2017年12月30日

2017年の自薦記事10本&振り返り

 年々、10本も読み返す価値のある記事を書いていたのか心配になっているが、今年もどうにか見繕ろえた。

『君の名は。』から始めるギャルゲー・エロゲー
宮永照のお菓子好き 家族麻雀の影響説
「レズはひとりでいてもレズ。百合は二人いるのを外部が見て決めるもの」という言説のアホらしさ
けものフレンズ レビュー・感想 さびれたテーマパークで奏でられる狂想曲
けものフレンズは何話が好きですか
ことのはアムリラート レビュー・感想 ろくな衝突もない異文化交流、展開に動かされるキャラクター
プリンセス・プリンシパル レビュー・感想 コキジバトの巣の上で
主人公が現地調達の道具を駆使して窮地を切り抜けるシーンが好き
アトラク=ナクア レビュー・感想 血と情念が薫る伝奇ノベルの古典
白衣性愛情依存症 レビュー・感想 散漫とっちらかっぷりはさらに悪化

 振り返ってみると、今年はオリジナルアニメが強い年だったなぁと。


 『けものフレンズ』は短期間にあまりにもいろんなことがありすぎて、実質今年から始まったコンテンツだとは信じられない。『プリンセス・プリンシパル』は……終盤はタイムラインに流れて来るプリプリのイラストをリツイートしていた記憶しかない。
 百合ゲーに関しては鉄板のところ安定して面白くいつも変なの作ってるところは相変わらず肌に合わないという、何とも無難な結果だったね。

 ものはついでに、年初に立てた目標を振り返ってみた。
>映画:50本(今年の倍)
 現在46本で未達。残り一日半では間に合わん。観た作品で面白かったトップ3は『ブレインデッド』『ミート・ザ・フィーブル 怒りのヒポポタマス』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』かな。ピーター・ジャクソンはすごい男だ。
>エロゲー:15本
 21本で達成! クソ長い長編も混ぜ込んだ割にはけっこうこなせた。やった中で一番面白かったのは『穢翼のユースティア』かな。『よあけな』をやったときは「いやその移動装置はあぶないやろ」という感想しかなかったが、これはよかった。牢獄に落ちた主人公が下層へ上がって上層へと至り、意図せず国教の中枢から王宮の政治へまで登り詰めるが、最後は大地に落ちて血にまみれるというシナリオ構成が、聖女を導く精神的受難の旅路とリンクしているのが美しかった。
>ブログ:1月に1本、読む価値のある記事を書く
 ノーコメント。

 仕事がひまだったので、何かとはかどったよい年だったな。それではみなさんもよいお年を。

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2017年12月23日

始まりの台地を抜けてマップの縮尺にひょえ~となった

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 やっと届いた。据え置きゲーム機がわが家に来るのはPS2以来になる。
 ポケモンの本編が出るとの情報を得て、品切れが一向に解消しないことに不安を感じて予約したのだが、何だかんだクリスマス前には量販店でも通販サイトでも数が出回るようになったようだ。とりあえず繋ぎとしてゼルダを買ったのだが、なるほどあれだけ評価されるのも納得の面白さだ。操作周りの複雑さやスケール感の飛躍的な進化になかなかついて行けず、えっちらおっちら、うんうん唸りながらプレイしている。それが楽しい。しっかし行くところややることがいくらでもあって恐ろしい時間泥棒だ。
 いろいろあって、本編だけクリアして先送りしていた『東方天空璋』のエクストラをやっとクリアした! しかしエクストラのボスを攻略の助けを借りずに撃破したのは初めてのような気がする。

ジャーゴン(ジャーゴン)とは - コトバンク

仲間うちにだけ通じる特殊用語。専門用語。職業用語。転じて、わけのわからない、ちんぷんかんぷんな言葉。



黒蜥蜴星人とは何なのか 『プリンセス・プリンシパル考察』:くりくりのブロマガ - ブロマガ

 アンジェが本当のことを言う時、それは任務外の誰かのための行動をする時
 アンジェが嘘を吐いている時、それはスパイとしての任務をこなす時

 そしてアンジェが本当のこと言う時はほぼ必ず「黒蜥蜴星人」が頭に付く

 黒蜥蜴星人とは正義の味方



nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの(『東方鈴奈庵』他)
 東方、アカイイト、咲のどれかをやったら残りの二作の履修の義務が発生する条例を作りたい……。伝奇作品の面白さの一つにネタかぶりは間違いなくある。
東方・アカイイト・咲-Saki-(new!!)元ネタ比較
 鈴奈庵の評価がめちゃくちゃ高い! もえ先生の絵は確かに単品で評価されるレベル、深秘録へ採用されたのは自然の流れ。

