2008年08月30日

ガキのときに観た映画のどうでもいいシーンは覚えている

『暴力脱獄』で、囚人がピーカンの空の下奉仕活動している前で、金髪のおねーさんが挑発的に泡まみれのおっぱい洗車をするところ。
『黄昏』で、ノーマンじいさんが「外に出るのが怖いんだ。子供の頃から何度も通ったはずの小径がわからなくなる」と述懐するところ。
『タワーリング・インフェルノ』で、開かなかった扉がコンクリートで埋もれていることがわかるカット。
『ロシアより愛を込めて』で、ジェームズボンドとボンドガールのベッドシーンが、マジックミラーで盗撮されているところ。
『ジャッカルの日』で、国境を越えたジャッカルがサウナでゲイのおにーさんをひっかけるところ。その後にホテルで有閑マダムをひっかけるところ。
『ブレイクアウト』で、明日の天候をラジオで聞いて舌打ちするブロンソンと、黒い下着姿の保安官補の奥さんが「あたしも嵐のようだ気分だわん……」とかなんだかとほざくところ。
『首吊りの木』の、ヒロインと主人公の「目が……目が見えないの」「日光をあびすぎたんだ。すぐ見えるようになるさ」というやりとり。その後ふらちな男がドアに付いたベルをナイフで外すところ。
『ハリーの災難』で、主人公ととんちんかんなことを言う子供が、ウサギとカエルを交換するところ。
『ジョーズ』で、所長が「ドジョウさんがこっちから出てきて……こっちの穴に入って……」と縄の結び方を練習しているシーン。

 一度ガキのときに見ていたらしいんだけど全く記憶になくて、ここのシーンを観たときにやっと「あれ! この映画みたことあんじゃん!」とハッとしたところだ。おそらくテレビの洋画劇場、ロードショーで見ていたんだろう。タイトルや話の筋やオチはまったく覚えていなかったんだけど、なぜかここだけ記憶に残っていた。『暴力脱獄』『ロシアより愛を込めて』『ブレイクアウト』はお色気関連のシーンだから脳みそに焼きついていたのかもしれないけど(笑)、ほかのシーンはまったくわからん。たまたまチャンネルを変えたときそのシーンが写ったのかな? 謎だ。

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tags: 映画 
2008年08月27日

どうにかなる日々(1)(2) 志村貴子 レビュー・感想

 どうでもいいけど私の脳内BGMは『Cross†Channel』の「Happy-go-lucky」だ。
 いつだかの記事で『カタハネ』で一番買っているのはパッケ絵だと書いた覚えがあるけど(というか、私はADVとしてのカタハネをそこまで評価していない)、「どうにかなる日々」は何よりタイトルが好きだ。すっとぼけているくせに妙に真実味のある内容をみごとに表していると思う。読んでると「あ~、真面目に悩んでいるのがアホらしくなってきたわ、人生どうにかなる!」って気分になってくるいい作品だと思う。
 私はまるまる一冊女人と女人の絡みのほうが断然好きな現金野郎だけど、初期のアーヴィングみたいに何でもアリのカオスなのや、『レンズのむこう』みたいに男女エロにひょっこり交じってる状態もなかなか好きだったりする。何だか知らんがニヤリとしてしまう。無い物ねだりの隣の芝生は青い精神で、やたらに神聖視している作品よりかは(「下手に男女とかより……(笑)」)、この「どうにかなる日々」みたいな、「男も女も異性愛者も同性愛者も両性愛者もみんなおバカ」な一冊のほうが読んでいて楽しいね。しょせん人間なんざ男も女も異性愛者も同性愛者も両性愛者もみんなおバカだと思うんだけどな~。この分野にはまだまだバカ度が足りないと思う。
 ひいき目はあるけど白眉はscene*9じゃないかな(scene*1や3も面白かったがなんか既視感がある)。読者の大半が志村貴子に弄ばれたことだろう。あれは最後のページが無くても、その前のページの、志乃のありがちでセンチな独白で終わっていても話が通じてしまうのがうまいところだ。もしあそこで終わっていたら一山いくらのテンプレ話と変わんないんだけどな。最後の一ページ(もっといえば、最後の二コマ)だけでガツンとやってくれたぜぃ。志村貴子はよくわかってるwわかってなきゃあの弄びはできまいw。
 
4872337255どうにかなる日々 (1)
志村 貴子
太田出版 2002-12

by G-Tools


 そういや志村貴子といえば、なぜか「Bullet bButlers」の初回限定版特典にコメント寄せていたけど、あれはどういう人選なんだ? ロミオや鋼屋ジンやタカヒロはわかるけど、なぜ志村貴子が? どういう繋がりなんだろ?

