2014年01月19日

2014年の新作百合ゲー『ひとりのクオリア』『ふたりのクオリア』『Flowers』『その花びらにくちづけを 天使たちの約束』

2013年 この百合ゲーがパチモノくさい!
 2013年は百合ゲーの数こそ出たものの、総じて出来が悪かった。お前らどんだけ『まどマギ』が好きなんだと。私は三戦して三敗で、既に心身ともにぼろぼろだよ。年も明けたことだし、気持ちを新たにして、2014年に発表される作品のラインナップを眺めていこう。

クロスクオリア レビュー・感想 掴みの弱い人間ドラマ、少なからず不快なSF要素
1.ひとりのクオリア、ふたりのクオリア(2014/3/28)
【ひとりのクオリア】【ふたりのクオリア】【クロスクオリアセット】発売予定!

独立したカップリングの物語でありながら、クロスオーバーの要素も備えた 『ひとりのクオリア』 『ふたりのクオリア』 をセットでパッケージ!

引きこもり生活を送る真希理の前に現れた謎の少女・花梨。
路地裏でギンザを助けて自室へと運び込んだ女の子・ナツメ。
ふたりはそれぞれの物語を紡ぎながら、真希理が抱える問題を解決するため “パッケージの枠” を超えて力を合わせる !?

原画・笛氏が描き上げる柔らかい絵と、シナリオ・J-MENT氏が構築する独特の世界観――
こだわりの二人が 1年半を懸けて練り上げた意欲作!


 うちの古い記事だと発売予定日が2013/4/26になっていた。わっはっは。
 あらすじはオーソドックスな恋愛ADVのようだが、タイムリープや平行世界の要素が存在すると小耳に挟んでいる。銀髪の女がそういった能力を持っているらしい。「“パッケージの枠” を超えて力を合わせる」という文言でそんな予感はしていたが。うむ、ライターが劣化『Infinity』の『Volume7』を作った前科あり……百合……平行世界……クオリア……あっ(察知)。紫色のアレの匂いがぷんぷんするぜ。
 もし、この作品が『紫色のクオリア』のデッドコピーでなかったら、私は責任を取ってブログを閉鎖する。

期待値 10点(笛絵と読者おいてけぼりの超展開に期待!)


FLOWERS レビュー・感想 イノグレ-ダメ主-変死体=?
2.Flowers(2014/04/18)

高い塀と森に囲まれたミッションスクール、聖アングレカム学院。
美しい少女たちが集う閉ざされた学院に、
心に傷を持つ少女、白羽蘇芳が入学する。
とある事情から内にこもり
家族以外の者と触れ合ったことのない彼女は、
擬似的に”友人”を作らせ学院での全てを共にさせる
”アミティエ”と呼ばれる試みを行う学院に惹かれたのだ。

学院からあてがわれた仮初めの友、彼女らへ向けられる仄かな恋心。
緩やかに流れる学院生活の中で起こる、
学院生徒の不自然な消失・・・・・・。
少女たちは学院の中で何を見、何を掴むのだろうか-。


 世間一般的には『カルタグラ ~ツキ狂イノ病 ~』『殻ノ少女』など、ダメ主人公スレ的には特に『PP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞』で知られるメーカー「Innocent Grey」が送る全年齢対象百合ゲー。公称ジャンルは「百合系ミステリィADV」らしい。廉価だが、まだ四部構成の一作目とのこと。
 はたして、最近続く「古参のメーカーがやにわに百合ゲー業界に参戦→案の定、時代錯誤で頓珍漢なシロモノを発表」という流れを断ち切れるのだろうか。公式サイトを開いてまず目に入るキャッチコピーが「女の子を好きに為ったらいけないんですか?」という時点で私は碌な期待が持てない。
 そもそも、今までイノグレゲーを観賞して満足できた試しがない。メーカー・ブランドには様々なカラーがあって、それぞれ作品で最重要視するものが異なっている。シナリオや設定の整合性より何より愁嘆場の盛り上がりを大事にするところがあれば、主人公TUEEEE俺達SUGEEEEの勢いを最重視するところもある。一方、イノグレのシナリオは整合性や設定の説得力はうっちゃってあって、女の子の無残な死体を量産するためだけに組み立てられている。並の情熱ではない。オール・フォー・変死体。登場人物のあまりにも不可解な思考や鈍感力のせいで、ヒロインの欠損死体や腐乱死体を作るプログラムに沿って行動を取っているとしか思えなくなる。この「Flowers」もしっかりと「ミステリィ」を標榜しているので、全年齢とはいえ刃傷沙汰以上のことは起きると見て間違いないだろう。
 もし、この作品で女の子が一人も変死体にならなかったら、私は責任を取ってブログを閉鎖する。

期待値 20点(前宣伝を覆しての変死体とダメ主人公に期待!)


3.その花びらにくちづけを 天使たちの約束(2014年春)
 円まどかinゆりんゆりんの三作目が出るらしい(二作目の存在を知らなかった)。とりあえず、業界を干されなくてよかったっすね。私はやらないけど。

期待値 0点(やらないから!)

