2014年02月15日

咲-Saki-能力バトル講座 第4回 適材適所とジャイアントキリング

 みなさまこんにちは。『咲-Saki-』を能力バトル漫画の観点から解説していく記事の4回目になります。私は個人的に、『咲-Saki-』はその道でも『ジョジョの奇妙な冒険』や『HUNTER×HUNTER』に比肩する傑作だと思っているのですが、評価の底上げに少しでも貢献できればと思います。バックナンバーはこちら。
第1回 宮永咲の「嶺に咲く花(仮)」は能力バトル漫画の主人公にふさわしい能力だ
第2回 『咲-Saki-』と『ジョジョの奇妙な冒険』 能力バトルとパーソナリティ
第3回 『咲-Saki-』能力バトル解説 制約と誓約、ロジックとカタルシス
 能力バトルの面白さは多岐に渡ります。優れた作品においては、能力の由来や性質からその人の信念・思想・哲学といったパーソナリティが透けて見えるところが面白い。キャラクターの人間性が能力を、能力が人間性を引き立てる! 「ハーモニー」っつーんでしょうか。また、能力者が闘いに次ぐ闘いの中で、拡大解釈などによって能力を発展させていく成長の要素が面白い。能力を攻撃面だけでなく防御や補助にも応用させていく変幻自在さも面白い。『咲-Saki-』におけるこういった点の魅力については、過去の記事で拙いなりに解説できたかと思います。
 今回の記事では、能力バトルの、物理的なパワーや特殊能力の強弱以上に勝負を作用するファクターが複数存在することから生まれる面白さについて語っていきたいです。具体的には、一見何の役にも立たなそうな能力が、機転・知力や相手の能力との相性、あるいはシチュエーションによって輝けるところや、圧倒的な戦力差があろうとも自分のストロングポイントで相手のウィークポイントを突くことで善戦することが(どうかすると一点突破すら)可能なところなどです。

宮永咲の「プラスマイナス0」
 『咲-Saki-』本編のエピソード0と言える「出会い」「再戦」「勝負」の三話は、連載の試金石としてヤングガンガンに掲載されたものだそうです。掲載号の読者アンケートで数字が取れたことで、めでたく長期連載が決定したと聞いています。この短期集中掲載分は、連載の可否が掛かっていることもあってか、りつべもいつも以上に気合いを入れてネームを切っているのが伝わってきます。見せ場がこれでもかと詰め込まれていて、凄まじい密度があります。そして、このエピソードを限りなくドラマティックにしているのは、王道のジャイアントキリングの構図だと私は思っています。