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tags: 百合 感想 
2008年08月26日

FC2の挙動が不安定すぎるぞ……

 一週間くらい前から「DBエラーが発生しました」なんだのとぶうたれていたが、昨日なんか記事が全削除されていてビビったぞ…。慌ててログを保存した。ログが1.3MBしか無いことに驚く。まだそんなもんしか書いてなかったのか。短めのエロゲー一本分くらいかな?

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2008年08月24日

映画を200本観た

 私は映画マスターを目指しているわけでもないし、映画関連の記事も今のところ書く予定はないんだけど、最低限のオタのたしなみとして観ておくべきなのは何本ぐらいだろうか? 300本? 500本?
 基本洋画で230本。記事を書き始めたころはカウントがちょうど200だったんだけど、抜けを捜していったらそれぐらいになった。200という数字はけっこう本腰入れないと到達できないと思う。TSUTAYAで2割、午後のロードショーやケーブルテレビで7割、映画館で1割くらいかな。これだけ見ても映像美とかカメラワークとか演技の巧拙とかよくわからんし、好きな監督とか役者さんとかさっぱりだから、あまり映画(そもそも芸術?)に向いていない人間なんじゃねぇかと思う。
 toppoiさんは中二病が完治していないので邦画はほとんど見ません。最後に観たのは「それでもボクはやってない」だっけか。アニメはジブリくらいしか観たことない。あとはビューティフルドリーマーとアドゥレセンス黙示録とエヴァくらいだなほんと。あ、小坊のときに観たドラゴンボールとかコナンとかの映画とか足すと250本いくかも。
 本格的に見始めたのは高三の冬あたりだった。ちょうど大学進学が決定して時間ができたころ。私にはどうやら根強いゆとり世代オタのコンプレックスがあるらしく、先人のオタに馬鹿にされたくなかったんで、せめて映画くらいはと思って見はじめたんだったな。しょうもない動機だ。

 わしの映画の好みは左にあるおすすめの通り。共通点は「シンプル」「無駄が少ない」「サブキャラの魅力」かな? あんまりギャルゲーの好みとかわらんな。メッセージ性とかどうでもいいところも一緒。
 んで全く合わなかったがミュージカル。「ウェストサイド物語」も「シェルブールの雨傘」も「サウンドオブミュージック」も「シカゴ」も「パリの恋人」も駄目だった。お前何歌ってんねん真面目に生きとるんかって感じでまったく乗れなかった。つくづくつまらない人間だなぁと思う。ロードオブザリングは原作のミュージカル要素ばっさり削ってくれて正直嬉しかった……(笑)。

*特に好きだった映画*

カサブランカ
あ~君の瞳に乾杯のあれね、くらいの軽い気持ちで見はじめたらクソ面白くてびっくりした。1940年の白黒映画がここまで面白いとは思わなかった。
カッコーの巣の上で
あの凄みは実写じゃなきゃ出せないだろう。ガチで鳥肌が立った。ぷつぷつ立ったまましばらく収まらなかった。衝撃だった。映画すげぇと思った。
ポセイドン・アドベンチャー
【ああ…】カジキマグロおばさん…。【追悼…】
大陸横断超特急
ポセイドン~もそうだけど、こういう「カ・テット」ムービーが大好きだ。
スター・ウォーズ
こいつはくせえッー! くさいがシリーズで一番面白かったぞ。TVの吹き替え版で何回も観たから字幕だといまだに違和感がある。

*その他いろいろ*

マルホランド・ドライブ
よくもまぁここまで作り込んだもんだ。解説サイトを見てAIR以来の衝撃を受けた。というか映画に匹敵するAIRが異常なのか。
ベニスに死す
おっさんが美少年を見つめる。ただひたすら見つめる。それで芸術になるんだから映画って凄い。
昼下がりの情事
『萌え』だ。あそこで少しもきゅんとこない奴はそうとうギャルゲー慣れしてると思う。
クレイマー、クレイマー
あそこで泣かない奴はそうとう泣きゲー慣れしてると思う。あれが演出というもんだ。百万言を費やすよりよっぽど利く。下の記事にも書いたが、私は心理描写(笑)という人間。
テルマ&ルイーズ
映画はプロットがきっちりした作品のほうが好みなんだけど、先行きの不安な行き当たりばったりなのも好きだ。
スタンド・バイ・ミー
てめーは原作厨を怒らせた。銃を取るのがゴーディなのはいいとして、ピーがピーするのはねえだろ! ふざけんな!
ショーシャンクの空に
てめーは原作厨を(ry
シャイニング
キングがキレたのもわからんでもないが、ただ画面を見ているだけで楽しいじゃん。トイレが特に好き。
ホテル・ニューハンプシャー
ジョディー・フォスター、バイセクシャル役やってたんだよね。いや、フラニーってバイセクシャルか?
未知との遭遇
糸井重里これ好きでしょ。
カリガリ博士
いったいいくつの作品がこのオチをパクッたんだろうか。「シャッターアイランド」とかまんますぎ…。