4.『つい・ゆり ~おかあさんにはナイショだよ~』(2013年内……?)
つい・ゆり ~おかあさんにはナイショだよ~

2013.12.13
つい・ゆりに関するお知らせ

「つい・ゆり~おかあさんにはナイショだよ~」に関しまして
現在、年内発売として告知しておりますが
開発状況と発売日等に関しまして、近日改めてご案内させていただきます。

大変恐れ入りますが、ご理解とご協力を賜りますよう、平にお願い申し上げます。

以上、よろしくお願い申し上げます。


 もう年が明けてしまったが、本当に世に出されるのだろうか。まあこれの感想はGEGEさんに一任しているので大丈夫だろう(?)。

期待値 5点(インセストってあんまりねぇな!)


 あなたは何番に特攻するかい? 私はとりま、超展開ゲーマーの血が騒いできたので1番にチャレンジするかな。せっかくMukkeさんからの宿題で『紫色のクオリア』を読んだことだしね。それと予定が詰まっていなかったら2番にも挑戦してみようかな。「全年齢でもやっぱりイノグレだった」と話のタネにはなるだろう。あと、イノグレは音楽とビジュアルだけは素晴らしい(『カルタグラ』や今作は『アカイイト』『アオイシロ』と同じ音屋)。

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2014年01月13日

あなたも明日から咲-Saki-考察ブロガー! 考察とは因数分解と似たり

 日刊・咲-Saki-さんが「『咲-Saki-』考察記事の書き方について語る」という非常に興味深い企画を立ち上げられていて、既に私的素敵ジャンクさん、さくやこのはなさん、Danas je lep dan.さん、咲-Saki-の舞台が特定されたら、行くしかないでしょさんを代表に、その道のプロであるサイトさんが記事を書いていらっしゃいます。
「誰もお前の日記なんて読みたくない」 考察記事の書き方について
自分なりの咲-Saki-考察記事の作成方法について その1 - 私的素敵ジャンク
さくやこのはな :: 考察記事の書き方、自分的なまとめ
フィクションに対する考察のわたしなりの作法 - Danas je lep dan.
なぜ咲-Saki-舞台探索班は舞台の特定が早いのか - そこから見えてくること: 咲-Saki-の舞台が特定されたら、行くしかないでしょ
 実は不肖の私にも声を掛けていただいていたのですが、何日か経ってからブログのアクセス解析で「あれ、日刊さんからアクセスがある。……まとめアンテナさんのヘッダーからではないのけ? 何じゃらほい」と気付く体たらく。反応が遅くなって申し訳ありません。自分語りが大好きな私にうってつけの企画なので、喜んで参加させていただきます。

 まずはテンプレートに回答します。
1.考察記事を書くのに使っている資料は
 観賞用の単行本とありとあらゆるエンタメの蓄積、そして過去の考察。信心が足りないことにDVDは買っていません。アニメは基本、放映時に一度観るだけです。
2.考察記事を書き始めるキッカケ
 サブカルチャーの考察自体は以前から行っていました。
Key・麻枝准の奇跡話(史上最強のノベルゲーム『ONE』『AIR』『Kanon』『CLLANAD』『リトバス』の考察)
アカイイト 考察・解説(史上最強の和風伝奇百合ゲー、『アカイイト』のシナリオ考察)
スティーヴン・キング(史上最強のホラー作家、スティーヴン・キングの著作解説)
 『咲-Saki-』については県予選の終盤ごろに知って、面白く読んで名作認定はしていたのですが、アニメで『阿知賀編』インターハイ準決勝先鋒戦のオーラスをリアルタイムに見た時に「あ、これは信者になって布教活動をしないといかんわ……」と回心し、ちくちく考察記事を書いてマンセーしていくことを決めました。
3.考察記事を書き上げるまでの手順
 因数分解、執筆、連鎖。
4.考察記事を書くときに気をつけていること
 なるべく「私はこの作品のこんな要素が好きだ。このキャラクターのこんなところが好きだ。例えばAだ。例えばBだ。例えばCだ。う~ん、やっぱりこの要素orキャラクターは素晴らしい」という、自説の展開、エビデンスの提示、まとめの流れを作るよう心がけています。ビューワーさんも読みやすいだろうし、なにより自分が書きやすいからです。
5.一つの考察記事を書くのにどれぐらい時間をかけるか
 平均で5、6時間、長いもので10時間くらいです。資料の収集についてはそれを必要とする類の記事をあまり書かないので何とも言えません。執筆については無駄に凝り性な上に流麗な日本語がすらすら書けないのでべらぼうに時間を食われます。
6.その他(他にあれば
 『アカイイト』やりませんか。宮守女子が好きならぜひぜひ。

 ……意味不明な回答については後述で補足できればいいなと思います。

【咲-Saki-考察のいいかげんな体系】
考察・解説系
├闘牌考察
│└牌譜解説
│└能力考察
├キャラクター考察
│└元ネタ考察
│└パーソナリティ考察
資料系
レビュー・感想系
└総論
└各論
ネタ系
└コラボレーション
└空想科学
エトセトラエトセトラ……。


 さて、ひとくちに考察と言っても、多種多様なアプローチが存在します。人によって言葉の定義も様々でしょう。偶然にも私その人が「咲-Saki- 阿知賀編 考察・解説・レビューまとめ」というネット上の有用な『咲-Saki-』考察記事をまとめたコンテンツを作っているので(ステマ)、高名なものをいくつかピックアップしてみます。なお、分類は私の独断と偏見に基づく便宜的ものです。あしからずご容赦ください。

