2016年08月27日

竜騎士07の文章力のひどさが海外でも話題に

 5年前、『Rewrite』の発売直後に、竜騎士07のあまりのひどさに憤慨して、あのおっさんのテキストが如何にひどいかをねちねちしたためていたのだが、その記事が今またアニメの放映を期にうちの人気記事になっている。驚いたことに、海外の掲示板でこの記事(の一部)を翻訳して、日本語が達者でない方に竜騎士テキストの稚拙さを説明してくれている人がいた。何だか嬉しくなってしまったので、Excite翻訳先生の力を借りて再引用してみたぞ。

【subarashiisekai】
 翻訳されてないよ(引用者注:おそらく『うみねこ』か『祝姫』のこと)。R07は優れた作家じゃあない。
【palcto】
 どうして彼は優れた作家ではないと?
【figureour】
 日本語は苦手だから、実際に体験したわけじゃないけど、彼の文章はとっても不格好だって聞いてるよ。
【subarashiisekai】
 うみねこ読めや。
【Denpa4u】
 具体的な批判は?
【koredozo】
 Toppoiが竜騎士の文章の問題についての、いいブログ記事を書いてるよ。
【zeltrax225】
 その記事はわからんよ、日本語ができないんだ。誰か要点と彼が言及している問題点を抜き出してくれるか、ここで議論してくれればありがたい。
【koredozo】
 竜騎士の、外国語で書かれた文章の技術的な問題点について議論するのはあまり意味がないかもね。だけど、ええっと、そのシーンの前後がよくわからないけれど、ブログで語られていることに一つ踏み込んでみたよ。まずRewriteの本文(自分なりに翻訳している)が引用されていて、Toppoiのコメントが続いている。
(引用者注:「how Ixrec handled this in his translation」の訳がわからずすっ飛ばしてます)

https://www.reddit.com/r/visualnovels/comments/4z7if8/why_the_complete_lack_of_hype_for_trianthology/


※以下、私の記事の原文

>刺突刺突刺突、弾く弾く弾く。臑蹴り、下腹掌打、手刀からナイフ、突く突く蹴る弾く、詰める打つ叩く斬る斬る突く突く。
 !?
>それが全て3秒間で行われる。
 ストップウォッチか何かで計ってるんスか?(笑)
>蹴る蹴る打つ打つ突く蹴る、弾く詰める叩く突く、逃がさない刺突刺突刺突。
 (^^;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
>もっとも攻撃力の高いナイフの攻撃だけに専念して弾くのがやっとだ
 攻撃力(笑)の高い(爆笑)。竜騎士さんは相変わらずのゲーム脳だね。殺傷力のある、とか脅威である、とかいくらでも別の表現があるだろう。
>それら全て捌くことを語るのは、傘を持たずに雨の中に飛び出し、全ての雨粒を手で払おうと言い出す無謀に等しい。
「それらを捌ききるのは、雨の中、振りかかる雨粒を全て手で払うことに等しい」と言いたいんだろうか。よくここまでゴテゴテ余計なものを付け加えて悪文を作れるね。逆に感心するわ。

Rewrite いいかげん極まりないレビュー・感想 竜騎士07シナリオのクソっぷりが想像以上だった


※以下、翻訳してくれた内容

Stabstabstab, dodgedodgedodge. Kick to the legs, punch to the abdomen, hands striking like a knife, stabby stabby kick dodge, close the distance and punch punch slice slice stab stab.


!?

That all happened in 3 seconds.


Did he time it with a stopwatch?

Kick kick punch punch stab kick, dodge close the distance hit stab, inescapable stab stab stab.


(^^;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)

Though the attack power was higher than that of a knife, I absorbed and evaded it all.


The attack power (lol) was higher (lol)? Ryukishi can't stop thinking in terms of a video game ever, can he. Why not phrase it as 'lethal blows' or 'frighteningly strong attacks' or something like that?


It could be said that to endure all those attacks was equal in recklessness to claiming that one could leap about in the rain with no umbrella and knock aside every last raindrop.


"Enduring those attacks was the equivalent of standing in the rain and pretending to knock aside every last raindrop." is how I would phrase it. There's no need for the other nonsense.

https://www.reddit.com/r/visualnovels/comments/4z7if8/why_the_complete_lack_of_hype_for_trianthology/


【koredozo】
だけどわれわれが議論しているのは竜騎士の原文であって、翻訳する人がどう引っぱってくるかじゃあないよね。
(引用者注:「If anyone can be arsed to find the scene and see how Ixrec handled it that would be interesting to see,」の訳がよくわからずすっ飛ばしてます。このシーンを見れば面白おかしく見えるかもしれないけど?)
【zeltrax225】
オーケーこいつは愉快だ。う~ん、うみねこの戦闘シーンはこんなに酷かったかなぁ。



 「Stabstabstab, dodgedodgedodge.」はもう、国の垣根を越えてひどさが伝わるわ……。
 「攻撃力の高い」は「attack power was higher」か、表現のまぬけさがよく表れてる。
 「ゲーム脳」という誤用に近い表現を「thinking in terms of a video game ever」と訳してくれているのは凄い。
 「それら全て捌くことを語るのは~」の頭を掻きむしりたくなるような冗漫さも、うまく落とし込んでくれていると思う。

 それにしても、自分の文章が引用されているのを見たときの嬉しさってのは何なんだろうね(うちでは他にも、リトルバスターズのセルフパロディ記事を翻訳してもらったことがあるでよ)。
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Re:
丁寧な翻訳と解説、ありがとうございます。

"I have no idea how Ixrec handled this in his translation nor the context of the scene,"は、「Ixrecがこのくだりをどう訳したかは知らないし、このシーンの文脈も知らないけど……」という文意ですよ。ファン翻訳の作者みたいです。
"If anyone can be arsed to find the scene and see how Ixrec handled it that would be interesting to see,"は、「誰か(暇な奴)がIxrec版でのこのシーンを見つけて、どういう風に訳されているかを確かめ(て比べてみ)たら興味深いだろうけど」ですね。ここの"be arsed"は"be bothered"の上位版のような感じです。
あと重箱っぽくなっちゃいますけど、"translated pretty literally by me"のliterallyは、若者言葉じゃなくて本来の意味のliterallyなので、「Rewriteの本文(自分なりに翻訳している)」というよりは、「(私がかなり直訳気味に訳した)Rewriteの原文」みたいな感じのほうがよろしいかと思います。

VNに限らず、オリジナルの文章の良し悪しって、海外のファンには認知されにくいんですよね。駄文や奇文でもプレーンな文章に訳されたり、冗長な部分が削られたりするのは勿論、クソさを忠実に残してある場合でも、訳者が悪いのか原文が悪いのか分からずに、「なんか文章が読みにくいけど、日本では良作扱いされてるんだし、訳者が悪いんだろう」的なコンセンサスが生まれていたりしますし。
そんな中、翻訳でなく原文が悪いんだと主張すると、日本人を盲信している(くせに日本語は読めない)weeabooがすぐ暴れ出すので、こういう話題は成立しにくいんですね。そして如何に原文がクソかを日本語が読めない人間に教えるためには、こういう風に直訳気味に訳してみせるしかないわけですが、日本語が読めないからその訳が正しいのかどうか分からないわけで、その訳文を書いたインターネット・トロールと偉大なる日本の作家先生のどちらを信じるかというと、後者になってしまうという。

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