 何かおすすめの映画があったら教えてくださいな。

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2008年08月19日

くちびる ためいき さくらいろ 森永みるく レビュー・感想

 この記事を書くためにレビューを検索してみた。ベタ褒めしていない記事を見つけるほうが大変だったくらい、どこもかしこも大絶賛していたんで、糞味噌に貶しているものも一つや二つあってもいいんじゃないかと思った。私ぁこの作品が傑作扱い、スタンダード扱いされているのがどうしても納得できないんで、ささやかな抵抗を試みる。

私はべつに… そういうのに偏見はないけど…


下手に男女とかより… なんていうか 
性別をこえるほどの愛って あこがれるけどなあ…


私の想いが あなたを傷つける


「私、偏見とかないから!」「俺は差別とかしないぜ!」とかテメェで言い出すような奴はまるっきり信用できないという好例っすわ。
 私はこの漫画が大嫌いだ。反吐が出るほど嫌いだ。なぜ21世紀にもなって、こんな前時代的でダサダサな厨二漫画が持て囃されているのか正直わかららない。「くちびる(笑)ためいき(笑)さくらいろ(笑)」「21世紀に残る最後の純愛(笑)」とのっけのタイトルと煽りからしてスイーツ臭がぷんぷんしているが、中身も負けず劣らずもの凄い。私が「百合」と聞いて思い浮かべるイメージ「ダサい・めそめそしている・小便臭い」の三拍子をここまでストイックに追求してくれている漫画はそうないぞ。
 あれま、森永みるくって女だったのか。「そりゃもうありえない話だからみんな妄想ですよね(笑)」「やっぱカワイイ女子はカワイイ女子とくっつくがいいよ」みたいな数々の名言があるし、作品中でも『先輩が大学行って男の手垢がつく前に… 私が頂いちゃおうかにゃん(はぁと)』『あのとき処女を奪ってしまえばよかった…』だのとほざくオッさん臭い女が多かったんで、魔法使い過ぎの男を想像していた。

「ダサい」
 まずは視覚的なダサさについて。最近だとそこまででもないけど(特に『少女セクト』以後)、百合を標榜する作品ってまず目で見て面白いってものがほとんどなかった思う。この業界は垢抜けねーよなー。百合厨の間では今でもへっぽい絵柄が尊ばれているような節さえある。下手にかわいい系の絵だったり衣装に凝ってたりすると「オタク向けの絵柄」とか言われちゃったりしてなぁ、まったくうんざりするぜぃ。漫画なんだから目でも楽しませてくれたっていいんじゃないか。なんでただ女同士の話ってだけで、この漫画みたいな糞ダサいビジュアルで我慢せにゃああかんのだ。綺麗でかわいい絵柄の何が悪い。「精神的な繋がり」「性別を越えた愛」に異常に拘泥する百合厨って、綺麗に着飾ってる人間にコンプレックスでもあるんだろうか。
 いやはや、森永みるくの描く女はなぜかくも気色悪いのか。男体は男体でナヨナヨしていてキモいけれど。あのアホウのようなツラを見ていると酸っぱいものが込み上げてくる。デフォルメ絵の気持ち悪さは筆舌に尽くしがたい。具体的にどこがどうキモいのかと訊かれると、絵心がない私には説明できないんだが。馬鹿みたいに開けた三角の痴呆口? 知性が感じられないヒラメ顔? ビーバーみたいな歯? 下膨れの輪郭? まぁ作品内容の気味悪さによる補正もかなりあるんだろうな。私にイラストだけでここまで不快感を与えられる奴はそういないぞ。他には揚の絵師くらいなもんだ。
 『くちびる ためいき さくらいろ』はまず背表紙の女二人がありえない。目がまともな精神状態の人のそれじゃあない。イッちゃってる。ファッションもありえない。垢抜けていないにも程がある。私服も制服も。お前ら本当に現役の女子学生なの? よくこんな服を着て往来を歩けるなあと感心するくらいだ。まぁ精神的な繋がり(笑)には見てくれなんて関係ないという先生のメッセージが込められているんだろう。しかし、同作者の『にくらしいあなたへ』に比べりゃあマシになったのかね。ありゃあ全盛期の水無月・いたるが裸足で逃げ出すくらいの奇形絵だったよ。人間の骨格をしていなかった。
 ダサいと言えばもう一つ、こいつの漫画は無駄なモノローグやカットが多すぎやしないか。いくらなんでも読者の読解力を舐めすぎじゃあないの。馬鹿みたいな説明セリフは極力削って、一つのカットで、キャラクターの表情で、機微を伝えようという気はないんだろうか。こいつの画力じゃあ無理だろうか?

