2017年01月23日

2017年の新作百合ゲー 『きみから』『BLUE REFLECTION』『よるのないくに2』『ジェミニフォートの勿忘草』『ナイトメア・ガールズ』『戦国の黒百合』『全ての恋に、花束を。』

 毎度恒例の新作百合ゲー下馬評記事。前回分はこちら。
2016年後半戦の新作百合ゲー……が全然無い! 『カタハネ ―An' call Belle―』『ジェミニフォートの勿忘草』『ナイトメア・ガールズ』『ねのかみ後編』

きみから~彼女と彼女の恋するバレンタイン~(2017年春)
http://baseson.nexton-net.jp/baseson-light/kimihane-couples/

少女たちの恋と友情のスケッチ、再び―

ダウンロード限定発売のガールズラブAVGが、続編+完全版で待望のパッケージ化!


 公称ジャンルは「ハッピーガールズラブコメディ」。2015年に発表された短編百合ゲー『きみはね』の正式な続編。同時に前作も完全版仕様でパッケージになるとのこと。
 前作はあんまり評価できるところがなかったが、全くもって嫌な作品ではなかったので今作もタイミングが合えばやってみようと思う。ちなみに前作の感想はこちら。
きみはね レビュー・感想 浅ァァァァァいッ練り込み不足!!

BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣(2017/03/30)
http://social.gust.co.jp/gakkou/

かけ足の“きれい”は過ぎていく――

本作は、現代の日本の学園が舞台です。

SNSやスマートフォンの登場により、
人々のコミュニケーションには新たな方法が加わりました。

しかし、人と人との交流における本質は、
いつの時代も変わりません。

「ひとりでは小さくても、手を取り合えば、
より大きな力と幸福を得ることができる。」

『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』は、
この人間の本質・絆をテーマとした、少女たちの等身大の
青春を描く“ヒロイックRPG”です。


高校時代、誰もが経験するであろう、楽しさ、甘酸っぱさ、
漠然とした不安、恐怖。
主人公はゲームを進めるうえでそうした経験をし、
多くの少女たちと深く関わっていきます。

親密になったり、誰かのために泣いたり、時には仲たがいしたり。
こうした心の交流を重ねることで、主人公たちは成⾧し、仲間の力の心強さ、ひとりの人間としての強さを得ていきます。

岸田メル、時雨沢恵一、五十嵐雄策、夏海公司が贈る、
現代の学園と美少女とファンタジーが融合するガストの新ジャンル、“ヒロイックRPG”。ぜひご期待ください。




 ガスト制作のアクションRPG。公称ジャンルは「ヒロイックRPG」。主要登場人物が少女だけで、絆をコンセプトにした会話・支援システムを取り入れていること、宣伝絵の方向性、制作陣(岸田メル)の前向きな発言などから百合ゲーとして期待されているらしい。
 私はそもそもプレステ2以降のハードを持っていない上に「現代もしくは近未来の日本でぴらぴらした概念礼装を着たお姉ちゃんたちが斬った張ったする」という絵面にあんまり心惹かれないので、たぶんやらない。

よるのないくに2 ~新月の花嫁~(2016年→2017年発売予定)
http://social.gust.co.jp/shiroyuri/

美少女と、美少女と、美少女が惹かれ合うRPG

『よるのないくに』は、キャラクターや世界観、
従魔との連携アクションなど、
これまでのガストブランドにはなかった、
さまざまな要素を取り入れた作品でした。
その意思を継ぐ新作『よるのないくに2』は、
美少女がキーワードです。
美少女ヒロイン・リリィたちが登場し、
主人公と共にバトルやストーリーで大活躍します。

Lily
前作で好評だったダークな世界観はそのままに、
魅力的なリリィたちが主人公のパートナーとなり、
惹かれ合い、絡み合うことで、美少女を輝かせます。

さらには、従魔の役割の変化、
より爽快感のあるバトル、細分化された育成など、
“新生・美少女従魔RPG”としてすべての点が進化します。

『よるのないくに2』で、リリィたちとの
甘く切ない物語をお楽しみください。





 こちらもガストが制作のアクションRPG。CSゲーマーにとっては今ガストがアツいのだろうか。公称ジャンルは「美少女従魔RPG」「美少女と美少女と美少女が惹かれ合うRPG」。こちらも前作の内容、直球な公称ジャンル、嘆美なビジュアルイメージ、『零』のスタッフが関わっていることなどから、ほぼ百合ゲーが内定しているらしい。
 上記作品と同様の事情があるのと、前作が私の観測範囲ではさんざんな評価だったのでとりあえず様子見。

