2014年12月30日

2014年自薦記事10本

 今年も何だかんだで『咲-Saki-』記事ばかり書いておった。Aブロック準決勝は今のところ全試合が面白いという凄まじい密度なので、りつべにおかれましてはこのままペースを気にせずみっちり書きたいことを書いてくれたらと思っている。あと『シノハユ』も面白いね。最新号で母親の失踪に関して麻雀の裏世界が垣間見えたが、どういった方向に話が転がるのだろうか。展開から目が離せないぜ。

阿知賀女子学院のIH準決勝における見事なリレー
 勘違いされがちだが、私の『阿知賀編』に対する評価は全体的にかなり甘いと思う。しかし……(下に続く)。
あなたも明日から咲-Saki-考察ブロガー! 考察とは因数分解と似たり
 最近因数分解という考えに凝っているので、より汎用的に発展させた記事を書こうと思っている。いつになるかはわからないけど……。
咲-Saki-能力バトル講座 第4回 適材適所とジャイアントキリング
 この漫画は能力バトルの王道を行く作品だよなぁというお話。最強の能力者に送られた刺客が最弱の能力者! というシチュエーションは最高に熱い。
咲-Saki-のドット絵ゲーム『SAKI』プレイ日記その1 メンバー勧誘編
 毎回唐突に作るテキスト以外のネタ。たまにやると楽しくて仕方ないんだなこれが。実はそのうちこういったゲームを作ってみたいと思っているんだよね。
新子憧は変態淑女にあらず、いとけない少女なり
 ボクこじつけ深読み考察大好き! 考察の楽しさはこじつける楽しさだよ。
鶴姫とシローズによるリザベーションの強さに納得がいかない
(続き)この能力のごり押しだけは今まで築いてきた説得力や法則性を損ねてしまったと今でも思っている。割とよく書けた記事だと思ったが、評判はすこぶる悪かった!

エロゲーの日常曲が好きだ
 遅れていろんな人にはてブを付けてもらって嬉しかった記事。あの胸を掻きむしられるような感傷をわかってもらえるだろうか。
FLOWERS レビュー・感想 イノグレ-ダメ主-変死体=?
 私は普段評判がよい作品を後追いでやるスタイルなので、ここまでゲーム性がカスな作品に激突したのは久しぶりだった。なお、シナリオもぽんこつである。
アカイイト レビュー・感想 傑作百合ゲー、ノベルゲームが到達した最高点の一つ(前編)
アカイイト レビュー・感想 傑作百合ゲー、ノベルゲームが到達した最高点の一つ(後編)
 下期はこの記事と盲腸で力を使い果たした感がある。これが完成できたので、正直、後は失踪してもいいくらいののんびりした心持ちでいる。

 来年もまったりペースで運営していこうと思っているので、よろしければお付き合いいただきたい。

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2014年12月27日

2015年も新作百合ゲーがいっぱい『きみはね』『カミツレ』『FLOWERS夏篇』『凍京NECRO』『苗床デモンズグラウンド』『つい・ゆり』『白衣性愛情依存症』『アルプトラウムの黒蝶』『夏空あすてりずむ』

 とっぽい。恒例の百合ゲー下馬評記事です。来年もそれなりの数、百合ゲーと呼んでも差し支えなさそうなエロゲ他が出るようです。

1.『きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月』(2015/01/23)
新ブランド BaseSon Light 最新作『きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月』応援中!

まるで性格の違う三人の少女が織りなす日常コメディ。
四コマ漫画のようにテンポよくエピソードが積み重ねられていく
ミルフィーユのように甘いガールズラブストーリー。


この春に入学し、ルームメイトとなった
陽菜、倫、文の三人。

境遇も性格も違った彼女たちだったが、
一つ不思議な共通点があった。
それは幼い頃に天使を見た記憶を持つことだった。
彼女らは次第に自分以外のルームメイトを
天使ではないかと疑い出すのだが…