「女々しい」
 人間限度がある。ここまでいちいちいちいちいちいちいちいち同性同士による葛藤を垂れ流している作品は不快である。今日びここまでじうじ悩む描写に膨大なページを割いてるのが有り得ない。ダサいにも程がある。ショボいビジュアルの影響も大だけど、あまりのヘタレぶりにキャラクターから意思の力が全く感じられない。長ったるい心理描写(笑)はやたらあるんだが、ライクだとかラブだとかパッションだとかリビドーだとかエゴだとかそういったものがページからちっとも伝わってこない。お子様のおままごとにしか見えない。
 私が『くちびる』が何より薄気味悪いと思うのが、およそ人間らしい人間が一人もいないところだ。この漫画のキャラクターは個性も存在感も無ければ人間味も現実味もありゃあしない。薄っぺらいにもほどがある。この記事を書くためにレビューを検索してみたが、やはりというか何というか、自分はこの漫画の中でどのキャラが一番好きだとか、そのキャラのどんなところが好きだとか、どのシーンのどのセリフが心に響いたとか、そういった話題はほとんど見つからなかった。そもそもキャラの名前が挙がっているレビューが全然なかったな。この作品って、ぶっちゃけた話「同性同士の恋」「一過性の儚い恋」「性別を超えた愛」という記号の集合体でしかないと思う。そこから一歩も踏み出していない。その先の、一対一の、人間同士の関係を描こうという意思が全く感じられないんだよ。
 この記事を書き終わったころに、参考資料(はてなブックマーク)をぼけら~っと眺めていたら、BLNDの『お願い鈴音ちゃん』(すどおかおる、ワニマガジン)感想が、「お前この記事見ながら書いたの?」ってなくらいあまりにも直球どストライクな話題だったんで、トラックバックさせてもらいました。私も「ダメ人間じゃん」好きだったよ。

 女のコが好きな女のコの話って、ともするとストーリーが同性愛部分にばっかり拘泥しがちじゃないですか。お話の焦点が「これって悪いことなの……?(ぐだぐだ)」/「告白したら嫌われちゃうかも(うじうじ)」/「偏見に負けないエラい私たち(大威張り)」にばっかり当たっていて、それ以外のドラマ要素は皆無、とかさ。



「小便臭い」
 私はこの漫画みたいな、さして珍しくも目新しくもないことを、さも前人未到の偉大なことを成し遂げたかのように持ち上げている作品は嫌いだ。リベラルぶって理解があるようでいて、その実はカビの生えた価値観を再生産しているだけでねぇのかな。
 『くちびる』は嘴の黄色いガキがうだうだ葛藤する話だと書いたが、その葛藤の中身もまっこと独りよがりで小便臭い。主人公が苦悩するとしてもさ、『捜査官ケイト』みたいに、警察官という職業上から、そしてパートナーとの関係を掻き回されたくないから、友達も同僚も家に呼ばずセクシャリティを隠しているとか、そういう事情なら腑に落ちるんだよ。テメェで後生大事に抱えている偏見を捨ててみせたからって、どこがどう尊いんだかさっぱりわからんよ。そんなものがいつまでドラマツルギー足り得るんだろうか。
 私は性別を超えるほどの愛(笑)だの、精神的な繋がり(笑)だのと聞くと、昔読んだ原田宗典のエッセイを思い出すよ。原田は「知力体力共に人並み以下で、人に誇れることなど何もなかったボクは(謙遜だろうけど)、鼻の穴にビー玉を入れてみたりして『どうだどうだ、すっごいだろー!!』と自慢していた痛い子だった」と書いていた。上にも書いたが、私にとっての「百合」のイメージはまさにこれ。鼻の穴にビー玉を入れて粋がってる糞ガキのたわごと。

