2007年03月13日

竹林の長者の姫(姫さま)の名前って?

Q.竹林の長者の姫(姫さま)の名前って?
A.カグヤ。設定解説ファンブックにはっきりと書いてある。

 いなくなってしまう。
 たいせつな人がいなくなってしまう。
 あたしとよく似た名前をしている、綺麗な人がいなくなってしまう。

(◇千年の記憶Ⅰ)


 サクヤとカグヤ。姫さまのエピソードは、長者の娘が貴族からの求婚を断り続ける、という部分が「竹取物語」に掛けてあるそうな。
 ここに限らず、アカイイトには『竹取物語』について触れている、あるいはそれを想起させる箇所がいくつも見られる。異類との交流を扱っていること、(展開によっては)人間と異種族との別れがあることなど、共通点も多い。

-サクヤ-
「月とスッポン」
-桂-
「どっちが月なの?」
-サクヤ-
「もちろんあんたの血が月さ。月には滋養強壮どころじゃない、若返りの水があるって言われていてね」
-葛-
「変若水ですね。『竹取物語』のかぐや姫の置き土産も不死の薬ですし、月はそのへんの話の宝庫ですよねー」(略)
「ちなみにその薬は山の上で燃やされちゃったんですけど、不死の薬を燃やして不尽の煙が立つようになったのでふじの山――なんてオチが」

(◇不死の薬)


その昔、経観塚の長者の家に娘がいた。
よい年頃の、美しく気立てのよい娘であった。
娘の噂は近隣に知れわたり、多くの若者が求婚した。
ところが娘は誰にも良い応えを返すことがなかった。
都の貴人の求婚にも良い応えを返すことがなかった。

(◇経観塚に伝わる昔話)


 こうして山の神は退治されたが、山の神が呼んだ雷は鳴り続けた。
 行者らは塚を作り、山の神を篤く祭った。
 すると雷はぴたりとやんだ。
 その時から娘の姿が見えなくなったが、観月の行者らが連れて行ったのだと言われている。
 この塚に由来し、この地は経観塚と呼ばれるようになった。
 やがて塚には塊の木が育ち、やがて月まで届くほどになった。
 この木は御柱様と呼ばれ、塚に代わって祭られるようになった。

(◇経観塚に伝わる昔話)


-葛-
「サクヤさん。在り方が変わるときに、別のモノになるのは、慈悲でもあるんですよ」
-オハシラサマ-
「ふと天の羽衣うち着せたてまつりつれば、翁をいとをしく、かなしと思しつる事も失せぬ――」
-葛-
「そーゆーことです」
-サクヤ-
「………」

(◇言霊の神)


-柚明-
「ねえ、桂ちゃん」
-桂-
「何?」
-柚明-
「今夜は満月なのね……」
-桂-
「今更だよ、ずっと出てたよ」
-柚明-
「ふふ、知っていたわ」
「でも――本当に吸い込まれそうなほど――」
 大きくて円い月が、空の真ん中に輝いている。
 月以外の星は、滲んでぼやけてしまってわからない。
 空にはただ月だけが輝いている。
-柚明-
「さあ、わたしもそろそろかしら……」
 まるで月から迎えがくるような、そんな物言いをして遠くを見つめる。

(◇一片の残花)


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