2008年09月02日

さよならを教えて マリオはジャンキー説

「となえさん、あんたはうるさいんだ。どうしてマリオの偉大な業績を否定するようなことを言う?」のアレ。

「‥‥あのさ、スーパーマリオってあるじゃん?」
「はあ?」
 保険医の口を突いて出たのは、あまりにも突拍子のない言葉だった。
 スーパーマリオ。僕の年代で知らない者はいないと思う。とりあえずは。
「もちろん知ってますよ。ゲームでしょう?」
「あれってさ、どんな内容だった?」
「‥‥敵を倒して、キノコ食べて、土管に入って‥‥」
「それがどうかしたんですか?」
「あの男は自分のしてることを‥‥どう思ってたのかねぇ」
「どういう意味ですか?」
 大森となえは酷く緩慢な動作で煙草を揉み消した。
 改めて顔を上げた彼女の顔は、思いのほか真剣なものだった。

「狂った話だよねえ‥‥」
「‥‥?」

「幻覚キノコを食べて、身体が大きくなる‥‥」
「はあ?」
「花を取ったら火が吹けて‥‥」
「‥‥それがどうしたんですか?」
「大麻のさ、一番キくところって知ってる?」
「は? 知りません」
「トップっつってね、要するに花なんだけど」
「はあ‥‥」
「ある男が拾ったキノコを食べて、自分の身体が大きくなった気がした」
「はあ‥‥」
「花を食べたら火が吹けて、自分以外の動く者は全部敵…」

 言わんとしていることはわかってきた。
 バカなことを。僕は笑った。

「マリオはジャンキーだって言うんですか? でも、そんな。くだらない。もともと御伽話みたいなものじゃないですか」
「‥‥で、さ。彼の目的ってなんだったっけ?」
「お姫様を救うこと‥‥でしょ?」
「そうなんだよね‥‥」
「騎士道精神ってやつです。御伽話の基本です。立派なことじゃないですか」
 大森となえは無言で煙草に手を伸ばすと、一本くわえて火を点けた。
 溜め息を吐くように吐き出した煙が‥‥僕の視界を白に染めた。

「お姫様なんて、本当にいるのかねえ‥‥」
「あははっ、女のコは白馬の騎上、男のコはお姫様。お互いそんなこと言う歳でもないじゃないですか」
「いたとしても、本当に『怪物』に囚われているのかどうなのか‥‥」
 となえはそれきり、ムッツリと黙り込んでしまった。
 歳の話をしたのが気に障ったのだろうか。だとしたら大人気ないことだ。
 ともあれ、こんなくだらない話にこれ以上付き合うこともないだろう。
 マリオ? マリオがどうしたっていうんだ? だいたい…。

 ああ、そうか‥‥。

 この後の衝撃の展開は本編にてv(^0^) !!笑
 よりにもよってグロ狂気系のエロゲーでこんなんやって任天堂に怒られなかったんだろうか……。
 さよ教にはここ以外にも「そうです。あのコが僕の畏敬する天使様なのです。」「でも、いつか殺してやる。」など名言珍言が盛りだくさんだよ! 個人的にはもっとも笑ったエロゲーベスト10に入るんだけど。狂気と笑いは紙一重。

              ご注意

このソフトには精神的嫌悪感を与える内要が含まれています。以下に該当する方は購入をご遠慮くださるようあらかじめお願いいたします。

●現実と虚構の区別がつかない方
●生きているのが軸方
●犯罪行為をする予定のある方
●何かにすがりたい方
●妄想癖のある方


B00008HWBPさよならを教えて ~comment te dire adieu~
CRAFTWORK 2001-03-02

by G-Tools


名セリフ・名言集に戻る
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加はてなブックマークでコメント

この記事のトラックバックURL

http://toppoi.blog54.fc2.com/tb.php/477-1d2c4ff3

キノコの力で英雄になろう~有毒植物と人間の関わりに少し触れる~
 日本のコンピュータゲームを代表する作品の一つに、『スーパーマリオブラザーズ』があります。改めて説明する必要はないかと思いますが、キノコ王国がクッパ大王率いるカメ王国に滅ぼされ、キノコ王国の王女・ピーチ姫(なぜキノコ王国の姫が「桃」なのかは知りませんが)...

Template Designed by DW99