2007年08月27日

Kanon 考察・解説・レビューまとめ

KANON解釈ページ
名前と美汐の贈り物 (Kカスタネダさん)
『Kanon-カノン-』構造分析  (presented by tatuyaさん
ONE・Kanon考察部屋 (夏少さん
真琴は結局どうなったのか? (スプレッドフリーダムさん
Last examinations (PANDEMONIUMさん
[Kanon]今さら沢渡真琴という少女について (狐狸言さん
『舞と真琴』 (Private Gardenさん
「Kanon」考察 (琥珀色の南風さん
全年齢版ファイル考察 
台詞辞典 
天野美汐への疑問 (Kanonsenseさん



リトルバスターズ!考察・解説・レビューサイトまとめリンク
ONE~輝く季節へ~ Kanon AIR CLANNAD


Key/麻枝准の奇跡話に戻る

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags: 考察 Kanon 
2007年08月25日

星に語れば リンダ・スコット I've Told Every Little Star

オールディーズ 地獄の66曲レビュー 4/66

星に語れば/リンダ・スコット
I've Told Every Little Star / Linda Scott




 イントロのわけわからんちんな「チャン、チャラン、チャラ↑ララララララララ~ン♪」といい、リンダ・スコットの子供ぶってるくせにやたら迫力のあるボーカル(いひゅうううわあぁぁ~♪)といい、間奏のしょぼくれたワウギターといい、うさんくさいドラムソロといい、ぎとぎとに甘い歌詞とくどい韻といい、早い話が最高のオールディーズ・ポップなんだけど、それだけに『マルホランド・ドライブ』で流れた時はびっくらこいたなぁ。あの悪夢の中を歩いているような緊張感の中で「いひゅうううわあぁぁ~♪」だよ! いやはやまったく。リンチ先生のセンスは並みじゃない。あの映画の全編にちりばめられている「違和感」の演出の中でも、特に光っていたと思う。

*収録アルバム*
『マルホランド・ドライブ サウンドトラック』
*マルホランド・ドライブ
 どうせなら本編も買っちゃおう。


あなたに言ってしまえばよかった

ねぇ、私ったらお星様ひとつひとつに語ったのよ(I've told every little star)
私がどれたけあなたのことを思っている(I think you are)か
なのにどうしてあなたに言わなかったの

私ったら小川(brook)のさざ波にまで語ったのよ
思いのたけをあけすけに(open book)
なのにどうしてあなたに言わなかったの

友達がたずねる「恋をしているの?」
私はいつもこう答える「ええ(Yes)」
認めちゃった(confess)ほうがいいわ
もし答えがイエスなら

きっと、あなたも(too)私のことが好きなんでしょう?
ねぇダーリン、もしそうだったら(if you do)
どうして私に言ってくれなかったの

日本語訳歌詞:toppoi


地獄の66曲リストに戻る

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags:
2007年08月24日

ONE~輝く季節へ~ 考察・解説・レビューまとめ

「ONE~輝く季節へ~」徹底レビュー
「ONE~輝く季節へ~」レビュー・長森瑞佳  (一〇cm四方の青空さん
『ONE』~輝く季節へ~ 解題テキスト 「永遠の盟約」前段
『ONE』~輝く季節へ~ 解題テキスト 「永遠の盟約」後段 (尾張小牧ネットワークさん
4.リーフ以後――主に『ONE』について (TINAMI - TINAMIX Archivesさん)
えいえんの向こうに見えるもの (ぷれたつさん
第18回:馬と『ONE~輝く季節へ~』その1~えいえんはあるよ。ここにあるよ。~  (MilkyHorse.comの馬法学研究会さん)
真実はいつも一つ (Rhythmic Rainさん)
『永遠の世界について思うこと』 (Private Gardenさん)
唯脳的ONE解析論 (PANDEMONIUMさん)
世界の果てで愛を叫んだ獣(ONE考察) (Infinity Multiplyさん
「ONE」に関する考察 暫定版 (夏少・お悔やみの部屋さん
ONE~輝く季節へ~考察 解釈 (琥珀色の南風さん
PC版「ONE」→PS版「輝く季節へ」変更点リスト (Kazuhiko Ohno's Homepageさん
おねキャラ名鑑 (Yttlord's Primitive Fireballさん
ONE用語辞典ver.1,20 (The galaxy of PROMINENCEさん)







リトルバスターズ! 考察・解説・レビューまとめ
ONE~輝く季節へ~ Kanon AIR CLANNAD


Key/麻枝准の奇跡話に戻る

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags: 考察 
2007年08月23日

[アニメ] CLANNAD クラナド 第01話 「桜舞い散る坂道で」 音声のみ(京アニ)



 ええ!!??

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags:
2007年08月20日

TVアニメ「CLANNAD」エンディング曲「だんご大家族」?


 こんなん毎回流されたらたまったもんじゃない(TT)。


 「Keyは全年齢のほうがエロい!」偉い人は言った。


 涼元、ちゃんとアクアプラスに出勤してんのかなぁ…。


 魁御大は元気してるかなぁ…。


 まごめちん(TT)


↑新旧比較↓




 これはありがたい。

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags:
2007年08月20日

千羽烏月ルート

ユメイ(ルート)に関する伏線
千羽烏月(ルート)に関する伏線
ノゾミ(ルート)に関する伏線
浅間サクヤ(ルート)に関する伏線
若杉葛(ルート)に関する伏線


◇誰かの写真

-駅員-
「そこ(羽様)のお屋敷には――」
-桂-
「え?」
-駅員-
「――あるんだよ」
-桂-
「な、何が?」
-駅員-
「色々な、噂がね」
 駅員さん、そんなに嬉しそうに声色を変えないでください。
-駅員-
「確か十年後前の話だったか。住んでいた家族が神隠しにあって消えてしまったとか」
-桂-
「ひっ、引っ越しただけなんじゃ?」
-駅員-
「いやいや。実は殺人事件があったなんて噂も立ったぐらいだよ」


噂の元は10年前の事件だろう。主に憑かれた白花ちゃんは行方を眩まし、代わりのハシラになった柚明さんは行方不明扱いにされ、正樹さんは白花ちゃんに胸を貫かれて亡くなり、残された真弓さんと桂ちゃんも故人を偲ばせる屋敷を引き払う。端から見れば突然の一家消失で、屋敷が神域に近いこともあり、神隠しと噂されたのもわかる。行方不明が二名に死者が一名(かつ変死体)の事件がマスコミ沙汰にならなかったのは、千羽党(若杉)がもみ消したからだろう。

-駅員-
「ところで最近は、座敷童を見たとか、狐に化かされたとかいう人がいるらしいんだがね?」


 葛ちゃんと尾花のこと。初プレイでこのルートに入った人は気付かない。


◇天ぷらぷらぷら

 と、彼女(烏月)の頬がわずかに緩んだ。
 わたしはそんな彼女の顔を、ほんの少し(本当に少しだけ)お母さんに似ているかもしれないな、と思った。
 実はわたしのお母さんも、かなり綺麗な人だったのだ。


真弓さんの正体のヒント。真弓さんも千羽家の人間で、烏月さんとは遠い親戚にあたるのだから、似ていても不思議はない。

-桂-
「何だったら桂でいいよ」
 馴れ馴れしくそんなことを言ってしまったのは、ふとこの人に、名前で呼んでもらいたくなったから――かもしれない。
 陽子ちゃんをはじめに学校の友達は、みんなわたしを「はとちゃん」とか「羽藤さん」と呼ぶ。
 何でも、羽藤という名字が珍しいのと、桂という名前の響きが「男の子みたいでイメージじゃない」のだそうな。
 だから普段、わたしを桂と名前で呼んでくれたのは――


 お母さんだけだったのだ。

-桂-
「変わった名前だね」
-烏月-
「確かに。出生届を書き損じたのだろうと、口さがない人には言われたりするね」

――あれ?

-烏月-
「桂さん、どうかしたのかい?」


出世届を……損じる? どこかで聞いた話だな~、でもどこでだっけな~思いだせないよ~。そそっかしい真弓さんは、桂ちゃんと白花ちゃんの出生届を提出した。ユメイルート◇浄瑠璃T参照。


◇ふやふや


◇謎の人物の影


◇友あり遠方より電話くる
 章題の元ネタは「論語」の一文「友あり遠方より来たる」。


◇タソガレ
 章題に漢字を当てれば「誰彼(あなた誰?)」になる。夢に現れる懐かしい人、あなたはいったい誰なの? わたしの何なの?
 詳しい解説は◇それは物語の予兆◇タソガレ◇ナクシタヒ◇幻視行で。

「――桂ちゃん」
 あの声の人だ。
 ああ、この人は、この顔は……
 痛みが走った。(赤エフェクト)
「駄目。考えては駄目」
 知っている。誰かに似ている。
 それはとても懐かしくて、毎晩見ている、鏡の中の――


わたしに似ている。桂ちゃんとユメイさんの血縁関係を示唆している。

 柔らかな手が、頭を撫でた。
 幼い子供をなだめるように、よしよしと、優しくゆっくり。
 少し冷たい指先が、痛みを吸い取ってくれているような気がした。
 風邪を引いた幼い日の夜、苦しいところを撫でさすってくれた、お母さんの手にも似ていて。
 ああ、やっぱりこの人は――(赤エフェクト)


――幼いわたしの世話を焼いてくれたことが……とか続く。
 この幽霊さん、幼い日の桂ちゃんと接触がある? ひょっとすると元人間、それも桂ちゃんに近しい人だった? と想像をたくましくしてほしいところ。

-烏月-
「その声、桂さんか」
 正体を確かめるように、わずかに左目をすがめて私を見ている。
 月の光の加減のせいか、見開かれた右目が蒼く光っているように見えて、わたしはぎょっとしたのだけれど――


烏月さんの左目が蒼く光っていたのは見鬼の技を使っていたから。万に一つも桂ちゃんの正体が鬼かもしれないと思ったのか、あるいは桂ちゃんに残されていた気配を探っていた。初プレイでこのルートに入った人はスルーする。


◇銀しゃりしゃりしゃり


◇ネバイイト


◇今日の予定は?

-女将-
「千羽さんはお家のご用で来ているそうだから、色々と忙しいのかもしれないもの」
-桂-
「え?家の用事?」
-女将-
「明々後日にお祭りがあるのよ。そういう意味ではいい時期に来たわね」
-桂-
「はぁ、お祭りですか……」
 それと烏月さんに何の関係が?
-女将-
「少し前までそのお祭りを取り仕切っていたお家があったのね。でも、急にその人達がいなくなってしまったそうで――」
 ここ何年もの間古い作法に乗っ取ったお祭りができなかったとのこと。
 今年はその家と縁があるという人が協力を申し出てくれたので、例年よりは多少盛大になるそうなのだ。


祭りを仕切っていた一家が羽藤家なのはほぼ間違いない。羽藤家は10年前の事件を機に経観塚を去っている。
Q.「お祭りの協力者」って誰だったの?


◇備えあれば憂いなし?


