2014年07月26日

ひとりのクオリア・ふたりのクオリア いいかげんなレビュー・感想(※続編商法です)

※詳細レビューを書きました
クロスクオリア レビュー・感想 掴みの弱い人間ドラマ、少なからず不快なSF要素

 二つのソフトがインストール済み&コンプリートデータが存在する状態で何かしらのアップデートを行うと、二作品をクロスオーバーする最終シナリオが解放される! という予想をしていたが、そんなことはなかったぜ! 続編商法だよ! 『おわりのクオリア』こうご期待! だってさ。私はパスするけどね。

『カタハネ』の奇跡をもう一度……と祈りを捧げていた方には残念なお知らせですが、『Volume7』の系譜です。超展開です。
 私は『ひとりのクオリア』から読んだのだが、こっちは導入部の説得力が皆無で全く話にのめり込めず、その後も平坦な筋運びと毒にも薬にもならない掛け合いに悩まされつづけた。私が待ち望んでいた超展開が始まるのは、なんとプレイ終了30秒前になってからだった! (ネタバレ注意)『Ever17』でいうと、主人公が鏡で自分の顔を見たシーンで次回へ続く! といった感じだね(ネタバレおわり)。一方、『ふたりのクオリア』の方は物語の初っぱなから主人公がエヴェレット解釈的能力を発現している。行動原理の説得力、能力とテキストウィンドウを絡めた演出、官能シーンの淫靡さ・ほほえましさなどから総合的に判断して、こちらの方がいくらかましな出来だったと思う。

 笛の原画も塗りも相変わらず綺麗だが、枚数が絶対に足りていない。あと、予告通りキャラの立ち絵がほとんど存在しない。エロシーンなんて全然うごかねーじゃねーか。代わりなのかよく分からないが、いにしえのビジュアルノベルの形式で、テキストが縦書きで全画面に表示される。ちなみに、私の環境ではデフォルトのフォントでは文字の左側が欠けて判読が困難だった。音楽については「クソゲーは音楽がやたらよく聞こえる法則」なのか、「九十九折りサイクリング」「おわりのクオリア」などが気に入ってしまった。

 やらなくてよいと思う。『カタハネ』を期待していた人は十中八九失望すると思う。『Volume7』のような至高の超展開ゲーを期待していた自分も、消化不良だった。どっちつかずはよくない。あんなに延期して何してたんだろ?
『FLOWERS』といいこれといい、百合ゲー業界で分割続編商法が流行ってるのかね。どっちも引き延ばしをするほどの御大層な話には思えなかったが。

ふたりが並んで歩き始めれば、それだけ道に落ちる影――問題も大きくなる。
(――新たな生を受けてから、三百余年……)
 そんなワタシでも、まだまだ未来の予測は出来ない。
(――美鷹、真希理)
 これまで付き合った中でも、一番……予測がつかない子。
 もしも彼女が“ワタシの正体”を知ったら、どんな反応をするだろうか?
(――逃げ出してしまう?)
 最初の恋人――“Christina”のように。
(――最期まで、秘密を守ってくれる?)
 二番目の恋人――“Lil”のように。
(――それとも……)
 三番目の恋人――“Mya”のように。
(――ワタシの命を欲するかしら?)
 どうなるかは、そのときが来るまで分からない。
 しかし、それでも予感めいたモノはある。
 きっと、ワタシにとって真希理は――

(『ひとりのクオリア』)


 『ひとり』の締めにおける黒髪のモノローグである。こういったテキストを読んで、続編に期待が高まるような人なら検討してみてもいいんじゃあないかな。

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コメント

Re: ntchba155162.chba.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jpさん
> 貴様ら家畜が人間に不満をこぼすことは許されない
 さようでございますか。

萌豚は萌豚らしく
百合豚は百合豚らしく
ただ与えられるエサを食べて生きろ
エサが不味い、などという不満を口に出す権利はない
お前たちは家畜なのだから
家畜は与えられる百合を受け入れればいいのだ
忘れるな
貴様ら家畜が人間に不満をこぼすことは許されない

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