2014年07月12日

2014年後半戦の新作百合ゲー『ひとりのクオリア』『ふたりのクオリア』『夏空あすてりずむ』『アルプトラウムの黒蝶』

2014年の新作百合ゲー『ひとりのクオリア』『ふたりのクオリア』『Flowers』『その花びらにくちづけを 天使たちの約束』

 気付けば2014年も半分を過ぎていました。年を取ると時が経つのが早く感じられます。上の記事で紹介した作品のうち、私が読破したのは『FLOWERS』だけで、後は記事を書いた後に発表された『リリウム×トライアングル』もやっています。どちらも、箸にも棒にもかからない出来でした。
FLOWERS レビュー・感想 イノグレ-ダメ主-変死体=?
 こんな背徳・禁断・儚げ路線の学園恋愛話なんざ、そのへんのティーン向け漫画雑誌に掃いて捨てるほど載っているじゃあないですか。まともな恋愛描写や感動のシナリオでは一流メーカーに逆立ちしても勝てないのですから、もっとイノグレらしさを活かした、シリアスな笑いの猟奇展開やダメ主人公マンセーで勝負してほしかったですね。競うな、持ち味をイカせッ! ですよ。
リリウム×トライアングル  いいかげんなレビュー・感想 CD一枚に込められた情熱
 ピザの注文をしたら……ゲロマズのピザが届いた→『レゾナンス』、ゲロが届いた→『百合霊』、空箱が届いた→『リリウム×トライアングル』。そんな感じです。
 はてさて、2014年の後半に発売予定の百合ゲー一覧ですが、延期や開発中止(とおぼしき)でラインナップがさびしかったので、見た感じ面白そうな同人作品を織り交ぜてごまかしています。最近の同人ADVは、テキストはともかく、見た目には商業と遜色ないレベルまで水準点が上がってますね。

1.ひとりのクオリア、ふたりのクオリア(2014/7/25)
【ひとりのクオリア】【ふたりのクオリア】【クロスクオリアセット】発売予定!

不注意から車道に歩み出た真希理の危機を救ったのは、謎の少女・花梨。
真希理は、助けてくれた花梨に感謝の気持ちをこれでもかとぶつける。
が、他人との接触を控えている花梨としては、多少引き気味。
それでも真希理の純粋さに当てられ、少しずつ心を開いていく。

やがて始まる、ふたりの同棲生活。
しかし、そこで明らかになってきたのは――
学園にも行かず、家に引きこもってゲーム三昧の時間を過ごす真希理の実態だった。

「このままではいけない!」

想像を遥かに超えたダメ人間を見て、花梨はあらゆる手を使って更正させようと決意する。


ある夜、ナツメは道に倒れていたひとりの麗人――ギンザを見つける。
周囲には人もなく、困ったナツメはとりあえずギンザをアパートに連れ帰ることに。
介抱の甲斐もあり、ギンザはほどなくして元気になったが、出て行く素振りがまったくない。
どころか、「しばらくご厄介になるよ」 とか言い出す始末。

常識の通じない自由奔放な “彼女” に手を焼きながらも、ナツメは妙な充実感を覚えていた。

しかし問題がないわけではなかった。
ナツメの住むアパートは一人暮らしが前提。
もしもギンザが見付かれば、ふたりとも追い出されてしまうかもしれない。

今後、自分はどうするべきなのか?
ナツメは自身が抱える悩みと共に、ギンザとの未来を模索し始める。


独立したカップリングの物語でありながら、クロスオーバーの要素も備えた 『ひとりのクオリア』 『ふたりのクオリア』 をセットでパッケージ!

引きこもり生活を送る真希理の前に現れた謎の少女・花梨。
路地裏でギンザを助けて自室へと運び込んだ女の子・ナツメ。
ふたりはそれぞれの物語を紡ぎながら、真希理が抱える問題を解決するため “パッケージの枠” を超えて力を合わせる !?

原画・笛氏が描き上げる柔らかい絵と、シナリオ・J-MENT氏が構築する独特の世界観――
こだわりの二人が 1年半を懸けて練り上げた意欲作!


 新作という割には新鮮さが全くありません。完全に顔なじみです。あんた、2013年前半の新作百合ゲー記事から名前が載りっぱなしやないですか……。当初の発売予定って2012年じゃありませんでした? まあ延期がのべ2年ちょいならまずまずといったところでしょうか。私は『サクラノ詩』の行く末の方が遙かに気に掛かります。
 期待していたイノグレの『FLOWERS』が、変死体もダメ主人公要素もなく、『百合姫』レベルの厨房向け恋愛話に終始していたことで、私の「超展開」に対する飢えは頂点に達しつつあります。ここのライターさんにはSFにも脚本にも人間描写にも全く期待していないのですが、超展開だけは期待しています。原点に回帰して、また『Volume7』のような作品を仕上げてくれないでしょうか。あの読者置いてけぼりの超展開を! 読んでいて変な汗が出てくるほどの、頭を掻きむしりたくなるほどの超展開を! ぜひぜひお願いいたします。あらすじには一言もそんな既述がありませんが、タイムリープやエヴェレット解釈の要素が登場すると小耳に挟んでいるので、期待大ですね。私は『Infinity』や『科学アドベンチャー』と『紫色のクオリア』の劣化ちゃんぽんを想定しています。

期待値 10点(シナリオには全く期待していないので、超展開、超展開を! あと、笛の絵)


2.つい・ゆり ~おかあさんにはナイショだよ~(2013年内……?)

