2012年08月03日

末原恭子、炎の名言集 サイコロまわして頭もまわすで!

 『咲-Saki-』劇中でも屈指の大失態からのデウス・エクス・マキナへの華麗なる変身……。凄まじい変遷をたどる渦中の人、末原恭子先輩の生々しい名言集。

前哨戦

「…って」
 ダダダ
「誰も迎えに来ーへんのかい!」
「おーぅ」
「おかえり おねーちゃん」
「主将 お疲れ様です」
「わー」


 末原さんの記念すべき初台詞。
 このコマでもそうだけど、末原さんがひいきにしている漫ちゃんは末原さんよりのよーことゆーこに懐いてそうなんだよなぁ。よく二人で並んで座っているし。泣ける。


「漫ちゃんの仕事は トップとの点差を
 3万点以内におさえることやで」

いやちょっと
このメンツじゃ キッツイで…

「もしアカンかったら 今度はデコに油性やで」
うぅ…


 期待という名の愛が重い末原さん。先鋒戦終了後に漫ちゃんの額に書いた字はどこからどう見ても”未”じゃなくて”末”だよねぇ。


東パツの片岡は 面前では即リーチ…
…そう聞いていたのに

話がちゃいますやん 末原先輩!

しらんがな


 イメージ末原さんの投げやりな台詞とテケトーな表情が、漫ちゃんの中でのウェイトの軽さが表れているようで実に泣ける。オギオギする。


「わー 大丈夫かいなスズー」
「まだまだ想定内ですよ 問題はこっから」
 ぶちかましてや 漫ちゃん!!


「う~ん
 このままやと また罰ゲームやで…」

「末原先輩は上重さんに厳しいですね」
「愛のムチやな…」
「アハハ」
「………」


「あ…でも 私が上重を推したことは
 誰にも言わんといてください」

「え~ なんでなん~?」
「ハズかしいからですよ…」

「……」


 末原さん、参謀として有力な後輩を推すことの何が恥ずかしいんや~? ね~なんでなん~? 回想前後のぽや~っとした顔がかわいい。


「あっれー 油性持ってくんの忘れたわー
 しゃあないなー 水性にしとこかー」


 見てみい、この白々しさ! 末原さんのアカデミー賞級の名演技も赤坂いくのんのKYで台無しに。この人、腹黒の匂いがぷんぷんするけれど、本性が判明するのは何ヶ月後か、はたまた何年後なのか。


「あのウィッシャートちゃんやったっけ~? ちょっとフシギやなぁ」
「牌譜を見る限りは おかしいところなかったけどな…」
「主将の目はフシアナですか」


 ちょっ、おまっ! 自分を一番買ってくれている愛宕ネキに対してなんてことを言うんだ! この発言が後に大きな弧を描いて返ってきて、末原さんの眉間にぶっささるのだった。


「主将と絹ちゃんに関しては あんま心配してませんが
 自分が不安です」

「なんで?」
「今回の大将戦は怪物揃いですからね…… でも…
 凡人の私がどこまでやれるんか 少し楽しみです


 「なにごともそーやって 前向きに 楽しんでいくのだよ」(池田)「一緒に楽しもうよ!(咲)」「この場はまず自分……! 私自身が楽しめなきゃ――始まらないわ……!!(久)」など、楽しむという言葉はこの作品のキーワードだな。


「いや喜びいな 願いが叶ったんやから」

そうか……

私……
お姉ちゃんと一緒のチームで試合ができるんや…

やっと…

「全中で大暴れして特待生で入学した姉と 姉に憧れて一般入試で入った妹」

「少し追いついたで 絹ちゃん」


 全盛期の自信に満ち満ちていた末原さん。全国区の強豪校で参謀役を務めていることの自負がありありと表れている。……まぶしい、まぶしすぎてつらい。


「あんまり稼げんで すみませんでした」
「絹 何言ってんの」
「リードを守ったんやから 胸をはってや
 そやないと 私がこの後キツいやん」


 大将戦、まことキツうなり申した。


インターハイBブロック二回戦 地獄の大将戦

「嶺上開花だーーッ!!」

親のリーチに槓をしかけて嶺上開花…

予想しとったけど この清澄の大将…
条件付きで支配を発揮するタイプか……!!


 各所で「見当違いもいいところ」「参謀(笑)」「末原先輩の目はフシアナですか」などとさんざんに言われていたが、これって咲さんの能力の本質を突いていないだろうか。詳しいことは次回に話そう。


「ロン! 2900だよー」

また…!?
これで3回目――――…!!

地区予選や1回戦では
追っかけリーチなんてしてなかったはずや……!!

とはいえ

もう一回試したい!