◇少年と鬼の木

-桂-
「……あれ?」
 わたしは再び、同じ言葉を口にすることになった。
 見たことのある人だった。
 でもこのあたりに知り合いなんていないし、そうじゃなくても男の子の知り合いなんて――
――ああ、烏月さんの尋ね人の。


白花ちゃんは桂ちゃんの双子の兄で、生まれてからこっち、十年余りを一緒に暮らしていたんだから、既視感があって当然なんだけれど。もっともらしい理由を付けてはぐらかしてしまっている。うまい。

-桂-
「えっと、地元の方ですか?」
-写真の少年-
「そう――いや、昔はこっちに住んでいたんだけど、今は違うよ」


ケイくん=羽藤の人間だと推測できる数少ないヒントの一つ。書くまでもないことけれど、白花ちゃんは10年前まで羽様のお屋敷に住んでいた。

-写真の少年-
「かく言う僕も親戚つながりでね。一口で言えるほどには近くないんだけど、彼女(烏月)とは遠縁に当たるんだ」
-桂-
「えっと……つまりは、あなたも千羽さん?」


ここに限らず、烏月ルートではケイくん=千羽の人間だと印象づける描写が多々ある。ユメイルートでの、ケイくんは実は羽藤家の一員だったのでした!というどんでん返しのための仕込みだろう。

-桂-
「奇遇ですねー、羽藤桂です」
 あははと笑ってお辞儀をする。
-ケイ-
「ハトウ――ケイ――!?」(略)
-桂-
「桂は将棋の桂馬の桂――ってあれ?どうかしました?」
-ケイ-
「いや、別に……」
 と言いつつも、何でもなくはなさそうな様子。


ケイくんは桂ちゃんのことを知っている?ひょっとすると記憶を無くす前の桂ちゃんと面識がある?というところまで予測できる。じっさいは面識どころの話ではなく、二人は血を分けた兄妹なんだけれど。

-ケイ-
「北の地に住む人達にもね、死んだら蝶になるという伝説がある。彼らは塊を魔除けの木としていて、死者を弔う墓標としても使っていたんだよ」
-桂-
「魂が迷わずに…蝶に変われるように?」
-ケイ-
「それはどうかな。だけどこのご神木は、君の言う通りの意図をもって植えられたものだよ」
「還ろうとしないある魂を、蝶の形に変えて散らそうとしているんだ」


白花ちゃんの言うとおり、凝り固まった主の魂を少しずつ虚空に還すことがご神木の役割だ。しかし、それを目的として塊の木が植えられたという憶測はハズレ。ご神木は例の事件より遙か前から経観塚の山に根を下ろしていた(だからこその主を封じるほどの霊力である)。

-ケイ-
「それなら――あまり思いつめない方がいい」

「えっ!?」
ケイ
「彼女が忘れろと言ったのなら、それは思い出さなくてもいいことなんだ」
 わたしを襲った目眩の正体を、知っているかのような口調で言う。
  -ケイ-
「忘却は人に与えられた恩寵のひとつだよ。君はそれを受け入れた方が幸せになれる。今更、藪をつついて蛇を出すことはないんだ」
 顔立ちは全然似ていないんだけれど、こういう物言いやまなざしの強さは、やっぱり烏月さんと似ているかも知れない。


白花ちゃんがうまいこといった。「桂は今さら頭をひっかき回して、蛇(ノゾミカゲちゃん)に関する忌まわしい記憶を呼び起こす必要はない、そのまま平穏に暮らせばいい」と言いたかったのだろう。このセリフ、ユメイルートと烏月ルートで白花ちゃんのルーツを知るとダンチに重みが増す。
 二人の空気が似ているのは、明良さんの影響か。

-ケイ-
「とにかく、忘れていることを無理に思い出そうとするのはよした方がいいね。何が出てくるかわかったものじゃない。それこそ――」
 飲み込んだはずの言葉が、どうしてかはっきりと聞こえた。
-ケイ-
「鬼が出るか、蛇が出るか、果ては両方か」


また白花ちゃんがうまいこといった。主は八岐大蛇を遠祖に持つ蛇の鬼神である。


◇なんでこんなところに?

-桂-
「そういうサクヤさんこそ、なんでこんなところにいるの?」(略)
-サクヤ-
「仕事だよ仕事。『日本に残された野生』とかいうテーマで狸やら狐やら狼なんかの野生動物の写真を撮ってきてくれだとさ」
-桂-
「サクヤさん、日本に狼は…」
-サクヤ-
「撮れたら学会報告ものだって?まぁ、運が良ければ最後の一匹が見つかるかもしれないじゃないか」


サクヤさんが観月の民の最後の一人なのを暗示している。

-桂-
「代わりに幻のツチノコとかみつかったりして」
-サクヤ-
「よしとくれ、蛇の化け物なんて縁起でもない」
-桂-
「あはは、サクヤさんにも怖いものってあるんだ」
-サクヤ-
「人生長いと色々あるんだよ――と」


唯一慕っていた人間である姫さまを狙われる、恩人の息子を殺される、白花ちゃんの身体を乗っ取られる、柚明さんを代わりの生け贄にされる、桂ちゃんはそのせいで記憶を失い、女やもめでこぶつきの真弓さんは過労死する。サクヤさんにとって蛇の化け物=主は鬼門中の鬼門である。


◇雨のにおい

-サクヤ-
「あー、いやな天気だねぇ。こりゃあ近いうちに一雨くるよ」
-桂-
「見てないのにわかるの?」
-サクヤ-
「わかるさ。空気の匂いとかでねぇ」(略)
-桂-
「そういうのって、職業柄?」
-サクヤ-
「いや、天気予報が得意なのは生まれつきさね。あたしの家系は鼻が利くんだよ」


サクヤさんの正体のヒント。言うまでもなく「あたしの家系」とは観月の民のこと。サクヤさんの人並み外れた嗅覚は◇不法侵入などでもアピールされている。


◇意外な繋がり

 にっこりと上品に微笑み、どこからともなく取り出した名刺を差し出すサクヤさん。
-サクヤ-
「浅間サクヤと申します」
-女将-
「あらあら、ルポライターでフォトグラファーなんですね」
-サクヤ-
「はい。文章では主に政経面について。写真は山や野生動物など、自然を主に扱っております」


「ルポライター」という単語自体がサクヤさんの正体のヒントだろう。美人独身二十歳なら「フリーライター」か「ジャーナリスト」を使う。

-サクヤ-
「烏月って……もしかして千羽烏月かい?」
-桂-
「あれ?サクヤさん知り合い?」
-サクヤ-
「……まぁ、あの家とも古い付き合いがあるというか、いろいろな因縁がねぇ…」


60年前の観月の村襲撃から、若杉から刺客として送られた真弓さんとの死闘(◇ジョーカー参照)、明良さんとケイくんの件に端を発する悶着と、サクヤさんと千羽党との因縁は延々続いていく。


◇月と花

-サクヤ-
「で、桂はともかく、あんたはそろそろ上がるころなんじゃないのかい?」
-烏月-
「どうして私が」
-サクヤ-
「烏の行水って言葉があるだろう?慣れない長湯は身体に障るよ」
-烏月-
「何を言うかと思えば、馬鹿馬鹿しい。重ねた齢にふさわしい――」


サクヤさんの正体のヒント。サクヤ嬢は当年とって17XX歳である。「そんなことになったら大変よ」byユメイさん。


◇鬼の成り立ち

-烏月-
「ああ……桂さん、あなたは奴に会ったのかい?」
 烏月さんは切れ長の目を細め、少し難しい顔をして私に尋ね返してきた。
 ……もしかして照れてる?
-桂-
「でも、奴なんてそんな言い方……」
-烏月-
「呼び方を区別しないと、先ほどのサクヤさんではないが問題が生じるだろう?」
 確かに本人同士なら、小さい子みたいに名前を一人称にしていない限り、混乱することはないけれど、第三者と話すとなると大変だ。


 叙述トリックでよく使われる手なんだよね。あっはっは。◇ナクシタヒ◇倉にしまわれていたもの◇浄瑠璃Fなどはややこしいことこの上ない。

 かと言って、ケイくんのことを「千羽くん」と苗字で呼ぶのも、烏月さん相手だと何だか変なわけで……


ケイくんの印象を千羽党・鬼切り役寄りにするためのひっかけ。ユメイルートのための仕込みだろう。

 えっと……
-桂-
「鬼から隠れるんじゃなくて、鬼が隠れるの?」(略)
-烏月-
「逆だよ桂さん。順番が逆なんだ。あるものを鬼と認識し、鬼という鋳型にはめ込むのは人間だ。人間が鬼をつくるんだ」
「だから鬼が隠れるのではなく、隠れたもの、隠されたもの、隠れざるをえなかったものが鬼になる。それが原点の『おに』だ」


アカイイトの登場人物に当てはめれば、隠れたもの……サクヤさん、ミカゲちゃん、隠されたもの……ユメイさん、白花ちゃん、ノゾミちゃん、隠れざるを得なかったもの……ユメイさん、白花ちゃんだろうか。アカイイトの主要登場人物で、人間から成ったのではない生まれついての鬼は、サクヤさん、主、ミカゲちゃんの三人だけ。

-サクヤ-
「単なる行方不明でも、七年続けば晴れて死亡認定さ」


おそらく行方不明から10年経った柚明さんは既に死亡認定されている。

-烏月-
「いくら成り立ちを知ったところで、鬼は人に仇なす人ならぬものの総称として使われることになるんだけどね――」
 烏月さんが、湯煙の中に立ち上がった。
-烏月-
「――奴のように」


白花ちゃんは主に取り憑かれた直後に正樹さんを殺めたほか、明良さんに出会うまでに何度か分霊に主導権を奪われ、人を喰らっている。そういう意味でも白花ちゃんは鬼である。


◇ラクジツ
夢の内容は10年前の封印解除事件に関する桂ちゃんの記憶である。ユメイルートをクリアしていないと、正樹さんを殺したのは桂ちゃんだとミスリードしてしまうはずだ。


◇贄の血

 女の子の足だ――と、思った。
 それを裏付けするように、膝にも届く袂の長さに気付く。
 右は鳩羽鼠に花の染め抜き、左は薄紅。青と白とのあの人とは対照的な、非対称の振り袖だった。
 それにしても、この着物は――
-桂-
「……んっ」
 思い出すなと、赤い痛み。(略)

-ノゾミ-
「それにしても――」
 滑るような動きでミカゲちゃんから身体を離したノゾミちゃんは、今度は私のおとがいに指をかけて、強引に視線を吸いつけてくる。
-ノゾミ-
「あなた、本当に忘れてしまったのね?」
-ミカゲ-
「ほんの少しも覚えてないの?」
-ノゾミ-
「せっかく思い出させてあげようとしたのに」
-ミカゲ-
「あなたは途中で目覚めてしまった」
 ……え? あの夢はこの子たちが? だとすると、この二人は、わたしの知らないわたしのことを知っている。


桂ちゃんとノゾミカゲちゃんの反応から、三人が以前に出会っていることがわかる。10年前のオハシラサマ封印解除事件の時のこと。

 赤と黒の二色の振り袖。
 左足首には金の鈴。
 赤い瞳と、色素の薄い、毛先が少し外向きにはねたようなかぶろ髪――
 並んだふたりは鏡写しのようにそっくりで。
 ただ表情だけが似ておらず、驕慢な彼女に対して気弱に眉を下げていて。
 …双子?(赤エフェクト)
 そんな何の変哲もない言葉が、わたしの心臓を驚かせた。


桂ちゃんの秘められた過去に、双子に関する何かがあったということ。ノゾミカゲちゃんが引き起こした10年前の事件のことであり、双子の兄、白花ちゃんが隠されたことでもある。

-ノゾミ-
「私はあなたを迎えにきたのよ」
-桂-
「わたしを……迎えに……?」
-ノゾミ-
「そう――あなたは、あの女の――贄の血を引く家の子だから」


あの女とは竹林の長者の娘、姫さまのこと。ノゾミちゃんが姫さまをあの女呼ばわりするのは「主様があいつのせいで封じられてしまった」という逆恨みから。

「私はミカゲ――」
-ノゾミ-
「私の妹。お父様に捨てられちゃった、可哀想な私の妹」
ミカゲちゃんの後ろに回ったノゾミちゃんが、ミカゲちゃんを押しつぶすように抱きつきながら、言葉を継いでそう言った。
-ノゾミ-
「私は妹がいるだなんて知らなかったのだけど…可哀想だから助けてあげたの。そうよね?」
-ミカゲ-
「はい、姉さま…」


ミカゲちゃんの正体のヒント。冴えている人なら「わざとらしくこんなことを言わせるからには……なにか裏があるんだろうか……? と読めるんじゃあないだろうか。
Q.ミカゲちゃんの正体は?

