2006年09月09日

アオイシロ公式サイト(仮) 新キャラ「ナミ」公開

http://www.success-corp.co.jp/software/ps2/akaiito/aoishiro/char04.html
 アオイシロの公式サイト(仮)で、「ナミ」のラフ絵を公開しています。和服を何の違和感もなく着こなす風体といい、ユメイさんを彷彿とさせるカタカナ名といい、十中八九人外ヒロインなのでしょうが、はてさてその正体は?乙姫?人魚?八百比丘尼?




 話変わって、サクヤさんルートの解読をしている途中、「竜宮城」に関する記述に出会ったので、貼っつけておきます。

――ぱたっ。
フロントガラスに透明な点。
桂「あれ?」
隣でカチッと音がして、目の前をワイパーが横切った。
ぱたっ、ぱたっ、ぱたっ、と、点、点、点。
往復するワイパーが、次から次へと生まれる点を黙々とぬぐい取る。
頭上では、硬いものに砕ける水の音。ほんの少し金属的な残響がかすかに耳に。
桂「雨だ…」
サクヤ「夕立だねぇ。そう長くはないだろうけど、その分きっと雨脚は強いよ」
桂「そうなの?」
サクヤ「こんな道じゃあ、田んぼの中と大差ないぐらいにぬかるむだろうね。こいつはぜんぜん問題ないけど、桂ならはまって立ち往生だよ」
軽自動車のことだろうけど、私のことを言われたような気になった。
点、点、点――雨、雨、雨――
雨はあんまり好きじゃない。
お母さんが死んじゃったのも、雨が降っていて空の暗い日だった。
ぱたたたたたっーー
空の震える音が聞こえた。
鋼板を叩く大粒の雫。
天地を紡ぐ糸のような雨。
フロントガラスに広がる水の幕。
透き通ったオレンジに染められていた田園風景は、洗い流されて消えてしまった。
ヘッドライトの放つビームも、数メートルを進んだところですっかり叩き落とされてしまう。
黙々と雨粒をぬぐおうとするワイパーも、多勢に無勢で用を為さない。
四方に満ちた、水、水、水――
――それは見慣れぬ別世界のよう。
町の中にはたくさんの建物がある。軒を連ねて生活圏を確保している。
だからよほどの雨――嵐や台風でも遭わない限り、人の世界が脅かされることはない。
だけど、今の、この状況は。
私はぎゅっと両肩を抱いた。

今はこの車だけが、私を覆う屋根だった。
この窓ガラスを隔てた向こうは、もう海と地続きならぬ水続きに繋がっている。
竜宮城に向かう途中、浦島太郎はこんな不安感に襲われたりしなかったのだろうか。
迷い家のようーーそんな第一印象を抱いたお屋敷に向かっているわたしは、竜宮城も迷い家もそう違わないものだということに気がついた。
ざざざざざっっーー
その瞬間から、屋根を叩く音が途切れて、雨音自体が遠ざかる。
ぼっ、ぼっ、ぼたっ、ぼたっ。
絶え間ない雨粒に代わって、それを固めた水のかたまりが、間を置きながら振ってくる。
ワイパーがぬぐった窓に映ったのは、後ろ後ろへと流れていく緑色だった。
サクヤ「もうすぐ着くよ」
お屋敷の手前の、森のトンネルに入ったんだ。
そういえば、トンネルも違う世界を繋げる道具だったっけ。
水、トンネル、闇、意識の断絶、視界を覆う一面のーー
違う世界に行くには、一瞬でも今までの世界を隠して、見えなくしてしまう必要があるらしい。
違う世界とは続いていない世界のことなのだ。


 アオイシロになにがしかの形で「竜宮城」が出てくることは、ムービーを見る限り明らかなんですが、ひょっとするとアカイイトでの羽様(狭間とかけている)のお屋敷のような、非日常を象徴する集いの場所だったりしませんかね~。どうでしょうか。
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