これであかんかったら 後はダマで通す


 『風来のシレン』をやりこんでいる時は、日常で目にする「白紙」「合成」などの言葉に思わず反応してしまうじゃない? あれと同じように、咲民は「試す」「メゲる」といった言葉にピクピクッときてしまう。


誰かがリーチをかけたら 追っかけるっちゅうなら
誰もリーチせんかったら 宮守の姉帯もリーチできひん

なら互角… いや
鳴いて速攻かけられる こっちの方が有利…!!

姉帯は――

鳴けへんのやから!
 「ポン」


 あまりのタイミングのよさに悪意をひしひしと感じる。アニメ化する際には姉帯さんのポンはかぶせ気味で頼む。
 この辺りから末原さんの曇り顔がこぼれはじめる。


「ついに姫松陥落……!!」


 実況の台詞だが、あまりにも有名すぎる表情のコマなので書いておく。私はここの末原先輩を『咲-Saki-』のベスト曇り顔に挙げる。線が少ないシンプルな絵なのに絶望がひしひしと伝わってきてオギオギする。


伝説の第96局カラーページ

なんなんやこの卓…
予想以上に怪物の見本市
普通の麻雀させてーな

大将戦まできて点数が平らとか
ホンマおもんないわ…

もうめげたい 投げたい つらいつらい

(いやいや)
めげたらアカン

相手が怪物なら
凡人が出来ることは「考える」ことや
思考停止したらホンマの凡人

サイコロまわして頭もまわすで!

親番…!!


 圧巻……! 怒濤の名言ラッシュだ!
>普通の麻雀させてーな
 アンタこの漫画に出ておいて今さら何を言うとるねん! 末原先輩ってある意味では読者視点のメタキャラなのかな。ウソップというかポップというか。
>ホンマおもんないわ…
 一緒に楽しまなあかんよ。
>もうめげたい 投げたい つらいつらい
 恐ろしいまでの語感のよさよ。話し手の希望を表す「~たい」を続けたあとに「つらいつらい」とストレートな感情吐露をぶち込んでくるのがすごい。並々ならぬ言語センスだ。
>思考停止したらホンマの凡人
 こういった台詞の端々に、自分を凡人と卑下しつつも守っているプライドや特別意識がかいま見える。末原さんのこういうところが人間くさくて実にイイんだよね。オギオギする。
>サイコロまわして頭もまわすで!
 このへっぽこな軽口が却って追い詰められている感を出していていいね。咲厨ならば「ペーポンペーポン」「早くツモれよ」などと一緒に対局中に繰り出したい言葉だ。

(ラス転落……)
カタカタ


 ニコニコ動画に「末原先輩のカタカタオモンナイ」というタイトルの動画があったが、あれほど神タイトルという言葉がふさわしい動画もなかった。次コマの「●4」も無情すぎてジワジワくる。


宮守と清澄………
気付いてんのか? この異常状態

こいつが永水で一番ヤバい…!!


 やから私がむしられても仕方ないねん、言いたいんか!

“凡人”の前に立ちはだかる壁。
思考を止めたら、終わり――…。


 雑誌掲載時のアジ文まで末原さん視点だった。


実際には三麻と全然ちゃう そんなんはわかってんねん
こっちが不利な状況も変わってへんし

でも私は三麻に慣れてる
「ポン!」

それが多少は繋がるってもんやろ…?

この場での戦いやすさに――
「ツモ!!」

「1000・2000!」
やれる……!!


メゲるわ……


 この間、実に8ページである。でもなぁ、自分が化け物どもから必死の形相で4000をかすめ取ったのに、直後にそいつらとがっぷり組んで真っ正面から8000上がられたらこうなっても仕方ない。
 ちなみに姉帯さんの「ちょーすごいよ――!」から「ちょーこわいんだけどー」の間は10ページだった。咲さんは人の心をおびやかしすぎだ。


やりたい放題やないか…!!


 読者の気持ちを代弁してくれる末原さんが好き。


清澄と私は状態が変わらず有利……
私は怖くないってか
甘く見られたもんやな


トン タッ パシ

ホラ見てみ清澄…!!
ナメたズラしするから こういうことになるんや!


「ツモ!! 4000・8000!」
「!!」
(清澄じゃなくて…!?)

リーチかけてれば………
って言いたいけど言っちゃハズいか

凡人やからって蚊帳の外に 置かんといてって話やん

このまま2位を死守!


 この七萬を引いてきたときの、口元をゆがませた笑顔がもうね。敵愾心やら僻み嫉みやら生々しい感情がにじみ出ていて……グッとくる。

まとめ
 やはり第96局カラーページの名言ラッシュがすばらしい。あそこは全てが名言と言っても過言じゃあないぜ。アニメ化されたら実況が大いに盛り上がるだろうなぁ。
 明日のヤンガンで末原さんのこれからが判明することを期待しつつ眠りにつく。

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