咲 -Saki- 感想 - Heavenly Twins (へぶつい)
松実玄 vs 加治木ゆみの7ソー待ちについて: 麻雀アニメ&麻雀ゲームあれこれ
咲-saki- 阿知賀編 14話[憧憬] 亦野の失点が不可避的なものであったことが明らかに。そして哩の見逃しの是非は [ 麻雀漫画まとめ ]
 こちらは一言で言うなら「闘牌解説」系の考察です。麻雀の試合における各選手の打牌とそれに至る思考を詳細に解説している記事です。特にアニメだと手牌や河を一瞬で確認するのが難しいので、分かりやすくスクリーンショットを撮ったり牌譜を起こしたりしているサイトさんが多いですね。こういった記事を書くには麻雀の素養が必要不可欠なので、ハードルはかなり高いです。しかし、その分確かな知識に裏打ちされた解説記事は値打ちがあり、麻雀のルールは分かれども戦略は分からないというニワカ(私のことですが)にはとても助けになります。
玄のツモと手牌をちょっとだけ試してみた(実験): 麻雀アニメ&麻雀ゲームあれこれ
nix in desertis:松実玄の能力で打ってみた
玄の能力は超絶チート、伊達に阿知賀の先鋒じゃない: 麻雀アニメ&麻雀ゲームあれこれ
 みんな大好きドラゴンロード。こちらは闘牌の中でもオカルト能力に焦点を当てた記事です。『咲-Saki-』は反則的なオカルト能力の存在をさっさと受け入れて、それがあることを前提にした試合の駆け引き、強さ議論を楽しむのが正しい作法だというのはもっぱらの話です。上掲の記事は理論を系統立てて組み立てたり山を操作した手打ちで能力を再現したりして、オカルト能力が実際にどれだけ強いか、どんなデメリットがあるか、どんな戦略が考えられるかなどを検証しています。

【バレアリ】咲-Saki-阿知賀編最終話「軌跡」穏乃、権現様を感得する。: つれづれなるままに
さくやこのはな :: 深山幽谷の化身って?
元ネタから見る穏乃と怜=竜華のライバル関係(※4月8日は園城寺で竜華会が執り行われる日です) - 私的素敵ジャンク
[高鴨穏乃に関する考察] by Cat in the box - キャットインザボックス
 こちらは「元ネタ考察」系の記事です。キャラクターの名前や能力名(穏乃の例で言うなら「高鴨」という名字、魔物マイスターの衣が名付けた「深山幽谷の化身」)、設定(誕生日の4月8日は竜華会が執り行われる日)や劇中の描写(吉野の険しい山道を一人で踏破)や演出(淡を圧倒した時に背負っている炎)などから、主に伝奇・ファンタジー的な元ネタを推察し、文献やWIKIなどに当たって自説の裏を取るのが一連の流れです。『咲-Saki-』は県予選の時点でもいわゆる「天照大神」などの神話要素を匂わせる描写がありましたが、全国編に入って阿知賀女子や宮守女子などのバックボーンに伝奇ネタが大きく関わっている高校が登場し、伝奇考察は一気にメジャーな分野になりました。この漫画の考察と言うと上掲のような記事を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

コラム(咲阿知賀編その2)(漫画版とアニメ版 2人の玄ちゃん)
コラム(咲阿知賀編その4)(仮説・ドラにまつわる玄ちゃんの記憶)
「自分の意志で」待つことを決める物語――松実玄と竹井久をめぐって - Danas je lep dan.
 みんな大好き玄ちゃー。こちらの記事は、劇中でのキャラクターの台詞や行動、何気ない表情などから心情を読み解き、ひいては主義・思想、性質、行動原理などのいわゆる「パーソナリティ」を導き出しています。『咲-Saki-』というコンテンツの魅力に「美少女がいっぱい」というシンプルな要素が大きく影響しているのは否定しがたい事実です(本格美少女麻雀物語!)。しかし、その美少女が見た目の愛らしさだけでなく、キャラの濃さ――思いがけない思慮深さや偏屈な性質などによってより一層魅力的になっていることは、衆目の一致するところではないでしょうか。

咲-Saki- 世界で起こったことをひたすら時系列順に並べただけのまとめ - NAVER まとめ
咲-saki- 阿知賀編 団体戦成績表とは [単語記事] - ニコニコ大百科
麻雀雑記あれこれ : 【考察】咲-Saki-大会ルールのまとめ
 こちらは「資料」系の記事です。『咲-Saki-』というコンテンツは足掛け8年で単行本19冊という決して速くないペースで展開されていますが、キャラクターや舞台の設定、日常や闘牌における何気ない描写に込められた情報量は尋常ならざるものがあります。ネットに散らばる考察記事の常軌を逸した分量がこれ以上ない証拠でしょう。よって情報を系統立てたり統計を取ったりして読みやすく整理すると、それだけで有用な記事になります。また、データの偏りや項目の相関関係から新たな説が生みだされることも少なくありません。身近な一例では、nix in desertisの中の人が咲グラフさんのある統計から面白い説を汲み出していました。