-ノゾミ-
「この土地には強い封印があるから、ここにいる限り、外のあやかしに嗅ぎつけられることはないけれど」
-ミカゲ-
「だから、血が絶えず今まで残っているけれど」


経観塚に結界を張ったのは役行者小角。サクヤルート◇千年の記憶:長らの集い参照。

 鈴の音を響かせて立ち上がったノゾミちゃんとミカゲちゃんが、一歩前に進み出る。
 わたしと夢の中のあの人――ユメイさんとの間に立ちはだかるように。
-ミカゲ-
「あなたは確か、10年前の」
-ノゾミ-
「それでのこのこ現れたのね?」
-ミカゲ-
「また私たちの邪魔をするの?」


「また」というからには、ノゾミカゲちゃんは以前にもユメイさんになにがしかの邪魔をされたということ。10年前の事件時、柚明さんは還ってしまった姫さまの代わりにオハシラサマになることで、ノゾミカゲちゃんの悲願である主の復活を阻止している。

-ノゾミ-
「あはははは……本当に捨て身なのね……」
-ミカゲ-
「ですが姉さま、これではさすがに……」
-ノゾミ-
「いいじゃないの、やらせてあげましょう。ここで自滅してもらえるなら、それはそれで」
-ミカゲ-
「けれど姉さま、私たちも……」


ノゾミちゃんの手綱を握るミカゲちゃんの図。

 どうしてその身を削ってまで、(わたしのことを)守ってくれているのかはわからないけれど、このままだとユメイさんが消えてしまう。


大切な家族だから?

-ノゾミ-
「駄目なら、その女だけでも助けてほしいの?」
-ミカゲ-
「見逃してほしいの?」
-ノゾミ-
「あなたのその、贄の血の流れる身体と引き換えに?」
 わたしは頷いた。
-ノゾミ-
「あら、どうしましょう」
-桂-
「お願いだから!」
-ノゾミ-
「でもね、あなたのことだけじゃなくて、個人的な恨みもあるのよ。八つ裂きにしても飽き足らないぐらいの。だから――」
-ノゾミ-
「だからやっぱり、許してあげない」


「個人的な恨み」とは、ようやっと贄の血の双子の陰陽が揃って、オハシラサマの封じを破ったのに、柚明さんがハシラの継ぎ手になって再び主を封じてしまったこと。

-烏月-
「私の名は千羽烏月。維斗の太刀を担う千羽党の鬼切り役」
-ノゾミ-
「ふうん、あなたが――」
 鈴の音も軽やかに飛び、ミカゲちゃんに並んだノゾミちゃんが、瞳の赤を瞬かせながら訊く。
-ノゾミ-
「前からそれほど経っていないのに、もう代替わりしているのね?」


ノゾミカゲちゃんは、前任の千羽党の鬼切り役は真弓さんで、烏月さんがその後任だと勘違いしているが、二人の間に明良さんが鬼切り役を務めている。

-烏月-
「人の寿命はそう長くない。それがどれほどかは知らないが、百年生きる人間は希だと憶えておくがいい」
-ノゾミ-
「知っているわ。人間のもろさなんて嫌になるほど。病にはかかるし、すぐに死んでしまうし」


人間だったころのノゾミちゃんそのものだ。生まれつき病を患っていたし、主と出会わなかったらあのまま野垂れ死んでいたことだろう。

-ノゾミ-
「だけど侮ってなどいなくてよ。その太刀の持ち主には、ずいぶんとお世話になったもの」
-ミカゲ-
「前任のお役目から受けた借りまで、あなたに返してあげたいほどに」


ミカゲちゃんたちの言う"前任のお役目"とは真弓さんのこと(真弓さんは本当は前々任だが、ノゾミカゲちゃんは前任の明良さんと面識がない)。主を復活させるまであと一歩というところで真弓さんに斬られ、自身らも10年間眠りにつく羽目になった。

-ノゾミ・ミカゲ-
「それで――」
-ミカゲ-
「あなたも私たちを封じにきたの?」
-ノゾミ-
「だとしたら、今回はやけに対応が早いのね」


今回というからには前回があるということ。おそらくは経観塚神隠し事件のことである。ノゾミカゲちゃんは、暗示で経観塚の住人を操って、ご神木を傷つけたり、何人かを餌食にして力を蓄えたりと、若杉某(若杉葛の先祖)がオハシラサマの使いの蝶に導かれて経観塚を訪れるまでやりたい放題していた。

-烏月-
「……対応と言うからには、既に何かをやらかした後ということか…」
-ノゾミ-
「あら、失言だったかしら」


 鹿之川さんは既に二人に血を吸われてお隠れに。

-ミカゲ-
「姉さま、そろそろ潮時でしょう」


ノゾミちゃんの手綱を握るミカゲちゃんの図。


◇千客万来の夜

-サクヤ-
「それであんたら、何騒いでいるんだい?」
-桂-
「それがね、サクヤさん。烏月さんがユメイさんを切るって言って――」
-サクヤ-
「あん?ユメイだって?」
-桂-
「あ、ユメイさんってこっちの――人間じゃないんだけど、悪い人じゃないんだよ」
-サクヤ-
「………」
 サクヤさんは難しい顔をして、ユメイさんをじろじろと観察している。(略)
-サクヤ-
「………」
-桂-
「………」
-サクヤ-
「……いいけどさ」
 わ、何だか知らないけど、さすがだよ。


サクヤさんの正体のヒント。その落ち着きぶりから、サクヤさんは普段から鬼の世界に接している、もしくは過去に接したことがある、ひょっとするとサクヤさん自身がそういう存在なのでは? と繋げよう。

-サクヤ-
「かーっ、これだから権力持った親方に尻尾振ってる犬ッコロは」
-烏月-
「犬はあなたのことでしょう。己を揶揄して楽しいですか」
-サクヤ-
「はっ、忘れてもらっちゃ困るねぇ。誰かさんらのおかげであたしは正真正銘の一匹狼だよ」


サクヤさんの正体のヒント。この言葉遊びの妙が麓川節。サクヤさんは60年前の千羽党の襲撃で、仲間を一人残らず失っている。やさぐれ一匹狼のサクヤさんの牙を抜いてかわいいワンちゃんにしたのは笑子さん。

 にしても一匹狼って、権力に媚びないフリーのルポライターってことを指して言ってるのかな?
 サクヤさんがしがないフリーで、しかも写真家としての方が売れてるのって、いろいろあってスポイルされちゃったせいだとか?


サクヤさんのライター業が振るわない&写真が評価されているワケ

-桂-
「えっ……じゃあ、ユメイさんは……」
-烏月-
「好きにするといい」
 部屋の入り口に陣取っているサクヤさんに、ぶつかる手前で足を止め。
-烏月-
「仮に私が切る気になっても、黙って見ている彼女じゃないだろうしね」


サクヤさんにとってユメイさんは大切な家族の一員だし、オハシラサマの役割も知っているので、いざとなれば力ずくで烏月さんを止めていただろう。また、サクヤさんが鬼切りの烏月さんを止めるほどの抑止力を持っていることが分かる。

-烏月-
「桂さん、あなたはサクヤさんの知人であり、ユメイさんのような存在が依って立つ存在であり、あなた自身が鬼と縁あるさだめの持ち主だ」


サクヤさんの正体のヒント。これはもう、サクヤさんは鬼だと言っているようなものだ。


◇鬼影

-桂-
「あ、その、えーとね。サクヤさんもお母さんの友達なんだから、そろそろお姉さんって年齢じゃないんじゃないかなーって……」
-サクヤ-
「あたしがいくつかも知らないくせに、憶測だけで人の世代を決めつけるんじゃないよ」
-サクヤ-
「小学生のお嬢さんから悠々自適の隠居爺さんまで、あたしの付き合いは幅がある方なんだけど。何なら画像添付のメール、見てみるかい?」


サクヤさんの正体のヒント。人付き合いの幅が広いということはそれ相応に長く生きているということ。サクヤさんが見た目以上に年を食っていることが予測できる。

-桂-
「あ、サクヤさんお醤油かけすぎ」
-サクヤ-
「いいだろ。あたしは塩気の利いているのが好きなんだよ。鮭ならガチガチの塩漬けが一番だね」
-桂-
「えー、あのお茶漬けにでもしないと辛いやつ?そんなんじゃ血圧上がるよ。長生きできないよ」
-サクヤ-
「残念ながら、憎まれっ子何とやら、さ。少なくともあんたよりは長生きするだろうよ」


サクヤさんの正体のヒント。サクヤさんの減らず口や軽口は全て伏線だと思って構わない。

-サクヤ-
「まさか、烏月はともかくあいつが……」
-桂-
「あいつって、ノゾミちゃんたちのこと? サクヤさん知ってるの?」
-サクヤ-
「あ……ああ、まあね。そのノゾミとミカゲってやつらは、退治されているはずなんだけど……」
-桂-
「そうなの?」
 そういえば、烏月さんに向かってそんな感じのことを言っていたかもしれない。


サクヤさんの言うあいつとは、ユメイさんのことだったのだろう。ノゾミちゃんとミカゲちゃんのことだったら「あいつら」のはずだ。ユメイさんについてあれこれ詮索されると面倒だったので、勘違いを訂正することなく話を続けた。
 ノゾミカゲちゃんは十年前に真弓さんによって退治されている。


ED3 挫北・夏の終わり

-サクヤ-
『近いうちに顔を出すよ――って、痛っ』
-桂-
「サクヤさん、ケガしてるの?大丈夫?」
-サクヤ-
『ああ、平気、平気。全然大したことないよ。腕の一本程度なら、ひと月もしないうちに生えてくるさ』
-桂-
「……生えないよ、普通」


サクヤさんの正体のヒント。観月の民の再生能力がそれほど凄いのか、それとも桂ちゃんを安心させるための強がりなのか。


◇長者の屋敷

-桂-
「わ、お金持ちのお屋敷みたい…」
-サクヤ-
「一応、経観塚の昔話に出てくる長者の末ってことになっているからね」


経観塚の伝承については葛ルート◇経観塚に伝わる昔話参照、その実際のところはサクヤルート◇千年の記憶Ⅰ~Ⅳを参照のこと。

-サクヤ-
「ご先祖が長者だっていうのは、間違いないんだけどね。来る途中、森に入るまでの間、見渡す限り田畑が広がっていただろう?」
-桂-
「うん」
-サクヤ-
「あれ、戦後の農地改革まではほとんど羽藤の持ち物だったんだよ。笑子さんがあんたぐらいの時はそうだったから、まだ最近だ」
-桂-
「ええ!? 本当!?」
 藤原氏がどうのこうのと言うよりも、わかりやすい説明だった。
-桂-
「すごいなぁ。時代が時代だったら、私もお嬢様だったりお姫様だったりしたんだ」
-サクヤ-
「ああ、お姫様だったねぇ…」


