2016年06月18日

合法百合夫婦本 伊藤ハチ レビュー・感想 合法もヘチマもあるか!

 いつにも増してクソリプみたいな記事だが許してください。

 おいィ!? この「合法」百合夫婦本とかいうタイトルはいったい全体何なんすか? その恐ろしくしっくり来ない形容は何の意図があるんですかっ!? じゃあ何ですか、あなたは「違法百合夫婦」や「非合法百合夫婦」や「不法百合夫婦」や「脱法百合夫婦」の存在を暗に肯定しているってことですか!?

 以下は物語の序文からの引用です。

この國の少し変わったところは…
頭に獣の耳を持つこと
そして同性同士の結婚が許されているのでした


そこはずっとずっと遠い國
その國の住人は頭に獣の耳をもち
同性同士の結婚が許されているのでした


 同性同士の結婚は……変わっている、ずっとずっと遠い國のお話だと、あなたはそう言いたいんですかっ!?(超クソリプ視点)
 う~ん、「許されている」ですか……私はこの表現にぷつぷつじんましんが出てしまいます。同性同士の結婚は、出来ないような環境がいまだに存在するのがおかしいのであり、許すも許さないもクソもありません。日本で同性同士の結婚が「許されていない」のは、単に制度的・精神的な後進国だからです。

 『チヨちゃんの嫁入り』『月が綺麗ですね』と併せて読みましたが、どれも特に語ることがない出来でした。これで本編の内容が充実していたら「こんな面白い作品の挙げ足取りをするのは忍びない」としょげていたので、逆にほっとしています。ヤマやオチに期待するのはお門違いとして、日常ものとしては生活感が、ファンタジーや時代物としては異国感がどうにも伝わってこないし、属性をもりもり盛っている割りには作品全体からリビドーやパッションやフェティが感じられなかったです。あと、おねロリのお姉さんの方の造型やバックボーンがかなり類型的だったのが気になりました。

 Pixivで見たことのある絵柄だなと思ったら、思い出しました、「※苦手な方はご注意ください!」の注意書きを載っけてた人でした。さもありなん、というつぶやきが漏れましたとも。劇中の描写では同性の関係をとても肯定的に書いているし、ホモフォビックな表現は(上掲の序文を除けば)これっぽっちも無かったので、そういったところでは大いに損していると思います。

合法百合夫婦本 (百合姫コミックス)
伊藤 ハチ
B01FLJ71CE
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