2007年03月09日

オープニングムービーの解釈

00:31 桂ちゃんの立ち絵に白花ちゃんのカットイン
1.桂ちゃんと白花ちゃんの繋がり、血縁関係を示唆している。
2.白花ちゃんが、登場人物紹介で主役と正ヒロインの間を勤めるに足るキーパーソンであることを示している。

01:37 ユメイさんの髪が一瞬栗色に変わる
1.桂ちゃんとユメイさんの外見の類似を強調している。二人が親戚であることのヒント。
2.桂ちゃんがユメイさんに亡き真弓さんの面影を重ねることを表している(真弓さんも栗色の髪)。

-サクヤ-
「……それで?」
-桂-
「襲われて、もう駄目だっていうときに、ユメイさんが助けてくれたの」
-サクヤ-
「……ユメイだって?そう名乗ったのかい?」
-桂-
「うん。いい匂いがして、優しい目と手と声をしていて、わたしのことを『桂ちゃん』って呼んでくれる、ちょっとだけお母さんみたいな人」
-サクヤ-
「………」

(◇吸血鬼)


 柔らかな手が、頭を撫でた。
 幼い子供をなだめるように、よしよしと、優しくゆっくり。
 少し冷たい指先が、痛みを吸い取ってくれているような気がした。
 風邪を引いた幼い日の夜、苦しいところを撫でさすってくれた、お母さんの手にも似ていて。
 ああ、やっぱりこの人は――

(◇タソガレ)


-サクヤ-
「桂、真弓のことがあったばかりだし、あんたが過敏になってるのはわかるよ」
「だけど、あんたがユメイのことを知ったのは昨日今日の話だろう。どうして自分の命を賭けてまで、一緒にいたいと思うんだい?」
-桂-
「なんでって、一緒にいたいからだよ。なんだかよくわからないけど、すごく優しくて懐かしいんだもん」
「お母さんみたいだけどお母さんじゃなくて、ユメイさんと一緒にいると、幸せな気持ちになってくるんだもん」

(◇赤い空白)


 ちなみに桂ちゃんは烏月さんにも真弓さんの面影を見出している。記憶を無くして以降、身近にいた唯一の家族である真弓さんの死が、桂ちゃんにどれだけ影響を与えているかが分かる。

-桂-
「何だったら桂でいいよ」
 馴れ馴れしくそんなことを言ってしまったのは、ふとこの人に、名前で呼んでもらいたくなったから――かもしれない。
 陽子ちゃんをはじめに学校の友達は、みんなわたしを「はとちゃん」とか「羽藤さん」と呼ぶ。
 何でも、羽藤という名字が珍しいのと、桂という名前の響きが「男の子みたいでイメージじゃない」のだそうな。
 だから普段、わたしを桂と名前で呼んでくれたのは――(お母さんだけだったのだ)

 と、彼女の頬がわずかに緩んだ。
 わたしはそんな彼女の顔を、ほんの少し(本当に少しだけ)お母さんに似ているかもしれないな、と思った。
 実はわたしのお母さんも、かなり綺麗な人だったのだ。

(◇天ぷらぷらぷら)


 すぐ隣に感じる、暖かな鼓動。
 こんな風に誰かと一緒に寝るのは、本当に久しぶりだった。最後にお母さんと一緒に寝たのは、一体いつのことだったか。
 お母さんのことを思い出すと、いつもなら胸がきゅっと縮こまるのだけれど、すぐ隣にある暖かな鼓動のおかげで今はそうならない。
 どきどきどきどき、わたしの胸は破裂してしまいそうなぐらいに膨らんでいる。
-桂-
「お母さん、わたし大丈夫だよ……」
 ずっと溜め込んでいた、色々なことを思い出しているうちに、それがいつの間にか夢にとけ込んでいた。
 わたしはその夜、幸せな夢を見た。

(◇魂削り)



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