2014年04月23日

FLOWERS レビュー・感想 イノグレ-ダメ主-変死体=?

 Innocent Grey作品からダメ主人公要素と美少女の変死体要素を引いて残るものとは? 残念ながら私は何かを見出すことができませんした。救いがたいクソゲーとまでは言いませんが、イノグレ作品の例に漏れずシナリオの大半は退屈だし、キャラクターの行動には著しく説得力が欠けていて共感しかねます。平常運転のイノグレは、登場人物が「美少女の変死体を効率よく量産する」ことを第一義に理解に苦しむ行動を取りますが、『FLOWERS』のキャラクターは「少女同士の儚い悲恋」「なんだかよくわからないけどなんだか不和が起きてバッドエンド」を達成すべくレミングスのように突き進みます。始めに愁嘆場ありき、始めにお涙頂戴ありきの雑な筋運びによる悲劇は、俗に「茶番」と呼ばれます。ロジックに基づかない悲劇で読み手の心が動かせるわきゃあないのですよ。また、百合作品として評価しても平々凡々です。さすがに『屋上のなんとかさん』レベルで「禁断! 許されない! なのに、なのに、だけど愛し合っている! 凄い!」と執拗にアピったりはしませんが、同性愛は禁断で背徳的なものだという眼差しが随所で感じられます。へっぽこ表現もばっちり完備。
 ボクサーさん、私はあんたを少々買いかぶりすぎていたようです。あんたの達磨死体や串刺し死体や人体オブジェクトに掛ける情熱は、百合ゲーだから、全年齢対象だからで押さえられる程度のものだったんですか!? そして、ネタにもならない凡夫を主人公に据えて、そんじょそこらに溢れているティーン向け百合漫画みたいな脚本を書いてどうするんですか。ぬるすぎます。至高のネタゲーブランド「イノグレ」が求められているのはこういうのじゃないでしょう。民衆があなたたちに求めているのは、とびっきりのダメ主人公と穴だらけのプロットと奇妙奇天烈な推理から生み出される歯車的砂嵐の超展開ゲーですよ!
 ボクサーによる淡いタッチのビジュアルと、MANYOの楽曲だけはケチの付けようがなく素晴らしいです。

とっちらかった脚本
 私は『FLOWERS』の脚本に酷く散漫な印象を受けました。そいつはビルドゥングス・ロマンを担う主人公に要素を盛りすぎていることに起因すると思います。

①孤独に生きていた主人公が集団生活の中で社会性を確立する。
②フィクションを独りよがりな耽溺の対象から他者との価値観の共有へと昇華していく。
③フィクションの探求で培った観察眼・推理力でミステリィ(笑)を読み解き、皆から一目置かれる。
④アミティエというお仕着せの友人関係から脱却し、真に価値のある人間関係を構築する。
⑤ピアノの演奏を通した克己、孤独に陥る原因となった義母の幻影との対決。
⑥牧歌的な仲良し三人組に愛欲が入り込んで綻びが生じ、痛みによって他者を認識する。

 主人公が持つ主な属性、並びに属性やモノローグの内容から推察されるライターが書きたかったであろう展開の一覧です。ふんふむ、多層的な人間ドラマを展開しようというライターの心意気やよしでしょう。しかし、主人公の像がぶれぶれな上に(ミステリアスで聡明な文学少女なのか? 陰のある薄幸の才女なのか? KYなサブカル糞野郎なのか?)、各要素・各展開が有機的に結びついているとはおよそ言い難く、どっちつかずでしっちゃかめっちゃかになっています。ライターの描写力、情景喚起力を鑑みれば明らかにオーバーロードなので、企画段階でもっと刈り込んでおくべきだったのではないでしょうか。
 特に浮いているように感じられたのがピアノに関する要素です。演奏の描写がおざなりなのも相まって、主人公の演奏技量や彼女の中でピアノが占めるウェイトが最後までよく分かりませんでした。あくまで新しい家族に受け入れられたいが為に取り組んだ習い事レベルなら、他の代役候補を押しのけて何とか祭の奏者に大抜擢されるプロットに説得力が無くなります。逆に神童レベルで真摯に打ち込んでいたなら、愛着および執着があまりにも薄いのに疑問符が浮かびます。どう考えてもオタク趣味と関連づけた思考の方が多かったじゃないですか。
 逆に、割合上手く扱えていたと思うのはフィクションの要素です。主人公とアミティエ以外のクラスメイト……車椅子の少女と双子は、最終的に誰まごうことなき友人になります。車椅子の少女については、まず始めにフィクション好き(書痴)という共通点があり、共通の溜まり場(図書室)で時間を共有するうちに打ち解けていった友人です。一方、双子は失踪事件での活躍やお茶会などのイベントを通して仲良くなり、追って主人公の趣味に興味を示してくれた友人です。双子が何とか祭でのピアノの演奏を前にして尻込みしている主人公を『卒業』ネタで励ましてくれるところはなかなかの名シーンですね。かつて主人公が二人に面と向かって「友達になってください!」と頼んで苦笑いされていたことを思えば、遠くまで来たものですね。このように、主人公と二組の友人は、どちらもエピソードにフィクションを印象的に絡めつつも、全く異なるアプローチによって親睦を深めています。彼女たちの存在が、主人公が最終的に多様な社会性を獲得したことを鮮やかに表現しているのでないか、と私は思いました。入学直後の自己紹介で披露したロメロ風ゾンビ談義(だだ滑り)に顕著なように、フィクションの愛好は主人公の幼さを象徴するものでもありました。しかし、フィクションを幼稚で決別すべきものと一方的に断じるのではなく、人間関係の橋渡しにも、友情の証明にもなり得るものとして描いているのはフェアですね。ギークの成長物語としては上手い落としどころだと思います。