 私ぁ同性同士の関係であることを変に美化したり特別視したりする”だけ”の作品は、時代遅れでダサいにもほどがあると思っている。そんなことはただの前提として、その先の”人間”や”意思”や”絆”を書こうとしている作品のほうがずっとスマートだと思う。以上。

くちびるためいきさくらいろ (IDコミックス 百合姫コミックス)くちびるためいきさくらいろ (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2006/01/18)
森永 みるく

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2008年08月14日

アオイシロ for windows 改訂増補版(笑)だとさ~

http://www.success-corp.co.jp/software/pc/aoishiro/index.html

 けっ、製作途中でぶん投げられた手抜きゲーを買わされたボクらには当然救済措置があるんでしょうね? 八割引で購入できるとか。
 いっそボイス無しでもいいからとにかくテキストを手直ししてください。御大にねちねち嫌みを言うなりしてテキストの強化を徹底的にやらせてください。ミニゲームとか用語辞典とかどうでもいいからとにかくテキストに取りかかってください。イベントCGを削ってでもテキスト容量を増やしてください。テキストどうにかしてください。あとスキップも。

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2008年08月11日

ギャルゲーの攻略順判断法

*8/14追記:あくまで発売ほやほやのエロゲーにノーヒントで挑む場合の話です。発売から時間が経っている作品はまず「作品名 攻略順」でググってみてください。有名な作品はまず間違いなくヒットします。
 ギャルゲーエロゲーで、伏線とネタバレの関係上後回しにしたほうがいいヒロイン……メインヒロインの判断方法。アオイシロで真っ先にナミを攻略してしまって、盛大に他ルートのネタバレされてやる気が失せた、という人がけっこういたので書いてみよう。アオイシロは攻略順を予測できるはず。まぁ端からルート封印きっちりやってくれりゃあ余計な気を使う必要もないんだけどな。
 主人公との因縁が深そうなやつ、付き合いが長いやつをを後回しにするのが基本原則になる。

①パッケ絵に載っているキャラは後回し
 パッケージにピンで載っているようなキャラはたいていメインヒロインなので後に回す。ただし「ショコラ」「パルフェ」のようにメインヒロイン(香奈子と里伽子だよね?)ではなく見場のいいキャラを起用しているものも稀にあるんで注意。新入りメイド二人はむしろ初っ端に攻略していい。「CLANNAD」通常版みたいにヒロインが勢揃いしてるけど誰がメインか一目でわかる絵もある。
 アオイシロならナミの後回しが確定する。

②新参は先に攻略する
 転校生などのニューカマーはたいてい安全牌である。主人公の情報を握っている可能性がほとんどない。でもギャルゲーの主人公はしょっちゅう記憶を封印していたり喪失していたりするんで、新顔が実は新顔じゃない可能性もけっこうあるから注意。『それは舞い散る桜のように』とかそうだった気がする。
 汀が一人目の最有力候補になる。次に高校からの付き合いの保美。

③古参→幼なじみ・元カノ・家族は後回し
 こいつらはけっこうな確立でメインヒロイン。『この青空に約束を』なんかは幼なじみがメインで元カノが準メイン(だよね?)。実にわかりやすい。ただし、伝奇ゲーなどで、幼馴染みが「日常」の象徴として世界に配置されている場合は、先に攻略していい場合が多い。
 カヤは保美・汀の後。

④人外キャラは後回し
 伝奇ゲーでは特に重要。幽霊っぽい奴や生霊っぽい奴や土地神っぽい奴や鬼っぽい奴や吸血鬼っぽい奴やロリババアっぽい奴は後回しにする。古参のさらに後。
 ナミとコハクが候補だけどパッケ絵の法則でナミが後。

おまけ:ショートカットの奴やボーイッシュな奴は先に攻略していい。ギャルゲーはなんのかんのでフェミニン絶対至上主義なので、ロリにしろ年上にしろメインヒロインはたいがいロングである。ニューフェイスでショートのクズ様や汀サンは完全安全株なわけである。
 あ、それとメガネ。メガネは安全。超安全。メガネのメインヒロインって……さっぱりいないよな。

