2013年12月30日

2013年 この百合ゲーがパチモノくさい!

新作百合ゲーがいっぱい『ひとりのクオリア』『ふたりのクオリア』『願いの欠片と白銀の契約者』『クラス全員マヂでゆり?! (略)』
新作百合ゲーが雨後の竹の子のように『御伽話は闇の中』『その花びらにくちづけを 天使のあこがれ』『つい・ゆり』『シロガネオトメ』

 今年の締めくくりは百合作品レビューサイトらしく百合ゲーの記事で行いたいと思います。2013年はなんだかよくわからないですが百合ゲーが立て続けに発表されました。上の記事を書いた後にも『悦楽の嵐』という触手陵辱レズゲー(察知)が出たそうです。私ぁやりませんがね。傾向としては、『百合霊さん』『その花』のような、オーソドックスな(芸のない、と言っても差し支えないです)学園恋愛ゲームが主流だった前年に比べて、伝奇・バトル路線の作品が多かったでしょうか。私が突撃したのは『レゾナンス』『御伽話』『願いの欠片(略)』の3本ですが、全て伝奇ゲーに分類できるでしょう。あ、その他の作品は何も得るものが無さそうだったのでパスしました。
 さて、今年度の百合ゲーを総括するなら「パクリ」。この一言に尽きるでしょう。リスペクトでもパスティーシュでもオマージュでもフォロワーでもパロディでもなく、パクリです。エピゴーネンです。ここ重要です。

2013年 この百合ゲーがパチモノくさい!

1.御伽話は闇の中(2013/05/31)
御伽話は闇の中
(※個別のレビューはそのうち書きます)

 『アトラク=ナクア』と『アカイイト』の合体事故。『マリア様がみてる』が一さじ。



2.星彩のレゾナンス(2013/02/22)
(※公式サイトはおっ潰れました)
レビュー・感想

 アカイ少女アオイ☆マギカ。



3.願いの欠片と白銀の契約者(アグリーメント)(2013/08/23)
願いの欠片と白銀の契約者
レビュー・感想

『Fate』のルールで『魔法少女まどか☆マギカ』ごっこ。あと制服は『アカイイト』。



 忌憚のない意見を述べると、『レゾナンス』の神狼の眷属ちゃんシナリオ以外は、百合ゲーマーでも鑑賞する価値がありません。
 今年の百合ゲーは揃いも揃って名作伝奇(百合)作品のパクリでした。それもかなり程度の低いパクリです。ビジュアルや設定を安易に模倣していますが、原典に対するリスペクトが全く感じられません。そして後発作品のくせに原典を凌駕するような要素が皆無でした。劣化の一言で片付けようとも全く心が痛まないですね。なお、パクリ元として一番人気があったのは『まどマギ』でした。あれはエロゲーの文法でアニメ業界を盛大に席捲した作品なので、憧れる気持ちはよくわかります。しかし、トーシロが同じことをやろうというのは無謀もいいところです。また、私は『アカイイト』の知名度と影響力が思っていたよりずっとあって驚きました。残念ながらアウトプットは悲惨な出来でしたが、信者として悪い気はしませんでしたね。そしてあの『アオイシロ』がパクられ側に回る日が来るとは……。時の流れをひしひしと感じました。閑話休題。

 一応断っておきますが、私は何も「他の創作物からの影響を完全に排除しろ!」「完全にまっさらな状態から創作しないと許さん!」とのたまいたいわけではありません。だって、私が大好きな『アカイイト』だって、『月姫』の誰まごうことなきフォロワーじゃないですか。ルートデザインにしろビジュアルにしろ世界観にしろ、随所で影響が感じられます。その『月姫』だって、ビジュアルのベルの始祖『痕』の影響をもろっくそ受けているじゃあないですか。きのこは否定しているらしいですが、へそが茶を沸かします。にもかかわらず、現在においても『アカイイト』『月姫』が変わらず評価されているのは何故でしょうか? 偶然ではすまされないほどの類似点があるのにも関わらず許されるのは何故でしょうか? それは『月姫』が『痕』より断然面白いからであり、『アカイイト』が『月姫』よりぶっち切りで面白いからに他なりません。面白いは正義です。面白ければオールOKなのです。そして、先人が築き上げてきたものをより高い次元へ押し上げている点も大きいでしょう。その二作品のライターは先人の業績を精緻に分析し、自分なりに昇華して作品に取り込むことに成功しています。模倣というものはかくあるべきですね。
 逆に、『レゾナンス』や『願いの欠片(略)』や『御伽話』が『アカ』『アオ』『まどマギ』『アトナク』のフォロワーとして許されざるのは何故でしょうか。そいつは今日性が全く見当たらず、話が体調を崩すほどつまらないからです。つまらないは悪です。十中八九、作品の読解が不十分なまま、同じようなことをやりたいがために表層だけちょっぱっているのでしょう。断言しますが、オハシラサマ周りの設定だけ真似しても『アカイイト』におけるマルチシナリオの面白さは再現できません。キャラクターの関係性や心情の機微を考慮せずにただ少女たちにペッティングさせても、あの淫靡さとこそばゆさには遠く及びません。黒髪ロングでセーラー服の人外を用意してプロットを真似しても、筆力が伴わなければ『アトラク=ナクア』のような格調高さは醸し出せません。『まどマギ』に衝撃を受けたからといって、ろくな分析もせずに「敵の正体が未来の自分たち」「騙されて身体を作り替えられる」「陰鬱リョナ」「血みどろバトルロイヤル」といったことを少女にやらせても、二番煎じにすらなりゃあしないのです。
 私は個人的に「オリジナリティなんぞ犬に喰わせろ」という考えの人間です。斬新な設定にはさして期待していません。古色蒼然とした設定と王道のシナリオでも良いので、面白いものを読ませてくださいよ。面白ければそれでよいのです。それと、好きな作品から影響を受けるのは良いですが、脊髄反射でパクらずにもっと分析をしてくださいよ。自分が心惹かれた要素を成り立たせているものが何なのか突き詰めて、さらに練り上げてくださいよ。その結果、先人よりも完成度が高いモノや尖っているモノが作れたなら、そいつはもう口が裂けてもパクリなどとは言えません。私は『久遠の絆』も『月姫』も『AIR』も『アカイイト』も、原典の『痕』と同じくらい値打ちのある作品だと思っています。あ、バ鍵っ子としては『秋桜の空に』と『それ散る』は『ONE』の二次創作レベルと言わざるを得ません。

 追伸。来年の三月に出る予定の百合ゲー『ひとりのクオリア』に、タイムリープや並行世界移動の概念があると小耳に挟みました。
【ひとりのクオリア】【ふたりのクオリア】【クロスクオリアセット】発売予定!
 ライターが『Infinity』シリーズのまがい物『Volume7』を作った前科あり……百合……平行世界……クオリア……あっ(察知)。この時点で紫色のアレのパチモノ臭がぷんぷんしますねぇ……。間違ったベクトルの期待値が上がってきてしまいました。
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Re: 172.245.20.109さん
なんだかよく分からないですが、がんばってください。

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