へっぽこ表現とポエムは標準装備

ふと
「悪魔と青く深い海の間で」という英語のことわざを思い浮かべ
私自身が分水嶺にいるのだと識った
後ろには悪魔、前には青く深い海がという状況――
“後がない、切羽詰まった状況”に使われる表現
どちらを選んでも救いはない
私たちの行為は神に叛するものだろう
だけれど、
優しい悪魔の囁きと、絶望の海への選択
救いのない選択を迫られている今こそ愛おしいと思えた


(――もし、八代先輩がマユリさんの性癖を知ってしまったら)
同性愛者だということを吹聴すると言われたのなら――
我を忘れ、殴ってしまうかもしれない。


小御門先輩が言ったことと同じ台詞を吐く彼女に、
思わず八重垣さんの顔を凝っと見詰めてしまう。
「おい、勘弁してくれよ。私にその気はない」


 誰か代わりに突っ込んどいてください。私はもう疲れました。

その場における許される『かりそめの制度』というものは確かにある

それはこの学校におけるアミティエという制度も然り

同性同士の恋でありながら、私たちを祝福してくれた風土然りだ


 強調は引用者によりますが、突っ込みません。

この学校ではそれほどおかしくは捉えていないみたいだけど……」

「自分の性癖を抱えていた私にとっては……拒まないでいてくれたことが、本当に救いだったんだ」

「知ったら最後、分かり易い拒絶のされ方をしたって仕方がないと思っていたからさ」

「……それは私も同じだわ」

そう告げると陰のある笑みを浮かべた。

臑に傷ある身だから批判しないってことかな?
 でも……それでも私は嬉しかったんだ」

「今まで通り一緒の部屋で過ごし――ふふ、お風呂も一緒してくれたことに」


マユリさんの秘密、

いかに同性同士に寛容なこの学校でも、秘匿していた事実が広まればこの学校に留まることはできない。

きっとこの学校を去ってしまうだろう。


 突っ込みません。


2つのクソシステムで苦痛も二倍だな
 『FLOWERS』のゲームデザインは、酷いです。

ミステリィ(笑)
 ミステリでもミステリーでもなくミステリ「ィ」なのでくれぐれもお間違いなきよう。私は「イノグレの最新作は変死体が出ない」という一報を聞いて、思わずわが耳を疑いました。イノグレはなるべく多くの女の子をなるべくレパートリーに富んだ方法で無残に殺すのがコンセプトのメーカーだと思っていたからです。ある意味、百合ゲーを出すと聞いた時以上の衝撃を受けました。して、この作品に猟奇殺人の代わりに導入されたミステリィの要素がどんなものかというと、基本の流れは

①なんだかよくわからない事件(NYJ)が起こる。
②なんだかよくわからないがヒロインに嫌疑がかかり、主人公が探偵役を買って出る。
③主人公がフィクションの蓄積を基になんだかよくわからないヒントを解読する。
④解答編、選択肢をパーフェクトで選べば晴れて事件解決! 蘇芳さん素敵ッ抱いてッ。
 選択肢を一個でも間違えるとなんだかよくわからないが不和がこじれて世界が灰色に。唐突にバッドエンド。

 こんな感じです。いやほんと、基本的になんだかよくわからなかったです。犯行の動機(事故の経緯)は判然としないし、エビデンスはどや顔で提示されても首をかしげるものがほとんどだし、バッドエンドの展開はあまりにも性急すぎてキャラの人間性が無視されている感すらありました。ヒロインに謂われのない嫌疑がかかる、人間関係が崩壊してバッドエンド、という結果ありきで、そこに至る描写がどう考えても足りていない。だから焦燥感も悲壮感も、謎を解いたあとの達成感も何もあったものではありません。
 唯一、双子の消失事件は複線と現場検証からそれなりに納得のいく推論が導き出せるので『逆転裁判』チックなしてやったり感もなきにしもあらずでしたが、やはり警察沙汰すれすれの狂言失踪を起こす動機に納得がいきませんでした。奴ら、供述で学園での窮屈な生活に対する不満が限度に達したことを語っていましたが、ここに至るまでの日常描写が下手くそなせいで生活感・空気感が全く伝わってきませんでした。テレビも携帯も使用禁止だの、夏休みも数日しか家に帰れないだの、ここで初めて聞かされましたしね。だから、やにわにそんな不満を爆発されても私はおいてけぼりでした。ひょっとすると「この事件は誘拐なのか? それとも自主的な失踪なのか?」とミステリィ(笑)を引っ張るためにあえて生活描写をカットしまくったのかもしれませんが(十中八九、単なるライターの力量不足)、ゲームデザインの都合のために読者が物語世界へ没入するのを妨げているようでは駄目でしょう。少なくとも、ノベルゲームとしては失格だと思います。
 それと、個人的にうざったかったのは、いくつかの事件ではヒントが作中に全く無く、知識があることを前提に謎解きを強要してくるところです。例を挙げると……。

①『嵐が丘』を鑑賞したことがない
②花の名称について詳しくない
③最もキリスト教徒の人口が多い国がどこか知らない
④その国の忌み数字を知らない


 このうち一つでも当てはまる人は、わざわざ調べ物をするか(グーグル先生はなかなか当を得た答えを返してくれなかった)、クイックセーブ&ロードによる選択肢の総当たりをやるかの二択を迫られます。ミステリィ(笑)パートは選択肢を一個でも誤ると問答無用のバッドエンドなので、選択肢の数が2、4、4なら最悪で32回のトライが必要ですね。「こんなもん一般常識レベルだボケ! てめぇの無教養を呪え!」と言われたらすごすご引き下がるしかありませんが。
 なお、このなかなかのなかなかな第一関門を突破しても、百合ゲージ(笑)システムのせいで結局総当たり作業を強いられます(詳しくは後述)。『FLOWERS』の真エンドに自力でたどり着くためには総当たりが必須です。
 