少女たちは大袈裟に喜怒哀楽しながら、
日常とふざけあう。
日々は、ときに真剣に、ときになおざりに消費され、
大切な思い出になる。

実はそんなHappy-Go-Lucky(楽天的)で
Loose(ゆるい)なGraffiti(物語)。


 まず近代エロゲー水準以上の原画と塗りに目が行きましたが、次に目を惹いたのが「シナリオ:うつろあくた」というクレジット。驚き桃の木! 至高の超展開ゲー『未来にキスを』や『ネコっかわいがり!』に関わっていたライターじゃあないですか。あらすじを読む限りだと、えっちなことまで描写したきらら系ゆる百合、的なコンセプトに思えますが、恋人になりましたえっちしました幸せに暮らしましためでたしめでたしで終わるとは到底思えません。実はルームシェアしている部屋の外では凶暴化した狂犬病が蔓延していて、末期症状になったヒロインを泣く泣くショットガンで吹っ飛ばしたり、最後に人類がジェネシスを迎えて内なる属性と会話することで成立するようになったりするんですよ。たぶん。そんな冗談はさておき、実績のあるライターなので平均以上のブツは期待できそう。ダウンロード専売(しかもヤーさんのところが先行発売か)なのと低価格路線なのはちょっと気になるところですが。


2.『カミツレ ~7の二乗不思議~』(2015/02/27)
カミツレトップ

主人公の平岡睦月は、幼い頃から自分の中に居るもう一人の自分の存在に気付いていた。
女の子である自分の中に存在する “オトコノコ” の自分。
それは時おり自動的に表層に現れては自分を助けてくれたり、困らせたりした。
そしてそれに絡むトラブルにより、睦月の家庭はぎこちなくなり両親は離婚。 仲が良かった妹・七海とも離れ離れになってしまった。

それからおおよそ 10年。
睦月が通う女子校に転校してきた七海は、睦月の知る彼女とはずいぶん雰囲気が変わってしまっていた。
そんな七海と昔のように親しく過ごしたいと願う睦月。
それと同時に、自分が七海に対して抱いていた感情は、もしかして姉としてではなく心の中に居る “男の子” としての感情だったのではないかと思い悩むようになる。

ある日、ルームメイトに教えられた学園の七不思議。 音楽堂の鏡の向こうに広がるという “あべこべの世界” のこと。
半信半疑で音楽堂に向かった睦月は、そこで鏡の妖精に出会い……
「キミの願いを叶えるよ」
男の子としての身体を手に入れたのだった。


 パス。
 後の処理はよろしくお願いします! 吉崎観音系の絵だけは見てて楽しそう。
 そういえば百合ゲー・七不思議でベン図を作ってもいろんな作品が引っかかりますね。


3.『FLOWERS -Le volume sur ete- (夏篇)』(2015/04/17)
FLOWERS

心に傷を持った少女・白羽蘇芳。
出逢いの季節、“春” に自分を受け入れてくれる友、そして恋人を持つことができた。
が、互いを赦しあった恋人・匂坂マユリは理由を言わぬまま学院を去ってしまう。

喪失感を悟られぬように振る舞う白羽蘇芳に、書痴仲間である八重垣えりかは心を痛めていた。
癒やす方法はないものかと考えていた折り初夏を迎えた学院に、一人の少女が転入する。

少女の名は―― 考崎千鳥。
最悪の邂逅を果たす八重垣えりかへと、少女は言う。
“貴女は卑怯者” だと。

夏月を迎えた学院生活の中で起こる奇妙な事件。
八重垣えりかはアミティエとなる考崎千鳥とともに学院の謎に挑む――。


 調味料は七味か塩かを選んで百合ゲージを上げたり、ミステリィパートでクイックセーブの総当たりをやらされたりするゲーム『FLOWERS』の続きですね。私は前作でライターの同性の関係に対するスタンスや会話の引き出しや作劇に対する誠実さの程度が分かったのと、変死体やダメ主要素がなくてもイノグレはイノグレなんだというのが確認できたので、スルーします。エロ有りになるかライターが変わったら起こしてください。
 果敢に吶喊する人のために、ボクサーの絵が目の保養になるのと、まにょっの音楽が素晴らしいことだけは請け負っておきます。