ジェミニフォートの勿忘草 (2016年予定→?)
ナイトメア・ガールズ~異界氾濫~ (2016年制作開始予定)
月の水企画
 ド外道百合エロ本格RPGの雄、月の水企画の新作二本。あまりにも楽しみすぎてネタバレを封印しているので詳細な紹介文が書けない。2016年発表予定だった『ジェミニフォート』はそろそろ新作予告でも出してくれるのだろうか。あと、今作からプラットフォームがツクールMVに移るらしいが、私のぼろパソコンはまともに動作しないのでちと不安である。
 毎回宣伝しているけれど、月の水企画作品の推薦記事(ネタバレ無し)を載っけておく。
リリィナイト・サーガ レビュー・感想 名作! 王道風ド外道百合エロRPG


 以下、同人作品の枠。
戦国の黒百合~ふたなり姫と忍ぶ少女達~(2017年2月予定)
http://kotobaasobi.dojin.com/sengoku3/

織田の敗戦をきっかけに自分を見失った朔は、人知れず姿を消した。
兄と共に朔を捜し続ける柚々。
静かに思いを馳せる蕗。
朔の代わりに織田を支えるべく立ち回る濃。
消えた朔を案じつつ、彼女達は己の気持ちと向き合っていた。

織田を去った朔は、とある町にたどり着いていた。
ここでなら目的を果たせるかもしれないと目論み、贔屓にしている商人の屋敷に逗留することを決める。

まるで吸い寄せられるように、朔はそこで一人の少女と出会った。
先行きが不安な状況の中、二人は共にいることを望み、互いを求め合う。
朔を守り続けてきた蔓と棘だけが、全てを冷静に見据えていた。
果たして、忍の少女達はどのように動くのだろうか。

史実にオリジナルキャラクター等のアレンジを加えた独自のストーリー。
戦国ふたなり百合ADV「戦国の黒百合」シリーズ第三章。


 シリーズ3作目。前々作と前作を去年の暮れにようやくやったのだが、明らかに場違いな筆力だったのでおったまげてしまった。もっと早くやっていればよかった。読ませる言葉づかいと醸される情感の湿度がすさまじかった。なので本作は優先順位を上げて取りかかる。
戦国の黒百合~ふたなり姫と隷属の少女~
戦国の黒百合~ふたなり姫と敵国の姫君~


全ての恋に、花束を。
http://burstgen.com/subekoi/

幸せに、なろう――。
“はみ出し百合っ子幸せ探しADV”
2017年夏、発売予定。


 『Dahlia』や『恋と、ギターと、青い空。』のサークルによる新作らしい。手が空いたらここのサークルで一作くらいは抑えておきたい。


 以下、公式サイトの更新が長いこと停止している作品群。

アルプトラウムの黒蝶 (2014年秋予定→2015年予定→?)

祈ればきっと叶うよ。
あなたの願いも、わたしの願いも―

時は大正時代。
とある山中にひっそりと存在する集落「白女霧」<しらめぎり>
主人公 坂本舞子は生まれた時からこの集落で
多少の不自由はあるものの楽しい時を過ごしていた。

そんなある日、舞子は一人の少女と出会う。
神も肌もまっしろな、いわゆるアルビノ<先天性色素欠乏症>の少女イリス。

舞子は初めこそ自分と違う容姿に戸惑いを隠せずにいたが、
打ち解けていくうちに徐々に心を惹かれていく。
最初は心を閉ざしていたイリスもまた、舞子の純真な心に触れ、次第に心をひらいていく

こうして少女ふたりのちいさな物語がすこしずつ、すこしずつ紡がれていく―




夏空あすてりずむ (2014年予定→2015年予定→?)
爽やか青春系百合ADV 『夏空あすてりずむ』

青春×田舎×乙女!!
明るく元気だけが取り得で、天体観測が趣味の女の子『椿沢 科乃(つばきさわ しなの)』
今年の夏もめいっぱい楽しもう!! と、思っていたのに……。
あれれ、今年の夏は去年までの夏と違うっ!?
趣味に進路に友情に、そして――もしかしたら恋に!?

星がゆっくりと夜空を流れていくように、
ゆっくりでも、確実に変わらなきゃいけない夏。
その先にある未来へと繋がる星座を形作るために。



女性向けガールズラブSLG(仮) (2015年秋?)
業界初!女性向けガールズラブSLG 2015年秋リリース予定!
 シナリオライター様は見つかったのだろうか。

死に至る純愛 (2015年予定→?)
死に至る純愛

妻に恋するファンタジー百合18禁ADV
原画・シナリオ ろくみ




 私は『きみから』『戦国の黒百合』『ジェミニフォート』をやる予定。あと、パレオントロジーの新作が出たらそれも抑える。それ以外の作品は、もし挑戦する方がいたら所感を聞かせていただけると幸いだ。

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2017年01月04日

『君の名は。』から始めるギャルゲー・エロゲー

 2016年最大の話題作である『君の名は。』を元旦になってようやく観てきました。監督の新海誠が業界の仕事をしていたこともあり「ギャルゲーっぽい話」「ギャルゲーを劇場アニメ仕様に仕立てたような作品」という評を耳にしていましたが、あながち間違っていないと思いました。既に類似記事がごまんとありそうですが、自分でも書いておきます。
※紹介している作品が『君の名は。』のネタバレになりかねない(その逆も然り)ので注意のこと