nix in desertis:『咲-Saki-』の登場人物が宇宙麻雀を打ったらどうなるか
麻雀雑記あれこれ : 【考察】たとえ宇宙が滅んでも和はオカルトを信じない!!
オカルトは,自分がオカルトであることに気付かない――原村和と涼宮ハルヒ,「そんなオカルトありえません」とSOS団を繋ぐもの - Danas je lep dan.
 こちらはいわゆる「ネタ」系の記事です。何でもありの分野です。メジャーなものは、他の麻雀作品における特殊なルールで『咲-Saki-』のオカルト能力雀士が対戦したらどうなるか、他作品の概念や世界観を『咲-Saki-』に当てはめるとどうなるか、というシミュレーションを楽しむ「コラボレーション」ネタでしょうか。また、劇中のぶっ飛んだ能力やぶっ飛んだ実績を確率や統計に当てはめるとどうなるか? 果てしなくとんでもないぞ! という「空想科学」(Mukkeさんの表現があまりにもジャストミートだったので拝借しました)チックな発想を楽しむネタも人気があります。

 以上、(繰り返しになりますが)個人的かつ大ざっぱな分類でした。人によっては、レビュー・感想やパーソナリティの分析は個人の主観が入りすぎているし、ネタは本編の情報量が増えるでもなし、と考えて考察の範疇に含めないかもしれません。しかし、私個人と致しましては、考察という言葉をざっくばらんに「作品をより深く、そしてより楽しく読む助けになるコンテンツ」と捉えています。私の信条は「面白けりゃあ何でもよい」です。考察まとめに掲載する記事の収集は唯一その基準で行っていますので、ご参考までに。

 さて、ようやく本題に入って、自分なりの考察記事の書き方を語っていきたいと思います。弊サイトが主に扱っているのは、上掲の分類だとパーソナリティの分析、総論寄りのレビュー・感想、コラボレーションなどです。どのアプローチでも基本的な思考は変わりません。それはずばり、因数分解です。いずれもっと長大な記事で語ろうと思いますが、サブカルチャーを考察することの面白さは因数分解の面白さだ、というのが私の持論です。
 いくつか具体例を挙げていきましょう。

高鴨穏乃の能力「深山幽谷の化身」のテリトリーについて
 しずの能力に関する考察については「元ネタ興考察」の項で3件の素晴らしい記事を紹介していますが、私のものはかなり趣が異なります。この記事の発想は「インターハイ準決勝でのしずの能力はあまりにも強すぎやしないか。天照大神の一角を圧倒しているじゃあないか。何かしらのファクターが影響しているとしか思えない」いう疑問ないし違和感からスタートしています。そこでふと思い浮かんだのが、『アカイイト』を始めとする数多くの伝奇ゲーに共通する「言霊の力と天の時、地の利、人の和は時に如何ともし難い戦力差すら覆す」という思想です。この概念を因数としてインターハイAブロック準決勝大将戦を分解すると出てくるのが「山」というキーワードでした。あとは頭の中から山場、天王山、人生山あり谷ありという言葉をひねり出して当てはめれば、真偽のほどはさておき、それなりに筋道の通った考察記事の出来上がりというわけです。

『咲-Saki-』と『ジョジョの奇妙な冒険』 能力バトルとパーソナリティ
 この記事も同様に、自分の中の疑問に自答する形で作成したものです。『咲-Saki-』には魅力的なオカルト能力が数多く存在します。しかし、私はその中でも、玄の「阿知賀のドラゴンロード」、煌の「すばらっ」、そして衣の「イーシャンテン地獄」がとりわけ気に入っていました。そこでこの三つの能力が私を強烈に惹き付けてやまないのは何故だろうか、という疑問が自然と浮かんでくるわけです。そして、疑問を解決すべく、三つの能力を因数分解して共通項を抜き出してみた結果、いずれの能力もその選手のパーソナリティが色濃く反映されていて、人間ドラマと密接に結びついていることに思い至りました。この発想は、過去に『ジョジョの奇妙な冒険』を読み解いて「スタンドは本人のパーソナリティが具現化した能力であり、スタンドバトルは各キャラクターの思想や哲学のぶつかり合いである。だからあれだけの凄みが感じられる」という解を得ていたからこそ出て来たものと思います。

阿知賀女子学院のIH準決勝における見事なリレー
 また、「共通項で括る」という発想は、自作の考察を使い回すより発展させる上で大きな助けになると思います。例えば、私は上記の記事で、阿知賀女子のインターハイ準決勝における人間模様についてつらつら書きました。そこで、阿知賀女子にもゆるやかな派閥があること、そして憧が派閥を跨ぐアグレッシブな動きをしていることを強く意識しました。そして、よくよく考えると、この「派閥間を繋ぐ役割を果たす、強気な一年生」という視点が、阿知賀女子だけでなく清澄や千里山にも当てはめられることに思い至ったのです(同様の指摘をsdtrdさんにブコメでいただいてとても嬉しかったです)。なんと、これだけでもう新しい考察記事のネタが一本出来てしまったではありませんか! スーパーデューパー! タイトルは昔読んだ小説をもじって「跳ねっ返りの一年生がチームを回す」としようかと思いましたが、そうすると宮守の潤滑剤であるシロに適用できないので別案を検討中です。
 同様の連鎖的な発想としては、「原村和の右手打ちは最速・最善手へのロジックか?」における「Q.何だってデジタル派であるはずの和が期待値や確率に一切影響しない事柄を極めようとしているのか? A.それが彼女のロジックであり世界だから」という自問自答から始まり、その発想を魔物勢にも繋げて体系化した「照や衣や怜や淡は固有結界の術者だった……?」などがあります。
 こういった思考のプロセスが蓄積されていく、連鎖していく感覚は病み付きになります。中毒者は語ります。他の『咲-Saki-』ブロガーさんも同様の体験はございませんか。

