2007年11月28日

なぜ真里亜はベアトリーチェの手紙をすらすら読めたんだ?

「小田原城の、北に5kmくらいだったかな。そこには確かに曽我岸という地名があるよ。
……でも、そこからがわからないんだ。次の5行目にはその土地のどこに鍵があるかは記してない。真里亞ちゃん、読んでくれるかい?」
「…うー。……そこにオウゴンキョウへの、
…カギが、
ネムる。

うー! 読めた!」


 ちょっとした疑問。プライベートビーチでのピクニックで、魔里亜は「黄金郷」「鍵」「眠る」をたどたどしく読んでいたのに、なぜベアトリーチェの手紙はすらすら読めたんだろうか?

「六軒島へようこそ、右代宮家の皆様方。私は、金蔵さまにお仕えしております、当家顧問錬金術師のベアトリーチェと申します。」

「長年に亘りご契約に従いお仕えしてまいりましたが、本日、金蔵さまより、その契約の終了を宣告されました。よって、本日を持ちまして、当家顧問錬金術師のお役目を終了させていただきますことを、どうかご了承くださいませ。」

「さて、ここで皆様に契約の一部をご説明しなければなりません。私、ベアトリーチェは金蔵さまにある条件と共に莫大な黄金の貸与をいたしました。その条件とは、契約終了時に黄金の全てを返還すること。そして利息として、右代宮家の全てを頂戴できるというものです。」

「これだけをお聞きならば、皆様は金蔵さまのことを何と無慈悲なのかとお嘆きにもなられるでしょう。しかし金蔵さまは、皆様に富と名誉を残す機会を設けるため、特別な条項を追加されました。その条項が満たされた時に限り、私は黄金と利子を回収する権利を永遠に失います。」

「特別条項。契約終了時に、ベアトリーチェは黄金と利子を回収する権利を持つ。ただし、隠された契約の黄金を暴いた者が現れた時、ベアトリーチェはこの権利を全て永遠に放棄しなければならない。……利子の回収はこれより行ないますが、もし皆様の内の誰か一人でも特別条項を満たせたなら、すでに回収した分も含めて全てお返しいたします。なお、回収の手始めとしてすでに、右代宮本家の家督を受け継いだことを示す“右代宮家当主の指輪”をお預かりさせていただきました。封印の蝋燭にてそれを、どうかご確認くださいませ。」

「黄金の隠し場所については、すでに金蔵さまが私の肖像画の下に碑文にて公示されております。条件は碑文を読むことができる者すべてに公平に。黄金を暴けたなら、私は全てをお返しするでしょう。それではどうか今宵を、金蔵さまとの知恵比べにて存分にお楽しみくださいませ。今宵が知的かつ優雅な夜になるよう、心よりお祈りいたしております。

――黄金のベアトリーチェ。」


*真里亜はわざと子供を演じている。精神年齢も実年齢も本当はもの凄く高い。ロリは実は腹黒の年増、というのは伝奇ゲームのお約束である。
*黒真里亜と真里亜は別人格?でポテンシャルが違う。ちなみにベアトリーチェの手紙を読み始めるところに(<黒真里亞、かな…?)なる思わせぶりな記述がある。
*本当はたどたどしく読んでいたけれど、真里亜の喋りそのままを表示すると精神衛生上よろしくないから、普通の文章に直された。
*ふりがなが振ってあった。

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