4.『苗床デモンズグラウンド』(2015年上期予定)
月の水企画
 何を差し置いてでもやります。同人作品ですが別格のクオリティーなのでこちらの枠で紹介。デビューから一貫して異種姦触手陵辱+百合+王道RPGというもの凄いアソートの作品を発表しているサークル「月の水企画」の待望の新作っすわ。私が個人的にておでぃの最高傑作だと思っている『苗床ダンジョンクロニクル』の系譜なので、がぜん期待が高まります。『ポケモン』や『ドラクエモンスターズ』を彷彿とさせる懐かしいゲームデザインに、精緻なゲームバランス、作り込まれた世界観、果てしないやり込み要素、魅力的なキャラ、一服の清涼剤である女性同士の描写、泣けるストーリーという前作のよさはそのままに、さらなるパワーアップがされていることを期待しております。現在公開されている絵を見る限りだと、塗りと身体のパーツ配置は劇的に改善されていますね。
 ときに、今回のExtraボスはどんな奴ですかね。ファンサービスで考えれば前作主人公のロザリーパーティのような気がしますが、完全新規キャラもそれはそれでよいっすなぁ。


5.『凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ>』(おそらく2015年内)
凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ>|ニトロプラス Nitroplus
 今のうちにツバ付けときます。言わずと知れたNitroplusの制作で、仮題は『NECROMANCER ネクロマンサー』でしたが正式タイトルはこうなったようです。シナリオ担当の深見真はこれがアダルトゲーム業界初参戦でしたっけ? まだイメージビジュアル一枚すら上がっていない状態ですが、ライターの時点で百合ゲーである可能性はかなり高いと踏んでいます。少なくとも同性愛者のキャラクターは一人か二人いてはるはずです。いなかったら何だどうしたんだ、というのが深見真という物書きですよ。もしあなたが私の話を真に受けて購入して、本編に百合のゆの字も存在しなかったら「無能!」と罵ってくださって結構です。ばっち許可します。ライターの筆力やブランドの実績、資金力などから考えて、ビジュアルやシナリオや銃器描写や拷問描写やキャラクターなどのどこかしらで元は取れるとは思っておりますが。
 そういえば少し前に『ちょっとかわいいアイアンメイデン』が実写映画化されてましたね……。アニメ化をすっ飛ばして実写映画化なんて深見先生凄い!


6.『つい・ゆり ~おかあさんにはナイショだよ~』(2013年内……?)
つい・ゆり ~おかあさんにはナイショだよ~
 貴重なインセスト百合枠でしたが、2014年はいつ消し飛ばされてしまったんでしょうか……? この業界じゃあ企画の頓挫もさして珍しくないですけど。以前の公式サイトにはキャラの立ち絵やサンプルスチルもいくつか上がっていた記憶がありますが。


7.『白衣性愛情依存症』(2015年予定?)
 まだ公式サイトなどは出来ていないようですが、 工画堂スタジオ&円まどかの『白衣星恋愛症候群』の続編が出るらしいです。私は前作があんまり気に入っていないのでスルーですね。スルーパスは多分nix inの中の人が拾ってくれると思います。


 以下は同人作品枠。ぱっと見でちょっと面白そうと思ったものを紹介する枠です(同人ゲーは基本的にファーストインプレッションで何かよさそうと思わないとやらない。つまり、けっこうビジュアルに影響されている)。

8.『アルプトラウムの黒蝶』(2014年秋予定→2015年予定)

祈ればきっと叶うよ。
あなたの願いも、わたしの願いも―

時は大正時代。
とある山中にひっそりと存在する集落「白女霧」<しらめぎり>
主人公 坂本舞子は生まれた時からこの集落で
多少の不自由はあるものの楽しい時を過ごしていた。

そんなある日、舞子は一人の少女と出会う。
神も肌もまっしろな、いわゆるアルビノ<先天性色素欠乏症>の少女イリス。

舞子は初めこそ自分と違う容姿に戸惑いを隠せずにいたが、
打ち解けていくうちに徐々に心を惹かれていく。
最初は心を閉ざしていたイリスもまた、舞子の純真な心に触れ、次第に心をひらいていく