 このような因数分解的なロジカルシンキングが万人に有効なのかどうかは分かりませんが、とりあえず、面白いです。それはもうけったくそに面白いです。そしてこのプロセスはストックさえあれば今からでも始められるお手軽さも魅力の一つです。私のブログに載っている記事は、麻雀の素養や神話・伝奇の知識が無くても、やろうと思えば誰だって書ける類のものです。

 調子が出て来たところで、盛大な先輩風を吹かします。考察記事の執筆はでらめっぽう根気の要る作業であり、恐ろしいほどの時間食い虫でもあります。ですが、自分の手で好きな作品の評価を幾らかでも底上げできる、というのはとても素晴らしいことだと思います。すこぶるつきの快感です。われわれ凡人は優れた作品を作ることは逆立ちしても出来ませんが、優れた作品を見抜く目を鍛え、布教活動に励んで徳を積むことは出来るのです。また、言うまでもないことですが、日頃からインプットを増やすよう心がけたり、物事から法則性を見出し、系統立てて整理する思考力を培ったりするのは、『咲-Saki-』の考察に限らず、あなたがよりよいオタクライフを過ごす上で絶対に役立ちます。やればやるほど、加速度的に楽しくなっていきます。私その人が『アカイイト』や麻枝准シナリオの読解で培った財産で『咲-Saki-』記事の与太ネタを量産し、「ムヒョッス最高だぜ」と叫んでいるので、その点についてだけは連帯保証人になって腎臓を賭けてもよいです。

 最後に、偉大すぎる先達諸氏の作法に関する所見をだらだら書きます。

 同じ作品を読んでいてもその作品に対する見方は人によって様々です。その中には、自分にはまるでなかった新たな視点を提供してくれるものが数多くあります。なので、様々な咲-Saki-コミュニティを覗いてみて色々な人の咲-Saki-の感想や考察を見る事も自分で考察記事を作成するには大事なポイントです。

http://d.hatena.ne.jp/hannover/20140105/1388914633


 全く持って同意です。上で書いたのどっち関連の展開も、大元を辿れば私的素敵さんの記事に行き着きます。お世話になりっぱなしです。

 物語を読んだ時に感じるささやかな違和感を大切にすること。それは,咲に限らず,またブログを書く書かないにかかわらず,大事なことだと思う。

http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20140112/1389521808


 上に書いたように、自分も同じことをやっているのでイエ~イ親近感です。

 やっぱり人は自分語りの欲望からは逃れられないのだな,と。ブログで長文書くのなんて迂遠な自分語り以外の何物でもないですよ。自分の経験や知識をまだわかってない人に伝えたいなんてのも自分語りの最たるものでしかない。

http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20140112/1389521808


 これは200%同意です。余程感性がずれてでもいなければ、自分が興味深いと思ったことは他人も読んでいて面白いはずです。無論、どの点がどのように興味深いか、分かりやすく書くよう心がけはしますが。それに、書きたいことを書き散らした方が絶対に楽しいです。我らが主人公である咲さんも「いっしょに楽しもうよ!」とおっしゃっています。

 というわけで、どうでもよさそうな描写を軽く流してはいけない。細部に忍ばせられた重大な情報を見落とさないように。周囲が「深読みしすぎじゃねwwww」と鼻で笑ってもしずかに耐えましょう。『咲』は、決して深読みしすぎてしすぎることはない作品なのですから。

http://blog.livedoor.jp/heartvine_aoi/archives/36204137.html


 私も深読みが大好きです。生き甲斐と言っても過言ではありません。

 私的素敵ジャンクさんやさくやこのはなさんの精緻な調査に基づく記事はうちのでっち上げ記事とは対極にあるように思っていましたが(逆にMukkeさんちは「強い一体感を感じる……!」です)、インプットの収集やアウトプットの発展のさせ方については共通する部分もあって、何とも興味深かったです。日刊・咲-Saki-さん、面白い企画を立ち上げていただいてありがとうございました。

 ……あなたも明日から『咲-Saki-』ブロガー!