百合ゲージ(笑)
 いちおう断っておきますが、『FLOWERS』の分岐に関するシステムの公式名称です。マニュアルにこう書いてあるんですよ。百合ゲージ! って。名前からしてクソシステムの匂いがぷんぷんしますが、その通りです。この百合ゲージは選んだ選択肢によって増減し、特定のイベントやエンディングでの分岐を判定する仕組みになっています。ところで、皆さんは「選択肢で主人公の百合度を上げて真エンドを目指す!」という行為に対してアホくさくアンニュイな気分にならなかったのでしょうか? 私は激しい頭痛に襲われましたよ。また、このゲージの厄介なところは、割と上限・下限に近い値まで振り切らないと分岐してくれないところです。システムを理解せず、百合ゲージが中途半端な状態で中盤まで進めてしまうと、そのセーブデータは「詰み」になり、それ以降どんな選択肢を選んでも、尻切れトンボというか、尻を鉈でたたっ切ったような丸投げバッドエンドを延々と見せられる羽目になります。私はこの罠に嵌ってしまい、思わず投げ出しそうになりました。だって、こんだけ重要なシステムなのにゲーム中に説明が一切ないんですもん。「うだうだ言わんとマニュアル読めや!」と言われたらすごすご引き下がるしかありませんが。私ぁわざわざマニュアルを読まないといけない類のゲームは嫌いです。
 このシステムに狂気を感じるのは、ミステリィ(笑)パート等を除けばおよそどんな選択肢でもゲージが増減するところです。例えば、

ヒロインの髪に花びらが付いている。
①取ってあげる ②失礼かもしれないからやめておく


バレエの試験に落ちた場合の補習とはどんなものなのか話題に。
①ただの補習では? ②女教師と二人きりでの熱血指導とか


 こんな選択肢なら、何となく正解の当たりも付くでしょう(取ってあげる、熱血指導が上昇)。しかし、次のような選択肢ならいかがでしょうか。

ホットドックを食べよう。調味料はどっちを掛ける?
①塩 ②七味


昔やっていたスポーツについて聞かれる。それは……。
①水泳 ②ジョギング


 こんなん、どっちを選べばいいか分かるかぼけー!(自作の攻略によると、七味と水泳が上昇するらしい) 逐一クイックセーブして試してみないとどうにもならんわい! 不毛極まる作業です。そして上述した通り、百合ゲージは限りなく高い値か限りなく低い値でないと分岐に影響しないので、エンディングを埋めるには少なくとも一回は、ゲームをわざわざ最初から始めて百合度を振り直す必要があります。そして、これだけ苦労して百合ゲージを調節してもろくな分岐は起こらず、シナリオの大筋は9割5部方変わりません。本筋に関わりのないサブイベントがちょろっと見られたり、事件の概要を説明する役が双子か車椅子の少女か変化したりする(情報はほとんど変わらない)くらいしかないという体たらくです。苦労に全く見合わないですね。最も大きな変化は真エンドにたどり着けることですが、それすら尻切れトンボの唐突な終わり方……というオチまで付いています。これは ひどい。
 『FLOWERS』と同じく百合ゲーで、同じく意味不明なシステムが実装されている作品に『アカイイト』があります。あの吸血ゲージシステムは今じゃあ笑い種になっていますが(ある1エンドへの分岐以外全く意味がないんだぜ……)、それは『アカ』のシナリオ、テキスト、ルートデザイン、サウンド、グラフィック等の総合力がずば抜けていて、おまけに百合ゲーとしても素晴らしいから笑って許されているのです。シナリオもテキストも低品質で、劇中で提示される価値観も月並みな百合作品のへっぽこシステムは断罪されるべきだと思います。
 後は、吸血ゲージはいちおうエンディングコンプリートのやり込み要素として成立しているのに対して、百合ゲージ(笑)は一本道ゲーでトゥルーエンド到達を妨害するお邪魔システムでしかないのも大きな違いですかね。掛け値なしに誰得のシステムでした。


キャラクターはわりと好きだ
 シナリオをこっぴどく貶しましたが、登場人物は不思議と嫌いになれないんですよね。やはりサブキャラで一番人気が高いのは車椅子の少女でしょうか。この人は見ていてこっぱずかしくなるほどのコテコテな偽悪者で、いっそ清々しいくらいですよね。おまけにかなりのチョロインと来たもんだ。背伸びしている感が満載の、賢しらな語り口や乙武風自虐ジョークにもにやにや笑いが止まりません。ただし、図書紛失事件は何がしたかったのやらよく分かりませんでした。双子も、ただのおつむがちょっと足りないガヤ要員なのかと思いきや、後半までシナリオにがっつりと絡んでくるし、この人たちを通して主人公が勝ち得たものが透けて見えてきます。ただし、七不思議による失踪事件は何がしたかったのやらよく分かりませんでした。私は割と真剣にミステリィ(笑)の質の低さがこの作品のガン細胞筆頭ではないかと思っています。そして最後に、主人公さん。この人も序盤こそ、わざとくさい卑下っぷりと好意に対する鈍感っぷり、恋愛原子核レベルのモテモテマンセー、ラッキースケベイベントで女体の感触や体臭に常時発情しているさまが不気味で仕方ありませんでした。ダメハーレムゲーの主人公が女体化しただけですね。ですが物語の後半、級友とも砕けた口調で話せるようになった頃からは、友達百人出来るかな計画に関してだけは素直に応援して、精神的成長を祝福してしまいました。しかし、恋愛方面については、あまりにも一貫性の欠ける思考と行動にほとほとうんざりしました。
 このライターさん、コテコテとはいえ好感の持てる人間は書けるのだから、脚本やディテールの書き込み、ルートデザインについてももうちょっとどうにかしてほしかったですね。