 このエピソードにおける主役はわれらが主人公、宮永咲さんです。咲さんといえば最近では「牌に愛された子」(藤田)「すっげーモンスター」(戒能)などの言葉に代表される圧倒的強者のイメージが強いですが、この短期集中掲載分では「一芸で以て強者を出し抜く」キャラクターの側面が強かったように思います。エピソード0におけるハイライトの、部長の手回しによって実現した、咲さんと和のリターンマッチ。双方の戦力分析をすると、和は前年度のインターミドルチャンピオンであり、文字通りの王者です。前日に行われた前哨戦においても、咲さんに一位を取る気がなかったとはいえ大差で連続トップを取り、肩書き通りの強さを見せつけます。対する咲さんの切り札……もとい現時点で提示されている唯一の武器は、負けたらお年玉を巻き上げられて勝っても怒られるという理不尽きわまりない家族麻雀を戦い抜くために嫌々習得した、点数を調節して最終的に自分の収支をプラスマイナス0にするスキルです。このスキルの効力は、前日に行われた前哨戦の結果と、リターンマッチの前半戦で、他家が全力で妨害に掛かる中、咲さんが点数をプラマイゼロにするという勝利条件を奇跡に近い確率をくぐって満たしてみせたことで示されます。作者のりつべは読者に対して、咲さんは点数をプラスマイナス0にする技術の一点においては和の上を行くことをわかりやすく説明したわけですね。いわゆる手持ちのカードの開示です。
 これは余談ですが、私が以前提言した固有結界説に当てはめれば、ここで咲さんの点数調整スキルは奇跡の目撃者たちによって「能力」として観測、固定化されたわけですね。
照や衣や怜や淡は固有結界の術者だった……?
 しかし、この保守的な能力は、麻雀の本質を一試合の中でゼロサムな点数を他家と奪い合って一位を目指すことだと定義するならば、無用の長物とすら言えてしまうでしょう。話は単純で、一位を取るとオカの二万点が入るわけですが、その分を考慮したマイナス二万点で一位になるのは絶対に不可能だからです。そんな咲さんの人畜無害だった能力が、名伯楽(部長)によってもたらされた「自分は1000点、他の三人は33000点持っていると考える」という奇想天外な発想一つで、研ぎ澄まされた牙に変わり、王者である和の喉元を食い破る。この「逆転の発想による逆転劇」にゾクゾクさせられました。繰り返しになりますが、このような発想の転換一つが勝敗を分ける先の読めなさが、能力バトルの魅力の一つではないでしょうか。そして、話が進むに連れてプラマイゼロ能力が及ぼす支配のベクトルが攻撃へ変化していくのが、咲さん自身の「勝ちたくも負けたくもない」という消極的なスタンスが「勝ちたい、原村さんに勝てて楽しかった」という楽しむ態勢へと変わっていくこととリンクしているのも素晴らしいですね。作者の並々ならぬネーム力を感じました。
 もはや耳タコかもしれませんが、『咲-Saki-』の能力バトルは人間ドラマと密接に関わっているからこそ灼アツなのだと私は思っています。

