2007年07月09日

新潮社の100冊にキング復活 「ダーク・タワーⅠ ガンスリンガー」

 「ダーク・タワーⅠ ガンスリンガー」
 「ダーク・タワーⅠ ガンスリンガー」が今年の「新潮社の100冊」に選ばれました。キング先生の作品があまり本を読まない人にも露出するんで、素直に喜ぶべきことなんだろうけど…。なぜよりによって「ダーク・タワー」なんだろうか…。「ダーク・タワー」シリーズは、キングの集大成的な作品で、あちこちの作品からキャラがゲスト出演しているんで(早い話がキング版「大甲子園」だ)、初見で挑んでも面白さ半減、意味パーチクリンじゃあないかと思うんだよねぇ。最低でも「不眠症」「アトランティスのこころ」「呪われた町」の予備知識はないと話を追っていけないし。オマケにクソ長いキング作品の中でも断トツに長いし。グダグダするし。どーみても初見さんには向いていないと思う。

「スタンド・バイ・ミー」
 私がおすすめしたのは、一昨年まで100冊に選ばれていた「スタンド・バイ・ミー」のほう。「スタンド・バイ・ミー」はよく「キングにしては珍しい」とか「キングらしくない」感動作といわれているけど、私は奴の膨大な作品の中でも1、2を争うほど「キングってる」話だと思うんだけどなぁ。かえすがえすも酷いオチじゃあないか。もしあれがクーンツやジェフリー・アーチャーだったら、印税ガポガポ作家ゴーディと大成した弁護士クリスが、エンパイアステートビルの前で偶然再会して、がっちりと握手を交わして終わるだろうさ。

「ゴールデンボーイ」
 ものはついでに「恐怖の四季」春夏編の「ゴールデンボーイ」もレジに持って行っちゃおう!「刑務所のリタ・ヘイワース」、キング先生(レッド)の絶妙にしてウィットに富んだ語り口は、ダラダラダラボンの映画版(「ショーシャンクの空に」のことね)じゃあ味わえないよ。


 新潮社よ、なぜ「スタンド・バイ・ミー」を外したんだぁ…。他に外すべきもんはいくらでもあると思うんだけどなぁ。かもめのジョナサンとかさ。私はあれが大っきらいだよ。
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