仲のいい双子の姉妹“佐倉一果(さくらいちか)”と“佐倉双葉(さくらふたば)”。
生真面目で少し頑固な一果と、人懐っこく子どもっぽい双葉は
家族も友人たちも、時に呆れるほど仲がいい。

幼い頃からどこに行くのも何をするのも一緒だったふたり。
成長して、お互いの性格や嗜好に個性が出てきてからもそれは変わらない。
家でも校内でも、しっかりものの一果が甘えん坊の双葉の世話を焼く光景が日常となっていた。

だがある日、あまりにもお互いにべったりの姉妹を心配した母親に
仲がいいことと依存することは違うと、
いくら仲がいい姉妹でもいつまでも一緒にいられるわけではないのだと、
諭されたことによって、ふたりの関係は変わっていく。

「双葉の喜ぶ顔を見たい」という姉としての気持ちの裏にある
自らの欲と“普通ではない”許されない気持ちに苦悩する一果。

「一果ともっとずっと一緒にいたい」という自分の気持ちとは裏腹に
すれ違っていくふたりの関係に焦りを覚える双葉。

姉妹として持つ以上の、秘めた気持ちを抱くふたりの関係は
一体どのようなカタチをとり、どのような結末を迎えるのか――?


2013.12.13
つい・ゆりに関するお知らせ

「つい・ゆり~おかあさんにはナイショだよ~」に関しまして
現在、年内発売として告知しておりますが
開発状況と発売日等に関しまして、近日改めてご案内させていただきます。

大変恐れ入りますが、ご理解とご協力を賜りますよう、平にお願い申し上げます。

以上、よろしくお願い申し上げます。


 いつの間にやらホームページが移転していましたが……。何も動きがなさそうですね。あ、インセストで百合ゲーなら、100円で有名な『カラホワ』がなかなか質が高かったですよ。

期待値というか、出たら奇跡。


3.夏空あすてりずむ(2014年予定)

青春×田舎×乙女!!
明るく元気だけが取り得で、天体観測が趣味の女の子『椿沢 科乃(つばきさわ しなの)』
今年の夏もめいっぱい楽しもう!! と、思っていたのに……。
あれれ、今年の夏は去年までの夏と違うっ!?
趣味に進路に友情に、そして――もしかしたら恋に!?

星がゆっくりと夜空を流れていくように、
ゆっくりでも、確実に変わらなきゃいけない夏。
その先にある未来へと繋がる星座を形作るために。


 サークル公称ジャンルは「爽やか青春系百合ADV(18禁)」だそうです。このサークル、実は過去作『愛しの☆マイマスター』を何となくプレイしていたのですが、特筆すべきところがなかったので何も書いていません。まあ同人作品は良きにしろ悪しきにしろよっぽどの作品でなければわざわざ語らないんですけどね。ところで、楽曲担当のYET11ってあのYET11ですよね!? 『ONE』の「雨」とか書いた人じゃないですか。未だに活動されてたんですか。


4.アルプトラウムの黒蝶(2014年秋予定)

祈ればきっと叶うよ。
あなたの願いも、わたしの願いも―

時は大正時代。
とある山中にひっそりと存在する集落「白女霧」<しらめぎり>
主人公 坂本舞子は生まれた時からこの集落で
多少の不自由はあるものの楽しい時を過ごしていた。

そんなある日、舞子は一人の少女と出会う。
神も肌もまっしろな、いわゆるアルビノ<先天性色素欠乏症>の少女イリス。

舞子は初めこそ自分と違う容姿に戸惑いを隠せずにいたが、
打ち解けていくうちに徐々に心を惹かれていく。
最初は心を閉ざしていたイリスもまた、舞子の純真な心に触れ、次第に心をひらいていく

こうして少女ふたりのちいさな物語がすこしずつ、すこしずつ紡がれていく―


 誰かに教えてもらった作品です。公称ジャンルは「ダークゴシック百合ADV」なので間違いないでしょう。ほほう、大正浪漫ですか。絵柄はADVではあまり見ないきらら系っすわなぁ(と、ここまで書いて『サナララ』を思い出した)。
 正確にアルビノと言うのか分かりませんが、『水月』しかり『神樹の館』しかり『咲-Saki-』しかり、何故人は色素薄めの少女に弱いのでしょうか? 吸血鬼に心惹かれるのに近いものがあるような気がします。


 はい、というわけでございまして、私はとりあえず今月25日発売(本当なのか?)の『クロスクオリア』をネタバレを喰らう前にさっさとやってしまいます。完全に超展開ゲーをプレイする態勢です。「笛絵は好きなんだけど『カタハネ』から後の作品が脚本しょっぱすぎて……」と、誰かが毒味してくれるのを待っている方は、期待していただいて結構です。逆にネタバレを嫌う方は、発売日から一月くらいはうちのサイトを見ない方がよいでしょう。
 2014年はそれで打ち止めの予定です。今のところ一本たりとも収穫がない年なので、『クオリア』の超展開には重すぎる期待を掛けておきます。競うな、持ち味をイカせッ! ですよ。
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tags: 百合 

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