ボクサーの描く女の子は問答無用でかわいい
 グラフィックについては、イベント絵の枚数こそ少ないですし、演出も大したことないですが、品質は業界水準を打っ千切っています。ボクサー先生の描く萌えいずる女体は芸術ですなぁ。衣装も、制服にしろ寝間着にしろバレエのレオタードにしろ、ひらひらなのに身体の線をあまり隠さないものに統一されていて、ロリータ映画のようなフェティが感じられました。また、この作品は全年齢対象なのですが、トゥルーエンドの直前にキスの一枚絵が見られます。身も蓋もない言い方ですが、単体でも見目麗しい少女がちゅっちゅしている絵は犯則的に美しかったです。絡みの構図も、綺麗ながらもやらしい、相手を切に求めているのが伝わってくるものでした。作者が好きで描いているのが絵面から伝わってきます。その絵を拝むまでに読まされた散漫な脚本と、クソシステムに吸われた時間のことが頭になければもっとほっこりできたでしょう。


後、MANYOの曲は上手い
 上でちょろっと書きましたが、MANYOが提供する楽曲は掛け値なしに素晴らしいです。百合ゲーマーには『アカイイト』『アオイシロ』の音屋さんと言えば通じるでしょう。ピアノとストリングスを主体にした音作りが私の琴線を揺さぶりまくりですぜ。物語の舞台であるミッション系スクールの、厳格かつ優雅な空気を醸し出すのにかなり貢献していると思います。少なくとも地の文よりずっと。エロゲーのタイトル画面曲スノッブである私の一押しは、やはりタイトル曲の「カラー」ですね。思えばこの人のタイトル画面曲はことごとく涙腺を刺激してきます。クソすぎるゲームデザインのせいで辟易するほど聴かされた「アングレカム」は、ちと印象が悪くなってしまいましたけれどね。


「『ショーシャンクの空に』が好きだ」は信用しない
 余談ですが、私は好きな映画に『ショーシャンクの空に』を挙げる人の感性をあまり信用しません。何故かというと、ありゃあ原作『刑務所のリタ・ヘイワース』の魅力をほとんど殺している映画化だからです。私はこの発言で、主人公の書痴という設定を鵜呑みにできなくなりました。ゴーマンかましますが、あの映画を手放しで絶賛しているのは、原作未読者か、そうでなければキングの魅力をそこまで理解していない人だと判断します。


「おい、変死体出なかったやんけ! 責任取ってブログ閉鎖しろや!」
「そうでしたっけ? ウフフ」
「まだ四部作の一作目やんか。ボクサーを信じろ。座して待つんや」
「責任は取る! 取るが今回まだその時と場所の指定まではしていない……」


 はたして、最近続く「古参のメーカーがやにわに百合ゲー業界に参戦→案の定、時代錯誤で頓珍漢なシロモノを発表」という流れを断ち切れるのだろうか。

(発売前に書いた記事から引用)


 わかっちゃいたけど、ダメでした。


 ダメ主人公とオール・フォー・変死体の思想こそ無いものの、イノグレの遺伝子(まず結果ありきの乱雑な脚本)は確かに息づいています。そこに劣悪なシステム、ミステリィ(笑)、古くさい百合作品の価値観が邪神融合したものだから、結果は推して知るべしですね。何でもこの作品は全四部作の序章らしいですが、そこまで読者を引っ張る牽引力は感じられませんでしたし、分割商法をするほどの大層な話とも思えませんでした。……まあ、続編がエロ有りになったらこっそり買っちゃいそうですが(小声)。これまたイノグレ作品の例に漏れず、ビジュアルとサウンドは高品質で、今作は割と好感が持てる人間が多かっただけに、上述の要素が台無しにしているのはほんのちょっぴり口惜しかったです。ほんのちょっぴり。
 私はここ一年ほどで「2010年代の百合ゲーは『素晴らしき日々』『彼女と彼女と私の七日』以外やらんでもいいんじゃないか?」と思いつつあったのですが(両作品とも価値観が前時代的なのはちょっと悲しい)、『願いの欠片(略)』『御伽噺は闇の中』『FLOWERS』とこなしてきてその考えは強まる一方です。しかし、あまりにも名作日照りが続いているせいか、最近じゃああの『星彩のレゾナンス』すら相対的に佳作認定してもよい気がしてくる始末です。困ったもんですなぁ。そんな痩せた考えではいけませんよね。はー、面白い百合ゲーがやりたい。

【この作品が気に入った人にお勧めの作品】
屋上の百合霊さん

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2014年04月20日

FLOWERS いいかげんな攻略



FLOWERS レビュー・感想 イノグレ-ダメ主-変死体=?

 たぶんマユリエンド到達でギャラリー開放。たぶん全エンド到達で全てのコンテンツが解放。
 選んだ選択肢によって百合ゲージが増減する。百合ゲージが高いとマユリ寄りの展開(真エンド)、低いと立花よりの展開に。どのような選択肢を選ぶと上昇するのか正直よくわからない。

取ってあげた方が良い ↑
いや逆に失礼に当たらないか

黙り込んでしまった
自分から話しかけたのだと言う ↑

気に入りそうな受け答えをしよう ↑
素直に話すべき

無難に挨拶しよう
初めが肝心 ↑

女性なら誰でも似合う
苺さんなら似合う ↑

【子供の頃】
はい↑
いいえ
【空想に耽る】
はい↑
いいえ
【行儀作法】
はい↑
いいえ
【異性の格好】
はい↑
いいえ
【神経科】
はい↑
いいえ
【空想に耽る】
はい↑
いいえ
【今の自分は自分でない】
はい↑
いいえ

謝ってテストを受け取る
どんな友人が欲しいと書いたか尋ねる ↑

花菱立花さんが良いかも
向阪マユリさんが良いかも ↑

驚いてしまって
素直に告白 ↑

仲良くなるチャンスだわ! ↑
少し恥ずかしいかも

約束してしまったから ↑
確かに立花さんの方が正論だわ

スカーレットオハラの方かしら ↑
メラニーの方かも

素直に応じる
身体が硬いのだと訴える ↑

人前で着替えるのは恥ずかしい ↑
バレエが苦手で落ち込んでいる

私の気のせいだと言う
私が調べると告げる ↑

普通の補習じゃないかしら ↑
二人きりで熱血指導とか

背中に隠す ↑
違うの! と叫ぶ 

【Reasoning】
車椅子ゆえに一番下のベッドに置いた
嵐が丘
エリカ

悪いけどアミティエ同士で
頼ってくれるなら ↑

文芸部に…… ↑
部に入っていないの

別の部活を見学しに行きましょ ↑
立花さんなら大丈夫 

それはちょっと……
マユリさんが入部してくれるなら…… ↑

沙沙木さんが話してた先輩? ↑
八重垣さんとお友達なのでは?

