2007年11月06日

Keyゲー・麻枝准シナリオの主題とは?

 私は、Keyは『ONE~輝く季節へ~』から『リトルバスターズ!』まで一貫して、「本当に価値のある関係とは? 人と人との関係の、真の価値が問われるのはどんな時か?」という命題を提示してきたと思っている。そして麻枝准……だーまえは常に「慣れ合いの関係をやめろ! 本当に価値のある関係を手に入れろ!」と主張しつづけてきたと思っている。
 この主張は、逆説的ではあるが、決して恋愛、家族愛、友情というテーマと相反するものではない。そのことに留意してほしい。私はkeyゲーの様式美の中に、真実の絆、真実の関係、真実の愛というものは、すでに形骸化した馴れ合いの中には存在せず、むしろそれと決別し、傷付き、それでも相手に繋がりを求めようとする意思と行動の先にこそ見出されるのだ! という叫びを聞いた次第である。
 この逆説的で、安易には受け入れがたいところも、私が麻枝准シナリオとイエスの思想をだぶらせる理由の一つなのだ。

「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。わたしは敵対させるために来たからである。人をその父に、娘を母に、嫁をしゅうとめに。
 こうして、自分の家族の者が敵となる。(略)
 自分の命を得ようとする者は、それを失い、わたしのために命を失う者は、かえってそれを得るのである」

(マタイによる福音書「平和ではなく剣を」)



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