 新参→幼なじみ・元カノ・家族→ファンタジー。この順番で八割がたはうまくいくと思う。
 このセオリーが適用できないものも当然あるので注意してくれぃ。例えば……ぎゃるが全員身内の「痕」は長女→次女→三女→四女と上から順にやればいいのでわかりやすい。「月姫」はアルク→シエル→秋葉→翡翠→琥珀が伝統だよね?「Kanon」はあゆを後回しにするか先にやるかで意見が分かれてるな。確かに先にやらないと名雪や栞が超絶ご都合主義話に見えるかも。まあ種が割れてもご都合主義には違いないけど。かといって最後がその二人だったら読後感悪いよなぁ。私は名雪栞あゆ真琴舞の順を薦める。家族計画は真純と春花のあとはお好きなように。われらが「アカイイト」はセオリーまんまだな。ユメイさんロングじゃないけど。「もしも明日が晴れならば」のまきいずみの人外はわりとどうでもよかったっけ? 「君が望む永遠」は……緑のひとは最後にしとけ。でなきゃ緑は攻略せずにスルー汁。「パルフェ」は里伽子の後回しが必須。「My Merry May」も青い髪の子(名前を失念した……)を最後にしないとけっこう辛かったような。老け声の幼なじみシナリオのほうがどうでもよかったな、あれは。クレッシェンドは法則どおりねーちゃんを最後にするよろし。

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2008年08月09日

エロゲーのゲーム性について

 私は「ゲーム性なんかイラネ」「選択肢はじゃんじゃん削れ」派でありまする。『Bullet Butlers』みたいなお義理の選択肢型式か『この青空に約束を―』みたいな型式が一番いい。個別ルートに分岐後はもっとシンプルな一本道にしてほしい。私はぶっちゃけ下手にゲーム性に拘ってるギャルゲーエロゲーは「ページがくっついていていちいち剥がさないと読めない小説」「一分置きぐらいで再生が途切れるDVD」みたいなもんだと思っている。選択肢やフラグ立てやどうでもいいシステムやへっぽこミニゲームに時間を取られるくらいなら一字でも多くテキストを読みたい。ゲーム性を楽しみたきゃゲームやるもん。エロゲーはゲームじゃなくて読み物だろ常考。それと、私は読書にしろ勉強にしろ常人の1.5倍くらい時間のかかるとろくさい人間で、時間はいくらあっても足りないくらいなんで、あまり下らんことで手を煩わせないでくれ、というのも正直ある。
 そもそも、今まで100本以上やったエロギャルゲーで「このゲームシステムは凄い!」とか「作品の世界観に合った最高のミニゲーム!」とか「あの選択肢(フラグ)がここで活きるか!」と驚かせてくれた作品ってほとんどなかったような気がするぞ……。『アカイイト』の吸血ゲージは論外。『YU-NO』のめんどいアレは懐古オッさんの中で美化されてんじゃねぇかと思う。しょうじきなはなし。ミニゲームなら『吸血殲鬼ヴェドゴニア』の妙てけれんな戦闘は外せないな。スキップできないあれにはほとほとウンザリした。「よりにもよって虚淵なんだから書かせろよ!」と誰もが思ったことだろう。私は攻略法がわかるまでギーラッハさんに10回くらい殺されましたv(^^)。『久遠の絆』はどうでもいい調伏ミニゲームのせいでいまだにコンプできないんだが……。餓鬼の野郎うろちょろすんな。『二重影』のPIS(フレーズ・インストラクション・システム)? ただの用語辞典じゃねーか! 駄作『紅蓮に染まる銀のロザリオ』の素人が作ったフラッシュレベルのもぐら叩き銃撃戦も鮮烈に記憶に残っている。『Fate/hollow ataraxia』の内輪ノリにはついて行けない。ありゃあ本筋の進行に関係ないからどうでもいいんだが。
 ただまぁ、最低限の選択肢以外は全て削れ! とまでは言えないんだよね。『Ever17 -the out of infinity-』でグランドシナリオ序盤の選択肢なんかは手に汗握ったし、『ONE~輝く季節へ~』の長森シナリオなんかはあえて選ばせることに意義があると思う。まぁどっちもテキストでは絶対に表現できない演出、というわけではないんだけどね。とりあえず、全体的な選択肢の数を減らして総プレイ時間を抑えてほしい。不条理な選択肢(『SEVEN-BRIDGE』のマスコンとか)やこっちの時間を無為に奪うだけのクソバッドエンド(『アオイシロ』とか)はガリガリ削ってほしい。細かいフラグ管理とか余計なことに気を回す時間で、一文でも多く書き、一文でも多く推敲してほしい。それと『アカイイト』みたいな重要なイベントを回避できてしまう余計な選択肢・分岐は本気で洒落にならんのだが。何考えてるんだ。あれのせいで評価下げてる奴、かなりいると思うよ。

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2008年08月07日

百合厨とは?