ピアノなら少し弾けます ↑
やったことがありません

あらがう ↑
早く済ませた方がいい

嘘を吐こう
正直に言おう ↑

【Reasoning】
イタリア
17

声を掛けるべきだわ ↑
話しかけるなんて無理 

何もしない方がいい
仲裁に入った方がいい ↑

立花さんです
マユリさんです ↑

大丈夫だと断る
善意を受ける ↑

苺さんの方が綺麗だと思う ↑
胸なんて大きくても……

オタクにするのはちょっと……
いつも通りの彼女に戻す ↑

またからかわれるに決まっている
本当に友達になりたいのかもしれない ↑

待った方がいい ↑
今なら会わないで済むかも

笑って許す ↑
悲しくて言葉にできない

それじゃあお塩で
辛いのが好きだから ↑

あんまり読まないわ
人並みに好き ↑

黙っていることにしようかな
賞味期限が切れていることを指摘しよう ↑

自信がない
たぶん、分かるかも ↑

二人を説得する
立花さんが苦手なら無理に聞き出さない ↑

考えてみます
お断りします ↑

覗きを報告 ↑
今のうちに戻るように忠告

付き合わされて迷惑よねと言う
怪談話が好きなのか尋ねる ↑

【Reasoning】
自ら身を隠した“失踪”
さっきまで飲んでいたかのような炭酸水
寒くもないのに閉められたカーテン
沙沙木苺さん

ニカイアの会では何をするのですか?
八代先輩が聖母役をするのですか? ↑

二択にすればいい ↑
委員長権限で決める

是非手伝うわ ↑
時間が空いたときなら……

マユリさんを止める
立花さんにお茶を煎れる ↑

沙沙木さんたちも悪気はないの ↑
マユリさん言い過ぎよ

他にいないのか尋ねる
きっぱりと断る ↑

自分で言えます ↑
その時はお願いします

仕方ないよね
私の所為で仲違いはさせられない ↑

返事をしない
そうだと答える ↑

さん付けをやめる? ↑
あだなを付ける?

ジョギングくらいなら
水泳を少し ↑

少しくらいなら……
勉強の邪魔をしてはいけないわ ↑

以前と同じ制度なら佳かった
必要だと思う ↑

八重垣さんを信じる ↑
小御門先輩を信じる

立花は告げ口なんかしない
卑怯だわ…… ↑

(百合ゲージが低いときしか出ないっぽい)
立花を受け入れる
◇立花エンド
受け入れない

八代先輩がらみで? ↑
辞めてしまうつもり?

【Reasoning】
八代先輩は不注意から事故に遭った
温室
“桜”は別の単語を指す符丁


寄宿舎のシェイプシフター ↑
真実の女神

マユリのため ↑
八代先輩のため

集中しよう ↑
右手を握りしめる

取り返しがつくかな
ありがとう、えりかさん ↑

教職員とか
八代先輩とか ↑

大丈夫よ ↑
その時はお願いするね

そう……見えるの?
そんな訳ないじゃない ↑

百合ゲージが充分に高い場合
◇マユリエンド
中途半端だと強制バッドエンド

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tags: 百合 
2014年04月13日

咲-Saki-の嘘ゲーム『SAKI』元ネタ解説&ドット絵

 ……というわけで、エイプリルフール企画の嘘ゲーム『SAKI』にお付き合いいただきありがとうございました。検索フレーズを見ると、真面目にゲームの情報を検索してくれた人もいたようで、作った甲斐がありました。嬉しい限りです。
 うちはテキストコンテンツ中心のサイトなので、なかなかのふいうちをかませたと思うのですがいかがだったでしょうか。そうそう、なぜやにわにこんな企画を始めたのかというと、そろそろ『咲-Saki-』カテゴリのまとめ記事を作ろうと思っていて、テキスト以外の目で見て楽しいコンテンツもほしいと思ったのが一つ、私の入魂作『チョコレ誕生の図』がふたばの咲-Saki-スレで見るも無惨に駄コラされていて、変な笑いが出るのと同時に「コノヤロー見返してやる」と思ったのが二つです。

5分ぐらいで描いたチョコレさん
2週間くらいかかったSAKIプレイ画像"

 普段テキストばっかりかたかた打っているもんだて、各キャラのドット絵や背景をちくちく作り、組み合わせて似非ゲームを作りこむというのは新鮮な感覚でした。始めは終わりが見えなくて死にそうだったのですが、素材が出来てくると割とキャラを自由にしゃべらせることが出来て楽しかったです。しかし、おそらく今までで最長のテキスト記事よりさらに時間と体力を使ってしまったので、似たような企画をやるとしたら二、三年後のエイプリルフールになると思います。忘れた頃にまたふいうちを仕掛けるので、よろしければお付き合いください。

【画面周り・ドット絵全般】
 任天堂の名作RPG『MOTHER』のパクリである。世界観、グラフィック、音楽と絡めた演出がファミコンのクオリティをぶっちぎっている。ゲームバランスに難ありだが、今でもプレイする価値が確かにある。続編の『MOTHER2』も任天堂の黄金期を代表する名作なのでぜひ。『MOTHER3』についてはノーコメント。
 なぜこのソフトを参考にしたかというと、たまたま手元にあったというだけ。『咲-Saki-』と特に関連はない。しいて言うなら、すっとぼけた台詞回しは似ているかもしれない。

