2019年04月07日

ポケットモンスター第8世代に期待すること 対戦環境の改善要望

 初の据え置き機で稼働するポケモンナンバリングタイトル『ポケットモンスターソード・シールド』が正式に発表されて、界隈が熱気を帯びている。

 ハードの劇的な性能向上によるグラフィックの進化やイベントの強化など、本編の充実ぶりも期待されるが、対戦勢のはしくれとしては環境の変化にも気がかかる。今の対戦環境に対する改善要望をつらつらと書いていきたい。

 と、その前に。第5世代当時に対戦環境への改善要望に関する記事を書いていたのだが、これがけっこう的中していて面白かったので振り返ってみたい。○(的中)、△(かすり)、×(大はずれ)で判定。
ポケットモンスター第6世代に期待すること 対戦環境の改善要望

ポイズンヒールの回復量 最大HPの1/8から1/16に(×)
 特性自体は性能据え置きだが、この特性はまもる&みがわりとの併用や催眠技が前提のところがあったのでかなり弱体化した。すりぬけに加えて、キノガッサはスキンハイパーボイスが抜群でみがわりを貫通するようになったね。あとは脳死キノコのほうしがくさやぼうじんに防がれ、コケコのエレキフィールドで無に帰すのも相当しんどいな。ローキックも実質没収された。そういった副次的な要素でガッサの勢いは落ちている。逆にグライオンくんは、受けループ以外でもモリモリ数を増やして害をなしている……。ギロチン運ゲー勘弁な! うたかたのアリアを他のポケモンにもばらまくか、うるおいボイスに威力が上がる効果を追加してもらえると助かる。
みがわりとまもるを同属性にする、連続して使うと失敗する
あるいはまもる、みがわりのPPを5に
(△)
 上述の通りみがわりの音技貫通と、2連まもるの成功率低下、Z技がまもるで完全に防げない仕様で多少は弱体化した。だいぶ溜飲が下がったが、まだまだオニゴーリパイセンがでかい面をしているので、連続技の強化したりしてくれてもよいよ。

あめふらし、ひでり、すなおこしの天候変化を永続から5ターンに
あるいはすいすい、ようりょくそ、すなかきのすばやさ上昇を2段階から1段階に
(◎)
 ドンピシャ!
 天候特性も各種いわを持たせれば8ターンに伸び、そんだけあればシングルでも大勢は決するのだが、持ち物が固定されるデメリットは思った以上にでかくて天候パは大きく数を減らした。当時の環境について、火力自体は増強されないドリュウズはともかく、ガブリアスとキングドラはけっこう狂っていたと思う。

いたずらごころに発動率設定(50%くらい)
あるいはすばやさ2段階上昇(1段階で充分?)に変更
(△)
 要望とは全く違ったが、あくタイプに無効という思いも寄らぬ形で弱体化された。こういったタイプごとの特性はもっと増やしてよいと思う。

てんのめぐみ わざの追加効果の発動率+20%に変更
でなければエアスラッシュの命中を90%、ひるみを20%に変更
(×)
 これは大はずれ。
 てんのめぐみには調整ゼロだが、でんじは(まひ)の弱体化とトゲキッス自身のタイプ変化による汎用性低下でやつはもはや厨ポケではなくなった。貴重なフェアリー枠に、最高威力がマジカルシャインで、もう一方の一致技が補完にすらなっていなくて、こおりでんきいわが弱点ではがねもどくも素通しの奴を起用する理由がないな。たまにあくびZですばやさを上げつつわるだくみするやつを見かけるくらいだ。