 百合厨とは、その名の通り百合が大好きな厨房のこと。すさまじく痛い腐女子の♀♀カップルに執着する版といえばわかりやすいか。百合厨と腐女子、言動は似たり寄ったりなんだけど(「たまたま好きになったのが同性(ry」「性別ではなくその人の人間を好きに(ry」)、なぜか百合厨は腐女子と一緒くたにされると憤怒するのだった。
緊急座談会:激白! 腐女子のホンネ (1/5)
緊急座談会:激白! 腐女子のホンネ (2/5)

①空気の読めない百合既知外。男性キャラが憎くて憎くて仕方ない。どんな作品においても、男とくっつく女性キャラを見ると腸が煮えくりかえそうになる。極度の男性嫌悪と女性嫌悪両方を兼ね備えたスーパー厨房。作品の評価は「女の子が男に走るか」で全てが決まる。
百合厨(男)にありがちなこと
百合ネタを振ってくる百合厨がうざすぎる
 なんかでウザがられているのは主にこっちの人々。
 百合厨はハーレム厨・独占厨・処女厨の親戚だ。百合はもはやハーレム作品では満足できなくなった独占厨が辿りついた新しい聖地じゃあないかと思う。「馬鹿男に女の子を汚される(女の子が男に走る)心配が万に一つもない! 安心できる! でも恋愛感覚や性愛感覚は味わえるのだ! こいつは凄い!」ってなもんかね。百合厨が「男はイラネ!」「空気読め!」「男に走りやがった!」と発狂する姿が、ちょうど独占厨が「中古はイラネ!」「ビッチ死ね!」「尻軽死ね!」と発狂する姿と重なんだよね。百合厨とハーレム・独占厨、根っこの部分は同じ人間のはずのに、お互いを蛇蝎の如く嫌っているんだよな。おもしろいね。

②狭義の百合厨? 清楚で綺麗で崇高で精神的な関係だけが百合だと鼻息も荒く主張する。いきおい”レズ”を侮蔑し徹底的に排除する。女の子同士の関係が普遍化・世俗化するのを極度に恐れている。特徴的な言動は「同性同士だからこその」「繊細な」「背徳感」「禁断」「精神性」「一過性の」「儚い」「精神的な繋がり」「性別を超えた愛」「たまたま好きになったのが女の子」「好きだからこそ苦しむ」など。ああ、後ろに(笑)を付けたくなる。一部の極左連中はフツーに恋愛してフツーにセックスする男女カップルや同性カップルを憎悪しているような節さえある。作品の評価は「自分の求める綺麗な百合か」で全てが決まる。
 百合厨の厨は厨二病の厨、だから“普通じゃないもの”が大好きなんだ。彼ら彼女らが求めているのは「背徳の十字架を背負い差別され偏見にさらされ傷つけられる女の子カップル! 何てカワイソウなんだ! 世間の低脳馬鹿どもは何も理解しようとしない! ボク(たち)ワタシ(たち)は彼女らの庇護者なのだ!」という中二病的選民意識と優越感なんだろう。連中の心の糧だ。ゆえに女の子同士の関係をごくごくフツーの恋愛として描写されると、面白くないというか、精神的おまんまの食い上げなんだろうさ。
 上の男嫌い派の百合厨とは相容れないが、悲劇の心中オチで拍手喝采するのは一緒なんだよね。なかなかおもしろい。

いちおう解説しておくと、男嫌いタイプはもう一生”男に走る”心配がないから大喜びする。厨二タイプは異常でカワイソーだから大喜びする。

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tags: 百合 
2008年08月02日

図説 Key病のメカニズム

 検索ワードが『リトルバスターズ!』一色に染まってしまった。エクスタシー祭りに便乗して鍵関連の記事を更新しよう。不思議病のメカニズムを視覚的にわかりやすく説明してみようという試み。絵心ゼロ+ペイント+マウスの結果がこれだよ!v(^o^)v。余計に意味不明になったかもしらん。
 以前書いた記事の補足的な話なのでまずこっちを読んでくれぃ。
死に至る病、不思議病
Keyゲー考察・解説 約束と絆と思い出と


 これが私の中でのKey世界のイメージである。空気もオゾン層も植物も建物の屋根もない、剥き出しの地表に人が立っているようなイメージだ。薄っぺらい世界観、情報のあまりの少なさが大気の薄さに例えられるかもしれない。