サクヤさん、姫さまのことをしんみり思い出していた。そして寿命を全うしたおばあちゃんが子供のころというのは普通「まだ最近」と言わない。


◇不法侵入?
葛ちゃんの居場所を嗅ぎあてる、サクヤさんの尋常ならざる嗅覚に注目すること。葛ちゃんが長らくお風呂に入っていなかったのを差し引いても、人間離れしている。


◇元の鞘

-桂-
「それで、奴ってケイくんのこと?もしかしてわたしのこと、ケイくんと間違えた?」
-烏月-
「ああ、あなたの言う通りだ」(略)
-烏月-
「…気配の質を見れば、奴か別人かわかるつもりだったしね」
-桂-
「つもりじゃ困るよ、烏月さん。いくら同じ名前だからって、間違えるなんてひどい」
-烏月-
「そんなことで気配まで似たりはしないものなんだけどね。いくら言霊が影響するとはいえ」
-桂-
「はぁ……」
-烏月-
「偶然なのか、奴があなたを利用したのかはわからない。だが、あなたの気配を奴のものと誤認したせいで、こうして逃げられてしまった」


双子の兄妹だから気配も似ているのだろう。


◇保護者の目


◇甘い午後のひととき

-桂-
「いいなぁ。私もお兄ちゃんかお姉ちゃんが欲しかったなぁ」


実は桂ちゃんにはお兄ちゃん(白花)もお姉ちゃん(柚明)もいたのでした。うまいな……。


◇ご挨拶


◇もう一泊


◇時間的にはもうすぐ明日


◇四枚のお札


◇叩かれた扉

-ユメイ-
「桂ちゃん、できれば隙を見て逃げて」
 下がる私と入れ替わるように、青白く透ける頬を引き締めて前に進み出る。
 すれ違いざまにわたしに触れた手の感触は、そよ風のように緩やかで、優しくて、力なくて。
 どうしてそこまでして、わたしなんかを助けようとしてくれるのかはわからないけれど。


大切な家族だから?


-ノゾミ-
「あらあら、本当にどうしたのかしら。本当にどうしましょうか」
-ノゾミ-
「ねえ、ミカゲ。何とかして桂を連れていけないかしら」
-ミカゲ-
「違います、姉さま。早くここから去りましょう」
ノゾミ
「何を弱気な――」


ノゾミちゃんの手綱を握るミカゲちゃんの図。


◇寝顔を見られて


◇指切り


◇赤い縛め

-ノゾミ-
「私は殺して食べるわよ。生きるために人を捨て、鬼と成ったぐらいだもの」
-ミカゲ-
「人であった姉さまは、今では人を糧とする」


ノゾミルートの一連の回想シーンを参照のこと。


◇閑暇な午後

-サクヤ-
「いいや。あたしは基本的に、去る者追わずの主義だからね。どうせ人間なんて、百年足らずで逝っちまうんだ」
-桂-
「うわー、サクヤさんってば達観しすぎ――」


サクヤさんの正体のヒント。多くの人を看取ってきているからこその発言だ。サクヤさんのぶっきらぼうな発言や態度は、達観というよりはやるせなさの誤魔化し、やさぐれの色合いが強いように思う。

 それにしても、戦装束だなんて――
-桂-
「わ、わ、どんな格好だろう。サクヤさんは見たことある?」
-サクヤ-
「あるけど、別に大したことないよ」


60年前に千羽党が観月の村を襲撃したとき、千羽景朋を筆頭とする鬼切り役の一群は、狩衣の戦装束を纏っていたはずだ。サクヤさんにとっては災禍の象徴みたいなものだから、それではしゃぐ桂ちゃんが面白くないのだろう。それにサクヤさんは烏月さんの仕事に何度もちょっかいを出しているので、烏月さん自身の戦装束も見飽きているのだろう。

◇剣・鏡・魂

-ノゾミ-
「でも、あなたたちに外に出られたら、また良月の中に戻るか、呪符を剥がすしかしないといけなくなるのね」
 面倒だとばかりにため息。
-ノゾミ-
「ミカゲ、傀儡に呪符を剥がさせて」
-ノゾミ-
「そうよ、そうすれば良月を持ってこさせる必要なんてなかったのに」
-ミカゲ-
「ですが姉さま――」
-ノゾミ-
「そこまで考えが至らないなんて、やっぱりあなたは不出来な子ね」
-ミカゲ-
「姉さま、呪符はこのままで。この結界の中ならば、ハシラの継ぎ手も」
-ノゾミ-
「あら、そうね。私たちの出入りできない結界の中に、あの女が現れられるはずないものね」


考え無しのノゾミちゃんに入れ知恵するミカゲちゃんの図。明らかに妹の方が一枚上手だ。

-烏月-
「ちっ、あの鏡さえ破壊できれば――」
 守勢から攻勢に転じれば、この状況を覆すことができる。
 とはいえわたしを護りながらでは、刃を交える距離まで近づくことすらおぼつかない。
-烏月-
「せめて、サクヤさんがいれば――」


サクヤさんの正体のヒント。サクヤさんが危険な傀儡を任せられる、鬼切り役である烏月さんが頼るに足る人物だということ。

 主――
ユメイさんの力によって封じられているという主。ノゾミちゃんとミカゲちゃんが、解き放とうとしている主。
-ノゾミ-
「じゃあやっぱり――」
-ミカゲ-
「分霊は諦めて――」
-ノゾミ-
「あの木の下の主さま自身を、助け出すしかないようね」
-ケイ-
「そんなことをさせるものか」(赤エフェクト)
 あ……
 何だろう、この感覚は。


10年前の事件のデジャヴ。くだんの事件では、白花ちゃんが止めようとしたのはノゾミカゲちゃんではなく、桂ちゃんだったけれど。

-ケイ-
「言っただろう、僕は君たちの主じゃない」
-ノゾミ-
「では、あなたは誰?あなたの名前は?」
-ミカゲ-
「あなたの真名は?言霊は?」
-ケイ-
「僕は――」
-ノゾミ-
「あなたは?」
-ケイ-
「僕は、ケイだ」
-ケイ-
「これは僕のために考えられた言霊。そして僕がケイである限り、お前たちの主は沈んだままだ」


ユメイルート◇浄瑠璃T参照のこと。「桂」はもともと白花ちゃんの為に考えられた名前である。


◇血海
 桂ちゃんの血の海、呪符の結界、ユメイさんがそれを無理矢理越えて決壊。


-ケイ-
「僕がどれだけのものを君たちに――君たちと主に奪われてきたかわかるかい」


最愛のゆーねぇ、父である正樹さん、修行で明け暮れた少年時代、などなど。この時点では血を分けた妹の桂ちゃんも死にかかっている。

 良月の銘を持つその鏡に視線を転じる。
-ケイ-
「君たちは逃がさない。過去の過ちを繰り返さないためにも、封じるのではなく滅却する」


過去の過ちとは、鬼切り部が良月をひと思いに破壊しないで、呪符で封印するにとどめたことだろうか。それとも自分らが良月の封印を興味本位で解いてしまったことだろうか。どちらとでもとれる。

-ノゾミ-
「……ミカゲ、怖がらせてくれたお礼をするには、今がいい機会ではなくて?」
-ノゾミ-
「このまま《器》とハシラを消して、贄の血を集めて、主さまをお助けできないものかしら」
-ミカゲ-
「残念ながら、ハシラも血を浴びて《力》を強めていますし――」
 廊下の方へと視線を移して。
-ミカゲ-
「それに、最後の観月の民も」
-ノゾミ-
「来るのね、あの不出来な子が――」


サクヤさんの正体……言っちゃった。


◇修羅

-ユメイ-
「ねぇ……」
 その時、ようやくユメイさんが顔を上げた。
 真っ直ぐにこちらを――ケイくんを見ている。
懐かしさを湛えた瞳は、わたしを見るときのものと同じで。
-ユメイ-
「烏月さんを追いかけてあげて。今の彼女は放っておいていい状態じゃないわ」
 神霊であるオハシラサマなだけに、わたしがケイくんの中にいることがわかっているんだろうか。


初対面や目上の人には礼儀を欠かさないユメイさんが、これだけ砕けた態度をとるということは、ユメイさんとケイくんは顔見知り、それも単なる知人以上の仲だということだ。「わたしを見るときのものと同じで」は、柚明さんにとって、白花ちゃんが親等的に桂ちゃんと同値なことを暗に表している。


◇鬼と鬼切り

-烏月-
「今まで問答無用を押し通していたが、最後に切る前に訊いておこう」
-烏月-
「なぜ兄さんはお前を切らずに、切ったと嘘を吐いてまでお前を助けた?」
-烏月-
「それだけでも役目に背いた大罪だというのに、何年にもわたってお前をかくまい育てた?」
-烏月-
「重大な裏切り行為だとわかっていたはずなのに、鬼切りの技をお前に授けた?」
-ケイ-
「それは――」
-ケイ-
「それは僕がそう望んだからだ。明良さんが僕に道を示してくれたから」
-ケイ-
「確かに僕の中には鬼が住み着いている。その鬼のせいで僕は罪を犯した」
-烏月-
「そうだ。お前は鬼として罪を犯した。だから鬼切り部千羽党の鬼切り役――千羽明良に命が下った」
-ケイ-
「そして僕を切りにきた明良さんは、僕の中に別の魂があることを、それが鬼――主の分霊であることを見抜いてくれた」
-ケイ-
「そして明良さんは僕にこう言ったんだ」
-ケイ-
「君が死よりも辛い修行に取り組めば、誰も殺さずにすむかもしれない。ここで楽になるか、鬼を切るための修行に取り組むかを選べ――と」
-烏月-
「それでお前は修行を選んだわけだ」
-ケイ-
「そう――鬼を倒すためにね」
 月が皓々と照っている。
 その遠くにあるものをケイくんは見つめた。
 三十八万キロの彼方にある月は、それでも大きく明るくて――
-烏月-
「それから千羽の私有地の一角で、明良さんと修行に明け暮れる日が始まったんだ」
-ケイ-
「驚いたことに、明良さんは僕のことを知っていたんだってさ。僕の母さんが千羽の人で、僕と君たちとは遠縁に当たるんだって」
-烏月-
「では、お前は――だが――」
-ケイ-
「僕の年が見かけ通りだとして、年齢の合う範囲で千羽の外に出た人はひとりしかいないと?」
-烏月-
「そうだ。わたしが知っている限り、該当する人はひとりしかいない」
-烏月-
「その人は『当代最強の鬼切り役』と呼ばれていた千羽党の誉れであり、狩るべき鬼と意気投合して役目を返上した、千羽党の恥でもある」
-ケイ-
「明良さんの師匠でもあり、十代前半の若さで鬼切り役の座に座った天才」
-烏月-
「私から見れば鬼切り部千羽党・先々代鬼切り役」
 烏月さんの瞳が、今宵の月もかくやと円く開かれた。
-烏月-
「まさか――だとするとお前は――」
-白花-
「幼少から鍛練を積みつづけなければならない千羽妙見流を、十年足らずで修めることができたのは、その人の血のおかげだろうね」


烏月さんの言う「狩るべき鬼」とはサクヤさんのこと。サクヤさんと真弓さんの馴れ初めについてはサクヤルート◇ジョーカーや「絆の記憶」参照。


◇転地療養?