からをやぶる こうげきととくこうは1段階上昇、あるいはすばやさは1段階上昇(×)
 こちらも調整なし。
 パルシェンは以前のようなヘイトは溜めていない印象だ。やっこさん自身はアクアブレイク&ミズZの習得やサイコフィールドで強化されているのだが、とにかくドラゴンが死んでいるから需要そのものが減っているし、はがねは以前一大勢力だ。あとはすばやさのインフレでいじっぱりでは心許なくなっているのも大きい。
ちょうのまい とくこうとすばやさ1段階上昇(×)
 こちらも調整なしだが同上。ウルガモスはとにかくステロがしんどくて、メガ枠のトップであるリザードンやボーマンダに巻き込まれて消耗していくのが悲しい。Zわざと相性がよいのが救いか。ビビヨンもステロについては同様で、それ以外の要素はポイズンヒール&キノガッサの項参照。
ちいさくなる 元通り回避率1段階上昇 あるいはぼうぎょととくぼう1段階ダウン(△)
 私はいまだにこの技が嫌いだが、Z技の必中効果+必中2倍威力の対象技追加でかなり弱体化されているな。過去の自分は「ハードローラーやふみつけみたいな、採用理由のない技の威力が上がることでバランス調整したつもりなの? 脳みそがクソなの?」と書いていたが、そこに環境の一線級であるテッカグヤが7割搭載しているヘビーボンバーが加わるとけっこう変わる。あとはフェアリーの耐性見直しで、ドラゴンダイブが半減でも通るようになれば言うことなし。

アンコール、ちょうはつ、トリックは回避率無視で命中100%(××)
 これら害悪対策技はまさかの弱体化を喰らってしまった……。とても悲しんでいる。Zわざはアンコちょうはつを踏み倒せる上に、こだわりトリックはZストーンとメガストーンに効かない関係上、容易に使えば起点もいいところなので、ロトムですら2割程度しか採用されていない。私は害悪ポケモンをトリックで身動きできなくさせて嬲り殺すのが大好きだったので、再三言うが、とても悲しんでいる。

まひの仕様 すばやさは1/3または1/2、しびれてうごけない確率は20%(○)
 すばやさの低下についてはドンピシャ!
 あとはでんきタイプにまひが無効になった上、でんじはの命中率までダウンしたので、とりあえずでんじはは死語になった。

どく、こおり、いわ、あくタイプの救済(○寄りの△)
 どくは一方的有利であるフェアリーの台頭、タイプ特性にどくどく必中追加、ダストシュートの実用化などで相当改善されたと思う。これはスタッフがよい仕事をした。ねんがんの準伝説どくポケモンも登場して、いろいろ追い風が吹いている。あくタイプもゴースト耐性の需要増加、いたずらこころの完全耐性で多少はマシになったかな。
 ひどいありさまなのがこおりといわで、いわは第五世代当時と変わらずバンギラスしかいない(メガバンギの種族値お化けっぷりで復権)。こおりはオーロラベールやフリーズドライの導入、ぜったいれいどの専用化と耐性で強化完了なの? そいつはひでぇや。当時はユキノオーが健闘していたが、種族値のインフレと天候パ・ドラゴンがくたばったせいで出る幕がなくなった……。代わりにのさばってきたのが史上最悪のヘイトポケモン・オニゴーリさんというね。一にも二にも遅延行為の運ゲーなので、勝っても負けても徒労感が大きい。

しんかのきせき 1進化目のポケモンには無効
あるいはぼうぎょととくぼうを1.3倍に変更
(ほぼ×)
 性能自体は調整なしだが、メガシンカとZ技の追加で相対的にぶっ壊れが解消された。あとは、第六世代ではたきおとすがとんでもなく強化されたのはこれの狙い撃ちだろう。惜しむらくは各種ストーンに効果が乗らないのとフェアリー環境だな。

ねむりの残りターンは交代してもリセットされない(○)
 ちゃんと交代後もターンがカウントされるように直って本当によかった。第五世代のキノガッサやねむりごなほえるフシギバナは、確実に狂っていたと思う。カルト宗教の役割論者ですらラティオスにS振りを許してたとか。

ステルスロックの調整(ダメージの回数制限、回収など)(×)
 これは大はずれ。今後もやりそうな気配が微塵もない。
 今のシングル環境でカバルドンがでかい面をしているのは、ほぼほぼステロの性能ゆえにだろう。あくびの通りが悪くなったとはいえふきとばしもあるし。第五世代の記事でも書いたが、いわタイプにステロのダメージ無効&回収の能力くらい付与してもバチは当たらないと思う。あと、マジックミラーの習得者に一線級が現れるのを期待している(メガの二種は、なんだあれ)。




