2007年11月24日

うみねこのなく頃にepisode1推理? ベアトリーチェ発現計画

*「うみねこのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に(解)」「Never7」「Ever17」「Remember11」「そして誰もいなくなった」のネタバレがあるので注意*

 今さらだけどいちおう書いておこう。

「Never7」「Ever17」オチ 
 「Never7」「Ever17」では、特殊な舞台と役者を用意して、あるいは演技と小細工によって、プレイヤーと視線を共有しているキャラを錯誤に陥らせることが鍵になっていた。「うみねこのなく頃に」も同様に、誰かを「魔女は実在するんだ!」と信じ込ませて、"ベアトリーチェ"が発現するかどうか試すための実験だったのでは?イメージはNever7の合宿が近いか。
 大人は全員グルではないか?身内殺しも自殺も平気の平左のベアトリーチェ狂信者たち?ひょっとすると金蔵が福音の家からちょっぱってきて洗脳した影武者?
 蔵臼ほか最初の六人はどうにでもなる。秀吉と絵羽は自殺した。嘉音も自殺した。源次と熊沢と南條は、三角形を作って各々右隣の人間を殺した。夏妃は、自分で自分の額を銃で撃ち抜いた。子供組は極限の状況下で魔女は実在すると信じ込み、ついに"ベアトリーチェ"は彼らの前に姿を現した。戦人と譲治と朱志香は、真里亜に発現した凶悪な人格「ベアトリーチェ」に引き裂かれて喰い千切られた。
 子供連中がプライベートビーチで中二病的邪気眼憑依現象について熱心に語っていたが、それが発想のもとだったりする。

「……つまり、真里亞がオカルトに関心を持つのは、年頃の女の子としては、そう珍しくもないってことか。」
…そこまでは納得できても、…あの気味の悪い二重人格のようなものは説明できるのだろうか…。
…………いや、何となく納得できるような気がする。
「さっきも言った通り、大人になるというのは、知識や経験を持つことを言う。だから、それを得るために子どもたちは色々なことを学んで子どもを脱却しなければならないんだけど。
…子どもの世界に今も昔も蔓延っている、ある便利な妄想があるんだよ。わかるかい?」
「漫画やアニメに多いだろ?ほらアレだよ。前世の記憶が蘇って、とか。偉大なる何とかの魂が乗り移って、とか。」
「あー、他にも遺伝子が覚醒したりとか、封印されていた能力やら記憶やらが戻ったりとか、色々あるな。どういうわけかあの時期はそういうのがやたらと流行るもんさ。…どうしてだ?」
「今あげたキーワードは全て、子どもの自分に、知識や経験を直ちに付加できる幻想だからだよ。9歳の女の子も、千年を生きた魔女が私に憑依していると言い出せば、1009歳のアイデンティティが得られるわけだからね。」
「まぁつまり、勉強するのは面倒臭い。でも人とは違うスキルを持って周りに威張りたい、チヤホヤされたい、っていう連中にとっては、便利な妄想なんだよな。」
勉強せずに、ラクして威張れる。
……なるほど、子どもの願望そのものなわけだ。
「あとは、子どもからの脱却願望には、必ず自分の理想像の自己投影が行われ、その願望の姿が別人格として形成されることが少なくない。
戦人くんだって、家と学校では多少キャラクターが違うということがあるんじゃないかな?多分、家での自分の姿を、クラスの友人たちに見せるのは恥ずかしいはずだよ。学校の自分は、自分のなりたい姿の投影で、家の自分は本来の姿だから。」
「………つまり、キャラクターの使い分けというか、……人格の多重化はごくごく当り前だと言いたいわけか。」
「オカルトが好きな女子は、それを憑依と言ったり覚醒と言ったりするぜ。正直、ドン引きするくらいにキャラを変える子もいるよ。
……男子にもいるだろ? キレたとか言って、やたらめったら粗暴キャラに変身するヤツが。あれ、本人はカッコいいと思ってるんだろうけど、見ててイタイよな。」
「つまりおさらいするとだ。…真里亞くらいの年頃の女の子が、さっきみたいな不気味な二重人格みたいなのを見せても、それほど珍しいものじゃないと言いたいのか…?」
「簡単にまとめるとそういうことだね。…アイデンティティは自己を形成するための大切なもの。それを馬鹿にしたりすると、かえってその殻に閉じ篭ってしまうこともある。
だから、ほどほどに付き合ってあげるのが大切なんだよ。…それを丸ごと受け容れてあげるのが、親の包容力というものなんだけどね。」


 これだけの大掛かりな舞台と膨大な犠牲者を伴うほどの価値がある実験なのだろうか?最終的な目的は?学術的な好奇心?実験の監督者(優春・グラサンポジション)はいるのだろうか?島に潜入していたのか?そいつが最後に魔獣と化した真里亜を始末した?


「Remember11」オチ
 ひょっとすると「ベアトリーチェは存在する!」と担ぎ上げたいのは真里亜ではなく「プレイヤー」だったりしないか?孤島で起こる連続黒魔術的猟奇殺人というおいしいシチュエーションや、隠し黄金伝悦や謎の碑文や密室トリックだのは、全てプレイヤーを誘き寄せるためのえさだったりしないか?
 

「ひぐらしのなく頃に」オチ
 「ひぐらしのなく頃に」では、部活のメンバーを容疑者に入れて推理を展開する我々と、症候群のせいで仲間を信用できず犯人扱いする圭一の心情がリンクしていてなかなか面白かった。「ひぐらし」ではそもそも「クールになる」「犯人を推理する」時点でドツボにはまっていたわけだが、「うみねこ」でも「チェス盤をひっくり返す」「19人目の思考を読み取る」「碑文を解読する」時点でどん詰まりだったりしないか?


「そして誰もいなくなった」オチ
 うみねこ第一話のエピローグは、クローズドサークルの古典「そして誰もいなくなった」のパスティーシュだろう。連続猟奇殺人の生き残りからメッセージ入りのボトルが届くところや、ボトルを見つけたのが漁師ということまで同じである。 「誰もいなくなった」の法則で、メッセージボトルを作った真里亜が犯人?それとも途中で殺された(と思わせて潜伏しているんだけど)人間が犯人?

・金蔵がいるなら銀蔵がいる!金蔵はじつは一卵性双生児で双子の弟(こいつも6本指)が犯人説。あるいは焼死体が銀蔵で金蔵はぴんぴんしている説。

・六軒島症候群ですべて幻覚でした説。

・"ベア"トリーチェだから"熊"沢さんが魔女説。

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