-桂-
「だけど、なんでケイくんに取り付いてたりしたんだろう?」
-サクヤ-
「あんたの魂が安全な《器》に非難しようとした結果、自分のに最も近い波長の身体として選んだのが、あいつだったってことだろうね」
-桂-
「私とケイくんが――近いの?」
-サクヤ-
「そりゃあ――。ああ、そうそう、あんたら名前も一緒だからさ。いわゆる一つの言霊ってやつさね」


サクヤさんがうまいこと誤魔化した。言うまでもないけれど、桂ちゃんと白花ちゃんの波長が近いのは血を分けた双子だから。ケイくんが桂ちゃんの名前を拝借している理由についてはユメイルート◇浄瑠璃T参照のこと。

-ミカゲ-
「それに、あなた(桂)と《器》で陰陽が揃う。そうすれば、ハシラの封じを解くことができる――」
-ノゾミ-
「そう、十年前のようにね」


-ミカゲ-
「聞いたことがあります。贄の血に陰陽揃うとき、役行者の封じを崩すことができると」
-ノゾミ-
「陰陽?」
-ミカゲ-
「男女の双子です」
-ノゾミ-
「双子――」

(◇陰陽の血)


器=ケイくん、陰陽=二対のもの=男女の双子。


◇燃える磐座
 磐座(いわくら)……1.神のおわすところ 2.山中の大岩や崖

-主-
「フッ……人の身で私と戦おうとは片腹痛い。私を封じたのも鬼だった。おぬしら人の遣わした鬼切りなど、片手も使わず捻り潰したわ」


主は千年ほど前に、都から派遣された鬼部の鬼切りを返り討ちにしている。結局主を倒したのは、観月の民の長、役行者小角、一言主たち鬼だった。


◇鬼切りと鬼


全ルート共通部
千羽烏月ルート
若杉葛ルート
浅間サクヤルート
ユメイルート

アカイイト シナリオ解読・考察・FAQに戻る

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags: アカイイト 考察 
2007年08月13日

明日からおばあちゃんの家に帰ります

 しばらくコメント書けなくてスイマセン…。

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags:
2007年08月11日

リトルバスターズ! リトバス 考察・解説・レビューまとめ

リトルバスターズ!(まとめ)@ ウィキ
リトルバスターズ!レビュー (海ねこ&ムツゴロウさん)
[考察]西園美魚
[考察]来ヶ谷唯湖
[考察]神北小毬 (永結無情遊さん)
「まえだじゅん」ぷちさいあく理論
『リトルバスターズ!』発売に寄せて(本編)
『リトルバスターズ!』発売に寄せて epilogue (尾張小牧ネットワークさん)
02回目『クドの感想と考察』
03回目『西園美魚の感想と考察』
04回目『来ヶ谷の感想と考察 前編』
05回目『来ヶ谷の感想と考察 後編』 (かみかみ神谷の凸凹にゃんにゃんさん)
リトルバスターズ!考察・解説 恭介-麻枝、世界-Keyゲー説
謙吾の「筋トレ中に徐々にテンションが高くなっていく真人の真似」について
リトルバスターズ!考察・解説Ⅱ 棗鈴は直枝理樹の別人格説 (とっぽい。
リトルバスターズ!EX考察 現実と虚構世界の関係 (nowsの創造した世界さん)
リトルバスターズ! (nix in desertisさん)
リトバス考察? (ヒゲナシさん)
図式で理解する!~リトルバスターズ感想&考察のまとめ~ (ブレーキをかけながらアクセルを踏み込むさん)
リトルバスターズ!感想・考察・激ネタバレ (ボヤきながら脳汁を垂れ流すブログさん)
リトルバスターズ!』伏線検証メモランダム (milky’s memorandum on ”rosebud”さん)
総じて見るに リトバス ネタバレ感想 5回目
「ピッチャー鈴」から作るリトバス。 ネタバレ感想 9回目くらい (山月記さん)
リトルバスターズ!感想まとめ その2  (yukijic noirさん)
『リトルバスターズ!』来ヶ谷唯湖シナリオの6月20日問題について(その1) (milky’s memorandum on ”rosebud”さん)
『リトルバスターズ!』エリザベス問題 (尾張小牧ネットワークさん)
リトルバスターズ 謙吾と古式 (euphonyな日々さん)
リトルバスターズ! シナリオ考察~その2…笹瀬川佐々美の謎
リトルバスターズ!考察+エクスタシーに期待~そもそも笹瀬川佐々美と黒猫の関係は?! (りきおの雑記・ブログさん)
リトルバスターズ! エクスタシーと佐々美=猫について山月記さん)
リトルバスターズ! 生まれ落ちる世界 を耳コピしてみた (A MIDI Factory Worker's Pageさん)
棗兄妹、「Hanabi」 (Ни пуха, ни пера!さん)
リトルバスターズ!用語 (Ни пуха, ни пера!さん)
リトルバスターズ元ネタなど(葉留佳、クド、美魚ルート) (EGFマダー?blogさん)
リトルバスターズ!小ネタ集 (K's Jumbled GPさん)
リトルバスターズ!セルフパロディ集 (とっぽい。
リトルバスターズ! (Marginalさん)
ゲームレビュー リトルバスターズ! (莫煩悩さん)

リトルバスターズ!考察・解説・レビューサイトまとめリンク
ONE~輝く季節へ~ Kanon AIR CLANNAD -クラナド-


このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags: 考察 
2007年08月10日

100000HITありがとう!でもちょっとさびしい…

 メニューバーの一番下をご覧下さい。小生のへっぽこサイトも、1年半をかけてめでたく100000HITを迎えることができました!!本当にどうもありがとうございました。
 いやねー、お客さんが増えるのは、もちろん嬉しいことなんだけど、反面ちょっとさびしい思いもしたりして…。いやね、アカイイトの考察コンテンツを必死こいて、それこそ春休みを丸々潰して完成させたときも、大してHIT数に影響はなかったんだよ…。リトバス関連の記事で、よもや閲覧者が5倍近くに膨れあがるとは思わなかった…。やっぱアカイイトって知名度皆無に等しいのかな…。そもそも鍵作品と比較するのが間違ってるのか…。
 そんなこんなで、なんだかくやしい思いをしたので、アカイイトの宣伝しておきます。リトバスで飛んできた人も、騙されたと思って踏んでみてね。うちのサイトはアカイイト関連のコンテンツならほぼ完璧に揃ってるんで、クリアしたらまた遊びに来てね~。まぁアカイイトとリトルバスターズ!にはほとんど共通点ないけどね。

*SuperLite2000 アドベンチャー アカイイト  *アカイイトとは?



「アカイイト」応援バナー

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags:
2007年08月06日

リトルバスターズ! セルフパロディ集

 「リトルバスターズ!」はKey作品にしてはセルフパロディが多かったので、ちょいとまとめてみた。見逃しているものがあったら報告願う。

【理樹】「…ところで、クド。それ、美味しい…?」
【クド】「…んぐ、ん、不思議な味です」
紙パックにはティラミスジュース、と書いてあった。
【理樹】「なぜティラミス…」
自動販売機には他にも怪しげなどろっとしていたり濃厚そうな名前のものが並んでいた。

(共通パート 5/18)


 京アニ版でも有名な『AIR』の特産品、どろり濃厚ピーチ味より。観鈴ちんの好物で、神尾家の近くにある武田商店前の自販機で買える。
ジュースの容器に、附いていたストローを挿す。
ずずずずっ。
喉に流し込む。
どろっ…
【往人】「ぶっ…!」
予想もしない異様な感覚に俺は吹き出す。
【往人】「なんだ、これは…」
俺はジュースのラベルを見る。
…『どろり濃厚、ピーチ味』
【往人】「………」
俺は紙パックをさかさまにひっくり返し、握りつぶす。
ぼとぼと…
【少女】「わっ…」
それを見た少女が慌てて俺の手を掴んで、やめさせる。
【少女】「どうして、そんなことするかなぁ…」



【理樹】「ずいぶんご機嫌だねぇ、小毬さん」
【小毬】「うん、あったかい日の中庭は好きなんだ」
【小毬】「私、寒いのは苦手だから」
【小毬】「ずっと春ならいいのにね~」
【理樹】「…そうだね」

(共通パート 5/18)


『Kanon』沢渡真琴の名セリフ「春がきて…ずっと春だったらいいのに」より。OPムービーに引用されている。
【祐一】「真琴は寒いのが苦手か」
【真琴】「うん,暖かいのがいい。春がきて…ずっと春だったらいいのに」
【祐一】「そっか。真琴は春が好きか」



【理樹】「恭介待ってよ、僕もいくよ!」
【恭介】「なに?」
【恭介】「でも、おまえ…俺のことが嫌いだって…」
【理樹】「ごめん、嘘ついてた…」
【理樹】「どうなるかなって反応見てた…」
【理樹】「そうしたら、みんなが僕を非難してくれた…」
【理樹】「それで僕は改めて思った…」
【理樹】「やっぱり最高の仲間たちだって…」
【理樹】「リトルバスターズは…最高だ!」
【恭介】「はは…なんだよ…まんまと騙されちまったぜ…」
【恭介】「そうだな…リトルバスターズは最高だ!」
【理樹】「リトルバスターズ最高!」
【恭介】「おぅ! リトルバスターズ最高! いやっほーーーぅ!」
しばらく僕たちは我を忘れて、最高!最高!と連呼し続けたのだった。

(共通パート 5/20)


 もっとも有名な鍵ネタの一つであろう『AIR』国崎往人の名言(迷言?)「いやっほーぅ! 国崎最高ー!」の改変。
【国崎】「終業式だとか言っていたよな、確か…」
校長の話が終わった後に、おもむろに壇上にかけあがり…
【国崎】「いやぁ、退屈なお話だったな」
【国崎】「さぁ!お次は俺様の人形劇で大いに笑ってくれ!」
【生徒】「いやっほーぅ!国崎最高ー!」
【女生徒】「あら、私惚れちゃいそう。うふ。」
などという好都合な展開になるはずもなし…



【真人】「いいか、恭介」
真人が口を開く。
【真人】「…試合をするには足りないものがある」
【恭介】「なんだ?」
【真人】「そうか…わからないのか…なら教えてやろう…」
【真人】「そりゃあ、残りのメンバーだよ!」
【真人】「謙吾を抜いて、おまえに理樹にオレに鈴、それに女連中が、小毬に来ヶ谷に三枝に鈴、これで8人だっ! もうひとりはどこにいる!?」
【鈴】「なんだ? 二回数えられたぞ? もうひとりのあたしがどっかにいるのか?」
鈴が左右をきょろきょろと振り返る。
【理樹】「きっと心理学的なとらえ方なんだよ、現実で探さないであげなよ…」
【真人】「単なる数え間違いだよっ、ごめんなさいでしたあぁぁぁーーっ!」

(共通パート 5/21)


 元ネタは『AIR』神尾美鈴の有名なセリフ「もうひとりのわたしが、そこにいる。そんな気がして」。これもOPに引用されている。
【往人】「出会ったときも、そこでそうしていたな」
【観鈴】「うん」
【観鈴】「空はね、小さい頃から、ずっと思いを馳せてた」
【往人】「どうして」
【観鈴】「わかんない。ただ…」
【観鈴】「もうひとりのわたしが、そこにいる」
【観鈴】「そんな気がして」



【葉留佳】「………」
何か葉留佳さんが複雑な表情を。
【理樹】「ど、どうしたのさ…」
【葉留佳】「いや、あれですネ…」
【葉留佳】「おっぱいぼーーんっ!」
【葉留佳】「姉御すげえっスヨ!! 生は迫力が一味違うっスヨ!!」
【来ヶ谷】「はっはっは、よせよ。照れるじゃないか」

(共通パート 5/22)