こうして少女ふたりのちいさな物語がすこしずつ、すこしずつ紡がれていく―


 いつの間にか延期になっていました。現代日本、学生の恋愛、ひたすらイチャコラあるいはティーン向け刃傷無理心中拉致監禁展開がテンプレになっている業界では珍しい大正浪漫、吸血鬼ものということでちょっと面白そうだと思っていました。この業界ではあんまり見ないうめてんてー風の絵も気になります。ちゃんと出たら、やるかもしれないっす。

9.『夏空あすてりずむ』(2014年予定→2015年未定)
夏空あすてりずむ

青春×田舎×乙女!!
明るく元気だけが取り得で、天体観測が趣味の女の子『椿沢 科乃(つばきさわ しなの)』
今年の夏もめいっぱい楽しもう!! と、思っていたのに……。
あれれ、今年の夏は去年までの夏と違うっ!?
趣味に進路に友情に、そして――もしかしたら恋に!?

星がゆっくりと夜空を流れていくように、
ゆっくりでも、確実に変わらなきゃいけない夏。
その先にある未来へと繋がる星座を形作るために。


 こちらも延期。ブログを読むと総プレイ時間が30時間を越える見込みとか書いてありましたが、開発規模の舵取りを大きく切ったんでしょうか。30時間ですか……45分で読み終わった『リリウムトライアングル』を一単位とすると、ちょうど40リリウムトライアングルになるようです。それとバ鍵としては、楽曲担当のYET11の曲が地味に気になったり。ちゃんと出たら、やるかもしれないっす。


 さあて、あなたは何番の作品に命運を賭けてみますかね?

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2014年12月21日

2014年にプレイした百合ゲーまとめ

 ふと気付くと一年を総括する記事を書く時期に入ってしまっていたので、今年一年でプレイした百合ゲーレズゲーの感想をリンク付きでさらっとまとめておく。

別格
『アカイイト』(過去作) レビュー前編後編
アカイイト

非常に面白かった
『リリィナイト・サーガ』
『苗床ダンジョンクロニクル』(過去作)
月の水企画

面白くなかった
『クロスクオリア』(ひとりのクオリア、ふたりのクオリア) レビュー
【ひとりのクオリア】【ふたりのクオリア】【クロスクオリアセット】発売予定!

割と苦痛だった
『FLOWERS』 レビュー


クソカス
『リリウム×トライアングル』 レビュー

(スルーした)
その花びらにくちづけを 天使たちの約束
【天使たちの約束】応援バナー

 『アカイイト』は今年で十周年だよ……。十年、十年か。あれからずいぶん遠くに来たものだ。そして、何かと理由を付けてずるずる引き延ばしていた総まとめのレビューを宣言通り書き上げることができた。普段は自分で自分を追い込むようなことは絶対に書かない主義なのだが、こればっかりは期限を設けて、退路を断っておいてよかったわ。書きたいことを片っ端から書き連ねた結果、前後編に分けたにも関わらず途方もない長さになってしまったが、今の自分に書けることはだいたい書けたと思う。このレビューが書けただけでも、ブログをだらだらと運営していてよかったと心の底から思った。とても自己満足のよい仕事ができた。この作品単独のみならず、ノベルゲーム全般に関する総論的な意味合いもあるので、時間があったら読んでみてほしい。
 レビューのために何周目になるかわからない再読をしたが、やっぱり別格に面白いわこれ。類い希なルート構成と豊穣な筆力から換算される、読ませる力が圧倒的すぎる。今年出た見た目ばっかし綺麗な作品は足元にも及ばない。元気いっぱいな時の麓川御大はつくづくよい仕事をする。

