2007年03月19日

主の正体は?

Q.主の正体は?
A.天津甕星(あまつみかぼし)、または天香香背男(あめのかかせお)。祀ろわぬ蛇神、輝ける星神。

 主の正体に関する情報は以下の通りである。
1.八岐大蛇(やまたのおろち)を遠祖に持つ蛇神である。

-ノゾミ-
「血には貴賎があるのよ。あなたの血はね、とても純粋で尊い」
-ミカゲ-
「やしおりの酒が、主さまの遠祖を酔い潰してしまったように」
-ノゾミ-
「とても濃くて強いのよ」

(◇蛇の神の使い)


 吉備団子と言えば桃太郎、鉞と言えば金太郎なように、八塩折(やしおり)の酒と言えば八岐大蛇である。須佐之男命(すさのおのみこと)は大蛇を退治するさい、八塩折の酒を満たせた酒船を八艘用意させ、八本の首を酔わせてから斬りかかった。
 ちなみに、この時大蛇が生け贄に求めていた櫛名田姫(くしなだひめ)が、確認された限りでは最初の贄の血の持ち主である。

-烏月-
「――まさか、折れず、錆びずのこの維斗が、こうも容易く折れるとは思いませんでした」
 維斗という名の二尺四寸の秋水は、主の攻撃を受け止めることが出来ずにその身を元の半分の長さにしていた。(略)
-主-
「笑止。我が祖を切った天羽羽斬とてその刃を欠いたのだ。その程度の太刀が折れずにすもうか」

(◇赤い鬼神)


 天羽羽斬(あまのははきり)の「はは」は「蛇」を表す古語。須佐之男命の佩剣(はいけん)である。須佐之男命が大蛇の尾を切ったさいに、隠されていた天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)の刃に負けて欠けてしまう。

-主-
「月蝕の夜に生まれた娘……まさか、まさか貴様!貴様の《力》は、月神に因るものではなく――」
「その荒ぶる弟神、我が祖を討った羅喉の《力》かっ!?」

(◇月を喰らうもの)


 須佐之男命は天照大神(あまてらすおおかみ)の弟神。須佐之男命が討ったと言えば、八岐大蛇。

2.まつろわぬ星神であり、武葉槌命(たけはつちのみこと)に服されている。

-小角-
「陽の神の孫が地に降りてより、世にある闇は日月の移ろいとともに薄まる一方だ」
「わかるか。我ら人に在らざるものは、隠として――人に悟られぬように生きていかねばならん。それが世の流れというものだ」
「おぬしとて、あの争乱で武葉槌命に服されて以来、大人しくしていたのではないか。まつろわぬ鬼、年経た赤き蛇、輝ける星神よ」
-主-
「ほう、そこまで知っているか」
-小角-
「藤原の大臣が、そのあたりの凡をまとめさせておるのだよ」
「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず――と、唐渡りの書にも記されておれば、こちらは十分に用意をさせてもらったぞ」
「観月の女神は天に在す機織り女。おぬしを服した武葉槌も文を織る神であったな」

(◇千年の記憶Ⅲ 黙示録)


-主-
「まあよい。我ら禍神の一族とて、月より長き生命を得ているものだが、おぬしら観月のものほど影響は受けておらん」

(◇月の蝕み)


3.天照大神を憎んでいることから、国津神(くにつかみ)である。

-小角-
「その小鳥とやらが此度の元凶か。しておぬし、贄の血を得て何を為す」
-主-
「私の欲するところを為す」
「私は隠れたいときに隠れ、現れたいときに現れる。照日の神らの台頭で、闇の領土が狭まったいうのなら――」
「その神を弑すればよいではないか。奴らが我が祖を屠り、我らの治める地を平らげ、この世の覇権を手にしたように」
「確かに私は一度敗れた。だが、一度血に塗れたからといって、それがどうしたというのだ。それで全てが失われたわけではあるまい」
「贄の血によって削がれた《力》を取り戻し、再び大和の地を席巻し、住みやすき闇の領土を広げよう。私にはそれができる」

(◇千年の記憶Ⅲ 黙示録)


 これらの条件に当てはまるのが天津甕星である。
 大国主神が国を譲る折り、経津主神、武甕槌命の二人は国津神をことごとく平定し、草木や石までも平らげたが、星神の天津甕星だけは服せなかったそうな。知略に秀でた武葉槌命が一計を講じて、封じるに至ったとのこと。

参考資料
『アカイイト 用語辞典』
『アカイイト 設定解説ファンブック』

天津甕星 - Wikipedia

関連項目
Q.サクヤさんが主戦で発動させた〈力〉は何?

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