【りつべぷぅ】
 こんちゃかわ!
【いいね いいね】
 爽がきわどい制服を着せようとしても抵抗しないユキに対して一言。
【よろしくお願いしま-す】
 揺杏がリーチを掛けて、部長から振り込みの支援を待っていたときのセリフ。ヒモキャラを確立させた一言。原作を読み返してみたら♪はついていなかった。

【セアミィ】
 ゆーきの腰に付いている猫蛇。
【エトペン】
 言わずもがな和が抱いているぬいぐるみ。
【トンボくん】
 鶴賀の部室にある漫画の主人公らしきもの。
【らいおん】【うさぎ】
 共に灼ちゃんの謎Tシャツの柄。三ッ首うさぎはまさかのBD特典漫画へと出演を果たした。
【アヒルちゃん】
 拍手すると飛ぶ謎おもちゃ。
【しんどうくん】
 『咲日和』で羊先輩こと江崎仁美が部の日誌に書いたマスコット。人の子なのでパパとママがいる。
 後ろのディスプレイに映っているのは【ジュースくん】。鶴賀の雀卓にはこのキャラが印刷されている。
 木吉紗は謎マスコットを生み出す天才だと思う。

【できたァ】
 揺杏が32000点まで削られたときの台詞「減ったァ」の改変。語尾に揺杏のお気楽さがよく出ていると思う。
【トイレは入れるところじゃなくて~】
 あのウンコマンが全国編EDであんなに禍々しいオーラを放つとは予想だにしていなかった……(この嘘ゲームを作っていたのは全国編放映中)。
【そこまで!】
 有珠山の控え室がカオスすぎる。

【小瀬川さんマニア】
 本編第92局に登場。シロが部の外でも人気なことを説明するキャラクター。「小瀬川さ—ん、食堂行かない?」「今日もダメか~残念!」というセリフだけなのに知名度抜群。
宫守女子生徒A - SakiWiki
【○んむりとかげ】
 このままググっても出てきたのでOK。シロ塞への情熱で特に知られる有名サークル。このシロ好きモブさんもよく描いてくれる。

【シロとトイレ】
 咲日和でのコタツから出られない話、本編で副将戦の休憩中に塞の様子を見に行ったときの照れ隠し、再び咲日和のだらけネタで、都合三回トイレネタをこなしている。
【ポスターの女性】
 昔打った『少女セクト』の藩田思信様を流用。名作なので百合好きの咲-Saki-クラスタは読むべし。画面下にいるのはみはるんのつもりだったが、なんかうまくいかなかったので文面ではスルーした。
【いっしょにいく?】
 エイちゃんへの殺し文句「一緒に来る?」の改変。

【執拗に相棒の着衣を着込もうとする人】
 憧についてはそのうちもう一本記事を書く予定なのでこうご期待。
 左下にいるのはともきーのつもりだが似なかったのでスルーした。
【高天原】
 高鴨穏乃、天江衣、原村和の三人からなるユニット。天照大神のようにいつの間にか定着していた呼称。咲に立ちはだかるライバルたち(byDGさん)。だいたいどこのユニットにもいる衣さん半端ない。
【山の民】
 うちのブログを読むなら『水月』は必修科目である。必ずプレイすること。

【級友】
 全国編EDのキャスト紹介における小瀬川さんが好きすぎる人の表記。残念ながら本名は明らかにならなかった。『シノハユ』でチェスしてるだけの少年に名前を付けていたりつべのことだから、公表していないだけで名前はあるのかもしれない。

新子憧新子憧(穏乃‎の脱ぎたてジャージを着て憧のボディも覚醒!)高鴨穏乃高鴨穏乃(阿知賀制服)岩館揺杏真屋由暉子
獅子原爽小瀬川白望姉帯豊音シロキチさん稲村杏果吉留未春のような誰か
沢村智紀のような誰かしんどうくんジュースくんトンボくん

 爽、シロ、姉帯さんがお気に入りです。

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2014年04月01日

咲-Saki-のドット絵ゲーム『SAKI』プレイ日記その1 メンバー勧誘編

 人気麻雀漫画『咲-Saki-』の8bit風ドット絵ゲーム『SAKI』の体験版が、ニソテソドーeショップで配信されています。前日23:00の配信開始直後は全国一千万の咲ファンが殺到しているのか通信エラー地獄だったのですが、私は先ほどようやくダウンロードに成功しました。さっそくプレイしていきたいと思います。
 メニューから読める説明書にざっと目を通したところ、舞台はゲームオリジナルの大会で、選手が高校の枠を越えて自由にチームを組めるらしいです。何でも選手の自主性と協調性を育てたり、普段とは違う仲間やライバルからの刺激でさらなる成長を促したりのが目的なんだとか。藤田プロが県予選で西田記者に言っていたような、陰謀の匂いがぷんぷんしますな。牌に愛された子発掘プロジェクト。ゲームは大きく2パートに分かれていて、大会の会場近辺を探索し、会話やアイテム、スキルによってフラグを立て、仲間を集めてチームを強化していくアドベンチャーパートと、作成したオリジナルチームでこれまた相手のオリジナルチームと戦う能力麻雀パートがあるらしいです。ふんふむ。概要は分かったのでさっさと始めましょう。私はゲームでも家電製品でも何でも説明書は詰まってから読み返す主義です。

タイトル画面

 ゲームを起動して、こちらがタイトル画面。Aの字は森林限界を超えて咲く花でしょうか? それと名義が古いものになってますね。ゲーム関係ではこっちを使うんでしょうか?
 プッシュスタートのNEW GAMEっと。まずはリーダーとサブリーダーを選べと言われました。どれどれ……AブロックBブロック問わず、全国大会準決勝までに登場した主要高校の選手は誰でも選べるみたいですね。臨海や有珠山も最初から解放されています。どうせなら、どんな能力を持っているのか分かるかもしれないのでまだ闘牌描写がない選手を選んでみましょうか。一回目のプレイなのであまり考え込まずに、リーダーはまだ何かと謎が多いチョコレこと獅子原爽をセレクト。サブリーダーは全国大会の準決勝まで来ておいてのゴーイングマイウェイっぷりが話題を呼んだ岩館揺杏をセレクトしました。

リーダーを選択

 いかん、揺杏が既にちょっとウザい。ちなみに名前は「ししはら」「いわだて」も選べましたよ。それではゲームスタート!