 というわけで、第5世代時点での不満点はけっこう解消された。第6世代でももちろんクレイジーなぶっ壊れが登場したが、続く第7世代で早くも手が入れられたね。中速中耐久のポケモンを皆殺しにしたメガガルーラや、高速低耐久のポケモンの存在価値を否定したファイアローに批判が集まっていたが、あそこまで梃子入れするとは思わなかったな。英断だとは思う。
 第7世代に関する不満は、5・6世代に比べたらそこまでないのだが、この辺は改善されると嬉しい。

いわ・むし・こおりタイプの救済
 いわとこおりについては上述。
 むしタイプはこの期に及んでさらにいじめる必要があったのか真剣に問い詰めたい。きゅうけつの強化やとびかかるの追加でバランスを取ったつもりなら、浅はかとしか思えない。そもそもの通りが悪すぎて使えないんだわ。現状、むし技を一番使いこなしているのはランドロスじゃねぇか。

フェアリーのナーフ、あるいは各種フィールドの弱体化(倍率1.5→1.3など)
 フェアリーにむしは等倍、ドラゴンは半減でよい。はがねのあく・ゴースト耐性没収という前例があるので、やってやれないことはないだろう。ついでに、サイコフィールドの効果は先制技の不発ではなく優先度の上昇のみ無効でもよい。
 フェアリーの攻撃性能・耐性がそこまで狂っているとは思わないが、インチキ専用特性・専用タイプ・専用Z技・必要な技が全て完備された野郎や、準伝説の種族値にこだわり倍率のバフを上乗せした野郎がゴロゴロいる関係上、これに相性が悪いポケモンが甚大な被害を被っている。

ミミッキュ(ばけのかわ)のナーフ
 キャラクター商売としてミミッキュを推したいのは察するが、ここまで優遇が露骨だとひいきの引き倒しだ。ヘイトを溜めていることに気付いたほうがよい。
 ゴースト・フェアリーのすさまじい当倍範囲の広さ・優秀な耐性だけで十分個性になっていたのに、

・ばけのかわによる非常に確度の高い行動保障
・超火力で狂った一貫性の専用Z技
・積み技完備
・先制技習得
・ゴースト特有の妨害技フル装備
・先制技(ねこだまし)耐性
・トリックルーム

 これはいくらなんでも盛りすぎだろうが!? 個人的には、つるぎのまいだけでも没収してくれたら腹の虫が治まるかな……つめとぎかビルドアップで我慢しろ。ミミッキュさんは積み技がありとあらゆる要素とシナジーがあって歯車的小宇宙のクソポケモンになっていると個人的には思っている。

ムラッけ&かそくに上昇ターン期限を追加
でなければムラッけは能力アップ一段階に変更(ダウンはなし)、ついでに交替で出たターンは不発

 くたばれオニゴーリ!
 永続で上昇しつづける点が何かと不興を買っているので、5ターンくらいで効果が終わってくれれば許そうと思う。あるいは二段階上昇はやり過ぎなので、ダウンを無くす代わりに一段階にしてくれ。オニゴーリは確定急所・一撃技という能力ダウンを踏み倒せる技が揃っているのもあかんねんな。

メガストーンとZストーンは発動後に効果なしの道具に変化するように
 何がしたいのかというと、効果発動後はトリックやはたきおとすの対象技にしたい。発動前は現状の仕様通りねんちゃく状態で構わないので。現状はこだわりトリックの阻害要因が多すぎて、害悪野郎に対する有用な対抗手段が潰れてしまっている。

メガストーン以外の強化もちものを導入
 メガシンカについてはアッパー調整にアッパー調整をぶつけることで環境を整えようとしていた節があり(メガガルーラを上から叩ける格闘タイプの追加など)、それがメガシンカできない中堅ポケモンを対戦環境から置き去りにしていた。Z技はアタッカー偏重であり、汎用は中堅には使いづらく、一部の専用は逆にぶっ壊れていた。んなもんだから、種族に関係なく適用できる、いのちのたまやきのみより効果の高い強化アイテムが導入されれば、多少は食い込めるようになるんじゃないだろうか。そういえば、「アーマード」なる新要素が登場するというまことしやかな噂を聞いたが、特定種族に限定した要素なのかな?


 本編の充実、対戦環境の改善ともに期待しつつ冬を待つ。
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tags: ポケモン 

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