染谷まこの「卓上記憶(仮称)」と妹尾佳織のビギナーズラック、エイスリン・ウィッシュアートの「ウィッシュアート(仮称)」、ハオ慧宇の中国麻将
 突然ですが、まこの能力によい愛称はないでしょうか。「まこンピュータ」とか「卓上福笑い」とか、Bブロック準決勝の内容を取り入れて「見たことのある景色」とかいろいろ考えたのですが、しっくりきません。
 思えば、この人ほど能力の相性差が激しくて、人によって評価が分かれる人もいないですね。ポケモンで言うなら、四倍含む弱点が多いかわりに耐性・無効が多くて、対戦考察WIKIなら「得意不得意がはっきりしていて相手を流しやすく流されやすい」とか書かれそうな感じ。まこの武器は、子供の頃から雀荘の手伝いをしているうちに目に焼き付いた、麻雀のいわゆる「定石」のイメージ映像です。その膨大なインプットを基に、卓全体を人の顔に見立てて有利不利を判断し、攻め時や他家を妨害するタイミングを計っていることが劇中で語られています。私はそれに加えて「見知ったイメージの場に対して、見知った結果を重ねたり、歪ませるイメージを重ねたりしてコントロールする」能力を有していうと思うのですが、この辺の話は「キャプテンや部長は能力者なのか?」という議論と同様に終わりがないので、ほどほどにしておきましょう。
 さて、まこはこの擬似的な予知能力のおかげで、癖がなくてオーソドックスな打ち筋を得意とする打ち手には無類の強さを発揮します。「オカルトにしろ何にしろ 相手がまこの見知った顔しか作れないのなら…… まこはそう簡単に負けないのよね」とは部長の弁。例えば、彼女はインターハイ二回戦で、全国でも上位レベルの能力者であろう宮守女子のエイスリン・ウィッシュアートをチンチンにしています。彼女の実力は「千里山に荒川憩と愛宕洋榎でもいれば(白糸台と)いい勝負ができたかも」とまで言われる愛宕洋榎お姉ちゃんが「だからこそ強い」と太鼓判を押す末原恭子先輩が「こいつが永水で一番ヤバい」とカタカタしつつ恐れた石戸霞さんが宮守で唯一警戒していた「マヨイガの子」小瀬川シロが「どうせエイスリンが勝つしなぁ…」と全幅の信頼を寄せるほどです。麻雀を始めて数ヶ月のエイスリンを強者たらしめているのは、卓上に理想の牌譜を描く、というとんでもない能力の存在です。末原さんによると、地区予選のエイスリンは、和了の形こそ普通なれど、面前で13順目までに聴牌する確率が統計からかけ離れて高く、ほとんどの局を和了ったそうです。そんなオカルトを可能にする能力の支配圏は、先日放映された『全国編』6話のアニメオリジナル描写で、自分の手だけでなく卓全体まで及ぶことが確定しました。あな恐ろしや。その支配力の広範囲さと安定感は、地区大会通算での和了率全国1位という実績からも伺えます。しかし、これだけ強いエイスリンの能力も、相性によってまこには敵いません。エイスリンが「理想」を投影しつづける限り、自動的にまこの(『咲-Saki-』世界においては比較的)射程範囲が狭い代わりにより強い能力の発動条件を満たしてしまうわけですから、結果は推して知るべしですね。「常識の範囲内においてなら」最善の展開を続けられるぶっ飛んだ能力は、その緩やかな制限故に「常識」のパターンを崩す相手に滅多打ちにされてしまうのです。こういった、総合力が圧倒的に高い能力を一部が尖った能力が相性で打ち破る、というのも燃える展開の一つですよね。
 一方で、まこにイメージの蓄積がない打ち筋、佳織の初心者ゆえの不可解なそれや、ハオの点効率何のそので自分のスタイルを貫き通すそれには、この能力はまったく役に立ちません。むしろイメージの先入観がマイナスに働きかねません。話が遡って、まこは長野県予選決勝において、佳織の意味不明な河から顔が見えない=予知能力がうまく働かないことで呼吸を乱してしまい、そのまま体勢を立て直せずに終わってしまいました(おそらく)。今まで当然のように見えていたものが突然見えなくなる困惑はわれわれには窺い知れません。インターハイ準決勝で一時、一巡先すら見えなくなった怜の絶望に近いでしょうか。
 ときに、多くの人が指摘していましたが、まこの不可解な鳴きに翻弄されても能力の一転張りを続けるエイスリンの姿は、県予選では翻弄される側だったまこの姿に重なります。チェス盤がひっくり返ったのごとくですね。
 話はまた進んで、インターハイ準決勝。まこは再び、イメージの蓄積がないハオの中国麻将スタイルに苦戦します。しかし、今回は回想と部長との絆を再認識することによって精神を落ち着けて、普通の経験と知識の蓄積で戦うようスムーズに切り替えることに成功します。結果、失点を最小限に抑えつつ久に繋げることが出来ました。同じ憂き目にあえど同じ失敗は繰り返さない、というのは単純で大事なことですが、なかなかどうして難しいものです。自分が慣れしたんだスタイルに係わっていることならばなおさら。それを可能にしたのは、部長の的確な指導・アドバイスと、県予選で優希の仇をとれなかったことをふがいなく思う、先輩としての矜持だったのではないでしょうか。