有珠山高校控え室

 画面の構成はこんな感じのクォータービューです。スタート地点は……有珠山高校の控え室でしょうか。画面左にユキが見えますし、扉の横にあるプレートを調べたら「A302」でした。ちかちゃんと成香は見あたりません。
 あっ、画面下にキャラのステータスが出ています。爽のレベルは40、普通のRPG基準ならかなりの高レベルですね。フナQが太鼓判を押すだけあります。揺杏は17……フナQ評は「全国レベルって感じはしーひん」ですからねぇ。各項目、HP(ヒットポイント)とEX(エクスペリエンスポイント)はいいとして、MPならぬOPとは何ですかね? 爽が膨大にあって揺杏が0であることを考えると「オカルトポイント」でしょうか? 能力を発動するのに必要、とか。
 左上にコマンドウィンドウが出ていますが、流し読みした説明書によると、キャラクターの中には固有のスキルを持っている奴がいて、それを有効活用ことで強い仲間を勧誘しやすくなったり仲間の強化ができたりするそうです。爽のスキルは「しもネタ」……これは ひどい。揺杏のスキルは「さいほう」ですか、ユキのスリット入り改造制服を作ってましたもんね。私はてっきり「ヒモ」とか「たかる」かと思っていました。
 試しに爽の「しもネタ」を使ってみます。

「獅子原爽 下ネタ」がサジェスチョンで出てくる

しあいまえは トイレで
きあい いれてくよ。
トイレは いれるところじゃなくて
だすところ!


 ……。そ、それだけ……? 何も効果はないんですか? こんなスキルが仲間の勧誘に役立つのでしょうか……。
 揺杏の「さいほう」を実行すると、「せいふく」「マスコット」と更に選択肢が出てきました。「せいふく」を選択すると各高校の名前がずらっと出てきます。作った制服で着せ替えでも出来るんでしょうか? もう片方の「マスコット」を選ぶとこんな感じです。なんとなく、羊先輩謹製の新道寺女子マスコット「しんどうくん」を選択。

揺杏の裁縫スキル

できたァ。
しんどうくんを てにいれた。


しんどうくん

 ……なんかいる。ずるずる引きずられてる……。ステータスが出ていないので戦闘要員ではなさそうですが。う~ん、『MOTHER2』のぬいぐるみみたいにダメージを肩代わりしてくれるんでしょうか?
 この後、「うさぎ」がBD特典漫画にまで出演を果たした、灼ちゃんの謎Tシャツの絵柄である三ツ首うさぎのことなのか気になって作ってみようとしたのですが

ざいりょうが なくなったァ。


 と言われてしまいました。このスキルは使用回数に制限があるようです。改造制服はもうちょっと様子を見てから作りますか。
 二人の脱力スキルで肩の力が抜けたところで、さっそくユキの勧誘にトライしましょう。もともと同じ高校だから誘いやすいと勝手に予想。

ユキよ わたしらに
ちょっとつきあえ。
アイドルめざして だとうはやりん?
ちょっと たのしそうですね。


ユキの勧誘

 予想通り、あっさり仲間になってくれました。名前の候補に「ユキ」があったのは爽がメンバーにいたからでしょうか?
 ……と、ここで思わぬアクシデントが発生。ユキにスキルがあるかどうかと、フナQが「圧倒的エース」と言うほどのレベルがいかほどかを確認しようとしたら、手が滑って「しもネタ」を選んでしまいました。それはもうええ――

ユキ激おこ

トイレは いれるところじゃなく…
そこまで!
ユキは さっていった。


 ――ええーっ! あきれたユキがチームを離脱してしまいました! まさかスキルが一回でも役に立つ前にマイナス作用を起こすなんて……。まだ序盤なのでやり直そうかとも思いましたが、初回プレイはこのままリセットなしでやってみることにします。
 気を取り直し、控え室を出て散策を開始します。廊下をてくてく歩いていくと、向こうからダッシュしてくる影が……。

しずジャージ形態

 あの髪型、あの身長、あのジャージ……「深山幽谷の化身」高鴨穏乃さんじゃないですか! さっそく仲間にしようと呼び止めましたが、何度話しかけても返ってくるのは

そこに やまがあるから!


 と言うセリフだけ。勧誘の選択肢が出てきません。うーむ、フラグやアイテムが足りていないのでしょうか。しずはそうこうしているうちに画面外に走り去ってしまいました。残念。
 ついでに、扉の前にいたモブっぽい人に話しかけてみたら

執拗に小瀬川さんを食堂に誘う人

こせがわさん…
こせがわさんを みませんでした?
シルバーで せがたかくて
アンニュイなかんじの ひとです。


 『咲-Saki-』界隈でも一、二の知名度を誇るモブさん、通称小瀬川さんが好きすぎる人じゃないですか! ○んむりとかげの本で見ましたよ!
 彼女と別れて廊下を突き当たりまで進むと、お手洗いとおぼしき場所に出ました。

トイレと縁があるシロ

 入り口の前で、壁に寄りかかって微動だにしないのは……わっ、まさにその小瀬川白望さんじゃないですか! 一も二もなく勧誘決定です。しかし、話しかけても反応がなく、

ぎんぱつのしょうじょが だらけている。


ダルすぎて振り向けない

 というメッセージとダルい吹き出しが表示されるだけ。さてどうしたものでしょうか。
 考えること十数秒、うちのチームのリーダーとシロで一つ共通する要素があることに気づきました。ものは試しでコマンドっと。

小の小瀬川、大の獅子原

トイレは いれるところじゃなくて
だすところ!
…はっ。
ダルすぎて わすれてた。
おしょうすいの じゅんばんを
まってたんだ…。


 シロも微妙に下ネタ属性持ちなので、何か反応があると思ったら、ビンゴでした!

