2009年06月19日

刑務所のリタ・ヘイワース スティーヴン・キング その1

 Rita Heyworth and Shawshank Redemption / Stephen King

『ショーシャンクの空に』のほうが通りがいいんだろうか。たまたま原書のペーパーバックが手に入ったので、新潮文庫(浅倉久志氏訳)と電子辞書の助けを借りながら原語に挑戦してみる。

 
 語る者ではなく、語られる話こそ。
Is is a tle, not he who tells it.
 これは山田順子氏の訳。

-8-
 全国、どこの州立刑務所や連邦刑務所にも、おれみたいなやつはいると思う――早くいえば、よろず調達屋だ。
There's a guy like me in every state and federal prison in America, I guess―I'm the guy who can get it for you.
 のっけから訳者さんって大変だと思わせる一文。

-8-
 おれがショーシャンク刑務所にはいったのは、ちょうどはたちのときで、このしあわせ一家の中でも、自分のやったことを堂々と認める少数派だった。
I came to Shawshank when I was just twenty, and I am one of the few people in our happy little family willing to own up to what they did.
 ショーシャンクのしあわせ一家はそのままだった。

-8-
 裁判長はおれのしたことを“憎んでもあまりある凶悪犯罪”といった。ちがいねえ。
The judge called what I had done "a hedious, heinous crime" and it was.
 hedious 恐ろしい、醜悪な heinous 憎むべき・唾棄すべき アメリカ人はこんなところでまで韻を踏むのか。

-9-
 やつの本心はわかってた。まだ下の躾もできていない、噛み癖のある不愉快なペットなみに、おれを自分の家で飼って、あごで使いたいのさ。
I found out that what he really had in mind was keeping me in his house and under his thumb, like a disagreeable pet that has not quite been housebroken and which may bite.
 おそらくlikeのかかる場所がずれていると思う。
 やつの本心はわかっていた。おれを家に繋いで躾けたいのさ。下の躾もできていない、噛み癖のある不愉快なペットにするように。
 あるいは
 やつの本心はわかってた。おれを家に繋いで躾けたいのさ。やつにとっておれは下の躾もできていない、噛み癖のある不愉快なペットみたいなものだった。
 とか。文才が乏しくて申し訳ない。


-15-
〈ポートランド・サン〉は、『男に四発、女に四発』と大見出しをうった。〈ボストン・レジスター〉は、彼を“くそ平等殺人鬼”と名づけた。
FOUR FOR HIM AND FOUR FOR HER, the Portland Sun blared. The Boston Register dubbed him The Even-Steven Killer.
 原文がずっ~と気になっていたんだけど、こういうニュアンスだったのね。「ノムさん南無三! 楽天泥沼11連敗」みたいなもんかね。


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