2007年03月17日

尾花ちゃんの正体は?

Q.尾花ちゃんの正体は?
A.一言主神(ひとことぬしのかみ)。葛城山の主で、言霊の呪を掌る鬼神である。

 言霊を操る鬼神という劇中の設定は、「古事記」における有名な台詞「吾は悪事も一言、善事も一言、言い離つ神。葛城の一言主の大神なり」による。
 一言主神……尾花ちゃんの言霊を封じたのは、サクヤルート◇千年の記憶で登場する役行者小角だ。小角と一言主神といえば慣用句の「岩橋」だが、小角はその桁外れの法力で、一言主をはじめとする鬼神すら服し、土木工事などに従事させて朝廷から評価を得ていた。工事を急かす小角は、夜だけしか働こうとしない一言主に腹を立て、蔦葛で縛り上げて深い谷にうっちゃったんだそうな。一言主神は激怒して、朝廷に「小角は謀反を企てている」と讒言し、結果小角は伊豆に流される羽目になった。

-浅間の長-
「して、小角様は?」
-大神の長-
「色々と用意があるのだそうな。奴ほどの鬼とことを構えるには、葛城の神の助けがいるかもしれんと――」
 ふと、入り口のあたりが、ざわめいた。
 そこには、尾花ちゃんとよく似た白い子狐を連れた修験者が一人佇んでいた。

(◇千年の記憶Ⅱ 長らの集い)


「ほう、貴様もいたのか、人に与する我が同胞よ」
「しかしだ、葛城の神よ。言霊を封じられた身で何ができるというのだ」

(『アカイイト 絆の記憶』)


-ミカゲ-
「姉さま、どうやら封じは解かれていません」
-ノゾミ-
「あら、そうなの。それなら何も心配ないわね。役行者の封じさえ解かれなければ」
-ミカゲ-
「呪の根源たる言霊を封じられていれば……」
-ノゾミ-
「主さまの向こうを張る恐ろしい鬼神と言えども、ただの狐も同然でなくて」

(◇蛇の神の使い)


 尾花が葛ちゃんと行動を共にしていたのは、特に深い意味はなく、彼女の名前がかつての自分の根城と同じだったことから、言霊の洒落程度に付き合っていたと思われる。
 桂ちゃんにさっぱり懐かないのは、自分を辱めた小角の血縁だからだろう。

-桂-
「あ、そういえば尾花ちゃんそっくりの子も出てきたよ」
 小角様だったっけ。主を封じた偉い行者様が尾花ちゃんにそっくりな子狐を連れていた。
 ん~。
 じっと尾花ちゃんの円らな目を見つめる。
 サクヤさんだってあの時代から生きてるんだから、もしや尾花ちゃんも……
-葛-
「どーかしましたか?」
-桂-
「あ、別に何でもない」
 さすがにそれは考えすぎだろう。
 もしそうなら、わたしも小角様と同じ贄の血の持ち主なんだから、もう少し懐いてくれてもいいと思うし。

(◇ひとつのゆめ)


参考文献
『アカイイト 設定解説ファンブック』

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