ジゴロを勧誘するのはなんかどきどきする

(画面暗転)
まにあった ありがとう。
…いっしょにいく?


 いやったー! ようやく一人目の仲間をゲットできました! 爽のスキルの名誉挽回です。「文字通りのク○スキルやんけ!」と完全に思ってましたごめんなさい。

シロよりオカルトな爽の闘牌に期待

 シロのレベルは35、こちらもかなりの高レベルですね。そして際だつ爽の強さ。
 シロと言えば、先々週のアニメでエイスリンがパンで餌付けしていたことを思い出し、そういえば控え室の机の上にコッペパンらしきものがあったなぁ、食べさせたら何か反応があるかなぁと思い戻ってみると……。

姉帯さんちょー目が赤いよー

 デカァァァァイ説明不要! ユキがいたところにいつの間にか姉帯さんがいるじゃあないですか! そういえば宮守女子の控え室も「A302」でしたっけ? ほいじゃまあ話しかけてみますか。

相変わらずのミーハーっぷり

あっ シロ!
テレビでみた ゆうめいせんしゅが
いっぱいで ちょーすごいよー!


 もちろん誘ってみる。

ちょーうれしいよー!
でも もうちょっと
いろんなひとを みてからにするよ
ごめんね…


 う~む。やはり大将クラスの選手は勧誘の条件も厳しいのでしょうか。そうそう、このゲームには『ドラゴンクエストⅦ』のように、目の前に誰もいない状態で「はなす」を使うと、仲間と会話ができるシステムが実装されているのですが、

仲間との会話

とよねは けっこう
みいちゃんはあちゃん…。
こんど ユキのサインをあげよう。


 なんてやりとりがあったので、ユキがパーティにいたら何か展開があったかもしれませんね。もし和やちゃちゃのんみたいなアイドル系の選手が仲間になったら戻ってきますか。
 次なる仲間を求めて探索を再開。シロに出会った突き当たりの前で曲がって扉に入ると、そこはラウンジのようなスペースでした。その奥にたたずんでいる、ピンク色を基調にした子は……。

あ゛こ゛ち゛ゃ゛ん゛だ゛ー

 あこちゃーだっ! 満場一致で交渉開始。

執拗に相棒の着衣を奪おうとする人

しずを みなかったですか?
ちいさくて ジャージのこです。
ちゃんと きがえさせないと…
ブツブツ。


 なんだか口調にコレジャナイ違和感がありますが……憧は仲良くなるまでは逆に敬語を使うんでしたっけ? ふんふむ、しずを連れてくれば誘えそうな雰囲気ですね。しずならちょっと前にまた廊下で会いましたが、話しかけても汎用台詞しか返ってこなかったです。何か突破口はないものでしょうか。憧は原作通り、しずをどうしても着替えさせたいようですが……着替え……服……あっ。
 揺杏のスキル「さいほう」「せいふく」「あちが」を実行。廊下で待ち伏せして、しずが再び通るのを待って話しかけます。

疑うことを知らない少女

えっ あこが
これにきがえろって?
あちがのせいふくを わたした。
わかりました!


 やった、前と反応が違いますね!

しず制服形態

(画面暗転)
ありがとうございました では!
しずは さっていった。
しずのジャージを てにいれた。


 どこで きがえたのだ。ありゃっ、着替えたしずはまたまた画面外に走り去ってしまいました。加入の条件を満たしていなかったのでしょうか。この分だと高天原・天照大神クラスのキャラを勧誘するのは骨が折れそうです。
 とりあえず、反応が見たいのでラウンジに戻ってしずの置き土産を見せてましょう。

突然、興奮する憧

…!?
そのブランド そのサイズ
あなたたち どこでそれを!?


 想像以上の反応が返ってきた!

なにが しかたないのだ。

…しかたないわね
あなたたちに ついてってあげる!
あたらしあこが なかまになった!


 有無を言わさぬ勢いで仲間になりよった! なにが しかたないのだ。

ヘヴン状態!

 しかも仲間になるやいなや着ちゃってるし! めっちゃうれしそうだ!

『水月』は必修科目です

 何はともあれこれでメンバーは四人、よくよく考えればあと一人でチームが完成ですね。次の一手はどうしましょうか。「あの」新子憧ちゃんが豊音のお眼鏡にかなうかどうか試してるのも面白そうですが……。その前に、憧の他にもう一人、人捜しをしている人がいましたね。まさかとは思いますが……。先頭のキャラをチェンジしてっと。

その時、シロキチに電撃走る――!

こっ!? こせ…
こせがわさん!?
しろきちかを さそってみる?


 ……。はい。

半分冗談だったのに

きゅうゆうが なかまになった!


 ええーっ! 小瀬川さんマニアが本当に仲間になっちゃいましたよ! あんた麻雀できるんですか!?

カオスすぎるパーティ

 ……ってレベルが「2」しかないじゃないですか! これ「小瀬川さんと話がしたくて入門書を買ったけど役を覚える途中で諦めた」とかそんな感じでしょ!

一様に動揺を隠せないメンバー

ま まーじゃん???
こせがさわんと しょくどうに
いくのでは?


 ……と、とにもかくにも、これでメンバーが五人揃い、晴れて試合にエントリーできるようになりました。次回のプレイリポートでは初めての練習試合に挑戦してみたいと思います。それでは、シーユーネクストタイム! 

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