『Kanon』
『AIR』
 『君の名は』のプロット、不可思議な状況に放り込まれた主人公、戸惑いながらも始まる人との交流、奇妙で平穏な日々の中で深まっていく親愛と慕情、やがて明かされる衝撃の真実と風雲急を告げる展開、別れと喪失、奇跡と癒しという構成は、「泣きゲー」の文法とかなりの共通項があります。
 数ある泣きゲーの中でもKeyの『Kanon』『AIR』を紹介したいのは、この映画が表現している、胸をえぐる喪失感がそれを思い起こさせたからです。決して信者だからお薦めしているわけではありません。

『STEINS;GATE』
 観測された悲劇の未来を回避するために主人公が奮闘するという、いわゆるタイムリープ・タイムパラドックスを扱った映画はこの作品以前にも相当数あり、映画史に燦然と輝く名作も少なからず残されています。私は天体現象が関わっているのとタイムラグが重大な要素になっている点で『オーロラの彼方へ』をぱっと思い浮かべました。ギャルゲー業界においてもワイドスクリーン・バロックは大人気のジャンルで、媒体との親和性もあってか数多くの名作が生み出されています。
 その中でも『STEINS;GATE』は、サイエンスフィクションとしての妥当性や歴史改変の整合性はある程度確保しつつ、絶望を切り開いていく人間ドラマを中心に書いている点、根っからの悪人は(ネームドキャラには)おらず、想いを強く持つ者は最後に救われる世界観という点で、作風が似ていると思いました。『シュタゲ』はこの映画と同等かそれ以上に過酷なシナリオが展開されますが、同様に安心して最後まで読める(最後まで読めば安心できる)作品であることは請け合っておきます。

『Ever17 -the out of infinity-』
『Remember11 -the age of infinity -』
 何を書いてもネタバレになるので、何も書きません。
 グーグルのサジェスチョンで『君の名は』が思いっきり出てきたので、同じ事を考えた人はいたみたいです。

『アカイイト』
 この映画には伝奇作品としての側面も少しだけあります。あくまで話の主軸は青春劇であり、登場する専門用語がわからずとも楽しめる作品ですが、わかったらわかったでさらに面白くなること請け合いです。
 今回ご紹介する作品は、PS2の本格和風伝奇百合ゲー『アカイイト』。劇中で「黄昏(誰彼)」「幽界」「彼岸」「分霊」についての解説があり、タイトルに至ってはまんま「赤い糸(縁の糸)」です。かてて加えて、物語の過去編で【ネタバレ】神代の時代に天津甕星が武葉槌命に服された話まで出てくる【ネタバレここまで】始末。これ以上に『君の名は』の副読本に向いている作品はありません。天地神明に誓って信者だからお薦めしているわけではありません。

『サナララ』
 (お話・キャラクター・エロ共に)くどくなくてさわやか、ボーイミーツガール、へんてこなシチュエーション・妙ちきりんな出会いからの泣かせる展開といった要素から思い浮かべたのがこの作品でした。あと、『君の名は』と同様に強い夏のイメージがあるのですが、『みずいろ』と混同していますかね。

『はるのあしおと』
『ef』
 関連度で言えばここで紹介している作品の中でもっとも高く……というのも、新海誠その人がデモムービーを作成しているからです。公式で公開されていたので一緒に貼っておきます。『ef - the first tale.』のデモを観た当時は「変態だー!」という叫びがこみ上げてきましたが、今観ても狂っています。全編アニメのOPデモというのは以前にもありましたが、明らかに図抜けていやあしませんか。私は後にも先にも、エロゲーでこんな映像を見たことがありません。映像表現に対する賛辞の語彙が乏しくて申し訳ありません。



 なお、二作品はシナリオの評価もかなり高いです(私の観測範囲では)。私は恥ずかしながら『はるのあしおと』が未プレイなので、そう遠くないうちに抑えておきます。

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2017年01月03日

2017年 明けましておめでとうございます

 今年もよろしくお願いいたします。
 去年はオタクとして不甲斐ない日々を送っていたので、今年は元旦早々、劇場で『君の名は。』『ローグ・ワン』の二本立て、家で『パシフィック・リム』を観るという荒行で活を入れました。君の名はについては近いうちに記事を書きます。
 2016年の正月に書いた記事を読み返すと、この時点で「百合ゲーのまとめ記事を今年中に書きます!」と啖呵を切っていてお恥ずかしい限り。あ、あと二、三本消化をしたら書きます……。エロゲーの名作選ももうちょっとでまとまるんです、あとちょっとって具体的にいつまでかと聞かれると答えに窮しますが。

映画:50本(今年の倍)
エロゲー:15本
ブログ:1月に1本、読む価値のある記事を書く

 鬼が笑わない程度にこのくらいの目標を立てておきます。皆さまの一年も実り多きものになりますように。

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