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tags: 咲-Saki- 考察 
2014年01月04日

阿知賀女子学院のIH準決勝における見事なリレー

 明けましておめでとうございます。「とっぽい。」は本年もまったりと『咲-Saki-』のこじつけ考察記事を更新していこうと思っているので、よろしければお付き合いください。
 今回は阿知賀女子のインターハイ準決勝における人間模様や連携をリレーにでも準えて解説したいと思います。

阿知賀女子学院 第一走者 松実玄
 玄はインターハイ二回戦において、自分が園城寺怜にチンチンにされて大量失点したことがチームを窮地に追い込んだ、と責任を感じていました。二回戦の祝勝会でも盛り上がる皆の輪から少し外れつつ浮かない表情をしています(脳天気すぎる描き方をしたアニメのスタッフは、反省してください)。玄は準決勝に「今度こそ皆に迷惑を掛けない」と悲壮な決意で臨みます。しかし、準決勝の卓にはその怜に加えてチャンピオンの宮永照まで馳せ参じています。「高校生一万人の頂点」に対して、玄の失点を恐れるあまり受け身になったプレイングが通じるべくもありません。前半戦は、照魔鏡で性質を見抜かれていたこともあって、テンパイもままならないままツモで削られつづけてしまいます。しかし、玄も黙って点棒を奪われるばかりではありませんでした。照の連続和了の打点が上がってきたところでのプレイングに違和感を覚え、彼女も自分と同様に何らかの制約と誓約を守っているのではないかと疑いはじめます。その疑念は、休憩時間に阿知賀女子の面子に同様の指摘をされて確信へと変わるのでした。

「もしかして……
 チャンピオンも玄と同じなのかも」
「え…なんで? 何が?」
「宮永照は過去に何度もこういう見逃しをしてるけど
 必ずその後に高い点で和了ってる
 だからその見逃しは王者の余裕だと思われていたんだ
 でもそれが本当は余裕じゃなくて 王者の弱点だったら…?」
「あ…」
「玄がドラを切れないように……」
「そう!
 玄のような仲間がいるから
 私たちはその可能性があると思える………」

『阿知賀編』第8局「最強」


「宮永照だけどちょっと気付いたことがあるんだ」
「打点制限?」
「気付いてたんだ…」
「なんとなく…だけど
 私のドラみたいな制約…? みたいなものがあるのかなって」
「もしそうならどこかで無理をする必要があるはず…」
「うん がんばってみる」

『阿知賀編』第8局「最強」


 こういった、チームメイトの存在が思考や能力形成に影響を与えている描写って、その選手およびチームをより魅力的に見せますよね。玄は阿知賀女子の全員で練り上げた秘策を携えて後半戦に臨みます。
 しかし、策を講じたところで簡単に止められないのが照の能力「連続和了」の手に負えないところです。後半戦でも照の勢いはおさまる事を知りません。結局、玄が怜と煌の目と目で通じ合う連携に助けられて勝負手を作ることができたのはオーラスになってからでした。しかし、玄はあと一手のところで、精神的にもプレイングでも拠り所にしてきた母親の教え(ドラを大事にする)を破ることを逡巡してしまいます。彼女の中でドラを切ることと母親との別離が関連づけられていたことは想像するに難くありません。そして「別れ」という言葉から思い起こされたのが、この戦いに至るまでに自分自身と阿知賀女子の仲間が経験してきた別れと再会のエピソードでした。

そうだった……

どうしても別れなきゃいけない人………

前に向かうために別れを選ぶ人…

見送る人

私はいつも待つ方だったけど

穏乃ちゃんや赤土先生
灼ちゃんや憧ちゃんは戻ってきてくれた

おねーちゃんとは 前よりもっと一緒に遊ぶようになった

和ちゃんは戻ってきてくれるかわからないけど
今一緒のお祭りに参加している

別れることはよくあることで
私は慣れてるはずだったんだ

今まで自分から別れを決めたことはなかったけど
前に向かうために
 
一旦お別れ

「リーチ…!!」

帰ってこなくても 私は待ってる

(『阿知賀編』第12局「逆襲」)


 このシークエンスが如何に人の心を打つかについては、過去の記事でさんざっぱら語ってきたので割愛しましょう(『咲-Saki-』と『ジョジョの奇妙な冒険』 能力バトルとパーソナリティ『咲-Saki-』能力バトル解説 制約と誓約、ロジックとカタルシス)。玄は土壇場も土壇場で、別れの辛さと共にある再会の嬉しさを思い出し、結果的に自分自身の限界を破ってみせたのです。そして、照の独走によって勝敗が決しかねないところを、自らの特質である爆発力でのラストスパートで食らいつき、後に続く仲間へと望みを託すことが出来たのでした。


阿知賀女子学院 第二走者 松実宥
 宥姉についてはこのつぶやきが全てを物語っていますね。

(玄ちゃん……)

(『阿知賀編』第13局「再会」)


 上述したように、能力者が発動条件を満たすために危険を冒すところをこちらもリスクを冒して迎え打つ、というのは先鋒戦で玄へと伝授された戦法です。このシーンにおける宥姉の脳裏には、先鋒戦のオーラスで涙を堪えてドラを切る玄の姿が思い浮かんでいたのでしょう。宥姉は普段こそぼんよりぷるぷるしていて頼りなさげですが、姉として強い責任感と矜持を持っていることは「私おねーちゃんだから」「今からおねーちゃんが取り返してきてあげるからね」(第5局「強豪」)といった発言や、玄が失点した後には宣言通り稼いでいることなどから伺えます。今回も、妹がやってのけたことを姉の自分ができなくて何とする、と思っていたのかもしれません。

「下手だったり 警戒しすぎたりで偶然かわせることがあっても――
 弘世菫はそのまま2射目を構える」

でも その時弘世は
こちらと同じで無理をしている

タン チャ

無理をしているってことは
隙があるってこと――!!