ガチャは「引く」のか「回す」のか
 ガチャポンやカードダスのハンドルをギコギコ回すことに熱中していた小学生だったので回すのイメージがある。いや課金ガチャはしたことないけど。

Vita『咲-Saki-全国編Plus』ネット対戦対応や新キャラ&新モードを追加するアップデート12月21日に配信!
 ついにはやりんがプレイアブルになるのか。


 しゅんごーい。
 ところで、アニメの2期を途中から話題に出さなかったのは、ペース配分や演出があまりにも肌に合わなくて途中で脱落していたからだ。原作厨のたわごとなので聞き流してほしい。


 また紫ばあさんが闘う姿を見られるとは。服のもこもこ感が増量されているのもいいね。

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2017年12月17日

プリプリ 「歯止めが利かなくなる」はアンジェたちの行く末の暗示説

 「歯止めが利かなくなる」と言えば、名言に事欠かない作品『プリンセス・プリンシパル』において一際存在感を放つ迷言である。「いいえ、いいえ、いいえ」も「通りすがりの宇宙人、黒蜥蜴星から来たの」も「おかしいな、父上のおまじない効かないよ。胸の痛み、全然とれないよ」も「友だちとしてお願いするってことなら、全力で力を貸してやるよ」もよいが、私にとって『プリプリ』を象徴する台詞と言ったらこれだ。

子どもの頃は、普通に話してたじゃない?

そんなことしたら、私たちが古い知り合いだってばれてしまうわ。

みんなも仲間なのに。
じゃあ、出逢ってすぐ意気投合しましたっていうのは? 堂々と仲良くできるわ。

だめ、歯止めが利かなくなる。

たまには羽目を外してもいいと思うな。昔みたいに。

(第4話)


 それにつけても「歯止めが利かなくなる」の人気っぷりよ(ニコニコではもっとも弾幕が濃かった)。敵を強襲する任務の真っ最中に何を議論しているのかと言えば、「もっといちゃいちゃしたい」「だめ、我慢できなくなるから」に要約されるしょうもなさ! 二人が至って真剣な面持ちなのもシリアスな笑いを誘っている。メロディアスで悲壮なBGM「battle of the shadows」もギャップを強調していてとてもよい。
 ところでこの台詞、完全なネタ台詞と見せかけて、作品のモチーフと密接にリンクしつつ、作品世界の未来を示唆しているんじゃあないだろうか。


車や歯車が回転しないようにすること。また,そのもの。車輪につけたり,車輪と車輪接地面の間に嚙(か)ませる。

事態の進展・進行をとめる手段や方法。 「物価の上昇に-をかける」

歯止めとは - Weblio辞書


 歯車は巨大な戦艦や典雅な機械仕掛けが文化の中心にあるスチームパンクの作風と合致している他、OPテーマ「The Other Side of the Wall」の歌詞で印象的に用いられている。また、小さな力(歯車)がやがて大きな力となって状況を打破するだろうことは本編のそこかしこで暗示されている。
「Can you feel that nothing turns around?」「Like a gear in sync inside a clock」
「Oh yeah, When the clockwork moves and starts to shine.」「Forever let it blow, carry out, show the way」「Blast it off right」
 「歯止めが利かなくなる」は、アンジェとプリンセスが真の意味で一つになって(意味深長)噛み合い(意味深長)、誰はばかることなくいちゃ……仲良くできるようになったときこそ、決して一人では生み出せない、機械仕掛けのように強力な力、世界を変える力が生まれて、有形無形の壁を壊すことを示唆しているのではないだろうか。そんな深読みをしてみた次第である。

本当に信じているの? 世界を変えられるって。

うん。

でも、女王になれたとしても――。

私ね、シャーロットと堂々といたいの。

私だって……。

でも、そういう気持ちは私たちだけじゃないわ。
親、兄弟、恋人、友人。壁によって離ればなれになった人は大勢いるわ。
いつか彼らの声が揃うときが来るわ。大きく、波のように。

(第6話)


 ちなみにプリンセスが、アンジェが「みんな」と一緒に楽しめるようになるのを最後まで諦めなかったのは本編の通りだが、「羽目を外す」についてもめっちゃご執心なようで、作品を締めくくる場面で蒸し返している。

それじゃあ、終わったら羽目を外して、うんと楽しみましょう?