ポン
「今度こそ本当に カタキとっちゃるけえのう」
「…! うん…っ」

(第75局「奪回」)


 まこはもともと好きなキャラだったのですが、全国編では人間的な深みがさらに増して、ますます高感度が上がりました。

宮永咲の「嶺に咲く花(仮称)」と天江衣の「イーシャンテン地獄」
 魔境長野の竜虎相搏つ決戦については以前の記事に詳しいので割愛します。咲さんは前段で解説した和との対決においては、プラスマイナス0の能力を主たる武器にしていましたが、この試合では嶺上開花に関する能力がクローズアップされています。この漫画は衣のような一見無敵に思える能力者にも、咲さんや「深山幽谷の化身」の穏乃のような「天敵」が存在するのがとてもよいです。強さ議論やドリームマッチの妄想がより一層盛り上がります。

花田煌の「すばら(仮称)」
 花田煌の絶対にトバされない能力「すばら(仮称)」は、インターハイが団体戦の形式であり、彼女が新道寺女子のメンバーであり、そして先鋒戦で対する相手が「高校生一万人の頂点」宮永照だからこそ輝いたのでしょう。
 ときに、煌が配置されていたのが先鋒ではなく、次鋒や中堅だったらどうなっていたでしょうか。私には白糸台のNo2である「シャープシューター」弘世菫に蜂の巣にされたり、「千里山の元エース」江口セーラの火力に沈み、「阿知賀はこの子が一番上手い」新子憧のスピードに翻弄され、渋谷尭深の「ハーヴェストタイム」に大きいのを貰う未来しか見えません。少なくとも、新道寺の中堅レギュラーである安河内や江崎以上の働きが出来たとは思えないです。また、先鋒戦での回想で、白水哩と鶴田姫子が煌の代わりにレギュラーを外された友清なる人物について言及しています。煌は一個人の戦力としては、他校のレギュラーはおろか自チームの控えにすら劣ると推察されます。そして、いくらトバないとは言っても、咲さんの項と同様に、麻雀の勝利条件を「一試合中に相手より多く点数を奪う」ことだと定義すれば、火力やスピードの補強、そして防御においても虫の息になるまで効力を発揮しない能力は、存在意義を疑われても仕方ないでしょう。しかし、この能力は、ことインターハイAブロック準決勝先鋒戦、ガン首を並べた各校のエースを蹂躙するほどの怪物である照がいる卓においては、最強の加護になるのです。面白いことに、照と他の選手の間に試合の成立すら危ぶまれるほどの実力差があるからこそ、煌の「試合の終了だけは防ぐ」という極めて局所的な能力が意味を為すわけですね。
 煌の準決勝先鋒戦の成績は、収支だけで考えるなら惨敗に近いでしょう。しかし、忘れてはなりませんが、これは団体戦です。最初の一人がどれだけ削られようが、後ろの四人がそれ以上に稼ぐことができればチーム全員の勝利になります。そう、最初の一人が「トバされて」試合が終わらない限りは、厚い薄いはともかく勝ちの目は残っているのです。そして、煌の所属する新道寺女子は、薄い勝ち目さえあれば逆転が可能なほどの圧倒的エース、鶴姫とシローズを擁します。このダブルエースの存在によって、煌の仕事が値千金の価値を持つわけですね。じっさい、新道寺は副将からの猛追で決勝進出まであと一歩のところまで競ることができたのですから、煌は自分の仕事に胸を張ってよいと思います。そして、煌に対して捨て駒役を任せることを告げる悪役を引き受け、自らの手で煌の失点分を取り返して責任を果たした哩さんは最高に格好いいと思います。
 私は個人的に、Aブロック準決勝先鋒戦がこの漫画のベストバウトだと思うのですが、照の「最強」の能力と煌の「最低限」しかない能力の勝負というシチュエーションも非常に熱かったです。

弘世菫の「シャープシューター」と松実宥の「あったか~い(仮称)」
 これも過去の記事でくどくどと語ったのでそちらを参照してください。宥姉が弘世菫のシャープシュートを回避できたのは、晴絵の観察眼と知略があったればですが、そこから和了のルートに戻る際に「あったか~い」による牌効率ブーストの恩恵を大いに受けています。しずは大星淡倒すマンとして、阿知賀女子の残りの四人の中で弘世様に最も相性がよいのが宥姉でしょう。次いで相性がよいのがボーリング打法の待ちを狙われても晴絵譲りの古風な打ち手へのシフトが可能な灼で、逆に致命的なまでに相性が悪いのが玄でしょうか。

「なあ好奇心で聞くんだが……DIO」
「君が出会った『スタンド』の中で……
 一番『弱い』スタンドって……どんなヤツだい?」」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「どんな者だろうと人にはそれぞれその個性にあった適材適所がある
 王には王の……料理人には料理人の……
 それが生きるという事だ
 スタンドも同様『強い』『弱い』の概念はない」

(『ジョジョの奇妙な冒険』)