「ロン 12000」

(『阿知賀編』第13局「再会」)


 宥姉は玄の戦法……もとい決死の覚悟を引き継いで、菫さんの「シャープシューター」の隙を突き、見事退けることに成功したのでした。
 ちなみに、阿知賀女子で区間賞を取ったのは宥姉だけです。おねーちゃんで最年長者の面目躍如と言ったところですね。


阿知賀女子学院 第三走者 新子憧
 宥姉から憧へのリレーはとても分かりやすいですね。身体接触ですからね(笑)。

「! 宥姉!」
「憧ちゃん」
「宥姉凄いド安定! 地区予選からずっとプラスだもんね」
「今日は赤土さんのおかげ…」
「私も負けてらんないっ」

ギュウ
「えっ…なっ…何……?」
「頑張った宥姉を暖めてんの ってのはウソで」
「ウソなの!?」
「勝ち続けてる宥姉から運を分けてもらおうと思って…あと胸も」
「良いけど……私のでよければ」
「ありがと」
ギュウ
「震え、止まったわ」

『阿知賀編』第14局「混戦」


 憧は向こうっ気が強いせいか常に自信に充ち満ちているように見えますが、あれでなかなか臆病なところがあります。この度も強敵のひしめく準決勝の大一番を前にして震えていました。しかし、試合へと向かう廊下で、全国の舞台でも安定のプレイングを続ける宥姉からツキと体温を分けてもらい、ついでにおもちを堪能して英気を養ったことでテンションを張り直し、全国でも屈指の実力者であるセーラに見事な啖呵を切りながら卓に付いたのでした。試合においても強豪校の上級生たちから二位をもぎ取り、一年生としては快挙と言えましょう。


阿知賀女子学院 第二第一走者 赤土晴絵
阿知賀女子学院 第二第二走者 鷺森灼

「灼
 そのネクタイ着けてくれるのは嬉しいんだけどさ…
 準決勝には縁起…悪くないかな…?」
「……
 何言ってるのハルちゃん」
「?」
「私が今ここにいるのは このタイのおかげもあるんだよ だから…
 連れて行く 決勝まで……!!」

(『阿知賀編』第15局「関門」)


 私が阿知賀女子を魅力的だと思うのは、一枚岩でないところです。組織の派閥といいますか、成立する過程のラインといいますか、そんなものが複数本存在しますよね。あれが人間模様を面白くしているし、チームを強くしている一因でもあると思います。さて、憧と穏乃は腐れ縁な幼なじみのライン、宥と玄は仲良し姉妹のラインで、灼は憧れの人であった晴絵のラインでこのチームに参加した人間です。灼は晴絵とのやりとりで、かつての自分が麻雀に打ち込んだきっかけである彼女との縁を再認識し、文字通りのタスキを締めなおして試合に臨みます。

「私もね 部長だったんだよ 一年生だったけど」
「へぇ」それは知ってた
知らなかったのは その重み――

多くの人たちの期待――

責任――

託されたもの――

多くの人の想いをのせて 今ここにいる

ハルちゃんも昔―― こんな気持ちだったのかな――

あの頃は私がハルちゃんに想いをのせてた―
でも今 私がのせていく――
多くの人の想いとともに――
あの人の想いを――

(『阿知賀編』第16局「憧憬」)


 灼は沿道からの後援者や未来の後輩たちによる声援を受けながら、持ち前の異能と晴絵譲りの古風な打ち方を使い分け、新道寺のエース・白水哩と千里山のブレイン・船久保浩子の猛追を振り切り、白糸台との差を着実に詰めて完走したのでした。部長の肩書きに負けない背負いっぷりだったと思います。


阿知賀女子学院 アンカー 高鴨穏乃
 最終走者である穏乃は二本のラインからバトンを受け取ります。今まで語ってきたとおり、一本目は松実姉妹から憧へと渡されたもので、もう一本は晴絵から灼へと引き継がれたものです。

「待った」
「え?」

「千里山の江口セーラ……
 浜名湖で見たときの格好おぼえてる?」
「全然!!」

「あの人 普段とかインタビューでは学ランなのに
 試合ではちゃんと制服なんだよね」
「………」

「??」

「だからシズも制服を着て試合しなさいってコト!」ぽんっ
「えー」(汗)

(『阿知賀編』第17局「大将」)


 しずは試合前の特打ちと憧との衣装交換(憧の脱ぎたてホカホカの制服を着て穏乃のボディも覚醒! byメガミマガジン)で、本人が言うところの100速までウォームアップを仕上げます。さて、ここでは憧が着ていた制服のぬくもりが元を辿れば宥姉から譲り受けた分も混じっていることに注目してほしいですね。しずと宥姉はじっさいそこまで交流がない間柄ですが(身も蓋もない)、そんな二人の橋渡し的な役割を果たすのが憧というのが何とも象徴的です。阿知賀女子の人間関係におけるキーマンが自然と見えてきますね。大人しくてあまり自己主張しない子の多い阿知賀女子を回しているのは憧のちゃっかりもといパーソナルスキルなのでしょう。

「灼さんおつかれさまです!」
「制服……?」
「憧に借りたんだけど これ着てるとなんか…
 自分が阿知賀の生徒って感じしますね」
「最初からそうだけどね……」ズバア
「まぁ がんばってほし…」

(あとはよろしく 「阿知賀」の大将)
(はい! 精一杯やってきます……っ!!)