 一方われわれの世界にはさまざまな情報が溢れている。「私は今△△という高校の何年生である」とか、「私は今○○県××市$$町の□□というアパートの何号室に住んでいる」とか、「私の実家はどこで、両親の名前は何々で稼業は何をしている」とかそういったもの。


 この絶えず降り注いでいる紫色の光線は……自我の劣化? 年月の経過? モダン化? 都市化? 現代病? 人を精神的な死に至らしめるもの。Keyの箱庭世界では特に顕著なもの。多分に観念的なものだけど、ここでは単純に超強力な紫外線みたいなものとして扱う。

 こちらの世界では、上述した種々雑多な情報がわれわれの自我を守ってくれている。精神的な死の脅威を感じることはほとんどない。よっぽど感受性が強かったり、ロビンソンクルーソー状態だったらまた話は別だけど。

 自我を守ってくれるものなど何もない薄っぺらなKeyの世界は、オゾン層も大気も無く、紫外線が直に降り注いでいるようなものだ。死人がコロコロでるのもむべなるかな。

 鍵の過酷な箱庭世界で生き残る術はただ一つ、他者と絆を結び、自我を確立させることである。「私は○○の恋人である」「私は△△の友達である」「私は□□の娘である」といったアイデンティティを死にもの狂いで獲得しなければならない。形骸化した関係には自我の劣化を食い止める力はない。

 この青いバリアーのようなものが「自我」。他者を知覚し、他者に知覚され、他者との繋がりを求めることによって生まれるATフィールドみたいな力場。Keyの世界で彼ら彼女らを精神死から守ってくれる唯一のもの。「繰り返す日常の中にある変わらないもの」「いつまでもそこにある見慣れた風景」なんてのはへのつっぱりにもならないので注意されたし。誰とも繋がっていない人間、誰からも知覚されず、あるいは誰も知覚できない人間――例えば物語後半の折原浩平や沢渡真琴――は、かの狂気的な箱庭世界では生きていけないのだ。

 たとえわれわれの世界でも、完全に誰からも知覚されず、誰も知覚できない人間は、死んでいるのと同じことではないだろうか?

 さてようやく本題に入れる。鍵の歴代不思議病がなぜ死に直結するのかといえば、そのどれもが「他者との繋がり」を破壊するものだからである。自我とは「約束(未来における人との繋がり)」と「絆(現在の人との繋がり)」と「思い出(過去における人との繋がり)」であることは以前述べた。不思議病に記憶喪失は付きものだが、それは単なる病気の一症状ではなく、それが故に自我が弱まり精神的な死の脅威にさらされたのである。




 Keyの様式美の一つである「追体験」(EX神尾親子のプレゼント、理樹と鈴の対決)が不思議病治療に多少なりとも効果を上げるのは、過去における人との繋がりである「思い出」に訴えかけ、自我(このバリアーみたいなの)を回復させるからである。



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tags: 考察 Kanon 
2008年08月01日

アオイシロ -花影抄- 麓川智之・片瀬優 レビュー・感想

 昔々のそのまた昔に『アカイイト 絆の記憶』を読んだときは「こんなんアカイイトじゃねぇ!」「何という希釈劣化ダイジェスト版……」「こんなんでネタバレしてしまった人はカワイソーだ」と原作厨の血が騒いだもんだ。単純に分量の問題もあるけど、あの世界はADVという媒体でしか表現しえないんだ。五本のルートがあって初めて”アカイイト”なんだ。別の媒体に移した瞬間、脆くも崩れ去るような危ういバランスの上に『アカイイト』の世界は存在している。
 「絆の記憶」と似たようなポジションにある「アオイシロ 花影抄」を読んだときは「あ~、こりゃアオイシロだわ。誰まごうことなきアオイシロ」としか思わなかった。アオイシロなんてこんなもんだよ。ぶっちゃけこの一本道の希釈劣化ダイジェスト版で十分なんじゃないか? がりがり削られていてもまったく心が痛まないあたり、いかにスカスカな内容の糞イベントばかりだったのかがわかる。片瀬優ののっぺりして躍動感と表情に乏しいハンコ絵も、描き込み不足で白っぽいコマも、糞冷めきったテキトーADV・アオイシロの空気をよく表しているよ。そういや本編の戦闘シーンもこんな感じだったよな。「ガッシ、ボカッ! バーローは死んだ」「夏姉さんが切られた。スイーツ(笑)」みたいな。

アオイシロ-花影抄 1 (CR COMICS)アオイシロ-花影抄 1 (CR COMICS)
(2008/01/07)
麓川 智之
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