 今年の収穫は何と言っても月の水企画の作品を知れたことだ。おっもしれー! 私は基本的に同人作品はカウントしない主義なのだが、これは別格の面白さだ。人生のささやかな楽しみがまた一つ増えたよ。とりあえずグラン王家四姉妹が全員登場するまでは死ねない。このサークルの作品はRPG部分の面白さが一本の太い柱になっている。ゲームバランスよし、シナリオ面白し(特に『苗床』はうるっと来た)、やり込み要素多し、イラストかわいし、音楽も……流麗な旋律かどうかはさておきファンサービスがよし。普段はRPGなんてめんどくさくてやってられないと思っている私だが、誘導されるままついつい没頭させられてしまった。百合ゲーとしては最新作の『リリィ』が一番お勧めできるかな、ちょっとえっちな女騎士のestさんがヒロイン五人と婚約できる素敵なゲームだ。正直に言うと、自分がシオシオのパーになる要素もぎょうさん盛り込まれているのだが、ゲームとしての面白さで必ず元が取れるという安心感がある。そして同人ゲームなだけあってコスパが恐ろしくよいね。金額単位の満足度で言えば、これに太刀打ちできるのはそれこそ『ととのか』くらいしかないぞ。『リリウム×トライアングル』が3000円で『リリィ』が1500円というのは世の中間違ってると思う。

 『クロスクオリア』『FLOWERS』はブランドやライターの過去作品から期待値を低めに設定したにも関わらず、それを下回るくらいの出来だった。笛のシナリオ担当さんは『Volume7』から「まるで成長していない……」で逆にびっくりした。この方は作品の御大層な構想に対する自分の構成力の無さを認識した方がよいと思う。あと、シナリオが退屈で自己満足なのは百歩譲ってよいとして、笛に絵を描かせるという仕事すら放棄しているのは割と度し難い。シナリオはもういいから、そこだけはがんばってちょうだいな。イノグレは相変わらず音と絵だけは素晴らしい。旧時代の遺物であるメーカーが「美しい少女たちが集う閉ざされた学院」「仮初めの友、彼女らへ向けられる仄かな恋心」とかいう手垢のついた舞台設定と題材で一作作ろうものなら、どんな作品が出来るか推して知るべしだ。『百合姫』レベルの稚拙な価値観と登場人物の理解に苦しむ行動の嵐、加えて百合ゲージ(笑)ミステリィ(笑)という二大クソシステムが搭載されていて、割と苦痛レベルの出来に仕上がっている。何でも分割商法のプロジェクトらしく、これから夏、秋、冬と順々に発表されていくそうだが、方針変更でエロありにでもならない限り私はやる予定がない。人柱待ち。

 『リリウム×トライアングル』、これは ひどい。たとえ3000円でも許し難いレベルのクソっぷりや。お兄さんCD媒体やテキストウィンドウが2行の画面構成なんて久しぶりに見たんだけど。『その花びらにくちづけを 天使たちの約束』……ふぐり屋と円まどかという私の中での百合ゲー業界マンネリ二大巨頭が手を組んだ作品だ、はっきり言って興味なし。
 
2013年の百合ゲーラインナップ(うちの過去記事参考)
『願いの欠片と白銀の契約者』
『クラス全員マヂでゆり?! ~私達のレズおっぱいは貴女のモノ・女子全員潮吹き計画~』
『御伽話は闇の中』
『その花びらにくちづけを 天使のあこがれ』
『シロガネオトメ』
『星彩のレゾナンス』
『悦楽の嵐』
『苗床ダンジョンクロニクル』

2014年の百合ゲーラインナップ
『リリィナイト・サーガ』
『クロスクオリア』
『FLOWERS』
『リリウム×トライアングル』
『その花びらにくちづけを 天使たちの約束』

 う~ん、どっこいどっこい、かな……。前年と同じく、「乱造」と言うほど数が出ていたのかという疑問は置いておいて、かなり「粗製」であったのは間違いないと思う。悲しいかな、百合ゲー業界にはまだまだ「コレシカナイ需要」があるのは如何とも否定しがたくて、それを狙ったよくわからんメーカーの参戦はしばらく続くと思っている。そうして築かれるであろう死屍累々の中に、後世に残っていくような名作傑作が一つでも二つでもあることを切に願っている。