 ここの引用は二回目ですかね。小林立は「王」たる魔物の常軌を逸した能力を魅力的に描く一方、「料理人」のいぶし銀な仕事を描写するのも抜群に上手いです。そして、時には料理人が王を討ち取るような話まで展開できるのが素晴らしいと思います。料理人が戦うといえば、少年ジャンプのやたら熱い読み切り漫画『格闘職人アウディ』って知りません? どうでもいいですか。
 別件で、『咲-Saki-』は団体戦を主軸にしたことでより面白いコンテンツになったという話は、また別の記事でじっくり語りたいと思います。

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2014年02月11日

ぺっこりん 咲-Saki-ぼんより用語解説09

 『咲-Saki-』が休載すること。または休載してりつべが謝罪すること。「りつべが4連続掲載だと? そろそろぺっこりんかな」「今週号のヤンガンに載ってないけどぺっこりん?」「いやローテ休載」
 りつべが第99局「真実」の掲載後、二号連続で原稿を落とした際にヤングガンガンへ掲載された謝罪画像が元ネタ。どんな画像かというと、第99局で咲さんが「ありがとうございました……」と頭を下げているコマの台詞が「猛省しております…」に差し替えられたもの。軽い感じのするオノマトペの「ぺっこりん」はそのままで、そこから付けられた名称である。
 第99局の、禍々しい背景にいくのんの「あの子より強くなりたい?」という悪魔のささやきめいたセリフが浮かんだ引きで、末原さんがどんな魔改造をされてしまうのか胸躍らせていた心配していた当時の読者は、もどかしさで死にかけたのだった。

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2014年02月02日

森林限界さん 咲-Saki-ぼんより用語解説08

 第1局「対立」における宮永咲の夢(回想)で、嶺上開花の由来と森林限界に関する蘊蓄を語った人物。宮永照とは別人とされる。

「リンシャンカイホー?」
「麻雀の役の名前だよ
 『山の上で花が咲く』って意味なんだ」
「咲く?」

「おんなじだ! 私の名前と!!」

「そうだね 咲
 森林限界を超えた高い山の上 そこに花が咲くこともある
 おまえもその花のように―― 強く――」

(第1局「対立」)


 このようなネタが生まれたのは、第一期アニメの照が「私に妹はいない」と語っていたこと、そして「森林限界さん」のポケットを手に突っ込んでいる無頼な様子、饒舌っぷり、知性を感じさせる話の内容が、Aブロック準決勝先鋒戦における照のファーストインプレッション(穏やか、最低限のことしかしゃべらない、お菓子大好きで幼そう)と落差があったことが原因だと思われる。また、「これは鉄板だろ!」の照と異なり、森林限界さんにはなかなかのおもちが確認できることも、別人論を加熱させたのだろう。
 会話の内容を根拠にする別人説は、照がAブロック準決勝副将戦での回想で、リザベーションに関する精緻な分析を披露したあたりから下火になっていった。

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2014年02月01日

LGBTQ情報・百合作品レビューサイト「石壁に百合の花咲く」がリニューアル

石壁に百合の花咲く

 みやきちさんによるLGBTQ情報・百合作品レビューサイト「石壁に百合の花咲く」がリニューアルされた。、一般的なWEBサイトの形式から、はてなブログでの運営に変わっている。うん、なんだその、読め。読むんだ。とっぽい私は他の百合作品レビューサイトを推薦することはほとんど無いが、ここは別格だ。テキストの質(論理的な構成、声に出して読みたい表現、蓄積から生まれる圧倒的な説得力)、分量と多彩さ(漫画 (594)小説 (124)映画 (49) ゲーム (119)ってなんだいそれ……)、そして熱情(譲らないスタンス、妥協しない姿勢)の点で他のサイトを打っ千切っている。
 私は愛してやまない作品や反吐が出るほど嫌いな作品について語るとき、熱情の点についてだけは「このヤロー、みやきちさんには負けねーぞ」という精神でキーボードをがんがん叩いておる。その他の点については端から勝負にならないので、負けたとも思わない(キリッ)。

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