターがドツキ漫才を始める中坊のWEB小説じゃないんだから。さすがはベルギーの会社だけあるぜ。

 百合ゲーとしてはちょっと期待値が下がったけど買う予定は変わらず。もともと女の子関連が評価されている人じゃないからな、お前さんすかぢに何を期待しているんだって話だ。私は百合ゲーとしてもよかったら儲けもの、くらいの心構えで行こう。
 はたしてこのうち何人が屋上からスパイラルマタイするかな。何人がふたなりで何人が生えるかな。0人ということはないな。二人か三人と見た。

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