 なお、百合ゲー以外の作品は『キラ☆キラ』『螺旋回廊』『ゆのはな』を読破した。三つとも面白かったよ。スェンダーでクリスマスプレゼントで俘囚だね。新作は一個も読んでいないというていたらくだが……まあめぼしい作品もなかったしね。

 次の記事はおそらく、2015年発表予定の百合ゲー紹介記事だ。来年はけっこう出るらしいよ。

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2014年12月11日

アスとれ! ほか月の水企画雑感

アスとれ!
月の水企画

 サークルページにさりげなく『苗床デモンズグラウンド』の新キャラっぽい子が載っているな。
 王道風ド外道百合RPG『レディナイト・サーガ』シリーズなどで知られる同人サークル「月の水企画」の新作が予告なしで公開されているぞ。その名も『アスとれ!』。なんと本編をプレイするだけなら無料という大盤振る舞いだ。ちなみにお金を落とすとおまけの前日譚、後日譚やアステル様の(ひどすぎる)設定資料が読める。
 『リリィナイト・サーガ』の押しも押されぬ人気キャラ、守護騎士長ことわれらがアステル様を主人公にしたスピンオフの小品だ。これはひどい……。外道っぷりがいつにもましてひどいよぉ……。こんなのってないよ……。作品を紹介したことで品性を疑われるレベルのひどさなのでシナリオについての感想はオミットしておこう。設定資料で気になったことがいくつかあったのでつらつらと。

 「堕落しきった守護騎士の最後の砦!」「お堅くてうぶな清純派!」「良識派!」とか言われていたアステル様はもういない。ステラ(kssm)やエスト(est)さんとは別方向の問題児や。アステル様ちょろすぎる。というか、ドラケイナ王国の国民は仮にも最強の守護騎士を軽く扱いすぎだ! セックスシンボルくらいにしか考えていなそうだぞ! 国民性が全体的にヤバイ。
 というか、つきっきりのはずの第一王女ミリアムは何をしてるんだ……?
 真面目な話、主人公格のキャラクターで一番人間がしっかりしているのはロザリーだと思う。身体を苗床にされているのにあのあっけらかんとした態度とイケメン対人能力は賞賛に値する。
 「あなた達」ことモブ一族の、アステル様をはめるための連携があまりにも統率が取れていてちょっと怖かった。この人たち、ミサカネットワークか『トライガン・マキシマム』のザジ・ザ・ビーストのように種族全体で意識を共有してるんじゃなかろうか……。
 アステル様が「狭間の従者」という魔物にマーキングされている設定が公開されたが、なんとなく恒例の現代チックで崩壊した平行世界(閉ざされた裏世界、だっけ?)を思わせるキャラだ。『DC』では愛海やヤガミがいて、『LI』では異界獣と「マナ」を探す少女がいたところ。これはデモンズグラウンドにアステル様が召還されるフラグではないかと勘繰る。
 露天風呂でアステル様をなぶりものにしたのはロザリー一行(リーリヤ、フレイア)とローレル(壺淫魔)一行(アイリス、アニタ、ゼフィー)だね。ぷに子がいないのは……「スライムの魔姫はお風呂につからない」とリリィでノワールが語っていた気がする。そしてアニタ先輩、地味に皆勤賞達成!
 その後に登場したお尻の魔蝕族は、ピスリスが東国に連れてきたあいつだね。

 このサークルの作品は同人離れしたクオリティで、過去作品はどれもべらぼうに面白かった。正味な話、新作は「人生の楽しみ」レベルで待ち望んでいる。『咲-Saki-』の続きと同じくらい気に掛かっている……と言えば期待度の高さが分かってもらえるだろうか。今年の作品『リリィナイト・サーガ』や過去作『苗床ダンジョンクロニクル』のレビューはいつか必ず書くので、興味があれば待っていてほしい。ただ、陵辱の外道っぷり(「苗床」という字面だけで察してしまうかな)とふたなり触手祭りが万人にお勧めするのを躊躇させるんだよなぁ。ブサイクの作品なんかを平気でプレイできて、かつ百合作品が好きな人にはぜひお勧めしたい。

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