(『阿知賀編』第17局「大将」)


 そして、図らずも阿知賀女子のユニフォームを纏ったしずは、「阿知賀」の大将として「阿知賀」の部長であるところの灼からタッチを受けて、決戦の卓へと向かうのでした。最終順位は皆さんご存じの通りです。

 このように、インターハイ準決勝における阿知賀女子メンバーの動きは、若き日の晴絵の躍進と挫折が全ての起因となって、玄の皆を待ち続ける強い思いが第二の始まりとなり、最後に人の流れを統合して動くのがしず……と、(いくらか時系列と走順が前後していますが)新生阿知賀女子の成立を準えているのではないでしょうか。加えて、憧がグループをまたいだアグレッシブな動きをしていたり、宥姉が玄のミスをサポートする一方でその存在に助けられていたり、灼は部長としての本分を静かに全うしていたりと、普段の人間模様が透けて見えるのが非常によいと思います。
 また、記事のタイトルにリレーと入れはしましたが、各選手への影響が一方向ではなく、相互補完的に入り乱れているところも面白いですね。玄の第一走からして「最初からクライマックス」タグを付けたくなるほどのドラマティックな展開でした。彼女のモノローグから分かるように、オーラスでのドラ切りは阿知賀女子全員の想いが導いた結果なのです。もう一人の第一走者である晴絵も、決勝卓の下見というウィニングランで、教え子たちの勇姿を胸に、彼女の勝負所におけるイップスおよびに新生阿知賀女子成立の元凶である小鍛治健夜に対して不敵な復帰宣言と宣戦布告を行い、『咲-Saki- 阿知賀編』という物語そのものを締めくくっています。晴絵と玄の二人は『阿知賀編』の第一走者であると同時にアンカーでもあると思います。

 本文は以上になります。私はインターハイ準決勝Aブロックの連載を、毎月々々雑誌の発売日をそわそわしながら待ち、発売日にははやる気持ちを抑えて1ページ1ページを噛みしめるようにして読み、読み終わった後は興奮醒めやらぬうちに感想を読み漁り、つまるところ大いに楽しんで読ませてもらったのですが、(主に大将戦について)不満点もなきにしもあらずだったので、それについてもいずれ書きたいと思います。

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tags: 咲-Saki- 考察 
2014年01月03日

2014年 明けましておめでとうございます

 今年も弊サイトをよろしくお願い致します。
 今年度の目標は志も高く「10日に1回更新」です。
 記事の傾向としては、『咲-Saki-』は熱がいっこうに引かず、ネタストックもまだまだあるので継続して書いていくとして、10周年になる『アカイイト』レビューとステルスマーケティングを頑張らんといかんですね。それが完了したら読了済みでほっぽっている百合ゲーのレビューを片付けようと思います。『アトラク=ナクア』とか『彼女と彼女と私の七日』とか『カタハネ』とか、百合ゲーレビューサイトとしては何かしら言及しておかないと様にならないですからね。

【ことば】 雉撃ち(キジウチ) - 仙丈亭日乘 【ことば】 雉撃ち(キジウチ) - 仙丈亭日乘

山登りの際に使はれる俗語で、排泄行爲のこと。 また「雉(キジ)」は排泄物そのものを表はす。



逼塞 とは - コトバンク 逼塞 とは - コトバンク

落ちぶれて世間から隠れ、ひっそり暮らすこと。



火宅 とは - コトバンク 火宅 とは - コトバンク

仏語。煩悩(ぼんのう)や苦しみに満ちたこの世を、火炎に包まれた家にたとえた語。



イナタい(いなたい) - 日本語俗語辞書 イナタい(いなたい) - 日本語俗語辞書

ミュージシャンの間で「泥臭い」「ブルージー」さらに「へたうま」といったニュアンスで使われる言葉である。



【咲-Saki-全国編】EDテーマのタイトル・アーティストが決定! | 清澄高校麻雀部れんらく帳 【咲-Saki-全国編】EDテーマのタイトル・アーティストが決定! | 清澄高校麻雀部れんらく帳

「咲-Saki-全国編」のEDテーマのタイトルが決定しました! 姫松高校・永水女子高校・宮守女子高校による「この手が奇跡を選んでる」です!


 やっぱり選んでいるんですよ。

Angel Beats!-1st beat- | Key Official HomePage Angel Beats!-1st beat- | Key Official HomePage
 原作は誰まごうことなきクソでした。私は世界観の根本をどげんせんといかんと思うんですけどね。

エロゲ攻略探してます。 - Yahoo!知恵袋 エロゲ攻略探してます。 - Yahoo!知恵袋
  この検索ワードでうちに飛んでくる人が結構な数いるのです。回答に無駄が無くて好きですね。


 シザリガーの使用率が上がりそうです。


 YGS(やっぱりグリリバは凄い)ですが、全体を通して見ると低調でしたね。そもそも企画が旬を逃しすぎです。


 私、この番組の世代です。こいつ仕込みじゃねーのかってくらい面白いですね。

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