『智代アフター』初回版特典の「Oficial Visual Book」より。河南子は解説役のくせに「エロい」と「おっぱいぼーん!」しか言っていないぞ。ついでに河南子と葉留佳は声優さんが一緒だ(涼森ちさと)。
「先輩ですな。時にエロい人だ」
「あたしだ。おっぱいぼーん!って丸出しにしててもよかったシーンだな」
「先輩だ。このシーンも、おっぱいぼーん!ってなっててもよかったな」
「ついにエロシーンだ!この後先輩のおっぱいがぼーん!ってなるのだ」



【恭介】「そうか…理樹は俺たちを選んだか…」
【恭介】「なら、あいつらに負けねぇほど今夜は弾けなきゃな」
【理樹】「またそういう対抗意識を…」
【恭介】「明日の授業? はっ、そんなもんはしらねぇな!」
【理樹】「誰も訊いてないよ」
【恭介】「俺たちは今、この瞬間だけをただひたすらに楽しむぜ、みんな準備はいいかっ!?」
【理樹】「え、なんの準備」
【恭介】「もちろん、わくわくする心の準備だっ」
【恭介】「くる…くるぞっ、ものすごいスピードで俺たちのサタデーナイトフィーバーが!!」
【理樹】「火曜だけど」
【恭介】「きたあああぁぁぁーーーっ!!」

(共通パート 5/22)


『CLANNAD』春原陽平の迷言「そんなぁ…楽しい土曜の夜のサタデイナイトフィーバーが…」をほうふつとさせる。
【春原】「たまには、他校の女生徒ナンパするとかさっ」
【春原】「授業終わったら、どっか遊びにいこうぜ」
【朋也】「午後から雨だぞ」
【春原】「えっ、嘘っ!?」
【朋也】「おまえは、目をつぶって歩いてきたのか」
【朋也】「見ろ。むちゃくちゃ曇ってるじゃないか」
【春原】「そんなぁ…楽しい土曜の夜のサタデイナイトフィーバーが…」
【朋也】「意味、かぶりまくってるからな」



【葉留佳】「小毬ちゃんもお洒落さんだしね」
【理樹】「星とか?」
【小毬】「うん、私のトレードマークなんだよ~」
【理樹】「へえ…」
そういえば、なんで星なんだろう。
【西園】「………」
【西園】「ヒトデは食べられるんでしょうか」
【小毬】「………」
…必死に頭の星を両手で隠す。
【西園】「……?」
【小毬】「た、食べないで~」
【西園】「いえ…食べませんが」
【葉留佳】「みおちん、甘いなっ」
【西園】「はい?」
【葉留佳】「これはヒトデじゃなくて…」
【葉留佳】「星なんですヨっ!! イッツ・スター!!」
【西園】「知ってます」
【理樹】「うん、知ってる」
【葉留佳】「なにーっ!?」

(共通パート 5/23)


 ヒトデといえばこの人『CLANNAD』の伊吹風子。風子はとある目的のために、朋也たちの高校で自作の木彫りのヒトデをプレゼントして回るが、プレゼントした人ことごとくに星と勘違いされる。
【風子】「受け取ってください」
風子の差し出すヒトデに杏が手を伸ばす。
【杏】「ふぅーん、結構上手に彫れてるわね」
【椋】「大きなお星様ですね」
【杏】「実はヒトデだったりしてねー」
【風子】「すごいです! ヒトデ仲間に初めて会えましたっ!」



【クド】「ば、ばつゲームですか?」
【理樹】「多分そういうの考えてあると思うよ、恭介は」
【クド】「ど、どんな内容なんでしょう?」
【西園】「それはきっと…」
【西園】「………」
【西園】「てご…」
【西園】「…頑張りましょう」
【クド】「て、てご!? てごってなんですかっ!?」
【西園】「……ぽ」
【クド】「どどどどどんなばつゲームなんですかぁっ」
【西園】「…頑張りましょう」
【クド】「わふーっ!! なんだか見事にするーされてしまいましたっ!?」
【理樹】「いや、多分西園さんの想像してるみたいなもんじゃないと思うけどさ…」
【西園】「…もっとすごいですか」
【理樹】「いや、なにがどこまですごいかもわからないけどさ」
【クド】「てごってなんですかーっ!?」
【西園】「…頑張りましょう」
思ってたのより、数倍は騒がしいパーティみたいだ…。

(共通パート 5/24)


『AIR』遠野美凪とみちるとのやりとりに似たようなものがある。
【みちる】「ぜったいにいったらダメだからねっ!」
 少女の意志は固かった。
【みちる】「いったらっ、ずぇったいテゴメにされちゃうよっ!」
【美凪】「…テゴメ?」
【みちる】「うんっ!テゴメっ!」
【美凪】「………」
【美凪】「…されちゃいますか…私」
【往人】「するかっ!」
 たまらず大声をあげる。
【往人】「ったく…」
 ぼりぼりと頭を掻きながら、テゴメの意味を考えてみる。
 この間読んだ辞書に、書いてあったような気がする。
 確か、それによると…。
 てごめ:①暴力でひとの自由をうばい、害を与えること。②暴力で女性を…
【往人】「………」
【往人】「…ぽ」
【みちる】「にょあーーーっ!こいつ、なにかそうぞうしたーーーっ!」
 速攻でバレた。(略)
【往人】「だいたい、おまえ、テゴメの意味がわかって言ってるのか」
【みちる】「んに?」
【みちる】「もちろん、わかってないよ」
【往人】「そらまた、衝撃の事実だな」
【みちる】「にゃはは、そっかな」
【往人】「ああ。どきっとしてしまったぞ」
【みちる】「にゃはは、てれますなぁ~」
…褒めてるわけじゃない。
【みちる】「で、なに?」
【往人】「なにがだ」
【みちる】「テゴメって、どういう意味?」
【往人】「うむ。テゴメというのはな…」
【みちる】「ふんふん」
【美凪】「…教えちゃだめ」
【往人】「…だ、そうだ」
【みちる】「むぅ…残念だ」



【二木】「…これでいいわ」
二木さんは小さなぬいぐるみがついたキーホルダーを選んだ。
押すと音が出るのか、ピコピコと謎な鳴き声(?)がする。
【理樹】「それ、動物…だよね?」
【クド】「はい。犬ですけど」
【理樹】「犬!?」
綿玉に目玉がくっついているようにしか見えない。
【理樹】「これ、犬?」
【クド】「はい、犬です。どこからどこを見ても犬ですよ。ほら、足ありますし」
【理樹】「…いや、足っぽいのはあるけど、でもこれ犬…?」
【二木】「悪趣味なのばっかりでコレが一番まともそう」
【理樹】「そ、そうかな…」
なんかケセランパサランのでっかいのみたいで不気味なんだけど…。

(共通パート)


 モデルは『AIR』霧島佳乃の相棒のポテト。『Kanon』のピロに続くKeyゲーへんてこペット二号。
http://key.visualarts.gr.jp/product/air/character/
【声】「ぴこぴこっ」
例の毛玉犬だった。
【往人】「っていうか、結局おまえって犬なのか?」
【ポテト】「ぴこっ!」



【真人】「よし、いくぜ…」
一番の真人が木の下へ向かう。
【真人】「西園、まあ、オレの話を聞け」
【西園】「…はい?」
【真人】「明日からオレに手作り弁当持ってこい!」
【西園】「いやです」
【真人】「………」
【真人】「…簡単なのでいいから」
【西園】「いやです」
【真人】「………」
【真人】「…のりべんとか…」
【西園】「いやです」
【真人】「…日の丸…」
【西園】「いやです」
【真人】「…気持ちだけ…形はなくてもいいから…」
【西園】「いやです」
【真人】「………」
【西園】「話はそれだけですか」
【真人】「…はい」
【真人】「くそおぉーっ!!」
【理樹】「よくあそこまでプライド捨てられるよね…」

(来ヶ谷ルート)


『ONE~輝く季節へ~』里村茜の名台詞「…嫌です」より。
浩平「待ち合わせ場所は、あの公園でどうだ?」
茜「…どうだ、と言われても困ります」
浩平「嫌か…?」
茜「…嫌です」
浩平「それならどこならいいんだ?」
茜「どこでも嫌です」
浩平「いつからそんな冷たい奴になったんだ」
茜「……」
浩平「とりあえず、オレは待ってるから」
茜「…行かないです」
浩平「その時は、目的をデートから散歩に切り替えて、一人で公園でも歩くからいいけどな」
茜「…はい」
浩平「…でも、できれば来てくれると嬉しいけど」
茜「…嫌です」
…はぁ。
心の中でため息をつく。



英語の先生は当てる順番に法則があるから、分かりやすい。
さっきから出席番号が11、13、17、19と当てられている。
…どうやら今日のルールは素数みたいだ。
【生徒】「…万歳三唱で、そのパーティは終わった」
【教師】「はい、そこまで」
読み終えた23番の生徒が着席する。

(美魚ルート)


 これまた『ONE』から。英語が苦手な七瀬留美が「The party was concluded with three cheers.」の訳を当てられて焦り、浩平が答えを教えてあげるイベント。↑は正解の選択肢。有名なペケ選択肢に「一団は、三人のチアガールによって壊滅させられた! 」がある。
ちなみに、間違った答えを教えると七瀬のフラグが潰れる。
七瀬(ねぇ、折原、英語得意じゃなかった?)
浩平(おまえよりは得意かもしれないけど…)
七瀬(じゃあ、教えて。ほら、ここ)
浩平(んん…?)
『The party was concluded with three cheers.』
これを和訳しろということらしい。まあ、辞書があればなんとか…って、あれ?
ぬおお、別クラスの奴に貸したままだった…。
七瀬(ほら、あたしより得意なんでしょ?)
浩平(あ、ああ)
えっと、partyの意味は…




【理樹】「歌は…いいの?」
そもそも、短歌を作るために外に出たのに。
結局、なにもしなかった。
【西園】「はい」
【西園】「もう、大丈夫で…
くちゅん」
【理樹】「くちゅん?」
【西園】「い、いえ。もう、大丈夫で…
っくちゅん」
さっきよりも大きな音。
慌てて口を押さえた西園さんの顔が真っ赤になる。

(美魚ルート)


『Kanon』沢渡真琴のマコピー語。
【真琴】「うーっ…祐一みたいな非常識なのと一緒に暮らしてたんじゃ、顔も歪むわよぅっ」
【祐一】「非常識って、ひとつ屋根の下で暮らしてゆくんだから、あれぐらいの付き合いはあっていいだろう?」
【真琴】「あってたまックチュンッ!!」
【祐一】「マコピー語か?」
【真琴】「あってたまるか!ってのと、クシャミが重なっただけよぅっ!」



【西園】「直枝さん、直枝さん」
外に出た西園さんは、先ほど感じた憂いが嘘のように何だか嬉しそうだった。
僕を先導するようにして、街を歩く。
【西園】「大きいぬいぐるみです」
ショーウィンドウを覗き込んでいる。
【理樹】「どれが?」
少し遅れて、僕は西園さんの横に立つ。
間近で微笑む西園さんの笑顔が、何だか新鮮だ。
西園さんが見つめる、そのぬいぐるみは確かに大きかった。
【理樹】「ハムスターかなあ」
【理樹】「それにしては目つきが凶悪のような…」
【西園】「ひぃ、ふぅ、みぃ、よ、いつ」
【西園】「ゼロが五つ並んでいますよ」
【理樹】「そりゃ、すごい」
…誰が買うんだろう。
よく見ると、毛にはつやがなくて長い間売れてないみたいだった。
可愛い、とは言えないしなあ。
【理樹】「…もしかして、欲しいの?」
【西園】「まさか、それはないです」
【西園】「あっても置き場所に困りますから」
【理樹】「…そうだよね」
【西園】「本を置く場所が優先です…残念ながら」
…そうじゃなかったら、欲しいのかな。やっぱり。