昔みたいに?

昔みたいに。

今度は、みんなも一緒よ?

それは……。

(第12話)


 何気ない台詞が復唱されて重要な意味を持ったり、思いがけないタイミングで気の利いた返事が来る意外性も『プリンセス・プリンシパル』の魅力だったなと振り返りつつこの記事を締める。

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tags: 百合 
2017年12月02日

久々にポケモンの本編でめのまえがまっくらになった(ネクロズマ二戦目)

 二つ前の記事で初めてはてなブックマーク50オーバーを達成したので、はてな村民権に仮申請させてください。しかし、吐きそうな気分になりながら心血を注いで書き上げた長文記事より、息抜きがてら一時間くらいで書いた記事のほうが伸びるというのは相変わらずもにょりますね。ブログの記事はあんまり長いと読まない、というのはわかるんですけど。
主人公が現地調達の道具を駆使して窮地を切り抜けるシーンが好き
 ポケモンのウルトラムーンをゆっくりプレイしていてやっとクリアしましたが、あまりにも無印と代わり映えが無さすぎてびっくりしてしまった。全っ然変わってねーってばよ! って感じっすわ。ぱっと思いつく評価点が、世代を跨がず新ポケモンを投入したことと、マツリカの試練をちゃんと作ったこと、ぬしポケモンが相変わらずガチでハメ殺しに来ていることくらいしかありません。ダブルバトルのカクつきが改善なしとか、意味ありげだった建設途中の施設がほぼどうでもいいとか、ウラウラじまの後半がすかすかなままとか、ちょっと予想外でしたね。
 今やってる百合ゲー(旧作)が終わったら、『すばひび』のレビューのために再読をしようと思います。かなり『サクラノ詩』と地続きになっていたので、『サクラノ刻』が出るまでに片付けようかと。まあ『刻』は再来年くらいにならないと出ないと思いますけどね。

日日薬(ヒニチグスリ)とは - コトバンク

月日の経過が薬代わりとなること。「骨折には日日薬が一番だ」「日日薬で失恋から立ち直る」



【無料&半額】『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』実写ドラマ化記念『咲-Saki-』祭2017!! | ニコニコ書籍 - マンガ & ラノベ
 再放送。読んでくらさい。

『プリンセス・プリンシパル』論:日常と革命 - cubic in another

 少し奇を衒ったような言い方に聞こえるかもしれませんが、「革命」とは、例えば「みんなでスコーンを食べること」です。和製ピカレスクの常道よろしく、チーム白鳩の面々は可能な限り血を流させない道を選んできましたが、プリンセスのいう「隔てているものをなくすこと(=革命)」も、その延長線上にあります。


 壁を越えて誰かが出会ってしまったこと、それ自体が既に「革命」である。つまり、間違った変てこな土俵入りをして勝利を祝うことも、鉢巻を巻いて洗濯をすることも、ピアノの連弾をすることも「革命」である。いささか綺麗事が過ぎるようにも思われますが、どうにも私にはそうみえます。



「アニメーターの賃金は安過ぎる」「それは、貴方の絵が下手だからとは思わないんですか?」というやりとり - Togetterまとめ
 Nがメアリー・スーだったなんて……。

【田中圭一連載:カービィ・スマブラ編】4歳でゲームに感動、バイト代で研究の日々…そしてカービィ誕生へ。永遠のゲーム少年・桜井政博が発見したゲームの方程式【若ゲのいたり】
 いったい誰の挑戦状なんだ……。>「クリアしたあんたはエライ」みたいな一画面で終わらせるエンディングも多かった時代
 リスクとリターンか。『スーパーデラックス』はストーンやプラズマのようなガチャプレイで使っても強いコピーをいくつか用意して、初心者向けのリスクを管理しているように見えますね。

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