2008年04月12日

ノゾミちゃんの「不出来な子」

 ノゾミちゃんは何かにつけて他人を不出来呼ばわりする。

-ノゾミ-
「でも、あなたたちに外に出られたら、また良月の中に戻るか、呪符を剥がすしかしないといけなくなるのね」
 面倒だとばかりにため息。
-ノゾミ-
「ミカゲ、傀儡に呪符を剥がさせて」
-ノゾミ-
「そうよ、そうすれば良月を持ってこさせる必要なんてなかったのに」
-ミカゲ-
「ですが姉さま――」
-ノゾミ-
「そこまで考えが至らないなんて、やっぱりあなたは不出来な子ね」

(◇剣・鏡・魂)


-ミカゲ-
「お初にお目にかかります。私はミカゲ。ノゾミお姉さまの妹です」
-ノゾミ-
「よろしくしてあげてちょうだい。同じ不出来な子ですもの。仲良くなれるんじゃないかしら?」
-サクヤ-
「ちっ……」

(◇シシャ)


-ミカゲ-
「それに、最後の観月の民も」
-ノゾミ-
「来るのね、あの不出来な子が――」

(◇血海)


-サクヤ-
「烏月、こんな連中はさっさと片付けて先に行くよ!」
-ノゾミ-
「あら、こんな連中ですって――」
 怒りに瞳を赤く染めたノゾミちゃんが、足を踏み鳴らして柳眉を逆立てる。
-ノゾミ-
「観月の民の出来そこないが、ずいぶんと失礼なことを言うのね」

(◇道を阻むもの)


 在りし日のノゾミちゃんは生まれつきの虚弱体質で、不治の病を患っていて、その所為で妹の代わりに忌み子にされてしまった。こういった言葉を他人にぶつけるのは自身のトラウマ、コンプレックスの裏返しなのだろう。

-ノゾミ-
「知っているわ。人間のもろさなんて嫌になるほど。病にはかかるし、すぐに死んでしまうし」

(◇ラクジツ)


 ああ、そうか――
-ノゾミ-
「あなたも捨てられてしまったのね?」
 いつかの私と同じように。
-ノゾミ-
「少しは言い返しなさいな、情けない子。私は弱い子は嫌いよ」
 いつかの自分を見ているようで。

(◇影見)



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