(美魚ルート)


 巨大なハムスターのぬいぐるみ。「ONE」の茜ルートで登場するものが有名だけど(茜も並々ならぬ興味を示す)、元の元は「MOON.」のおまけRPGかな。
浩平(…何に夢中になってるんだ?)
オレは茜の後ろに回り、肩口からショーケースをのぞき込む。
浩平「…これは…」
それは、異様に巨大なぬいぐるみだった。
何かの動物らしいが、それがなんなのか特定できない。
…例えるなら。
…例えるなら……怪獣?
うーん、例えの段階ですでに動物じゃないな…。
茜はその異様な物体に見入っている。
浩平「…茜…」
茜「…はい」
浩平「この物体が気に入ってるのか?」
茜「…はい」
浩平「…で、これはいったい何なんだ…?」
茜「…分かりません」
さらっと言う。
浩平「分からないのか…?」
茜「でも、気にしません」
子供のような無邪気な表情で謎のぬいぐるみを眺める茜。
浩平「うーん」
首を傾げ、再びぬいぐるみに視線を向けると、その凶悪な眼光と目が合う。
…怖いって。
浩平「茜…これのどこが気に入ったんだ?」
茜「…表情」
…このぬいぐるみの表情をオレはなんと表現したらいいのだろうか…?
浩平「まあ、独創性があっていいのかも知れないな…」
とりあえずそう表現しておくことにした。
茜「……」
浩平「欲しいのか?」
茜「…はい」
浩平「でもな…こんなのが部屋にあったら、怖くないか?」
茜「…どうして?」
真顔で問い返される。
浩平「茜、いままでに趣味が変って人から言われたこととかないか?」
茜「……?」
浩平「いや、いい…」
…それで、値段はいくらなんだ?
巨大な図体に隠れるように鎮座している四角い紙。
その値札を見る…。
浩平(…えーっとゼロが5つで…)
…五十万!?
浩平「茜…あきらめろ」
ぽんと、茜の肩に手と置く。
茜「…はい」



【理樹】「久しぶりに来たよ」
歩いてこられる場所に海がありながら、ほとんど来た覚えがない。
恭介たちとなら、いかにも遊ぶにもってこいの場所のはずなのに。
なぜか、僕たち5人で一緒に海に来たことはなかった。
【西園】「…ここは、終わりの始まる場所ですから」
【西園】「直枝さんたちには、似合わないのでしょう」

(美魚ルート)


 あるKeyゲーのラストを意識していると思われる。背景までそのゲームに酷似しているので、故意犯だろう。



西園さんが顔を真っ赤にして、きょろきょろ辺りを見回した。
【西園】「ふぅ、誰も聞いてなかったようです」
【西園】「…最高にデリカシィに欠けます」
【西園】「直枝さんは親しき仲にも礼儀あり、ということわざを覚えた方が良いです」
【理樹】「さっきのお返しだよ」
【西園】「そういうことを言う直枝さんは嫌いです」

(美魚ルート)


『Kanon』美坂栞の口ぐせ「そんなこと言う人、嫌いです」から。
【栞】「それと、私のことは栞でいいですよ」
【祐一】「分かった、俺のことも遠慮なくお兄ちゃんと呼んでいいぞ」
【栞】「…そういうこと言う人、嫌いです」



【真人】「うるせぇ先生様だな…」
【真人】「じゃあ、これで文句ねぇだろう」
【真人】「おれ斉藤っす」
【理樹】「いや、斉藤じゃないし…」
【真人】「早口で言ってみろ。おれ斉藤っす。ほら、なんとなくおはようございますって聞こえるだろ」
【鈴】『それでいいのか?』
いい
→よくない
【理樹】「よくないってっ」
【恭介】「むしろ、相手に向けてだな…」
【恭介】「おまえ斉藤っす」
【恭介】「どうだ?」
【真人】「すげぇ聞こえるぜ…」
【理樹】「いやいやいや…」

(共通パート 5/14)


 パロディではないけれど、「斉藤」への異常なこだわりは鍵ゲーのお約束さね。斎藤は『智代アフター』にまで出演しているくせに、『AIR』だけ欠席していたりする。『リトルバスターズ!』にはキーパーソン(?)の一人として「斉藤」が登場するが、登場時のインパクトが薄れるので伏せておく。


※まとめ
 さりげに過去作品を網羅してるんだな…。
 樫田レオは間違いなく鍵っ子。
 リトバス参入組は、これを機会に過去作品も買っちゃいなよ、ゆー。



*リトルバスターズ!考察・解説・レビューサイトまとめリンク
*ONE~輝く季節へ~ *Kanon *AIR *CLANNAD

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags: Kanon 考察 
2007年08月02日

2007年7月の検索ワード

1 アカイイト 26.4% 1,230
2 ss 2% 94
3 ハーレム小説保管庫 1.5% 70
4 ss 1.4% 67
5 SS 1.3% 64
6 アイコン 1.3% 63
7 ドット絵 1% 47
8 ダウンロードなし 0.9% 46
9 リトルバスターズ 0.9% 45
10 アカイイト保管庫 0.8% 41
11 レズ 0.8% 41
12 レビュー 0.8% 38
13 カタハネ 0.8% 38
14 無料 0.8% 38
15 保管庫 0.7% 37
16 イラスト 0.7% 37
17 素材 0.7% 35
18 絵 0.7% 35
19 SS 0.7% 34
20 あやかしびと 0.6% 32
21 考察 0.6% 32
22 milk 0.6% 32
23 hot 0.6% 31
24 とっぽい 0.6% 30
25 百合 0.6% 29
26 カービィ 0.6% 28
27 エロ 0.5% 24
28 動画 0.4% 22
29 エロ画像 0.4% 21
30 少女セクト 0.4% 20
31 コクジョウ 0.4% 20
32 アカイイトSS 0.4% 20
33 ダイの大冒険 0.4% 19
34 comic 0.4% 19
35 HOT 0.4% 19
36 画像 0.3% 18
37 歌詞 0.3% 18
38 アカイイトSS 0.3% 17
39 アオイシロ 0.3% 17
40 MILK 0.3% 17
41 ファミ通 0.3% 16
42 星 0.3% 15
43 同人誌 0.3% 15
44 エロゲ 0.3% 15
45 SS保管庫 0.3% 15
46 二次創作小説 0.3% 14
47 プリ素材 0.3% 14
48 発刊 0.3% 14
49 原作厨 0.3% 14
50 エロ動画 0.3% 14
51 ハーレム 0.3% 14
52 18禁 0.2% 13
53 ワリオ 0.2% 13
54 ダウンロード 0.2% 13
55 感想 0.2% 12
56 攻略 0.2% 11
57 二次創作 0.2% 11
58 リンク 0.2% 11
59 アダルト 0.2% 10
60 玄鉄絢 0.1% 9
61 COMIC 0.1% 9
62 ドット 0.1% 9
63 星のカービィ 0.1% 9
64 エロゲー 0.1% 9
65 SS保管庫 0.1% 9
66 星のカービィスーパーデラックス 0.1% 9
67 保管 0.1% 8
68 デモンベイン 0.1% 8
69 無料ダウンロード 0.1% 8
70 18禁 0.1% 8
71 体験版 0.1% 8
72 youtube 0.1% 8
73 アカイイトss 0.1% 7
74 レッツツイストアゲイン 0.1% 7
75 メディアクラシックプレーヤー 0.1% 7
76 ドル袋 0.1% 7
77 アニメ 0.1% 7
78 シナリオ 0.1% 7
79 パワプロ 0.1% 7
80 エロアニメ 0.1% 7
81 サクヤ 0.1% 7
82 オールディーズ 0.1% 7
83 アシュリー 0.1% 7
84 ダークタワー 0.1% 6
85 百合萎え 0.1% 6
86 toppoi 0.1% 6
87 リトルバスターズ! 0.1% 6
88 TS 0.1% 6
89 ss保管庫 0.1% 6
90 烏月 0.1% 6
91 漫画 0.1% 6
92 ブログ 0.1% 6
93 烏月×桂 0.1% 5
94 オールディズ 0.1% 5
95 "レッツツイストアゲイン" 0.1% 5
96 エロ同人誌 0.1% 5
97 エロ漫画 0.1% 5
98 千羽烏月 0.1% 5
99 ばんがいち 0.1% 5
100 葉留佳 0.1% 5

 忍者ツールの精度が上がったせいで数値が激減したぜ。ちぇっ。


*アレな検索フレーズ*

>へっぽい アカイイト
いちおうたどり着けたのねw
>8月27日発売 HOT MILK
私も情報集めてるんだけど、まだよくわからん。
>お臍の穴 指
烈海王?
>あらすじ ダークタワー
ひぐらしオチ。
>コンボ バッティング練習 リトルバスターズ
私は最高八回だよ。謙吾が入るとかなり楽になるよ。

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags:
2007年08月02日

リトルバスターズ!考察・解説 恭介-麻枝、世界-Keyゲー説

*ネタバレ全開なので、未プレイ者は速やかにAlt+F4のこと。

 『リトルバスターズ!』はバ鍵っ子がKeyゲー&だーまえから自立し、現実回帰するまでを描いたメタギャルゲーだったんだよщ(∵)щ !!

 恭介はリトルバスターズのリーダーで、理樹と鈴のために虚構世界を創った張本人だ。すなわちkeyの元締めとして、オタのためにたのちいたのちい虚構の世界(『ONE』『Kanon』『AIR』『CLANNAD』というゲーム、えいえんのせかい・幻想世界というオタを惹き付ける設定)を創りつづけてきただーまえの、あるいはKeyそのものの象徴である。

-西園-
「…恭介さんは黙っていればカッコいいんですから、あまり奇行に走らないでください」
「夢が壊れます」

(来ヶ谷ルート)


 だーまえにもいえること。

-恭介-
「俺だって、いつだって完璧なわけじゃないやいっ!!」

(来ヶ谷ルート)


 だーまえにもいえること。

-恭介-
「時代が俺に付いてきてなかったんだよ…」

(来ヶ谷ルート)


 智代アフターが不評でいじけている。

 虚構世界(あの学園)は、Key/麻枝准制作ゲームの集合体・セルフパロディである。時が止まっている(ゲームの世界は時が止まったまま。キャラクターは年を取らない)。永遠に繰り返す(何度でも遊べる、いつまでだって遊んでいられる)。強い意志がないと抜け出せない。理樹が絶望するとリセットされる(前の選択肢に戻る、セーブ&ロード、現実と違って何度でもやり直しが利く)。ポンチなキャラクターにご都合主義展開、そして恭介(=だーまえ)の配置した愉快な愉快なイベントが盛りだくさん。
 リトルバスターズ!に前二作(AIR,CLANNAD)と比べて不自然なまでに家族の影が薄い*1のは、「子供だけしかいない楽園」といういびつさを強調するためである。楽園(崩壊)ものの古くからの伝統でもある(『蠅の王』『珊瑚島』『ビーチ』『Missing Blue』など)。
リトルバスターズ!セルフパロディ集

 小毬・クドリャフカ・来ヶ谷・美魚(ルート)はONE、Kanon、AIR、CLANNADに対応している。

 レノンは恭介=だーまえの分身だ。ジョンレノンといえば世界最強のハッタリ&嘘つき&偽善野郎だ。だーまえからの「お前ら俺の戯言をいちいち深読みしてんじゃねぇよwジョンのと一緒で深い意味なんてねぇっつうのw」というメッセージである。あるいは「俺はジョンと同格!」という自身の現れかもしれない。

