2007年03月15日

サクヤさんが主戦で発動させた〈力〉は何?

Q.サクヤさんが主戦で発動させた〈力〉は何?
A.荒ぶる弟神・須佐之男命(すさのおのみこと)の〈力〉。

 須佐之男命は、母のいる根の国に向かう途中で立ち寄った高天原(たかのあまはら)に居着き、田の畔を壊したり、御殿に糞を撒き散らしたりと悪行を尽くしていた。姉の天照大神(あまてらすおおかみ)は、須佐之男命の狼藉に業を煮やし、ついには天岩戸(あまのいわと)に引き篭ってしまう。太陽を司っていた天照大神の不在により、高天原も葦原中国(あしはらのなかつくに)も闇に包まれ、多くの災禍が起こった。
 この伝承を元に、『アカイイト』では須佐之男命は蝕を司る神だと設定されている。

 高天原を追放された須佐之男命は、出雲は鳥髪山に辿り着く。そこでは八岐大蛇(やまたのおろち)という八本首の蛇の怪物が跋扈し、毎年娘を生け贄に求めていた。乱暴者の須佐之男命は八岐大蛇を退治する代わりに、生け贄にされていた櫛名田姫(くしなだひめ)を妻に貰うことを認めさせる。須佐之男命は大蛇に八塩折り(やしおり)の酒を飲ませて、酔ったところを天羽羽斬(あまのははきり)で斬りつけて見事退治する。
 『アカイイト』の設定では、櫛名田姫は贄の血の持ち主で、その所為で八岐大蛇に狙われたことになっている。つまり、羽藤の人間や役行者小角は、須佐之男命と櫛名田姫の子孫ということだ。

 本編におけるサクヤさんと主との決戦では、贄の血を引く娘(桂)・娘を狙う蛇神(主)・娘を守る羅喉と縁ある者(サクヤ)・壊れた破魔の太刀(維斗)という「須佐之男命の八岐大蛇退治」の構図がほぼ完璧に再現されていた。それによってサクヤさんに須佐之男命の「蛇神殺しの〈力〉」が時を越えて発現し、主を圧倒したというわけだ。

-主-
「月蝕の夜に生まれた娘……まさか、まさか貴様!貴様の《力》は、月神に因るものではなく――」
「その荒ぶる弟神、我が祖を討ったら羅喉の《力》かっ!?」

(◇月を喰らうもの)


2008/05/24 アオイシロにわかりやすい解説があったので引用。

-葵-
「それはこの儀式が、見立てだからに尽きるわね」
-綾代-
「……見立て?」
-葵-
「概念がわかりやすいのは、やっぱり呪いの藁人形とかそのへんかしら?」
「藁人形は人の形をしている。だからそれに五寸釘を打ち込めば、藁人形に似ている人にも五寸釘を打ち込んだ影響が出るはずだ――」
「専門用語では類感呪術って言うんだけど、神社でやるお神楽なんかにもそういった面があるのね」
「神話や伝説を舞楽にして演じることで、演者に神を降ろしたり、神話自体を顕現させたりするわけ」
「つまり、神代の再演――」

(アオイシロ)



参考資料
『アカイイト 設定解説ファンブック』
天岩戸 - Wikipedia

関連項目
主の正体は?
サクヤさんの正体は?
なぜ千羽党の襲撃でサクヤさんだけ生き残れたの?

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