 理樹は恭介に依存し、恭介の創った虚構の世界で、恭介の思い通りに動き、ヒロインや友人と遊びつづける永遠の子供である。つまり、だーまえに心酔し、現実から目を背けてONE,AIR,Kanon,CLANNADの世界に浸りつづけるわれわれバ鍵っ子のことだ。

 鈴は声優とイニシャル(R.N)が理樹と同じであることに注目されたし。

 そんな理樹も、ヒロインの悩みを解決するために奔走し、試練を経て少しずつ人間として成長していく。鈴もヒロインとの交流で傷付いた心を癒し、「友達は作れば作るだけ楽しくなる」というごく当たり前のことを今さらに知る。あの学園も、恭介たちも、ヒロインたちも、理樹と鈴が元いた世界には(もう)存在しない。言ってみれば、彼らにとっても「フィクション」の存在なんだ。我々にとっての「ONE」「Kanon」「AIR」「CLANNAD」であり、瑞佳や真琴や舞や観鈴や春原や風子や渚なんだ。それらは虚構の存在である。われわれがいつまでも子供でいられない、フィクションの世界に浸っていられないのと同様に、理樹と鈴もやがては「楽園」を追われるようにして去ることになる。
 それでも、理樹たちが偽りの世界で過ごした日々は、他人の人生に触れて、共に悩み、共に解決に奔走した日々は、まったくの無駄だっただろうか?彼らに何ももたらさなかっただろうか?
 そんなことはなかっただろう。
 ゲームの世界は虚構である。キャラクターは現実には存在しない。それでも、彼ら彼女らの人間に触れ、共に笑い、共に涙することは素晴らしいことじゃあないか。ただ、フィクションはフィクションとして割り切らなければなきゃだめだぞ、そしてほんの少しでもいい、フィクションを糧にして、現実に一歩踏み出しやがれ!というKeyスタッフの叱咤が、「リトルバスターズ!」の構成に込められていると思う。

 Keyゲーという永遠の楽園からの、突然の*2退去命令。皆さんの心にはどう響いただろうか。私は個別ヒロインルート*3の楽しさが、四部作並みとまではいかなくても、Refrainクリア前から「ひゃっほう~~! リトルバスターズ最高!!」と叫ばせるぐらいの、まだまだこの世界に浸っていたい……と思わせるぐらいの水準だったら、より痛烈に心を打ったんじゃあないかと思うんだけど。


 あるいはリトバスはだーまえが新人ライターにKeyを託して引退するまでを描いているという説も。

真人→久弥。恭介=だーまえと共に偽りの世界を支えていた男。虚構世界を恭介より先に去る。
謙吾→涼元。恭介=だーまえと共に偽りの世界を支えていた男。虚構世界を恭介より先に去る。
8人の小びと→
①Keyのライター
・だーまえ
・久弥
・涼元
・魁
・都乃河
・城桐央
・樫田レオ
・アシスタント(イシカワ、丘野etc…)

今まで虚構世界を創ってきた8人。

②リトルバスターズ!メインスタッフ
・だーまえ
・殿
・城桐央
・樫田レオ
・いたる
・NA-GA
・折戸
・馬場社長

リトルバスターズ!という虚構世界を創った8人。

③Keyからいなくなった人間&やがていなくなる人間
・だーまえ(ライター引退)
・久弥
・涼元
・イシカワ
・まごめちん
・ミラクル☆みきぽん
・いたる(フリー化)
・YET11


*1理樹の両親や棗一家の話は、もっと掘り下げられたはず。
*2CLANNADあたりからにおわせてはいたけど。
*3全て新人ライターが担当している。神北小毬・来ヶ谷唯湖→都乃河勇人、能美クドリャフカ・三枝葉留佳→城桐央、西園美魚→樫田レオ。麻枝准の担当は共通パートのほとんどと鈴→Refrain以降。


-恭介-
「ここ(Keyのゲーム)は俺たち(だーまえたち)の思いによって作り出された世界だ」
「そんな世界で、おまえたち(現実に疲れた鍵オタ)が強くなるまで、見守ることにした」
「いつか、過酷な現実(就職難、人間関係etc…)にも負けない強さを得るまで」
 つまり…
 ここは死(現実ではないゲーム)の世界で…。
 その淵にいる、僕も鈴も一緒に連れてこられた…。
 いや…僕らを包み込むように…。
 きっと…そこには僕らを思う優しさしかないはずだから…。(「お前らを廃人にするつもりはなかったんだよ…」)
-恭介-
「けど、俺は失敗した(智代アフターのこと)
「やり方が強引すぎた(智代アフターのこと)
「鈴(バ鍵)の心に深い傷を負わせてしまった」
「でも、理樹」
「おまえが、その心も癒して、ここまで連れてきてくれた」
「理樹、お前はもう十分に強くなった(「AIRやKCLANNADをやって、お前らも少しは感じ入るところがあっただろ?」)
「鈴も、昔から考えると、ずっと強くなった」
「だから、鈴を連れてこの先(現実)へ進め」
「それが最初の一歩(勉強、就活、家族恋人サービス)だ」
「全てはそこから始まる」
「止まっていた時間が動き出す」
「どんな現実(友達できない、恋人いない、家族はうぜぇ)を目の当たりにしても…」
「強く生きろ」
「いいな、理樹(バ鍵っ子ども)」(略)
「ここ(ゲームの世界)で立ち止まるのか?」
 恭介の叱咤が続く。
「ずっとここ(自分の部屋・パソコンの前)で遊んでいるのか?」
 ………。
-理樹-
「…そんな事実(辛い現実)を…」
「とつぜん言われても…」
 ………。
-理樹-
「でも…」
「僕は…」
 そう…人はいつまでも子供じゃいられない…。
 いつまでも遊んでるわけにはいかないんだ…。
-理樹-
「いかなきゃね… (ずっとサボってた予備校に・単位取りに・就活に・ハローワークに・サークル探しに・実家に帰った女房に頭下げに)







-理樹-
「だって、こんなのってないよっ」
「僕は恭介を追ってここまでずっと生きてきたんだっ」
「その恭介がいかないでよっ」
 隠していた弱さが…涙のように溢れて、こぼれてくる。
-恭介-
「ったく困った奴だな…」
「おまえは、いつまで俺を困らせるんだよ…」
-理樹-
「そんなのいつまでもだよっ」
「強くなったとか、世界の秘密とか、そんなことどうだっていいっ」
「僕は恭介が好きだからっ」
「だから、ずっと一緒にいたいんだよっ」
「当然でしょ!?」
-恭介-
「そんなの、俺のほうが嫌に決まってんだろぉぉ!!」
「なんで、おまえらを置いていかなきゃいけないんだよ!!」
「俺だって、おまえたちと居てぇよ!!」
「ずっとずっと居たかったんだよ!!」
「なんで、こんな理不尽なんだよ!!ちくしょう!!」
「ずっとずっと、そばにいたかった!!」
「俺のほうが、ずっとずっとおまえたちのことが好きなんだよ!!」
「なのに…おまえたちを置いていくなんて…」
「そんなの…ねぇよ…」
「なんでだよ…」
「わけわかんねぇよ…」
「くそぉ…」
「………」

(Last Episode:Little Busters)





































いいよな…これで…。(ゆっくり隠居させてくれ…)





いい
→よくない









*リトルバスターズ!考察・解説・レビュー等まとめ
*ONE~輝く季節へ~ *Kanon *AIR *CLANNAD

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags: 考察 
2007年08月02日

【ニコニコ動画】リトルバスターズ!をプレイ



 テキストとギャグがどんなもんか確かめたい人は、10くらいまで見てみればいいんじゃない(∵) 。二週目で謙吾が突き抜けてからはさらに面白くなるんだけどなぁ。


*こっからネタバレ注意*


 今回ボーカル曲までダメダメと言ったが…スマン、ありゃあ嘘だった。今見返してみたらとんでもねぇやな…。
 このサイケデリックなBGM、何かを彷彿させると思っていたが、あれだ、「MOTHER」だ。ここちよい浮遊感と喪失感。

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags:
2007年08月01日

たった1分でわかる! Keyゲー(ネタバレ注意!)

 美男子っ、うー、美男子、美男子、美男子、はぁーっ美男子っ、まったく美男子だ! 朝ー、朝だよー! 朝ごはん食べて、学校いくよー! ひゃっほーうっ! 国崎最高! 異議あり! なんとなくですが 異議あり! 筋肉いぇいいぇーいっ!! 筋肉いぇいいぇーいっ!!




たった1分でわかる! Keyゲー

Kanon
あゆは生霊。本体は植物状態。ボクのこと忘れてくださいとのたまうが三つ目の願いで復活する。
名雪は七年経っても祐一が好き。秋子さんが車に轢かれて引きこもるが祐一に雪が積もって復活する。
栞は香里の妹。不治の病で死にかけているが復活する。
真琴は狐。お名前を聞かれたあと祐一とけっこんして死ぬ。狐の力が集まって復活する。
舞と魔物は一蓮托生。親友佐祐理が再起不能にされて腹を切るが復活する。

AIR
佳乃は翼人の羽根のせいで死にかけている。国崎の法術が悪霊を祓う。復活する。
美凪はもうろくした母のせいでしょげている。生霊水子みちるの八面六臂の活躍で復活する。
観鈴はゴールして死ぬ。復活しない。

CLANNAD -クラナド-
杏も実は朋也のことが好き。髪を切って椋に化け朋也をたばかる。
風子は生霊。本体は植物状態。姉公子と芳野の結婚式に人を集めて消える。復活する。
ことみは両親を飛行機事故で亡くしてる。椋が事故に遭わなくて引きこもるが朋也の庭いじりで復活する。
智代は朋也の彼女になる。朋也にフラれてしょげるが朋也とよりを戻して復活する。
春原はサッカーができなくてしょげている。妹芽衣がサッカー部の魔手にかかり復活する。
幸村は定年しても満足。美佐枝の待ち人はネコ。芳野は歌う。勝平の足切り。有紀寧と墓参り。早苗はわがまま言う。秋生は死なない。直幸は父親。
渚は娘を産んで死ぬ。復活する。

智代アフター ~It's a Wonderful Life~
朋也は記憶喪失を繰り返して死ぬ。復活しない。

リトルバスターズ!
恭介と真人と謙吾と小毬と葉留佳とクドと来ヶ谷と美魚は生霊。本体は臨死状態。
小毬は兄を病気で亡くしている。猫の死骸で発狂するが目がほんのちょっとだけ見えるようになって復活する。
鈴は事故にあった併設校に派遣されてしょげる。理樹と駆け落ちするがおっ捕まって引きこもる。リフレインして復活する。
葉留佳は佳奈多の種違いの双子の妹。卵料理対決で負けてしょげるが復活する。
クドリャフカはロシア人で歯車。祖国で生け贄になるが鎖を壊して復活する。
来ヶ谷は理樹の彼女になる。知らなかった恋をもっと知って恋してるって方の好きになる。
美魚には脳内妹の美鳥がいる。美鳥が美魚になりかけるが理樹一世一代の着衣水泳で復活する。
真人は発狂して最強を目指す。理樹と鈴にのされて復活する。
謙吾は骨折したふりをして遊びほうけている。鈴のフォークを見送って復活する。
恭介は修学旅行のバスに潜り込んで死ぬ。復活する。 

Thanks!
敵は銃で倒す。
エターナルフォースブリザード

Key・麻枝准の奇跡話に戻る

 13拍手ありがとうございました。

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

tags: Kanon 考察 

Template Designed by DW99